Namuraya Thinking Space

― 日々、考え続ける ― シンプルで、しなやかに ― 

残念ながら、開始直後の勢いが最後まで持続せず、尻すぼみのように感じてしまった。

願い事を叶えてくれるアプリという設定が面白そうで、視聴したもの。願い事を願う人と叶える人をマッチングするアプリが物語を牽引していく。

願い事はイコール欲望とも言え、現代人が抱えている欲望や人間としてのエゴが剥き出しになっていく描写に怖さを覚えた。

世の中、いろんなマッチングアプリが蔓延っているが、こういったお願い事アプリというのも、非現実的ではないかもしれない。ネット上で叶えられるお願いもたくさんあるだろうし、在宅でできる仕事のマッチングアプリなども、広義の意味ではニーズを満たすためのマッチングアプリだともいえよう。

前半はなぜこのようなアプリが生まれたのか、ミステリー仕立てで面白かったのだが、後半に進むにつれ、勢いを失ってしまったのは残念。

最後は、AIと人間の欲望が諸悪の根源だという、ありきたりのパターン。ラストで主人公が再度トラブルに見舞われるのは、何とかどんでん返しを入れようという悪あがきのようにも感じてしまった。

結構楽しみにしていたドラマだったので、ちょっと残念である。

パソコンが壊れてしまった。と言っても、ハードディスクやソフトウェアが動かなくなったのではなく、ノートパソコンの上蓋の部分が物理的に壊れてしまったのだ。

ブログの記録を辿ってみると、このノートPCを買ったのは茨城に赴任した直後で、買ってから7年が経つ。少し動きが遅くなってはいたものの、PCを使う機会が減っていたので、さほど不便さは感じていなかった。

PCを使うのは主にブログの執筆。PCをやめてiPadに切り替えることも考えたのだが、やはりきちんとしたキーボードとマウスがあったほうが作業効率が高い。

使い慣れたウィンドウズのPCを買おうかとも考えたのだが(日本に帰った後であればそうしていただろう)、アメリカでウィンドウズのPCを購入した場合、日本に帰った後の使い勝手が心配だったので,今回は思い切ってMACを購入することにした。

ブログも最近はEvernoteをやめて、アップルのテキストで書いているので、MACとの親和性が高いと考えたのだ。

ちょうどアップル・カードを申し込んだばかりだったので、そちらで購入。3%のキャッシュバックが期待できる。それなりに高額製品なので3%値引きは魅力的。

ネットでスペックを確定し注文する。今回も少なくとも5年以上は使いたいと思ったので、メモリやハードディスクは最高スペックのものにしておいた。

注文を確定すると、約10日で発送するとのこと。どうやら受注してからスペックに合わせて中国で組み立てるようだ。

その途中で、すでに別の記事で書いた通り、アップル・カードがなかなか承認されず、このPCの決済が滞ってしまっていた。そのため、注文のステータスが前に進まずやきもき。

ようやくカードが承認され、PC代金を決済することができた。カード承認が遅れたせいで、5日ほど余計にかかってしまったのだが、FEDEXがこまめに輸送状況を知らせてくれる。

いよいよ自宅に荷物が到着という段になって、配送不可という連絡が。内容を確認してみると、貨物の送付先は引越し後の新住所に指定したのだが、インボイスの送付先がカードの住所、つまり引越し前の旧住所になっており、なぜか貨物の輸送先も旧住所になってしまっていたのだ。

FEDEXに電話をかけて、住所訂正を依頼。先に届いていたMAC用のマウスも同じような状態で住所変更したので、問題ないと思っていたのだが、PC本体は高額のためだろうか、住所変更が受け付けられないとのこと。

再度アップルに電話をかけて確認したところ、どうしようもなくて一旦キャンセル扱いになるとのこと。

その後、改めてカードを新住所に登録変更し(運転免許証などの公式エビデンスを求められるだろうと思い、更新していなかったのだが、証明書不要で住所変更できてしまった。これでいいのかと逆に不安だが。。。)、改めて同じスペックのPCを注文。

さらに待つこと10日間。ようやく手元に到着した。なんだかんだで、購入を決めてから1ヶ月程度かかってしまっただろうか。こういったトラブルに対して、英語で交渉することにも随分慣れてきたものだ。

古いPCから必要なデータをMACへ移し、使い始めてみる。マウスの操作感、画面のレイアウト、キーボードのレイアウト、などなど、ウィンドウズとは随分と使い勝手が異なる。

最近、新しいことに挑戦しておらず、脳が劣化しているように感じていたので、あえてMACを購入したのだ。よって、使い慣れなくて勝手が悪いのは承知の上。少しずつ慣れていこう。

そもそもアップル・カードを作ったのは、高金利の預金口座を開設したかったから。

ウェブサイトを検索したり、アップル・カードに再度電話したりして、Saving Accountを開設しようとするのだが、私のスマホのアプリ上にマニュアルに提示されている画面が現れない。古いiPhoneがiPhone6で、新しいiOSがインストールできず、アプリがうまく作動しないのが原因のようだ。

そこで日本に帰ってからSIMフリーのスマホに切り替えることを想定して、新しくiPhoneを新調することにした。近隣のアップル・ショップに行ってスマホを購入。iPhoen14のスペックは不要なので、手頃な価格の13を購入した。

こちらでアップル・ウォレットを開くと、Saving Accountに関するメニューが現れ、無事に口座を開設することができた。

入金メニューを選んでUSバンクからアップル口座へ預金を振替。手数料が発生するかなと思い、最初は100ドルで試してみたが、どうやら資金移動に手数料はかからないらしい。

普段の生活に必要な資金を残して、残りをアップル口座に移動。これで年4%超の金利を得ることができる。日本の低金利と比べると雲泥の差である。

ちなみにアップル・カードを使ってアップル製品を購入すると3%のキャッシュバックがある。このキャッシュバックもSaving Accountに蓄積されるという仕組み。

これにてアップル・カードと預金口座に関する記事は一旦終了。心配なのは日本に帰国後も口座が維持できるかどうかだが、まぁそれは後から考えよう。

カードは入手できたものの、この段階でトラブルが発生。自宅のPCの調子が悪くなったので、アップルのMACに買い換えることにしたのだ(PC買い換えの詳細は別ブログにて記載予定)。

PCが高額だったためだろうか、PC代金が決済できないという連絡が入る。アップル・カードに電話をすると、初期段階のトラブルなので、すぐに解消する、少し待って再確認してほしいとのこと。

アドバイス通り、時間をおいて再確認すると、無事に決済が完了している。これで一安心と思っていると、翌日、またアップル・カードのステータスが変わっているではないか。

今回はカードが凍結されました、というメッセージ。再度、アップル・カードに電話して、状況を確認すると、再度与信審査中とのことで、しばらく待つようにと言われてしまった。

与信審査で引っかかるというのは気持ちが悪いし,アップル・カード以外にも影響が出ると嫌だなと思いながら、数日待機。

一向に連絡が無いので再度電話すると、現在使用しているカードの状況を聞かれた。アメリカではANAのVISAカードを使用しているのでその旨を伝えると、どうも満足いく回答でなかったようだ。

要領を得ないままだったが、カード会社のサイトで自分の与信ステータスに何か特記事項が書かれていないかを確認するよう指示される。

確認をするも、過去に不正使用されてカードを再発行した履歴があるだけ。何が起こっているのか分からない。。。

もう諦めようかと思って改めてカード会社のサイトを見ると、運営会社がANAではない別会社であることに気づいた。再度アップル・カードに電話をして、カード運営会社の名前を伝えると、ドンピシャ。彼らが知りたかったのは、カード運営会社の名前だったようだ。

このカードの限度額が知りたいとのことで、そちらの金額を伝えると、翌日には凍結されていたカードが解除(アンロック)された。恐らく、既存のカードの与信限度額を見ることで、私の限度額を決めたのであろう。

日本の新聞でもニュースになっていたのだが、アップルがゴールドマンサックスと提携して、高金利の預金口座の運用を始めた(本日現在で年利4.15%)。

日本には展開されておらず、米国在住が条件。一応、開設する資格はあるので、物は試しと開設してみることにした。

必要なのはアップル・ウォレットが使えるスマホ、米国の運転免許証(ドライバーズ・ライセンス)、米国のSSN(ソーシャル・セキュリティ・ナンバー)の3点。

まず手始めにアップルカードを登録する必要がある。そのためには米国として登録しているアップルIDが必要。普段使っている携帯電話は日本のアップルIDであり、こちらを米国に変更すると何かと不便。

そこで日本から持ってきていた解約済みの古いiPhoneを持ち出してきて、米国アカウントのアップルIDを新規登録し、アップルカードの申請をしてみた。

スマホアプリのアップル・ウォレットから申請するのだが、身分証明として米国の運転免許証を写真にとって提出する必要がある。

実は古いスマホは落下させてしまってカメラのレンズにヒビが入っていて画像がぼやけてしまう。クリアな画像でなかったので不安だったが、一応受け付けてくれそうだったので、これにて登録。

数日、審査を待っていたのだが、何と「認可できない」との連絡がきた。恐らく運転免許証の画像が不鮮明だったせいだろう。

これは無理かなと諦めかけたのだが、パソコンから登録できないかと試してみたところ、登録可能なサイトがあるではないか。

こちらから、再度申請。今回は新しいスマホで撮影した鮮明な運転免許証の写真を添付。そこでハタと思い当たったのだが、申請している現住所と運転免許証に記載されている住所が異なることに気づいた。引越しをして住所変更はしたものの、免許証に記載されている住所は古いままなのだ。

住所の相違も認可されなかった一因かもしれないと考え、一旦古い住所にて登録することにした。もし書類が郵送されることがあっても、UPSに住所変更届を提出ずみなので大丈夫だろうと判断したのだ(現に、USバンクの新しいキャッシュカードが、旧住所から新住所へ無事に転送されてきていた)。

今回も待つこと数日。無事認可されたとのメッセージが届いた。早速iPhoneを確認してみると、アップル・ウォレットにアップル・カードが新たに登録されている。

さらに数日経過した後、携帯にカードの現物が届いたとのメッセージを受信。アパートの荷物置き場に行ってみるが見当たらない。何だかおかしいなと思い、よく見てみると転送がうまくいかず、前のアパートに到着しているとのこと。

前のアパートに電話をして事情を話し、カードを受け取りに行く。無事に受領し、チタン製の格好良いアップル・カードの現物を入手することができた。

重厚でキャストの演技も上手く、なかなか見応えのあるドラマだった。

サウスダコタへの旅行中、ホテルでゆっくりする機会があったので見てみた。宮部みゆきさん原作の名著を、台湾でドラマ化したもの。

久しぶりに中国語のドラマを見たが、流石に複雑なストーリーなので、日本語字幕で視聴。原作の方も、ラストシーンは鮮烈だったので、覚えているが途中の経過は記憶が曖昧。その分、新たな気持ちで楽しむことができた。

猟奇殺人、快楽殺人の犯人とそれを追う刑事の物語。当然ながらミステリーなので、誰が犯人かは分からない。しかも、実行犯と黒幕が別人物であるため、ストーリーはより複雑になっていく。

何の罪もない女性が惨殺されていくので、ちょっと気分が滅入る内容だったが、それでもラストは圧巻。原作の雰囲気を損なわず(というほど原作のことを鮮明に覚えている訳ではないが)、うまく作られていると感じた。

未視聴だが、日本で映画化された『模倣犯』は散々だったらしい。こんなところでも、日本と海外のエンターテインメントに関する実力の差が如実に現れているように感じて、残念な気持ちになってしまった。

通常、12時までのところを、14時までチェックアウトを延長し、ミネアポリス美術館を訪問することにした。愛犬には申し訳ないが、美術館には入れないので、ホテルでお留守番。このためにクレートを持参していた。

ホテルから歩いて20分ほどだったので、街中を運転して駐車場を探す苦労を厭い、歩くことにした。美術館は10時オープンなので9時半にホテル出発。

この辺りでは有名な美術館だそうで、日本や中国の展示物も多い。西洋美術、特に宗教画は少し勉強しないと意味が分からないが、日本や中国のものは、少し歴史的背景を知っているため、楽しむことができる。

それにしても、こんなアメリカの地で日本の美術品が見られるとは感激。茶室まで展示してあり、とっても懐かしい気持ちに。自分はつくづく日本人なのだと感じさせられた。

事前にネットで調べておいたのだが、伊藤若冲の作品が貯蔵されているとのこと。これまで写真でしか見たことがなく、是非とも本物を見たかったのだが、残念ながら予約をしないと見られないらしい。本当に残念。

美術館自体の造りも荘厳で美しい。見応えのある展示物を堪能。印象的だったのは女性が男性の首を切ろうとしている宗教画。後から調べたところ非常に有名な作品だったようだ。

約2時間半美術品を堪能し、ホテルに戻る。チェックアウトまでまだ1時間ほど余裕はあったが、せっかく延長したので、少し部屋でリラックス。

14時にチェックアウトし、いよいよ本当の帰路。ここからは自宅まで走り抜けなければならないのだが、帰りは夜になってしまう。

途中休憩を挟みながら、たどり着いたのは夜の22時。今回の旅は日が長いこともあり、夜の道を走ることはなかったのだが、流石に疲れがピークの最終日に夜の高速道路を走るのは緊張した。制限速度よりも5マイルほどスピードを落とし、安全運転で走り切った。

家に帰ったら安心感のせいか疲れがどっと押し寄せてきた感じ。

今回の走行距離を改めて確認してみたところ、なんと2500マイル、キロメートルに換算すると4000キロ。北海道から九州までが約2000キロなので、日本列島を往復したことになる。そりゃ疲れるわ。

途中、とにかく変わり映えのしない高速道路や一本道を直走ったのだが、今回救われたのが、Netflixなどでテレビドラマをダウンロードしておいたこと。

過去に見て面白かったドラマを再生しながらドライブしたのだ。もちろん危ないので画面は一切見なかったのだが、一度見たドラマなので音声を聞いているだけで、ストーリーを追うことができる。

今回視聴したのは『アンナチュラル』『石子と羽男』『最愛』の3つ。それぞれ10話ずつあるので、合計30時間くらいはドラマのおかげで退屈せずに済んだということ。。。

もともとは疲れが出るだろうからと、翌日の月曜日の休みを取っていたのだが、急ぎの案件が3つも入ってしまったので、朝少しゆっくり起きただけで、通常モードに復帰。

休み中は、ほとんどメールもチェックしなかったので、仕事面の気持ちはスッキリ切り替えることができた。仕事は嫌いではないが、やはりキチンと休むことも大切だと思い知った気分である。

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さて旅行も大詰め。この日はホテルから経由地のミネアポリスまで移動するだけ。往路は2日だったが、復路は少し北上して遠回りすることと、体力面を考慮して3日確保しておいた。

最終日は体力次第でどこまで走れるか自信がなかったため、ホテルはあえて予約していなかった。距離的にちょうどミネアポリスが中間地点だったので、そちらを前日にネットで予約。いつもならペットが心配なので電話予約するのだが、今回はネットの画面にペットOKの表示があったので、スマホで予約ができてしまった。

チェックアウト時間ギリギリの11時に出発。単調な道を直走って、18時ごろにホテルに無事到着。

ミネアポリスはちょっとした都会で、宿泊先もダウンタウン。ホテルに到着したが駐車場がなく、市営の駐車場に停めることに。地下の薄暗い駐車場でちょっと怖かった。

翌日は犬を部屋に置いて近くの美術館に行きたいと考えており、レイトチェックアウトをお願いした。事前にホテルの方にチャットしてOKをもらっていたにも関わらず、実際にチェックインしてみると明日の朝にならないと分からないとのこと。係員によって対応が異なるのはアメリカあるあるだが、困るなぁ。

係員は一人しかおらず、他の人にネゴる訳にもいかず、諦めて夕食へ。さすがにホットドッグとハンバーガーに飽き飽きしていたので、アメリカン以外の食事を探すことに。日本料理やも数軒見つけることができたが、なんちゃっての日式だとテンションが下がると思い、無難な中華料理を選択。

ホテルから10分ほどの距離だが、これまで人がほとんどいないところを運転してきたので、都会の運転は緊張する。駐車場を探すのも一苦労して、何とかたどり着いた。

中華料理は一応四川風だが、厨房にもフロアにも中国人らしき人は見当たらない。これはハズレだったかを少し心配だったが、味はまずまず。いや美味しいと言ってよいレベルだった。

食事中に、先ほどテキストでやりとりしていたホテルの担当者がレイトチェックアウトはうまく手続きできたかと、フォローアップのメールをくれた。こんな行き届いたサービスがアメリカで受け取れるとは。ちょっと感動した。数回テキストでやり取りすると、レイトチェックアウトの手続きは完了したとのこと。メールに延長料金の領収書が届いたから間違い無いだろう。

車での移動だったので店では酒は飲まず、ホテルでビールを頂いて就寝。

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サウスダコタでの3日間の観光を終え、この日から帰路につく。とはいえ、長い道のりを同じルートで戻るのは芸がなく、旅行業者さんに別ルートを考えていただいた。

少し遠回りになるが、北上してセオドア・ルーズベルト国立公園を抜けて帰るというルート。

昨日は早めに休んだので、この日は早起きして出発。国立公園までのルートが二手に分かれていたので、どちらにしようかと迷う。

帰路はシカゴへと東へを向かうのだが、高速道路を使うと公園の東端に到着してしまう。時間はこちらの方が早いが、観光のためには公園の西側まで行って折り返すことになってしまう。

結論として、下道で少し時間はかかるが、公園の西端に到着するルートを選択。ところが、左側へ折れるべき道を見落としてしまった。ナビの表示がおかしくなったので、慌ててUターンして道を戻ると、随分と小さな未舗装の道に入っていかなければならないようだ。

何だかおかしいなと思いつつも、ナビ通りに進んでいく。未舗装の赤土の道は乾燥していて、バックミラーにはもうもうと赤茶けた煙が。道が狭く、前方から来る車に注意しながら、スピードを上げると砂利が跳ねて車を傷つけそうなので、時速30マイル程度でゆるゆると進む。

想定していたよりも随分と時間がかかってしまったのだが、緑の草原と白い岩が並ぶ荘厳な景色を見ながらのドライブは、なかなか面白かった。

ただし、赤土の砂埃で車がドロドロになってしまった。細かな砂埃が車内にも入り込み、掃除が大変そう。

さて、ようやく目的地のセオドア・ルーズベルト公園に到着。ちょっとした観光地で土産物屋などを見て回る。その後ハンバーガーで昼夜兼用の食事。

少し休憩して、公園内に入場。こちらも綺麗な緑と白い岩のコントラスト。個人的にはバッドランズの方が壮観で好みだろうか。とはいえ、日本では見ることのできない風景を堪能。

公園内を西から東へと横切って、ホテルまで辿り着く予定だったのだが、途中で「この先工事中、大型車は行き止まり」という看板が出ているのに気がついた。

私が乗っているのは中型車だが、同じくらいのサイズの車が気にせずに走っていくのでそれに追随。途中で一度嫌な予感がして引き返そうかと思ったのだが、その後ろから先ほど追い越した車が走ってきたので、大丈夫かなと思い、Uターンせずに走り続けてしまった。

こういう時の嫌な予感というのは的中するもので、走りついた先は道全体がCLOSEDになっているというもの。ただでさえ、ホテルに着くのが少し遅めになると思っていたのに、これでは予定よりも1時間以上遅くなりそうである。

結局、元来た道を折り返し、スタート地点にまで戻ってからホテルへ向かう。帰りの道は一度来た道だということと、少しスピードを上げて走ってしまったので、まったく景色を見る余裕なし。少々うんざりしながらも、日がすっかり落ちてしまう頃にはホテルにたどり着いた。

ホテルはビスマークという街。旅行業者の方が予約してくださったのだが、特段観光する余力もなく、ホテルの部屋でカップ麺とビールという夕食で就寝。未舗装の道やカーブ、坂道を運転したのでいつもより疲れた。

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滞在3日目はデビルズ・タワーへ。ホテルから片道2時間程度だが、この日は1箇所だけにして、少し旅の疲れを癒すつもりだった。

朝は少し遅めに起きて、11時ごろホテルを出発。途中、昼食をどうするか迷う。観光地によっては、食べるところがまったくないこともあるのだ。

途中、ガソリンスタンドを兼ねた大きめのドライブインで、ホットドッグなどが売られているのを見つけた。店内を探すとマルちゃんのカップ麺などもある。ホットドッグにも飽きていたので、寂しいながらもカップ麺の昼食。

そこから更に30分ほど運転して目的地に到着したのだが、この地はデビルズ・タワー以外には、これといった特色がなさそうな場所。逆にデビルズ・タワーにかなり依存しており、大きな土産物やが何軒か。こちらで食事をしてもよかったかもしれないが、まぁ仕方ない。

それにしても車を運転しながら、前方に奇妙な台形の山が見えてきた時はちょっと感動した。映画『未知との遭遇』のロケに使われたのは有名な話だが、このような創造物が平野の中にポツンと存在していることに、自然の不可思議さを感じてしまう。

昔なら欲張ってもう1箇所くらい、どこかへ観光をと考えていただろうが、翌日から帰路につくことも考えて体力温存。この日はデビルズタワーの観光のみに留めて、早々ににホテルに戻った。

今回、ロードトリップをしていて不思議に感じたのが、大きなキャンピングカーが小さな車を牽引していること。小型車が後ろにキャンピングカーを引き連れているなら理解できるのだが、なぜわざわざ小型車を牽引するのだろう。目的地についてから、小回りのきく移動手段が必要なのだろうか。同じような小型車の牽引を10件以上見かけたので、不思議に感じた次第。

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観光2日目は今回の目的地であるマウントラッシュモアへ。リンカーンなど、大統領の顔が彫られた誰もが一度は写真を見たことがあるであろう名所。

ホテルからは30分ほどなのだが、この日は他にも行きたいところがあったので、少し早めにホテルを出発。ちなみに、午後になると逆光になって綺麗な写真が撮れないこともあり、早めに出発したのだ。

入場料などは必要なく、駐車料金を取られるだけ。整備された駐車場に車を停めると、すぐ目の前に大統領の顔が。

ここ来るまではワシントンとリンカーンしか認識しておらず、後の2人は当日確認するという、相変わらず行き当たりばったりの旅。

その2人とはトーマス・ジェファーソンとセオドア・ルーズベルトである。リンカーンの印象がとても強かったので、リンカーン当時の歴史的な作品かと勘違いしていたのだが、当然ながらルーズベルト以降のものであり、パンフレットによると1929年に着工し、1943年に完成したものだとのこと。

ちなみにワシントンはアメリカの初代大統領、ジェファーソン(第3代)は独立宣言の主要な執筆者、リンカーン(第16代)は奴隷解放宣言,ルーズベルト(第26代)はニューディール政策で有名である。

次に向かったのがクレイジー・ホース・メモリアルという観光地。クレイジー・ホースというのは、ネイティブアメリカンの一部族の名前らしい。

馬に乗った英雄をマウントラッシュモアの大統領像と同じように山肌に掘り出す作業をしているのだが、館内の展示を見る限り1982年ごろに計画が立てられ、少しずつ掘り進めて、現在ようやく顔が完成したという状況。これから人物の体や馬の部分を掘り進めるのだが、果たして何年かかることやら。私が生きているうちには完成しないのではなかろうか??

館内の展示場やネイティブアメリカンが手作業で作ったと思われる土産物など、なかなか見応えのある場所だった。

その後、もう少しだけ足を伸ばしてウインド・ケイブ国立公園へ。洞窟があったり、バッファローが見られたりするとのことで期待していたのだが、洞窟の方は残念ながらペット禁止。バッファローも暑さのせいか、ほとんど見ることができず、車窓から3頭(それも群れではなく別々に)を見ることができただけだった。

ちょっと残念だったが、まぁこういったことも旅の醍醐味。今回は行き当たりばったりの割には、きちんと観光地を回れている方であろう。

帰りに湖の辺りで休憩。犬を散歩させて、早めの夕食。少し飽きてきつつはあるが、定番のハンバーガー。それ以外を頼むと当たり外れが大きいので。

それにしてもこの辺りは虫が多い。外で食事をしていると(室内で食事をしていても)、たくさんのハエがよってくる。ちょっと辟易するようなハエの多さ。逆にシカゴでハエに煩わされることがあまりないので、果たして自然界としてはどちらが良いのだろうなどとも考えてしまう。

虫といえばミツバチも多い。高速道路を走っているとフロントガラスに何かが付着する。最初は鳥の糞だと思っていたのだが、それにしては色が透明。

車を停めた時にワイパーの隙間にミツバチが挟まっているのを発見。どうやら透明の付着物はミツバチの蜜らしい。ワイパーで取ろうとすると蜜が広がって視界が余計に悪くなるので、ガッソリンを入れるたびにフロントガラスを水洗い。こういった経験もシカゴではなかなかできない。

その後、山道を2時間弱走って無事ホテルに到着。翌日はデビルスタワーという名称のみの軽めの旅程なので、昨日の『模倣犯』の続きをビールを飲みながら楽しんで就寝。

【マウントラッシュモア】
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【クレイジーホースメモリアル】
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【ウインドケイブ】
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観光初日はバッドランズ国立公園を訪問。ホテルから1時間ほど、昨日来た道を戻ることになるのだが、近くによいホテルがなかったのだ。

高速道路を降りて少し走ると大草原が現れる。そこから少し走ると、いきなり目の前に絶景が。

草原をしばらく走るものだと思っていたので、ふいに現れた岩壁に圧倒されてしまった。グランドキャニオンを見た時もその壮観さに魅了されたが、この風景もそちらに匹敵する。

そもそも名前がバッドランズと悪いイメージがあるのだが、確かに不毛の土地という感じはあるかもしれない。しかしながら、岩壁の向こうには緑の草原が広がっており、そのコントラストがとても美しいと感じた。

公園の中に入ってしまうと、その後は一本道。ところどころに駐車場があり、絶景スポットを見ることができる。

前日に調べておいたウェブの情報では、同じような風景なので全てのスポットで停まる必要はないとのことだったのだが、私の好みにあう風景だったので、八割方車を停めて絶景を楽しんだ。

途中でトレイルができるスポットもあったのだが、陽射しがキツく気温も高かったので、こちらはパス。入り口付近だけ散策して雰囲気を楽しんだ。

確かに似たような風景が続くのだが、目の前に広がる大きな自然を眺めていると、日頃の悩みが消えていくような気がして、飽きることがなかった。

公園出口まで行き着いてしまったので、折り返して同じ道を走って車窓を楽しみながら帰ろうと思っていたのだが、ナビの設定が違ったのか、他の道に入り込んでしまった。

緑の草原の中をひたすら直線で走る一本道。恐らく崖の上から眺めていた草原ではなかろうか。

こちらはこちらで走っていて楽しかった。日本にいるときは車の運転は得意ではなく、ドライブは好きではなかったのだが、アメリカにきてこういった大自然の中を疾走するのは楽しいと感じるようになった。

帰路は約1時間半。疲れが出ないよう、無理のない旅程にしていたので、この日はバッドランズだけ。10時にホテルを出て、15時過ぎには帰ってくることができた。この程度なら体も疲れない。

少し余裕があったので、仕事のメールを1時間ほど確認。その後は、Netflixで宮部みゆきさん原作の『模倣犯』の台湾版ドラマを楽しんだ。

ホテルでごろごろするのも、旅の楽しみのひとつである。

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今回の旅は直前まで出張続きでバタバタしていたため、細かな旅程を決めず、前日にどうするかを考えるという、とっても行き当たりばったりの旅であった。

サーフォールのホテルで、翌日の行路を確認するという状況。翌日も長距離運転は大変だなぁと思っていたのだが、ナビで確認すると5時間でよい。5時間を短いと感じること自体、感覚がおかしくなっているのだが。。。

2日目はサウスダコタのホテルに辿り着けばよいだけなので、チェックアウトの11時ギリギリまでゆっくしして出発。せっかくなので、近隣のサーフォールという公園を散策。公園の中を滝が流れているという珍しい風景が面白かったが、さほど広い公園でもなく、小一時間で見学し終えてしまった。

そのまま公園で昼食をとって、出発。途中で休憩を挟みながらも19時前にはホテルに到着。

ホテルの近くのレストランを検索すると、ステーキハウスがある。それ以外はファストフード系が多かったので、ステーキハウスに行ってみることにした。予約もせずに行ったのだが、たまたま席が空いていてすぐに案内していただけた。ただ、人気店のようで我々が入店した後からたくさんの人がやってきて、入り口近くが混雑していた。

アメリカのステーキには、最初にスープかサラダがついていることが多く、またサイドという副菜もついてくる。これだけで十分なことが多いのだが、欲張ってオニオンリングを頼んだら、特大のが出てきてしまった。衣が大きいので、そちらを半分ほど剥がしながら、何とか完食。肉の方は少し小さめのものを頼んでおいたので、こちらも完食できた。

ホテルからすぐ近くだったので、本当は歩いて行ってビールを飲みたかったのだが、大きな道を横断しなければならず、ちょっと危なそうだったので諦めて車での移動。ビールはホテルに帰ってから、買っておいた瓶ビールで我慢することにした。

今回はこのホテルで4泊の予定。毎日同じホテルというのは、荷物のパッキングをする必要がなく楽である。

自宅では布団で生活しているので、ベッドには不慣れな愛犬。アメリカのベッドは結構高さがあるので、ソファをすぐ近くに置いて階段を作ってあげた。最初は戸惑っていたが、上り下りの仕方を教えると、自由に行き来できるようになった。こういうところは、とてもかしこい。

翌日に備えて早々に就寝。

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日本のお盆休みに合わせて1週間の夏休みを取得。このところ忙しかったので気分転換をしたいと考え、旅行を企画。しかしながら、犬がいるため飛行機には乗れず、自動車での旅を計画した。ちょっとバタバタしており、約1ヶ月後のアップになってしまった。

後輩が行って良かったと言っていたマウントラッシュモアが目的地の一つ。普段ならホテルの予約などは自分で行うのだが、旅程が長いこともあり、旅行会社にアドバイスしてもらうことにした。

大まかな経路を提案してもらい、訪れるべきスポットを推薦してもらう。その上で、ペット可のホテルの予約を行ってもらった。料金は少し交渉して90ドル。自分で全て行う手間を考えると、時間を買ったと言えるだろう。

サウスダコタまでは休憩なしで運転して13時間の距離。さすがに1日で走破するのは無理なので、往路は2日(まだ体力があるので)、復路は無理せず3日かけることにした。現地滞在は3日、合計7泊8日の旅である。

最初の2日はひたすら運転のみ。初日に距離を稼ごうと、8時間運転してサーフォールという街へ。こまめにトイレ休憩や給油を繰り返し、昼食や昼寝といった長めの休憩も取り入れて、朝9時出発、ホテルには夜8時に到着という長丁場。

ただし、飛行機と違って、好きな時間に休憩できるし、荷物の量をあまり気にしないでよいのは大きなメリット。犬関係の荷物を含めると、それなりの量になるのだが、車だとドサッとトランクに詰め込むことができる。

アメリカの高速道路の休憩場(Rest Area)は、日本のドライブインとは異なり、基本的にトイレと自動販売機がある程度。しかしながら、ペットフレンドリーなお国柄を反映してか、ほとんどのレストエリアにペットを散歩させられるエリアが設けられている。こちらで愛犬にもトイレをさせて、自分も少し散歩をして強張った体をほぐすことができる。

ちなみに、ガソリンスタンドも軽食を取ることができる施設も併設はされていないので、そのような用向きの際には、一旦高速を降りて一般道に入る必要がある。

最初は面倒に感じていたが、慣れてしまえば何ということもない。ただし、通常は高速の出口近くに設置されているガソリンスタンドが、高速出口から10分以上走らないと見つからないことがあるので、こちらは運任せといえようか。

【初日はひたすらドライブ、途中で立ち寄ったデリ】
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【レストエリア、緑も多くてリラックスできる】
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このところ、少し忙しかったのだが、忙中閑ありで、あえて時間を作ってドッグランに行ってきた。

とはいえ、遠方に行くほどの時間は取れず、まだ行ったこのとない家から車で20分弱の比較的近場のドッグランを訪問。

ゴルフの打ちっ放しやアイススケートのリンクに隣接する運動公園のような場所の一角。

ドッグランには先客の大型犬が2頭。残念ながら小型犬エリアはないため、トラブルを避けるために入場を遠慮して、隣の芝生の敷地をリードを付けて散歩していた。

その内、大型犬が帰っていったので、改めてドッグランに入場。しかしながら、残念なことに地面が芝生ではなく土や木屑、雑草などで、あまり綺麗な感じではなかった。

敷地もさほど広くはなく、愛犬が木屑を食べようとしたりするので、早々に退散。

場所も近くて悪くないかなと思ったのだが、リピートすることはなさそうだと判断した。

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このところ、物欲が低減してきていると書きつつ、PC、スマホ、ファイヤー・スティックなどを購入してしまっている。

アメリカにいると飲み会も少ないし、旅行やたまの外食以外にお金を使うシーンも少なく、自分へのご褒美と言い訳しつつ、欲しいものはあまり我慢せずに買うことができている。ありがたいな。

さて、今回買ってしまったのは、ソニー製のノイキャン・イヤホン。最近のiPhoneは従来タイプのイヤホンジャックが取り去られ、ブルートゥースでの接続が前提となっており、ワイヤレスイヤホンが必須になっている。

これまでも安い30ドル程度のものを持っていたのだが、どうにも使い勝手がよくない。飛行機での出張も多いので、ノイズキャンセリングタイプのものを買うことにしたのだ。

過去にもマイレージで購入したイヤホンジャックタイプのノイキャンイヤホンを持ってはいたのだが、充電も面倒でいつしか使わなくなってしまっていた。

早速、出張時のフライトで使ってみたのだが、きちんとノイズを消してくれるし、電池も長持ちするし、大満足。これで150ドルは高いのかもしれないが、機内で快適に過ごせることを考えると費用対効果も高いように感じた。

アメリカには、日本から持ってきたテレビ(過去にHDDに撮り溜めた録画を視聴するためのもの)と、前任者から譲っていただいたアメリカ仕様のテレビを所有していた。

アメリカ仕様のテレビの方は、Netflixなどをアメリカリージョンとしてしか視聴することができず(VPNを使って日本のドラマを見ることができず)、結局引越しを機に、後輩に譲ってしまった。

たまたま同僚と話をしていて、彼のテレビが壊れたのでアマゾンのファイヤー・テレビに買い換えたところ、テレビ型のタブレットのようなもので、アプリをインストールすることができる、つまりVPNが使えるようになるとの情報を得た。

とはいうものの、わざわざ手放したばかりのところに2台目のテレビを買うのも何だかなぁと思っていたところ、ファイヤー・スティックでも同じことができるということに気づいた。

Amazonで調べてみると、高スペックの最新のものでも40ドル程度。テレビを買うよりも格安である。早速取り寄せてみると、やはりAmazonお膝元の製品だけあって、翌日には配送されてきた。こちらを日本から持ってきたテレビのHDMIに挿入してスイッチオン。

NetflixやDisney+などのアプリはすでにインストールされている。こちらにVPNのアプリをインストールして起動してみたところ、うまく作動する。

これまでiPadで見てきた映像だが、テレビの大画面に映すことで画像が劣化するのではと心配していたのだが、大したもので画像も鮮明。何の問題もない。

Tverも視聴することができるし、大満足。なぜもっと早く気づいて切り替えなかったのだろうか。海外駐在者の必須アイテムと言っても良いかもしれない。

今更ながらだが、言葉の不思議さというものに思い当たった。

例えば、英語などの外国語を学ぶ際、意識するのは、語彙、文法、読む、書く、聞く、話す、という6つの分野である。

日本人の英語学習は、前者4つを中心に行われてきたため、聞く・話すという2つについておろそかになりがちなのだが、そもそもの言語はこの2つから生まれたといっても過言ではなかろう。

むしろ読む・書くという行為は後から生まれたものであろうし、語彙・文法も聞く・話すという行為の過程で自然発生的に生まれてきたもののように思う。

このように考えると、聞く・話すという行為から、読む・書くという行為の間には、とてつもなく大きな非連続のイノベーションがあったのだろうと想像させられる。

読む・書くという行為が「発明」されていなければ、先人たちの知恵を引き継ぐことは困難で(もちろん口伝という方法はあるにせよ)、人間はずっと本能に従って生きてきたのであろう。

読む・書くという行為が科学を発展させ、人類をここまで成長させたのだと考えると、なんとも不思議な感覚に陥る。

世の中には多くの言語が存在するが、その大半が文字を持っていることにも驚かされる。中には読む・書くという行為を伴わない言語もあるのだろうが、少数派であろう。

このように考えると、人類が文字を持つようになったのは、必然とも言えるのかもしれない。

米国に駐在してからは、意思決定やプロジェクトの推進など、経営に携わる仕事のポーションが多くなっている。

そのために、打ち合わせをしたり、出張して現場を確認したりすることに多くの時間を割かれている。また、自身がボトルネックにならぬよう、受信メールに対してはクイックレスポンスを心がけている。

このように1日を過ごしていると、どうしても読むべき資料を読む時間がなくなってしまい、結果として定時後の夜の時間帯に多くの時間を費やすことになってしまっている。

資料を読むという行為は、相手がいないので、自分でコントロール可能。結果として,優先順位が下がるのだが、タイムリーな情報収集も必要なので、夜に2〜3時間かけてしまうことも。

何故だか分からないのだが、仕事の資料にも関わらず、いつでも読めるものを仕事時間中に読むことに罪悪感を感じるようになってしまっていた。仕事時間は同僚とのコミュニケーションに充てるべきであり、資料を読むのは時間外にすべきだという、変な感覚。

仕事の資料なのだから、当然に終業時間中に読んでも何の問題もないし、むしろ就業時間内で読むべきものだ。

なぜこのような罪悪感を抱いてしまっていたのか、まったく不明なのだが、ちょっとマインドセットして、きちんと資料を読み込んでいきたいと思う。

そうしないとどんどん自分の時間が奪われていってしまう。最近読書のペースが激減しているのだが、これが原因だったようだ。

◇2237 『某』 >川上弘美 /幻冬舎文庫

何とも不思議な、初めて読むタイプの小説だった。

本書を何故手にしたのか記憶が定かではないのだが、恐らく何らかの書評を見て気になったのであろう。

単行本が出た当初にAmazonの欲しいものリストに登録し、その後文庫化され、この度たまたま半額セールになっているのを見つけて、ようやく購入した。足掛け数年後の邂逅である。

当然ながらどのような書評だったかは記憶になく、その『某』という奇妙なタイトルに惹かれて購入。読み始めて何とも不思議な感覚に陥ってしまった。

主人公は人間ではない生き物。ただし、姿形は人間と同じであり、中身や外見が次々に入れ替わっていく。入れ替わる前の記憶は保持されていることが多いが、それも状況によって変わりうる。

SF的な設定に、あれっと思ったのだが、筆者の川上さんは、もともとSF的な物語が得意だとのことで、納得。

彼らは入れ替わる(生まれ変わると言った方がよいのだろうか?)行為によって、永遠に生きることができる存在。むしろ、そこに危うさを感じてしまった。損なわれてしまうことに対する危うさを。



あらすじ:「あたしは、突然この世にあらわれた。そこは病院だった」。限りなく人間に近いが、性的に未分化で染色体が不安定な某。名前も記憶もお金もないため、医師の協力のもと、絵に親しむ女子高生、性欲旺盛な男子高生、生真面目な教職員と変化し、演じ分けていく。自信を得た某は病院を脱走、そして仲間に出会う―。愛と未来をめぐる破格の長編小説。

イ・ジョンソク除隊後初のドラマということで、視聴してみた。

何者かによってはめられた主人公のパク・チャンホ。刑務所で生き残るため、ビッグマウスという名を語って過ごしていく。しかしながら、そこには本物のビッグマウスが存在しており、前半はその正体が誰なのかという謎解き風に進んでいく。

たくさんの伏線が複雑に絡まっており、なかなか疲れるドラマだった。しかも16話まである。大半が刑務所の中のストーリーでちょっと暗い気持ちになったり、中盤少し中だるみがあったりはするものの、日本のドラマに比べると秀逸なストーリー展開と迫真の演技で、結局最後まで魅(見)せられてしまった。

チャンホの奥さん役であるコ・ミホの正義感が強くて暴走しがちなキャラクターが気に入っていたのだが、最後は残念な結果に。チャンホの復讐の仕方が何とも皮肉であり、痛快な気分になる一方、韓国ドラマではこの手の凄惨な復讐劇もありなんだなと文化の違いを感じたり。

◇2236 『読書の極意と掟』 >筒井康隆/講談社文庫

さすがの読書遍歴に感銘を受けたが、これらの書籍の内、何冊に手が出せるであろうかと考え込んでしまった。

筒井康隆氏の幼少期からの読書遍歴を振り返るエッセイ。興味深く、楽しく、かつさらりと読ませていただいた。気になった書籍名だけをメモしておきたい。

・江戸川乱歩『孤島の鬼』
・デュマ『モンテ・クリスト伯』
・夏目漱石『吾輩は猫である』
・手塚治虫『ロスト・ワールド(前世紀)』
・ウェルズ『宇宙戦争』
・ケッラアマン『トンネル』
・クリスティ『そして誰もいなくなった』
・井伏鱒二「山椒魚」
・ヘミングウェイ『日はまた昇る』
・ハメット『赤い収穫』
・カフカ『審判』
・フィニイ『盗まれた街』
・ヘミングウェイ『誰が為に鐘は鳴る』
・ヘミングウェイ『武器よさらば』
・ディック『宇宙の眼』
・ブラウン『発狂した宇宙』
・シェクリイ『人間の手がまだ触れない』
・川端康成「片腕」
・オールディス『地球の長い午後』
・ローレンツ『ソロモンの指輪』
・新田次郎『八甲田山死の彷徨』
・大江健三郎『同時代ゲーム』
・丸谷才一『女ざかり』



【目次】

第一章 幼少年期 1934年〜
第二章 演劇青年時代 1950年〜
第三章 デビュー前夜 1957年〜
第四章 作家になる 1965年〜
第五章 新たなる飛躍 1977年〜


日経新聞[2023.05.01]オリンパス社外取が証言・バリューアクトと改革の行方

最近、新聞の読み方を少し変えてきている。世の中で起こっているトレンドを知るために流し読みをして、必要以上に時間を割かないように意識しているのだ。特に国際情勢に関しては動きが早く、かつ歴史的な背景を理解しておく必要があるので、前者を新聞で後者は書籍で補うようにしている。

一方で、これはと思った記事はじっくりと読む。私が読み込むのは経営に関するものや技術に関するものが多い。日経新聞の記事を保存する機能を活用し、時間があるときにじっくり読み返す。この記事などはじっくり読むべきものの好例。記事が出た当初に一度目を通し、寝かしてから再読してブログにアップしている。

ここに記載されている内容は、社外取締役の視点として重要なことは言うまでもないが、私自身、海外現法で財務を預かる身として意識しなければならないことも多い。

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オリンパスがアクティビスト(物言う株主)とされる米バリューアクト・キャピタルから受け入れた社外取締役を、他の社外取締役はどう見ているのか。日本たばこ産業(JT)で約2兆円規模の買収を手掛けた元副社長の新貝康司氏はオリンパスの社外取の1人。同氏にバリューアクトについてやオリンパスの改革、今後の課題などを聞いた。

――バリューアクトのデイビッド・ロバート・ヘイル氏と同じオリンパスの社外取締役に就いています。彼の発言をどのように見ていますか。

「彼は素晴らしい社外取です。物事を考えるときの枠組みにおいて落ちがないかどうかを常に考えているのではないかと思います」

「ロブ(ヘイル氏)は、今、他の人が気づいていない、もしくは気が付いているけれど議論が偏っているようなときに、あえて、こちらも見ておいたほうがいいのではないですかと冷静に言える人です」

――世間で持たれている「アクティビスト」のイメージとは異なります。

「彼が取締役会にもたらしているのは多様性の効果でしょう。私も12年ほど海外に駐在してきた中で、多様性の威力を実感してきました。多様性というと性別や国籍などをイメージしがちですが、本当に大事なのはタスク型の多様性で、要するに着眼点、考え方や発想、スキルの多様性だと思うのです。ロブの発言を聞いていると、(オリンパスの取締役会は)まさにタスク型の多様性を実現できていると感じます」

――竹内康雄会長(23年3月まで社長)はこの4年間でカメラ事業と祖業の科学事業の2事業の売却を決めました。

「企業変革とは外科手術と同じです。何回もできないし、だらだらとはできない。ゆっくりやっていると出血多量で死んでしまいます」

「これを企業に例えると、だらだらしていると優秀な人材が流出していくのです。医療事業に集中しようとする中で、カメラ、科学事業も持っていると、3事業すべてに同じように資源を配分できない。それを察知した人材は辞めていきます」

「売却することによって単独事業として再スタートを切れば、自ら生み出した利益を再投資できるようになります。でも、ゆっくりしていると、気づいたときには優秀な人材がいなくなって、本来生きていけるものが生きていけなくなります。人間というのは、良きにつけあしきにつけ、将来がはっきりしたほうが腹が据わります。先がどうなるかわからない状態が長く続くのはとてもつらいのです」

――事業売却が遅れる例は日本では多くあります。

「日本企業は企業買収は多いですが、事業譲渡は本当に苦手です。勢いがある状態で事業譲渡するには、そこにいる社員に一定の納得感がなければうまくいきません。下手をすると負け戦だと思われる可能性もあるし、そうなると人材が流出してしまう。だから結論を早く出す必要があるのです」

「言うは易しで実行は本当に大変です。竹内さんがこれだけ早く決断できたのは、前段からしっかり検討をしてきたからではないかと思います」

――海外駐在が長かった竹内会長はずっと、オリンパスにはグローバル化が必要だと感じていたそうです。海外売上比率は8割を超えるのに、相変わらず日本中心に会社が回っていると。

「竹内さんが進めるグローバル化を私の言葉で表現すると、『Think locally, act globally(地域ごとに考えてグローバルで動く)』から『Think globally, act locally(グローバル視点で考えて、各地域で動く)』に変えるということだと思います。グローバル視点でものを考えながら各国の事情に合わせてどう動くかが大事ですが、やはり日本にずっといるとそれに気づきにくくなる。竹内さんは、長い海外経験からそう感じてきたのでしょう」

「竹内さんは、社長に就く前(の2010年代中ごろ)から、会社としてのパーパスを作り直す作業もしてきたと聞いています。でも、日本でパーパスを作ろうというと、『そんなもの、いるの?』という話になります。日本はモノカルチャーで(言葉だけでなく背景や価値観、その場の空気も含めて意思疎通する)ハイコンテクストな文化です。一方、欧米は(言葉だけで意思疎通する)ローコンテクスト文化。そうするとどうしても、パーパスが必要になってくるのです」

「今では日本国内でも世代間ギャップがあって以心伝心は通用しなくなっています。昔は社員がほとんど男性で、仕事が終わればみんなで飲みに行ってワイワイやっていた。目標も明確だったのでパーパスは不要でした。でも、今は多様な知恵を集めてイノベーションを起こさなければ競争に勝てません」

――4月、ドイツ人のシュテファン・カウフマン氏が竹内氏の後任として社長に就きました。

「日本にいると、なぜ社長が外国人なのかという声があるかもしれません。しかし、それこそ『Think globally』になっていない。そうした声があるとしたら、そこには日本の閉鎖性があるのではないかと思います」

「その時々のフェーズに合ったベストな人を選ぶべきです。例えば、JTが07年、英ギャラハーを約2兆円で買収した際、私はJTとギャラハーの両方から優秀な人材を選び、ベストな布陣を整えようとしました。今は(JTの欧州子会社の)JTインターナショナルの最高経営責任者(CEO)はギャラハー出身です。JT出身だから重用するのでなく人物本位で選ぶことが重要です」

「シュテファンの社長人事には、私も指名委員会の1人として関わりました。複数の候補者がいて何度も面談しましたが、シュテファンは自らの羅針盤を持っていて、それに基づいて答えていたように思います。そういう意味でも、社長になる準備が最もできていたのではないでしょうか」

――新社長に何を期待しますか。

「彼は人の話をとてもよく聞く人だと思います。もちろん主張もしますよ。でも同時に人の話もよく聞くのです。『Think globally, act locally』にさらに変えていく必要があって、その際に日本人のモチベーションを低下させてはいけません。同時に海外拠点の社員のモチベーションも上げる必要があります。こういった局面で人の話に耳を傾けられるシュテファンがトップに就いたのは、ベストな人選だったと言えると思います」

――オリンパスの改革は道半ばです。特にどういった点の改革を今後推し進める必要があると思いますか。

「組織が縦割りになっていてサイロ化している点や、良いものを作れば売れるという『インサイド・アウト』の考えを変える必要があるでしょう。多くの日本企業が良いものを作ればお客様は買ってくれるという発想を持っています。しかし、本当の意味で医療の会社になるのであれば、困っている患者さんに何を提供できるかという視点から考える『アウトサイド・イン』の発想に転換する必要があります」

「具体的には、設計、製造、品質保証を標準化し、いつどこで作っても同じ製品を作れる状態にしなければなりません。各国の規制をクリアできる製品を開発できるようにすることもとても重要です」

「オリンパスは『真のグローバル・メドテックカンパニー』を標語に掲げています。『Think globally』の発想に転換し、これらの改革ができたときに、目指すべき姿の会社に変われると考えています」

同僚から少し早めに空港に着いておくほうがよいと言われていたのだが、その理由がアメリカ入国の審査をアイルランドで行うため。

空港でチェックインと手荷物検査を終えたのち、USCPという場所へ誘導される。今ひとつ仕組みが分かっていなかったのだが、前述の通りアメリカへの入国審査をアイルランドで完了させてしまうもの。つまりはパスポートのチェックや、入国の目的などを聞かれるのだ。これはカナダ出国時と同じシステム。

既に手荷物検査は終えたのに、USCPへ進むとまたセキュリティチェックの機械が並んでいる。実は最初の手荷物検査を終えた後、アイルランド限定のJameson Crestedというウイスキーを免税店で購入していたのだ。先日Jamesonツアーで試飲しておいしかったもの。せっかく買ったのに没収されてしまうかもと、ドキドキ。結果として、私が並んだ列はなぜかセキュリティチェックが免除され、無事通過。

(ちなみにアイルランド限定のCrestedだが、空港では30ユーロ程度で購入。自宅に帰ってから検索してみると、アメリカでも入手は可能のようだが、値段が115ドルと3倍以上)

その後パスポートチェックのカウンターに並ぶ。こういった時によく分からなくなるのが自分のステイタス。私は米国に居住しているが、VISAを取得しての居住であり、グリーンカードなどを持っている訳ではない。US CitizenやUS Residenceと言われた場合、自分がそれに該当するのか、いつも迷ってしまうのだ。

米国に居住しているので、Residenceではあるが、グリーンカードなどを保有して永住している訳ではないのでCitizenではない、というのが今の所の自分なりの解釈である。

アメリカの入国審査と同じような内容を聞かれて無事通過。Unitedのラウンジがなかったので、カウンター前のベンチでフライト前のメールチェック。幸い、さほど急ぎのメールはなかったので、早々に切り上げ。飛行機の中で寝るために、すっかり気に入ってしまったJamesonを空港のバーで注文。ダブルをストレートで飲んだら、いい気分になってしまった。

シカゴには14時着予定が少し遅れて到着。15時から打ち合わせが入っていたのだが、間に合わず急遽Uberから聴講のみの参加。翌日からはボストンへ出張という強行軍。このところ出張続きでろくろく家の布団で寝ていない。さすがに疲れてきたなぁ。

アイルランドでは月火曜に仕事をして、水曜日の便でシカゴへ戻るという予定。水曜日の朝のフライトは11時半頃で、少し余裕があったので朝から街並みを散歩してきた。

首都のダブリンに宿泊したのだが、ここは緯度が高いので朝は5時くらいから明るくなる。6時前には起き出して、散歩に出発。事前に地図を見ておいたのだが、ホテルからセイント・ステファン・グリーンという公園を抜けて、リフティ・リバーまでを歩こうと決めていた。

ダブリンの街並みは煉瓦造りの建物が多く、とっても雰囲気がある。一方でとても近代的なビルもあったりして、街中の建築物を見ているだけでも楽しい。近代的なビルも洗練されていて、不思議と古い街並みに調和している。デザイン性の高さが見て取れる。

街の至る所が撮影スポットになるような素敵な場所。途中、何度も立ち止まりながらパチリパチリと写真を撮っていく。

アパートメントなどは、何故か半地下になっている建物が多い。こちらではベースメントと言うらしい。アイルランドの同僚に聞いたところ、はっきりしたことは知らないが、昔の使用人が使っていた部屋の名残か、建物の高さが制限されているため、少しでも部屋数を増やそうと地下へ掘り下げたのか、といった推論を聞くことができた。

途中、「TO LET」という看板を至る所で見かけた。TOILETのIが消えているのかと半分冗談で考えていたが、米国でいう「FOR RENT」と同じ意味、つまりは不動産の貸出中、借手募集中という意味だそうだ。

そう言えば、ちょっとしたことだが、歩道はPedestranianだったり、エレベーターをLiftと言ったり、アメリカ英語とイギリス英語の違いを垣間見ることができた。

アメリカとイギリスの違いといえば、UKでは自動車の速度はマイル表示だが、気温は摂氏表示、これがアイルランドに来ると、速度はキロメートル表示、気温は摂氏表示と日本とまったく同じである。ちなみに、UKもアイルランドも車は右ハンドル。

結局、2時間ほど歩き回った。気温は20度前後と少し肌寒いくらい。薄手の上着を持って行っておいて正解だった。

散歩が終わりに近づき、ホテル近辺まで戻ってくると、何だか寂しい気持ちに。初めて訪れた地であり、数日しか滞在していないのに、妙に懐かしい気持ちになってしまったのだ。何だか不思議な気持ちのまま、帰りのタクシーに乗り込んだ。

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日曜日の早朝4時にホテルを出て、6時半の便でアイルランドへ向かう。今回の旅はなかなかハードな日程だ。

ホテルに昼前に到着したので、近隣で昼食。こちらもあいにくの雨だったが、ストーンヘンジで買った折り畳み傘が役に立った。

その後現地の方の案内で簡単な観光。キャッスルと呼ばれているお城へ連れて行っていただく。ヨーロッパは、こういった歴史的な建築物がたくさん残っているから面白い。美術館も兼ねている城の中を一回り。

次に国立の美術館を一巡り。さほど大きな規模ではないが、著名な絵画も展示されており、見応えあり。現地の方が説明してくれるのだが、西洋画は宗教的な要素が大きく、聖書の概要を理解していないとついていけない。私の聖書に関する知識は断片的であり、もう一度体系的に勉強したいなと思った。

美術館も1時間ほどで見終わり、まだ夕食には早いかなと思っていたらJamesonというアイリッシュウィスキーの博物館に連れて行っていただいた。ウィスキーの歴史を聞き、試飲をして終了。

Jamesonは日本ではあまり知られていないかもしれないが、米国では有名。スーパーなどでも一番目立つところに展示販売されている。アイルランドでしか売っていない限定版のものがとても美味しい。空港の免税店で買えるとのこと。

夕食時には地元のギネスビールも堪能し、大満足。週末の観光で気分転換し、翌日から2日間はみっちり仕事をした。

【キャッスル】
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【美術館】
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【Jameson】
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UKからアイルランドには日曜日の移動。よって土曜日が1日ぽっかりと空いてしまった。普段は週末は出来るだけ自宅に帰るようにしているのだが、今回は日程上やむを得なかった。

せっかく異国の地で週末を過ごすので、現地に研修生として派遣されている20代の若手の方に無理を言って、ストーンヘンジに連れて行ってもらった。

朝8時のバスに乗るためにホテルを7時に出発。バス乗り場は新宿のバスセンターのようなイメージで乗り場が20ヶ所もあり、UK国内だけでなく、パリなどのヨーロッパ各地へも行くことが出来るそうだ。

ちなみにUKとヨーロッパ大陸は海底トンネルで繋がっているそうだが、こちらは主に鉄道。車で行く場合はフェリーを使用するのが一般的だとのこと。

さてバスに乗り込み約2時間。あいにく途中から雨が降ってきてしまった。ロンドンは雨が多いことでは有名だが、空は終始どんよりしているものの、雨自体はさっと降ってやむことが多いとのこと。しかしながら、この日はずっと雨が降り続けている。こういった天気は珍しいそうだ。残念。

現地には10時過ぎに到着。2時間半後にロンドンへの復路が出発する。バスからストーンヘンジまでは草原の中を歩いて30分。なぜもっと近くに駐車場を作らなかったのかと不思議に思ったが、情緒を壊さないための配慮であろうか。

雨がひどいので、売店で傘、カッパ、帽子を購入。ストーンヘンジまでは、歩いていくほかに往復無料のシャトルバスが出ている。しかしながら、普段はバスに乗り人などいないのであろう、3台ほどしか稼働していない。バスの前には長蛇の列で、待ち時間は30分以上かかりそうな感じ。

雨が少し小降りになってきたので、カッパを装着して歩いていくことにした。同僚と話をしながら歩くこと30分。緑の草原の中にポツンと佇むストーンヘンジの姿を見た時は、ちょっと感動した。

神秘的な佇まい。ピラミッドなどとは比べ物にならないのであろうが、どうやってあのような巨石を持ち上げることができたのかという古代の不思議。

帰りのバスも混んでいそうだったので歩いて戻る。簡単な博物館を見学し、喫茶店でパンとコーヒーの簡単な昼食。

その後バスに乗り込み帰路に着く。帰りは市内が少し渋滞していたため、2時間半ほどかかってしまった。ホテルに帰り着いたのは16時半。

その後はホテル近くのパブで食事。せっかくUKに来たのだからと、フィッシュアンドチップスを食してみる。美味しくないイメージを持っていたのだが、本場のものは意外とイケる。現地のローカルビールを二杯飲んで、いい感じになってしまった。

翌朝は3時起床だったため、早々に就寝。忙中閑ありのよい土曜日だった。

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金曜日の打ち合わせが終わった後、ロンドン市街を案内していただいた。ホテルは同僚のアパートの近く、日本人が多いアーリングという町に取ったので、そこからロンドン市内までは電車で向かう。

ロンドンはいろんな機能が凝縮された街。東京に例えるなら皇居前、永田町、霞ヶ関、丸の内、渋谷などが1ヶ所に集まっているといえばよかろうか。主だったところを歩いて回ることができる。

バッキンガム宮殿やビッグ・ベンといった名所を見せてもらい、その後もウロウロと歩き回る。歩くのは嫌いではないが、早朝にも散歩をしており、スマホの万歩計を見ると何と2万5千歩。さすがに足が痛くなった。

夜は同僚の希望で、中華料理を堪能。短い時間だったが充実したひと時。今日は写真をメインに。

【バッキンガム宮殿】
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【ウィンスター寺院】
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【ビッグ・ベン】
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【王位即位のお祝いの旗】
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【ビートルズが最後に演奏したスタジオ】
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【中華街】
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アイルランドへの出張が入った。フライトを調べてみるとUKまで1時間強。また飛行機代もシカゴからアイルランドの往復と、シカゴ、アイルランド、UK、シカゴという経路もさほど変わらない。一度も訪れたことがないので、UKのグループ会社も訪問することにした。

もともとアイルランドの予定が、月火で確定しており、その後にUKを訪問予定だったのだが、残念ながら先方の都合がつかず、前の週の木曜からUK入りすることにした。

フライトを再確認するも、なかなかよい便がない。結果として、水曜の夜21時にシカゴ発、翌日の午後13時にUK着というレッドアイを選択(ちなみにレッドアイとは目が赤くなる日付を跨ぐ便、機内泊が必要な便のこと)。

ラウンジで白ワインを一杯、機内でも白ワインを2杯飲んで、メラトニンも服用しとにかく眠り込む体制を整える。とはいえ、エコノミークラスの座席で熟睡はできず、結局4時間ほど寝られただろうか。残りは本を読んで過ごす。ちなみにUKまでのフライトは約8時間。

空港に到着後は、現地の駐在員の方が手配してくれていたリモで事務所へ向かう。その前に、UKでは電源の差し込み口の形がアメリカとは違うので、アダプターを空港の売店で購入。これがないとPCもスマホも使えず、仕事にならない。

空港から事務所まで1時間。最初は車窓を眺めていたのだが、ほとんど高速道路で景色も変わり映えしないため、再度一眠り。飛行機を降りた時は少しぼーっとしていた頭が少しはスッキリしただろうか。

その後14時から打ち合わせ。翌日金曜日も朝から打ち合わせ。現地のCFOと面談したり、駐在員の方と話をしたり。

木曜の夕食はテムズ川のほとりのパブに連れて行っていただいた。また金曜日の朝は早めに目が覚めたのでホテルの周りを1時間ほど散策。少しでも時間があれば散歩などして現地の雰囲気を味わっておくのが出張の醍醐味。

【テムズ川のほとり】
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【朝の散歩時の町並み】
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積読本のことをブログに書いたが、根本的に仕事が忙しすぎることが本を読めなくなっている原因。仕事のバランスを考えつつ、自分が本当にやりたいこと、好きなことにきちんと時間が割けるようにしたい。

一番は健康に気を使うこと。忙しいと手抜きの食事になったり外食が増えたりするが、意識して野菜を多くとったり、炭水化物を接ししたりする必要があるだろう。また、睡眠時間も不足したり腹側になりがちなので注意が必要。

運動については、なかなか重い腰があがらないのだが、犬の散歩がひとつの楽しみになっている。散歩の場所によっては1時間ほど歩くこともあるし、何もしないよりはよいだろう。定期的な犬連れのドライブ旅行もよい気分転換だ。

読書の時間も確保したい。ここでいう読書には小説のような楽しむための読書と、経営書のような学習のための読書を含んでいる。もっと欲張ると英語の原書も10冊以上積読になっているので、英語力アップのためこちらも消化したい。

これだけだと趣味的な要素があまりないので、何か好きなものはないだろうかと考えてみたところ、コーヒーに凝ってみるのも面白いのではないかという結論になった。普段は時間が惜しくてワンタッチ式のコーヒーメーカーを利用しているが、豆からグラインドして、ドリップのコーヒーを作ると気持ちも落ち着くような気がする。

最近物欲は少なくなったが、早速、手動のグラインダーを買ってみた。書籍以外の衝動買いは久しぶりだ。手を動かして、お湯が沸く時間やコーヒーがドリップされる時間を楽しみ、香りや味を楽しむ。五感がフルに稼働して、よい気分転換になりそうだ。

足元に愛犬を置いて、コーヒーを片手に読書を愉しむ。とっても普通の生活だが、こんな時間が大事なのだろう。

アメリカに赴任して、電子書籍による読書への移行を余儀なくされた。本当は紙の本の方が好きなのだが、最近では電子書籍にも慣れてきて、さほど不便は感じなくなった。むしろフォントの大きさを調節できたり、マーカーを引いた部分が一覧できたり、物理的な保管場所が不要だったり、音声による読み上げ機能が利用できたりと、電子書籍ならではの機能も便利である。とはいえ、譲れない良さもあるので、今後、紙の本については手元に置いておきたい重要な書籍に限定して購入していくことになるだろう。

以前は本との出会いは一期一会だと思い、書店でみかけてピンときた本は迷わずに買っていた。よって一時期積読本が150冊以上になったこともある。しかしながら、電子書籍中心の読書に切り替えてからは、欲しい本をブックマークしておき、好きな時に購入できるようになった。よってお気に入りリストの書籍はどんどん増えていくが、いわゆる積読本は20冊程度にまで減らすことができた。

しかしながらこのところ、新しく出会った方にお気に入りの本を紹介していただいたり、仕事の都合上読まなければならない本が何冊か出てきたり、さらにはAmazonがKindleの半額セールをやっていて欲しいものリストに保管してある本が安くなっていたり、と様々な誘惑があって、気が付くと未読の電子書籍が50冊程度にまで増えてしまっていた。

一方で、最近出張が立て続けに入り、その分メールを処理する時間などが早朝や夜の時間帯となり、読書時間が大幅に削られてしまった。移動中の飛行機内で読書ができればよいのだが、年のせいか集中力が続かず、思うようにはかどらない。一昔前は数時間読書をしても平気だったのに。振り返ってみるとここ数カ月は月に5〜6冊しか読めていない。毎月10冊、少なくとも年間100冊を目標にしているので、黄色信号だ。

好きで読んでいるものなので、ノルマのようにはしたくないのだが、毎日1時間、きちんと読書の時間を確保する必要があるかもしれない。同様に筋トレなど、少し身に付いたかなと思っていた習慣も、忙しさにかまけて失われてしまった。出張が多いと外食も増えるので、体重が4キロほど増えてしまった。生活習慣を見直そう。

読後の爽快感は昔読んだ時のまま。

最近、意識的に小説を読むようにしている。特に人間の深層心理に迫り来るような小説を面白いと感じている一方、そういったものばかり読んでいると疲れてしまうのも事実。少し気分転換にと、昔好きだったミステリーやSFといった分野にも手を出している。

本書は再読になるが、Kindleの半額フェアで思わず衝動買い。出張中の飛行機の中で読了。読了と書きつつ、最近は目が疲れること、飛行機の中でなかなか集中力が保てないことなどから、Kindleの読み上げ機能を使用することが多い。これだと飛行機が揺れた時や、Uberで移動する時にも読書が楽しめる。

さて、前置きが長くなったが、本書は古典的な逆転劇。ピンチに陥った主人公が知恵と勇気で起死回生の逆転ホームランを打つタイプの物語。最近の例で言えば半沢直樹的な展開と言えば良いだろうか。

そこへ至るまでの冷凍睡眠とタイムマシンの組み合わせで時間を行き来するというのがSF的。本書を読んでいて広瀬正さんの『マイナスゼロ』も再読してみたくなった。

ストーリー展開そのものは非常にオーソドックスといえようか。しかしながら、本書が1950年代に書かれたということに改めて驚かされる。掃除機ロボットはルンバという形で実現しているし、家事や仕事を効率化するというコンセプトは、現在のタイパ(タイムパフォーマンス)という概念にも通じる。

また、本書に登場する「ハイヤーガール」という機械は、いわゆる「枯れた技術」を使って作られている。メインテナンスを簡単にする工夫など、現在の機器に通じるコンセプトも盛り込まれており、先見の明に感服。

実をいえば、この〈ハイヤーガール〉は、あまり自慢のできた発明ではなかったのだ。つまり、なにからなにまで借り物だったのである。移動装置は四〇年代の終わりごろのある科学雑誌に載っていた自動操縦草刈機のマネだし、記憶装置はミサイルの電子頭脳の盗用(軍の機密は、特許というものが取ってないから、こういう場合きわめて重宝だ)、掃除器具の考案にいたっては十いくつものさまざまな品物からお知恵を拝借した。陸軍病院で使っている床磨き機からジュース・ディスペンサー、はては原子力工場で使っている放射性物質をつかむ遠隔操作のマジック・ハンドなど、すべて利用したのである。新しく考案した部品はなにひとつなかった。要はその部品をひとつに組み立てたアイデアと、さらにはそれを大量生産の段階に持ってゆく技術的手腕にあったのだ。

SFには未来を想像する楽しさがある。

実はこのドッグランには過去に訪れたことがある。前に飼っていた愛犬が存命だった頃に一度連れてきたことがあるのだ。記録を辿ってみると2020年12月のこと。ブログには記載しておらず写真の履歴から追うことができた。

とても広大な場所だったという記憶はあるのだが、冬場だったので一面枯れ草ばかり、茶色一色だった記憶の方が強い。いつか再訪してみたいと思っていたのだが、名前を記録しておらず行き着けなかったのだ。今回、いろんな場所のドッグラン巡りをしていてようやく辿り着いた。

さすが夏場に訪れると印象はまったく違う。一面の緑と芝生の絨毯のような小道。愛犬も楽しそうに歩いてくれた。

広さは先日訪れたLakewood Dog Parkよりも更に広大ではなかろうか。ドッグランというよりも、単に犬のリードをつけなくてもよい公園、といった感じ。入口や周りを囲う柵などがなく、犬が勝手にどこかへ行ってしまうリスクもあると思ってしまった。

うちの犬は蝶々が大好きなのだが、実際に蝶々を追いかけて、草むらの中に突進していってしまい、連れ戻すのに苦労した。

小道の近くには池もあって、ゆったりした雰囲気。これで柵があったり、草むらがもう少し刈り込まれて整備されていたら最高なのだが。リピート候補ではあるが、個人的にはLakewoodの方がよかったかな。

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○2235 『幼年期の終り』 >アーサー C クラーク/ハヤカワ文庫

AI時代を予見しているかのような衝撃的なラストシーン。

本書を読んだのはいつの頃だろうか。恐らく筒井康隆さんに影響を受けて高校生の頃に読んだものだと記憶している。まだまだ頭が柔らかかった頃、今読むと難解だとも思える本書を幼いなりに咀嚼していたように思う。

細かいストーリーは完全に忘れてしまっていたが、ラストの壮大なコンセプトは強烈に記憶に残っており、本格SFの面白さを感じさせられた一冊。

本社は3部から成る。最初は地球にオーバーロードと呼ばれる地球外生命体がやってくるところ。彼らは地球を侵略する訳でもなく、むしろ人類から核兵器の脅威などを取り除いてくれたりする。ただし、そのオーバーロードたちは、人類の前に決して姿を現そうとしない。どんな姿をしているのか、ミステリーのように読者の興味をそそる。

第2部はSFでありながら、少しオカルト的な一風変わったストーリー。日本でいうところの「コックリさん」を大の大人たちがもっともらしく楽しむのだが、その中にとある事実が隠されていた。なぜそのようなことが起こったかは、後ほど明らかになる。

第3部では、オーバーロードの真の目的が明らかになる、いわば完結編であり謎解きの章でもある。人類が新たな局面を迎える重要な場面。

人間の科学を何世代分も超越した、卓越した科学技術を持つオーバーロード。彼らによって人類は緩やかに統治されている状態だったといえようか。

本書を読みながら、今の地球に異星人はやってこないが、代わりにシンギュラリティという未知の存在が迫り来ているのだという感覚に襲われた。働かなくとも生活できるユートピア、そんな中人類はテレビやラジオくらいしか楽しみが残されていないという矛盾。Youtubeなどの画像が氾濫する現在を予言しているかのようだ。

私自身があまりにも歳をとりすぎてしまったからであろう。当然ながら10代の頃の瑞々しさは失われており、当時感じたようなしょうげきをお感じることはできなかった。しかしながら、今改めて本書を読むと、人類に対する何らかの警鐘のように感じられてしまう。

細かいけれどタイトルは『幼年期の終わり』ではなく『幼年期の終り』。『世界の終りとハードボイルドワンダーランド』と同じ送り仮名。全く異なる物語ながら、どことなく親和性を感じてしまうのはなぜだろうか。

気になった箇所を引用。

・あらゆる人間の心を、大海に囲まれた島のようなものだ、と想像してごらんなさい。島は一つ一つ飛び離れているように見える。しかしじっさいには、海底の岩層によって、みな一つにつながりあっている。もし海が消失したら、それは同時に島の終わりでもあります。それらはみな、一つの大陸の一部となるのです。しかし、そのとき、それぞれの独立性は失われてしまう。

・種族的記憶−そうだ、そういったものがあるにちがいない。そしてその記憶は、なぜか時間とは無関係なのだ。そこでは、未来も過去も一つでしかない。




あらすじ:異星人の宇宙船が地球の主要都市上空に停滞してから五十年。その間、異星人は人類にその姿を見せることなく、見事に地球管理を行なった。だが、多くの謎があった。宇宙人の真の目的は? 人類の未来は?――巨匠が異星人とのファースト・コンタクトによって新たな道を歩みはじめる人類の姿を描きあげた傑作!


先日、サンフランシスコに出張に行った際、自動運転の車を見かけた。噂には聞いていたが、実物が目の前を走っていると、ちょっと感動。運転席にも助手席や後部座席にも誰も乗っていなかったのだが、誰かを迎えに行く移動中なのか、実験中なのか。。。

しばらく動く様子を眺めていたが、きちんと赤信号ではストップし、信号が青に変わるとゆるゆると走り出していった。田舎道ならまだしも、結構人通りも多いサンフランシスコのダウンタウンでの自動運転。実社会に導入されるには、まだ少し時間がかかるのかなと思っていたが、実現はもうすぐかもしれない。

とにかく技術革新のスピードを目の当たりにさせられた出来事。実物をこの目で見ることの大切さも感じさせられた。

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たまたまYouTubeで発見して視聴。ちょっと日立を持ち上げ過ぎかなとも思ったが、先日読了した『東芝の悲劇』と比較すると、その差は歴然。

気になったところをメモしておきたい。

・日本の電機産業が凋落したタイミングは、どこか個別の企業の経営が悪かったというよりも、日本企業が一斉に狙い撃ちされていたもの。インターネットが急速に普及し、プロダクトドリブンから水平分業に一気にシフトした。イノベーションのジレンマの経営版が起こっていたようなもの。それが顕著に表れたのが2008年のリーマンショックだが、その後の状況はまさに経営者次第。

・日立の強みは2009年当初に川村さんが決めた社会インフラでイノベーションを起こして成長していくという戦略を一貫して維持していること。ITxOTxプロダクトというのもこの流れからきている。大きな方向性が変わらないというのは強い。

・ポートフォリオの本質は「分散」。投資家から見ると分散は自分たちでやるから、企業としては集中してくれという意見になる。コングロマリットというと分散的なイメージがあるが、そうではなく企業の中に存在する異なる事業体を繋げていくことによって、それ自体を価値とみなすことが重要。

・分散ではなく「繋げていく」。日立はそれをより上位概念で全体をつなげていく方向が出せている所が強みである。そのためにも個々の製品が強くなければならない。よく弱い製品をつなげて付加価値を出すというが、それはただの言い訳。

・要求レベルの高い日本顧客の要望にこたえ続けてきたことは大きな強み。ドメインナレッジを豊富に持っていることが強みになっている。これまで提供してきたソリューションにレバレッジをかけて、グローバルに展開していくと面白い。


今回の週末もドッグラン巡り。シカゴは冬は寒いくせに夏場は日差しが強く結構暑くて、ドッグランに通っているだけで日焼けしてしまう。

今回は自宅から30分弱のところ。グーグルマップで検索して30分圏内のドッグランを一通り巡ってみようと思っている。その後、お気に入りのところを2〜3カ所決めて通えばよいかなと。

今回のドッグランは有料だが、アプリで1回分の入場料10ドル払えばOKという仕組み。鍵も不要だし、これは便利。

入ってみてびっくりしたのだが、とにかく広大。以前にもかなり広いドッグランに出会ってびっくりしたことがあったが、ここはけた違い。取り合えず、一回ぐるっと歩いてみようと、歩き出したのだが、一周するのに小一時間かかってしまった。

最初は炎天下の中で、ちょっときつかったのだが、途中からは森の中に入っていくトレイルのような感じ。森に入ってからは遠くが見渡せず、歩いても歩いても到着しなくてちょっと不安になったほど。

何とか歩き終えて最初のポイントに戻ってきたときは、ホッとした。ペットボトルの水を一本持っているだけだったので、もう一本を車に取りに戻る。

その後は、木陰のベンチに座って少し休憩。こちらも残念ながら小型犬用の専用スペースはないのだが、とにかく広いので犬が密集することはない。そうはいっても、自由に歩けるので、ときどき大型犬がやってくる。

我が家の愛犬は大型犬が来ても恐れることなく尻尾を振って近づいていく。大型犬も、ちいさい仔に対しては警戒心を抱くこともなく、優しく接してくれる。

結局2時間くらい過ごしたであろうか。しっかり歩いて、たくさんの犬と触れ合って、リフレッシュできた至福のとき。趣味は何ですかと聞かれて、読書以外に思いつかなかったのだが、今なら「ドッグラン巡りです」と答えられるであろうか(笑)。

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PwCと東洋経済新報社が主催のオンラインセミナー。忙しくて視聴できなかったのだが、後日オンデマンド配信のお知らせが来たので興味のある部分を視てみた。

一番興味深かったのは、入山章栄先生のオープニングセッションである『日本企業が激動の時代を勝ち抜くために求められる、「両利きの経営」に基づくポートフォリオ戦略とは』。要旨を記録しておきたい。

・日本企業の専業メーカーの利益率は欧米企業と比べても遜色がない。一方、複数事業を持つ会社は、欧米企業に比べて劣後しており、コングロマリットディスカウントが生じている。これは事業ポートフォリオマネジメントが重要であることを示唆している。

・世の中の変化が激しくなってきている中、コントロールが不可能な外生的要因に関してはシナリオ分析を徹底的に行い、コントロールすべき内生的要因に対してプロアクティブに取り組んでいくことが重要。

・AIの加速度的な発展により、近い将来、同時自動翻訳が可能となり言語の壁がなくなるであろう。そうなるとリモートで対応可能なサービス業もグローバル競争の波に晒される。一方でモノ作りは日本にも残り続けるだろうと予測する。

・日本企業は買収よりも売却が苦手。理由の一つは雇用形態。ジョブ型ではなく会社依存型のため事業を外へ出しづらい。もう1点は社長の任期が短いこと。2〜4年程度だと短期的な利益重視となり、売却に対してネガティブになりがち。長期目線で企業価値向上を考えるには長めの任期が必要。ただし長期政権につきものの独裁を止める必要があり、そのためにもしっかりした社外取締役の存在が重要。

・これからは先が分からない時代なので、意思決定に関しては「正確性」よりも「納得性」が大事。「センスメイキング」「腹落ち」と言ってもよい。遠い将来の納得性を重視して、小さい種をたくさん蒔く。失敗したら堂々と説明して早めに減損する。納得性から外れてきたら早めに高値で売却する。


次の面白かったのがゾナック・ホールディングスCEOの盒興┸了瓩離札奪轡腑鵝

・2002年頃日本GEで働いていたが、当時GEはコングロマリットディスカウントが無かった唯一の会社。これはポートフォリオの入れ替えを頻繁にやっていたから。また激しい変化のなかであっても、リーダーたちが共通の価値観を持ってマネジメントしていた。

・経営者は企業価値を向上させることが最大の役割。そのためには単年度ではなく将来の計画を描いて説明することが大切。

・事業ポートフォリオ戦略は、コモディティ化していると思っている。今や、戦略は誰が書いても同じ結果になる。むしろ人材戦略を強化し、描いた戦略を着実に実行できる人材を育成する方が重要である。

・将来のリーダーに期待するのは「自律」と「共創」。自ら動き、発信する力と、タテ割りではなくヨコ連携で、ビジネスを共に作り出すことができる人材が必要。


事業ポートフォリオの入れ替えは、事業戦略ではなく企業戦略のキモ。事業を担当しているレベルでは、なかなか考えることは難しいが、自身のビジネスが、会社の全体感やコアコンピタンスからずれていないか、きちんと儲かっているか、などを常日頃から意識して検証しておくことが必要だと認識した。

特に財務部門としては、こういった意識を持ちながら、日々の数値を眺め、時には事業部門に対して警鐘を鳴らすことも重要であろう。

こちらは自宅から25分ほどのところにあるドッグラン。25分といっても高速道路をひた走っての25分なので距離的には結構ある。どちらかというと前に住んでいたアパートの方が近いのだが、アパートから30分圏内のドッグランは一通り巡っておこうと考え、週末に訪問。

こちらも入口に鍵がかかっていて、きちんと管理されているのだが、始めてきてトライしてみたいというと、中にいた方が親切に招き入れてくださった。

ドッグランは当然ながら緑の中が多いのだが、ここは際立っており「森の中のドッグラン」という感じ。お陰で樹々の日陰も多く、日中でも涼しく過ごせそうな感じ。また、距離は短いがちょっとしたトレイルもあり、愛犬と2周して楽しんだ。

残念なのは小型犬の区分がないこと。最初は先客の中型犬のみだったのが、途中から大型のシベリアンハスキーがやってきて、我が家の愛犬を追い回してしまった。乱暴な感じではなかったが、珍しくうちの犬が嫌がったので、抱きかかえて避難。相手は遊んでいるつもりでも、対格差が大きいので怖がらせてはいけない。

引っ越し前によく通っていたミャンマー料理の店が、ドッグランから10分ほどのところにあるので、夕食はそちらにて。といっても犬は入れないので持ち帰りにして、アパート近くのオープンスペースのビアホールで少し遅めの夕食。

新しく犬を飼い始めるまでは、週末も疲れてしまい家でゴロゴロし、ちょっと買い物に行く程度だったのだが、お陰で外出が苦ではなくなってきた。緑の中で太陽の自然光を浴びると、よいリフレッシュにもなる。少し日焼けをしたが、ゴルフ焼けほどひどくはないので、まぁよしとしよう。

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新しく引っ越したアパートの目の前に、小さな公園がある。残念ながら犬を連れて入ることは出来ないので(犬の散歩禁止)、いつもは素通りしている。

先日、たまたま夜の21時ごろに公園の前を通りかかった時のこと。芝生の上で、ちらちらと光っているものが見えたような気がした。気のせいかなと思ってそのまま通り過ぎようとしたのだが、また光が見える。ずっと光っているわけではなく、光ったり消えたり。それがふわふわとただよっているのだ。そう、まるで蛍のように。

こんな町中に蛍などいるはずがないだろうと思いつつも、気になってしまったので公園の中に入ってみる。すると、なんと蛍(だと思う)が10匹ほど飛んでいるではないか。びっくりするとともに、なんだかほっこりとした気分にさせられた。

蛍といえば、小学生の頃、父親に近所の川辺に連れて行ってもらったことを思い出す。その川辺も今は埋め立てられてしまい、蛍もいなくなってしまったであろう。数十年ぶりに見た蛍。懐かしさとともに、自然がどんどん壊されていく現実からも目を背けることができないのだと感じた。

それにしても水がきれいでないと棲息しないといわれている蛍がこんなところにいるなんて。思わずiPhoneのカメラで撮影してみたが、さすがに仄かな光なのでうまく写らなかった。写真には写らない美しさがあるから、というブルーハーツの歌詞を思い出した。

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私の専門分野は財務・会計であり、税務については少々疎いところがある。とはいえ、海外現法で財務を見ているという職務上、税務は避けて通れない道。最近よく耳にするBEPSについて、ちょっと調べてみようと思っていたところ。

なかなか気が乗らないので、試しにChatGPTでBEPSについて教えて欲しいと質問したところ、下記のような返事が返って来た。きちんと出典も書かれており、KPMGのウェブサイトから引っ張って来たようだ。これであれば信頼性もあるので、安心できる。ChatGPTは便利だが、玉石混交のウェブ情報からの集約なので、読み手が気を付けなければならない。

 ▼

BEPS 2.0は、IT企業を含む多国籍企業グループにおけるビジネスのデジタル化・電子経済化に伴う税務上の問題への対策を念頭に、さらなる所得配分の適正化、最低税率の導入と、デジタル課税への対応に係る取組みを指します。これは、市場国に対する一定の利益配分を目指す取組みである第一の柱(Pillar1)と、多国籍企業に対して最低税率の導入を目指す第二の柱(Pillar2)の取組みに大別されます。

第一の柱(Pillar1)は、BEPS2.0のうち多国籍企業グループが稼得した利益のうち超過利益の一定割合を関係各国に再配分する制度(利益A)と、消費者に対して直接アクセスしているか否かにかかわらず、多国籍企業における事業実態が認められる市場国に対する最適な所得配分(利益B)を目指す取組みです。

第二の柱(Pillar2)は、多国籍企業グループの軽課税国への利益移転を抑制し、また、各国における法人税率の過度な引き下げ競争を終焉させるべく、世界共通の最低税率を導入して、多国籍企業がどこの国または地域で経済活動行ったとしても最低限の租税負担を負うことになるような制度設計を導入する取組みです。

ミルウォーキーの最終日。

今回のホテルは、設備は普通だがサービスがとてもよかったと感じる。まずチェックインとチェックアウトの時間。オフィシャルには15時チェックイン、11時チェックアウトなのだが、初日の12時過ぎに到着しても部屋に入れてくれたし、チェックアウトは無料で13時のレイトチェックアウトに変更が可能だった。

せっかくレイトチェックアウトにしたので、午前中は荷物を置いてホテルの周りを散歩。リバーウォークと呼ばれる川沿いの遊歩道を散歩してきた。結構日差しが強く、暑くなってきたいので途中で川を渡って引き返してきたのだが、それでも1時間ほど散歩を楽しんだ。

ホテルに戻って少しだけ休憩し、13時前にチェックアウト。家に帰るのも1時間半程度なので、焦る必要もない。往路は高速道路中心だったが、帰路は湖沿いの道をゆっくりドライブして帰る。

途中で湖の湖畔に降りていけるポイントがあったので、車を停めて犬と向かう。海のように広大な湖だが、当然塩辛くない。また、さざ波は立っているが津波はないだろうから、怖くもない。たくさんの家が湖が見えるポイントに建てられていたが、とっても贅沢な絶景を毎日みて過ごすことができる。生活の豊かさって何だろうって思ってしまう。

昼食はKFC。一旦、ダウンタウンのような町を出てしまうと、食事処を見つけるのが難しくなる。マクドナルドやKFCといったファストフードはどこでも見かけるのだが、普通のレストランが見当たらない。見つけてもちょうどJuly 4th当日なので、休みの店が多く、結局KFCにしたのだ。

犬を車の中に放置しておけないので、テイクアウトして近くのドッグランまで行ってから昼食。日陰に車を停めてベンチでフライドチキンにかぶりつく。ハンバーガーはアメリカの方が美味しいけど、フライドチキンは日本の方がジューシーで美味しいかな。

その後、ドッグランへ。こちらも大型犬と小型犬が区分してある。そもそもアメリカでは小型犬が少ないので、今回もガラガラ。犬好きの仔なのでちょっと寂しそう。

地図で見ると大型犬のエリアの背後にはトレイル用の道が広がっているように見える。ちょうど大型犬コーナーから出て来た老夫婦の方に話を聞くと、リードを付けなくてもよい道が1マイルほどあるので、よい散歩ができるよと教えてくださった。大型犬の数も減ったので、思い切って行ってみることに。

森の中の小道を進んでいくような感じでとっても楽しい。何よりもリードから解放されて、ちょこちょこと愛犬が歩き回る姿をみるのが楽しい。至福の時間。

途中で、一匹だけヤンチャな大型犬に出会って、追い掛け回されたが、飼い主さんがうまく制御してくださった。その後は特にトラブルもなく、トレイル終了。

小型犬のコーナーに戻ると、3匹の小型犬(といっても我が家の犬よりは2回りくらい大きいが)がいる。一緒になって追いかけっこしたりできて、我が家の愛犬も満足そう。

ふと時計を見ると16時。すっかり長居してしまった。ドッグランからは高速道路を使って約1時間の帰路。安全運転で帰宅。夜は疲れていたので、久しぶりにインスタントラーメンで終わらせた。日本のインスタントラーメンは安定的にうまい。旅から帰るといつもそう感じてしまうのであった。

【リバーサイドウォーク】
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【ミシガン湖畔】
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【ドッグラン・トレイル】
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ミルウォーキーは観光名所かというと、そうではないように思う。ウェブで検索すると、美術館、ハーレーダビッドソン美術館、ミラーの醸造所、リバーウォークといったところが出てくるくらい。ハーレーには興味がないし、ミラーは日曜日しか空いていないようでチャンスを逸してしまった。さて、どうしよう。

いつもながらの行き当たりばったりの旅。一番の目的である美術館には行ってしまった。いわゆる観光案内ではなく、個人で書いていらっしゃるブログを発見。そこで紹介されていたパンケーキ屋さんに行ってみることに。

とっても美味しい(と日本人が言っている)とのことなので、期待して向かう。朝から昼の14時くらいまでしか空いておらず、ブランチをとりに訪れる人が多いようだ。あいにく一番のピークである10時ごろに到着してしまい40分ほど待たされる。

待った甲斐はあり、本当に美味しい。パンケーキとオムレツを注文したのだが、パンケーキも甘すぎずにふわふわ。オムレツもほどよい塩味で美味しかった。でもボリュームがとんでもなく、半分程度しか食べられない。明日の朝食用にと持って帰ることに。

物価が安いのもありがたい。シカゴだったらこれだけで50ドルくらい取られそうだけど、30ドル強。ブランチに30ドルが高いか安いかは意見が分かれるかもしれないが、シカゴ在住のみとしては安く感じたのだ。

その後、ブログを頼りに大聖堂へ向かう。駐車場があるのかどうかが分からなかったので、少し手前の道に路上駐車。たくさん車が停まっていたのでそれに倣う。大聖堂に近づくほど駐車スペースがないと思われたので(あと私が縦列駐車が苦手なので)、早めに空きスペースを見つけて駐車。大聖堂まで0.4マイルなので徒歩5分程度の距離。

昨日歩き回っていたダウンタウンがとても安全だったので油断していたのだが、歩き出して見るとちょっと雰囲気がおかしい。あまり長居してはいけないと速足で通り抜ける。特に危険な目に遇ったわけではないが、大聖堂に辿り着いたときはホッとした。こういった嗅覚は大事にしたい。

さて、大聖堂といっても大したことはないのではとあまり期待していなかったのだが、これが意外にも素晴らしかった。私はキリスト教信者ではないが、それでも宗教のもつ荘厳さを感じさせられて、引き締まった気持ちと少し癒されるような気持ちにさせられた。娯楽がさほどなかった時代に、人々が宗教に吸引されていった理由が分かるような気がする。

帰り道も速足で車まで向かい、無事に帰って来た。午後は愛犬のためにドッグランに行く予定をしていたので、グーグルマップで調べておいた場所に向かう。3カ所候補があったのだが、1カ所めは先ほど感じたのと同じような治安の悪さが漂っていたので取りやめ。

2カ所めは、湖沿いのドッグラン。悪くない感じだったのだが、大型犬と小型犬の区分がなく、1匹とてもやんちゃな大型犬がいて、うちの犬を追い掛け回す。ちょっと乱暴だったので、何かあっては怖いと思い、こちらも断念。

今回ははずれかな、と結局一番遠方の3カ所めに向かったところ、こちらは大当たり。とても広い敷地で、愛犬も楽しそう。小型犬のコーナーもあったのだが誰もおらず、大型犬の方に集中している。結構おとなしそうな犬ばかりだったので、思い切って大型犬コーナーへ。

柴犬もいたりして、愛犬は楽しそうにじゃれている。仲良くなった方はアメリカ在住10年以上の中国の方。前はシンセンに住んでいたとのことで話が弾んだ。久しぶりに少しだけ中国語も使って見たり。その方の友人のアメリカ人が中国語を流ちょうに話していたのがきっかけで中国の方だと分かったのだ。そのアメリカ人は中国に留学したことがなく、アメリカで3年程度中国語を学んだだけとのこと。きちんと学べば3年でここまでのレベルに到達するんだと感心した。

夕食は、これまた同じブログで紹介されていたSt. Paul Fish Companyというところへ。市場の一角にある海鮮料理やといったたたずまい。ボイルしたロブスターと英国式のロブスターサンドウィッチ、クラムチャウダーを注文。シカゴだったら100ドルを超えそうなものだが、こちらでは50ドル強。ほぼ半額に近いのではなかろうか。味も美味しく、とっても満足。昨日の美味しくないチキンのことがなおさら悔やまれる。

レストランからホテルまでは歩いても行ける距離だった。車で数分で到着。残念ながら夕食をゆっくり楽しんだので19時までの無料コーナーはクローズ。ホテルのバーで軽く飲もうと思い、愛犬は部屋で待っていてもらうしかないかなと考えていたら、先客がいる。バーテンダーに確認すると、小型犬なら一緒でもOKとのこと。ラッキー。

こちらでも定番のミラーを注文し、ほろ酔い気分。今日もよい旅だった。

【大聖堂】
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【ドッグラン】
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【シーフードマーケット】
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今年の米国の独立記念日、いわゆるJuly 4th は火曜日。月曜日に有給を使って3日間の小旅行に行ってきた(土曜日は残念ながら出張から戻る日だったので午前中が潰れてしまったし、さすがに動く気になれなかった)。

今回の旅先はミルウォーキー。シカゴからだと1時間半ほどで行ける距離。出張続きだったので、3〜4時間のドライブはきついとおもって、比較的近いところにした。アメリカの見どころは西や東に集中しており、中西部は意外と観光地が少ない。

犬がいる関係で飛行機に乗れず、ドライブ旅行が中心になるので、どこへ行くか、場所の選択肢が少なくなってきている。まぁ特段観光地でなくとも、アメリカの実態を知るために他の場所を訪れるのはとてもいいことなので、ドライブ旅行を継続したいとは思っている。

朝の10時ごろに家を出発。土曜日は疲れ切っていたので、旅の準備も当日の朝というドタバタぶり。案の定、ホテルで履くスリッパ(アメリカのホテルにはスリッパがない)と、冷やして置いた飲料などを入れるクーラーボックスを家に置き忘れてしまった。まぁ致命的な忘れ物ではないので、大丈夫。

昼前にはホテルに到着。今回は、ANAのマイレージの一部有効期限が7月末で切れてしまうという連絡が来ていたので、マイレージでホテルを予約。ANAマイルが海外のホテルにも使えるというのは知らなかった。ただし、ホテルで使うよりも航空券として使う方がお得だと思う。よって期限が切れるポイントだけを充当し、差額はカードで決済。一泊100ドル程度で泊まれることになるので、今のアメリカの物価を考えると格安である。

いつもはポイントが溜まるHilton系のホテルを使うのだが、今回はマイルが使えるということで、今まで使ったことのないDrury Plaza Hotelというところを選択。ネットで見た感じだとよさそうな雰囲気だったのだが、実際に到着してみると可もなく不可もなく、といったところだろうか。マイルを使って安く泊まれたので文句はない。

犬も連れてきているので、きちんと申請する。一泊50ドル、二泊で100ドルの犬の宿泊料を取られてしまうが、これは必要経費。

いつもなら初日は移動だけなのだが、今回は移動距離も短かったし、まだまだ時間があるので美術館へ行ってみることにした。ミルウォーキーの美術館は建物の外観が特徴的でいつか行ってみたいと思っていたところ。ホテルから15分ほどで歩いて行ける。

昼食時だったので、途中のレストランで軽く昼食を取ろうと思っていたのだが、迷っているうちに美術館に辿り着いてしまった。美術館にある喫茶コーナーでサラダとアイスラテだけを注文。夜に備えてお腹を空かせておこう。

こちらの美術館は外からみた外観も特徴的だが、個人的には内装が白を基調にしたモダンなつくりで好きだった。美しい建築物を見ると、自然を見たときとはちょっと違う落ち着いた気持ちになるのはなぜだろうか。

結構広い美術館で、2時間ほど歩き回ると疲れてしまった。メインの展示がピカソとミロだとのことだが、なかなかたどり着けない。結局、係の方に案内してもらった。ピカソの絵が1枚、ミロの絵が2枚展示されている。やはり本物を見るのは貴重な経験。

その後、夕食を取ろうとグーグルマップでレストランを検索。知らない場所なので、マップの星の数に頼る。評価が4.9というチキンの店があったので、そちらまで行ってみるのだが。。。残念ながらアメリカ人の舌の感覚で4.9だったようで、とってもジャンキーな味だった。全部食べ切れず、かといって油がべちゃべちゃで持って帰る気にもなれず、もったいないけど廃棄。せっかく昼食を軽めにしたのに残念。やはり旅先はハンバーガーが無難なのか。

ホテルの目の前に大きな川が流れている。川沿いはリバーウォークといって、観光案内にも掲載されている有名な場所のようだ。面白かったのは、川にかかっている橋が船が通るたびに上下すること。車で到着した際に踏切のような信号音と遮断機にびっくりしたが、橋が徐々に持ち上がっていく。昔のように三角形の形で開くのではなく、橋自体が昇降するイメージ。

面白いので車の中から動画を撮影。よい記念になったと思っていたら、チキン屋へ行く途中、行きも帰りもひっかかってしまった。ゆっくりと昇降する橋、その下を通っていく船が小さな観光船だったので、本当に橋を上げる必要があるのだろうかと思いながら、5分程度待たされる。面白いけど、1回見たら十分である。

今回のホテルのよいところは、17時から19時までハッピーアワーと題して、アルコールを1人3杯まで無料で飲めること。19時ギリギリにホテルに辿り着いたので、慌ててオーダー。何とか2杯飲み切ることができた。ミルウォーキーはミラービールのおひざ元なので、ミラーが美味しい。

結構歩いたので疲れてしまい、夜は早々に就寝。

【ミルウォーキー美術館】
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【ピカソの絵】
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【街並みと上下する橋】
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◇2234 『終止符のない人生』 >反田恭平/幻冬舎

ショパンコンクールにおける戦略的な選曲が強烈だった。

反田さんのことは情熱大陸などの番組で存じ上げていた。一見粗野に見える風貌と、実は緻密な内面がうまくバランスしていて、とても魅力的な方だなと感じていた。彼のピアノは番組中でしか聴いたことがないが、とても情熱的かつ繊細な印象。人柄がそのまま出ていると言えばよいだろうか。

本書では、前半で反田さんが自身のピアノ遍歴を振り返っており、中盤はショパンコンクールの舞台裏を、後半はこれからの音楽にかける思いが綴られている。

一番読み応えがあるのはショパンコンクールの一幕であろう。途中でピアノを弾くのが怖くなり、丸一日あえてピアノから離れたというシーンには、世界の頂点で戦う人たちの重圧をまざまざと感じさせられた。私も自身の仕事のプレッシャーから逃げ出したくなったりすることがあるが、そんなものとは比べ物にならない世界を生きている人がいるんだと、励みになった。

また1〜3次予選およびファイナルラウンドでの楽曲選びが非常に戦略的で驚いた。以下はそのポイント。

<1次予選>
1)ノクターン(夜想曲)17番 作品62-1
2)エチュード 10-1 (練習曲)
3)エチュード 25-10
 エチュードはF難度の練習曲
 これら3曲は審査員を意識して技巧を見せつけるため
4)スケルツォ
 速いテンポの三拍子の曲
 ワルシャワの聴衆に楽しんでもらうため

<2次予選>
自分の個性を大事にしつつ、王道のリズム感や抑揚を出していく戦略。
そのために審査員の状態や会場の雰囲気に対応できるようプランA、B、Cを準備。

1)猫のワルツ
2)マズルカ風ロンド(輪舞曲)
 ポーランド人にとって慣れ親しまれたメロディで感謝の気持ちを伝える
 技術的に正確に弾くことが難しくコンクールではあまり弾かれない
3)バラード2番
 牧歌的な情景から嵐の風景へ転換する曲調
 これら3曲はどれもヘ長調の曲
 あえて同じヘ長調を、動物→人間→自然界と対象を変えることで
 趣向を変え、審査員を飽きさせない戦略
4)ポロネーズ
 祝典的な要素を持つ曲
 ショパンの醍醐味である哀愁や暗さを徹底的に消したラインナップ

<3次予選>
2次予選ではショパンの初期から中期の作品を選んだが、
3次予選では晩年の作品にフォーカスし、大人の雰囲気が漂うプログラムにした。

1)3つのマズルカ
 ショパンの中でも最も難しい曲の1つ
 マズルカは「望郷」のキーワード
2)ソナタ第2番 葬送
 先が見えないコロナ禍の重苦しさを表現
3)ラルゴ「神よポーランドをお守りください」
 今まで誰も弾いたことがない曲
 たくさんの曲を聴かなければならない審査員を飽きさせず
 耳を刺激するための曲
 後半生のショパンは戦争の為故郷に帰れなかった
 その想いを、この曲に乗せた
4)ポロネーズ 英雄
 この曲には「復活」という意味合いも込められている
 コロナからの復活という意図を、審査員に上手く伝えることができた

葬送の最後の音とラルゴの最初の音は同じであり、ラルゴの最後と英雄の最初も同じ。
このようなしりとり的な遊び心も取り入れた。

<本選>
 ピアノ協奏曲 第1番


ロシアでの留学生活の一面も面白い。日本とは異なる異文化でのとんでもない体験は、人間を一回り大きくしてくれる。

それでは気になった箇所を要約して引用しておきたい。

・演奏はどこで誰が聞いているか分からない。どんなに小さなコンサートホールであろうが、手を抜いてはいけない。(現に反田さんも小さなホールでの出会いから大きなコンサートに繋がった実績を持っていらっしゃる)

・ピアニストにとって、コンクールの結果より大事なことはいくらでもある。結果が何位であろうが、偉ぶることなく増長することなく、腐らず永遠の成長を続ける。挑戦者としての真摯な姿勢を、僕たち音楽家は絶対に忘れてはならないのだ。

・生きることに対して強い信念をもって歩むべきだ。たまたま僕は音楽という畑にいて、時が来たら畑を耕し、種を蒔き、少し成長したら水を撒いて、陽に当てる作業の繰り返しを経てここまで来た。その過程には様々な苦難があり、危険に晒される機会もあるかもしれないが、こういう人になるんだという信念をもっていれば、きっと芽吹く時がくる。

・あきらめず、続けることの意味を僕の人生をもって証明できました。人生とは、終止符のない音楽なのだ。




【目次】

序章 冠を獲りに行く
第1章 ピアニスト反田恭平誕生
第2章 いざ、世界へ
第3章 人生を変えるショパンコンクール
第4章 僕が世界で2位を獲れた理由
第5章 音楽で食べていく方法
第6章 音楽の未来
第7章 僕を支えた天才たち
おわりに


6月の最終週は本社からの出張者対応のため、サンフランシスコとダラスに出張。両者とも、既に何度か訪れている土地なので、特段ブログに書き留めることもないかなと思っていたのだが、たまたま2時間ほど空き時間ができたので、ダラス在住の方に案内してもらい、ダラスの造幣局を見学してきた。

アメリカにはワシントンとダラスの2カ所に造幣局があるとのこと。ダラスでは紙幣のみを作っており、コインはワシントンのみだそうだ。造幣局なんて大したことないだろうと高をくくっていたのだが、これが意外に面白い。

工場勤務の経験があるからだろうか、ただの紙から紙幣が印刷され、連番を付与され、裁断されていく様子を見ていると、非常に面白いと感じた。歩留まりは97%程度で、3%の不良品がでるそうだ。不良品も厳密に管理されており、シュレッダー処理される。そのシュレダーの残骸が売られていたりするのだから、ちゃっかりしている。

お土産コーナーでは裁断される前の紙幣も販売されていた。大判のものは100ドル以上するが、私は1ドル札が5枚連なっているものを購入。20ドル程度だったが、ここでしか買えないとのことで、衝動買いしてしまった。

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◇2233 『東芝の悲劇』 >大鹿靖明/幻冬舎文庫

無能な経営者が数名続いただけで、企業というものはこんなにも凋落してしまうのかと、ただただ驚いた。

会計に関与する身として、東芝の不正会計に関してはこれまでも新聞記事や書籍に目を通してきたので、内容は理解しているつもり。しかしながらその背景に、これほどまでの確執があったというのは知らなかった。まさに人災。

感想を述べる前に、筆者ご自身がまとめていらっしゃるラスト近くの一文を引用しておこう。本書が見事にサマリーされている。

穏やかな真摯による経営が長く続いてきた東芝はバブル経済崩壊後、次第に業績が伸び悩むようになり、思い切った刷新を託されて傍流から経営トップが起用された。主流の電力畑でも、昭和40年代までの成長の牽引役だった家電畑でもない、海外営業畑出身の西室泰三が社長に抜擢されたのは、だからであった。

彼は腰が低く人当たりは良かったが、コンプレックスに由来する上昇志向が強く、名誉欲は人一倍強かった。おとなしい岡村正は西室が院政を敷くには都合が良く、やがて西室は自信と同様、傍流の海外営業畑出身の西田厚聡を後継者に引き上げた。西田は西室に輪をかけて名誉欲が強く、マスコミ受けするスタンドプレーを好んだ。粉飾決算の温床となったバイセル取引という仕組みを採り入れ、自身の成績向上のために秘かに活用していたのは彼だった。

その西田は、東芝社内でも余人が近づけないほど聖域化していた原子力部門から佐々木則夫を抜擢した。佐々木は西田が秘密にしていた粉飾の手口を破壊的なまでに活用し、暴力的な恐怖政治によって東芝を混乱に陥れた。原発に命をかけてきた彼は、福島第一原発事故後の世界の潮流の変化を無視し、無謀にも原発一筋に邁進し、傷口を広げていった。

そんな佐々木が財界公職で名をなすのに嫉妬した西田は、恥も外聞もなく身内の喧嘩を世間にさらけ出した。社内の混乱を収拾するために起用された田中久雄は、これまた傍流の資材調達部門出身で、ただ西田に唯々諾々とする傀儡に過ぎず、しかも粉飾の手口を発案した張本人であった。やがて社員の内部告発によって積み重なった旧悪が明るみに出ると、暴君たちは去らねばならなくなったが、後の室町正志、綱川智は所詮、その器に非ず、であった。志賀重範はWH破綻に至る最大の責任者だったが、自身の口から真相を詳らかにすることなく、彼は真っ先に遁走した。


結局、東芝の歴々の社長は名誉欲が強く、企業としてのあるべき姿などにおかまいなくつっぱしる暴君か、それら暴君の院政を受け入れる傀儡でしかなかったということだ。通常であれば、こういった負の流れはどこかで断ち切られて、しかるべきなのだが、残念ながら東芝では社長が次期社長を指名する流れになっており、流れは止まらなかった。

企業のガバナンスで一番重要なのはトップ人事だと言われており、ライバル企業の日立製作所は、川村改革の一丁目一番地として過半数の、しかも多数の外国人で構成される社外取締役を招聘。社長自らが襟を正し範を示す姿勢を見せた。この転換点が両社の明暗を分けたと言っても過言ではなかろう。

その後、国有化されてしまった東芝。現状がどうなっているのか、新聞記事を読んでも今ひとつはっきりと分からない。失敗例は他山の石とすべきなのだろうが、あまりにも杜撰な経営に、私自身が興味を失ってしまっているから頭に入ってこないのかもしれないが。。。

最後にもう一つ、印象的な一文を引用しておきたい。

傍流からの抜擢人事は、こと日本の大企業においては成功しない。傍流からの抜擢は、多くの場合、実力者自身の院政とセットとなることが多いからである。



【目次】

第1章 余命五年の男
第2章 改革の真実
第3章 奇跡のひと
第4章 原子力ルネサンス
第5章 内戦勃発
第6章 崩壊


今回も自宅から15分程度のドッグランへ。引っ越してからまだ日が浅いので、どこへ行くにも道順が不案内。グーグルマップのナビゲーションがあるので問題はないはずなのだが、何となく知らない道を不安に感じながら目的地にたどり着く。(長距離のドライブだとあまり不安になることはないのだが、なぜか近場の方が迷わないかと不安になるのは不思議)

今回も残念ながらドッグランに入るには鍵が必要であり、連絡先も明確には書かれていなかったので、断念。しかしながら、目の前に大きな池があり、その周りが芝生で囲まれている。散歩するにはちょうどよいように感じたので、せっかくだからと散策を。

綺麗に整備された芝生の道。これは犬にとっては嬉しいだろう。伸び縮みするリードを持ってきていたので、いつもよりは自由に歩き回ることができる。うちの愛犬は蝶々が好きで、モンシロチョウなどが飛んでいくと追いかけて行ってしまう。家の周りだと車どおりが多くて、リードを短めにもっているので、自由に追いかけられないが、今日は蝶々を見るたびに立ち止まったり飛びついたり。とても楽しそうだ。

池は割合に大きく、ぐるっと一周できるかと思いきや、途中で行き止まり。仕方なくもと来た道を折り返してきたが、ずっと芝生の上を歩くことができるので人間にとっても気持ちがいい。

たとえドッグランに入れなくてもここはリピーター候補だ。大学の近くのようで駐車場もたっぷりあるし、家族連れも多くて治安も問題なさそう。そろそろ帰ろうかと思った頃合いに、ドッグランに向かう人を見かけた。思い切ってどうやったら入れるのかと声を掛けてみると、地区の役場へ行って登録して鍵を購入する必要があるとのこと。今度行ってみよう。

平日の夕方、日本との打ち合わせがないと、こういったひと時を持つことができる。夕食を作るのが面倒になったので、帰り道のウェンディズでハンバーガーをパクリ。少し運動した後なのでとても美味しく感じた。

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週末は時間がある限りドッグラン巡りを続けている。短いシカゴの夏を愛犬と謳歌するために。

今回はBo's Run Dog Parkという家から20分ほどのドッグランにやってきたのだが。残念ながら有料で、電子キーがないと入れないタイプ。フェンスに案内板があり、チケットの購入方法が記載されていた。表示されていた電話番号に電話を掛けて問い合わせてみたが、残念ながら日曜日は対応していないとのこと。

親切な方がいれば、トライアルということで中に入れてもらえたりもできるのだが、今回はそういったチャンスも無し。仕方がないのでドッグランの周りの公園や住宅街を散策してきた。

有料のドッグランは年会費を払うタイプのものが多い。だいたい年間50ドルくらいなので、定期的に通うのであればリーズナブルな金額だが、お試しで一回だけのために50ドルはちょっと高い。よって、今回のように入場できなかったところは、外から様子を確かめておくことにする。

現在はまだ定期的に通うドッグランを見定めているところ。残念ながら今回の場所はさほど魅力的ではなく、候補からは外れそうだ。

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◇2232 『知らないと恥をかく世界の大問題14−大衝突の時代 加速する分断』 >池上彰/角川新書

シリーズものを継続して読むことに価値のある一冊。

池上さんの本シリーズも14冊目。ほぼ1年に1冊のペースで出版されているので、14年続いていることになる。池上さんレベルのクオリティで、14年も継続するのは大変だろうし、アンテナの高さには頭が下がる。

しかしながら、私自身、最近は新聞の国際欄について一番興味を持って目を通しているので、本書に書かれていることの大半は、頭の隅にはあったもの。ただし、私の頭に入っているのは断片的な知識なので、その背景なども含めて解説されている本書によって、点が線として繋がっていくように感じる。

そんな中、私が認識していなかった事実が一点あったので、記録しておきたい。

ソ連崩壊後、東ヨーロッパの国々が次々にNATOへ加盟していく中で、NATOへ入らない選択をした国があります。  北欧のフィンランドとスウェーデンです。国境を接するフィンランドは「ロシアを刺激しないため」、スウェーデンは「平和国家として中立を守るため」です。しかしロシアのウクライナ侵攻を受け共に「中立政策」を放棄。NATOに加盟を申し込み、ウクライナに武器を供与する方針も表明しました。大きな方針転換です。

ただ、NATOに新規加盟するには、全加盟国の賛成が必要です。加盟国のうち1カ国でも反対すると、新規加盟が認められません。2カ国の参加申し込みに対し、トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領が難癖をつけました。トルコが両国に突き付けた条件は2つ。1つ目は「スウェーデン製の武器を売れ」ということです。実はスウェーデンも武器輸出大国です。スウェーデンは、トルコによるシリアへの軍事介入を受け、トルコへの武器売却を停止しましたが、これに関しては、売るという方向で話がついたようです。

2つ目は、トルコがテロ組織として掃討作戦を展開しているクルド人組織のメンバーを引き渡せということです。両国がクルド人を難民として受け入れていることが、エルドアン大統領にとっては「テロリストを支援している」ことになるわけです。スウェーデンはごく少数を引き渡すことには同意しましたが、犯罪の証拠がない人の送還はできないと、テロリストの引き渡し問題ではまだ妥協点が見えていません。

この動きの中で、スウェーデンの首都ストックホルムでは、トルコ大使館近くで極右によるデモがあり、イスラム教の聖典「コーラン」が燃やされました。イスラム教の国トルコがスウェーデンのNATO加盟に難癖をつけていることに反発しての行動でした。これに対し、イスラム教徒が多数を占めるトルコは、スウェーデンを非難。スウェーデンのNATO加盟には反対を続け、フィンランドの加盟だけを承認しました。




【目次】

プロローグ 分断がさらに進む世界
第1章 「左右上下」に分断されたアメリカ
第2章 “ならず者国家”ロシアをどうする
第3章 欧米にそっぽを向く中東
第4章 中国の斜陽、インドの台頭
第5章 激戦の行方、各国の思惑
第6章 岸田政治は「ショック・ドクトリン」か?
エピローグ グローバル・サウスの逆襲


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