2013年04月

散歩の質を向上させよう

朝の4時にごはんを食べると、犬さんチームのみなさんは庭に出る。


マルちゃん(大型犬MIX♂4歳)はそのままずっと庭で過ごし、保護犬はっちゃん(秋田MIX♂11カ月)は部屋に入るときと入らないときがある。


保護犬コンちゃん(和犬MIX♂2歳)は、いったんは外に出るのだが、6時ごろに入れてくれとドアをドンドン叩く。


ドアを押して自分で外に出るが、帰ってくるときはドアを引かないといけないので、はっちゃんもコンちゃんもノックしてわたしに開けてもらおうとする。


自分で出入りしてくれると楽なのだが。


かといって大型犬用のペットドアを付けると、人間も出入りできてしまう。


防犯面ではマルちゃんがいるので安心だが、泥棒ウェルカム風なのもなんだか気がすすまない。


なので、いまのところわたしがせっせと開け閉めしている。


散歩はいつも興奮度が高いはっちゃんから先に行く。


順番待ちの間に興奮させないためだ。


もし散歩前に興奮していたら、かならず落ち着くのを待ってから行くようにした。


人間都合で見切り発車すると、散歩中にイライラしやすくなってしまのだ。


それだったら、少し待って落ち着いてから行ったほうが、犬も自分も楽しい。


人間が楽しい散歩でないと、犬も楽しくない。


人間はよく興奮を楽しいと取り違えてしまうが、興奮せずに静かに楽しむのが質の高い散歩で重要なことである。


犬がさまざまなここちよい刺激(嗅覚刺激や視覚刺激など)を存分に味わうことができると、散歩の質は高くなる。


そのためには、不快な騒音やにおい、高速で通り過ぎる車やその他苦手なものが少なく、安心して草木や小動物などのにおいを嗅げる場所に行くことが必要だ。


それとともに、そういうものを「味わう」ための余裕も必要である。


よく、散歩で2時間歩いても満足しないという方がいるが、多くの場合、犬が速歩きになっている。


速く歩いているとどんどん興奮してしまうので、刺激を味わうどころではない。


そこでいくら歩いても満足しないということになるのである。


また、不快な刺激がたくさんある場所だと、緊張していてくつろげないので、やはり散歩を楽しむことができない。


グイグイ歩きになっていたら、まずは散歩場所を変えることが必要だ。


近所を2時間歩き続けるのだったら、30分自転車や車などに乗って少し遠くの原っぱや河川敷などに行き、そこで40分ほどのんびり散歩しよう。


そういえばはっちゃんが赤ちゃんだったころ、自転車に大きなかごを付けて、その中にはっちゃんを乗せて20分ほど自転車をこいで多摩川に通っていた。


体重が10キロを超えたころからわたしのほうも厳しくなってきたが、はっちゃんも窮屈だったのかよく箱乗りしていた。



CIMG1977



30キロを超えた今となっては、こんなことができていたころがなつかしい。


ともあれ、散歩で満足すると、室内ではおとなしくし寝ていてくれるので、人間にとっても助かる。


速足になっていたら、犬にガツンと衝撃がかからないようにリードをこまめに固定してブレーキをかけながら、なるべくゆっくり歩くようにしよう。


うまく止められていたら、犬は舌をペロッとしたり体をブルブルしたりといったストレスシグナルを出さずにゆっくり歩くようになる。


もしがストレスシグナルを出していたら、人間同士で犬役と飼い主役になって止め方を練習しよう。


それから、犬が途中で座り込んで動かなくなるという話もよく聞くが、理由はいろいろありそうだ。


アウトドア派でずっと外にいたいというマルちゃんタイプもいれば、はっちゃんのように暑がりで休憩したくなる子もいる。


ただのんびりしたいという子もいるし、怖いものが多くて歩きたくないのかもしれない。


なぜ動きたくないのか、自分の犬に聞いてみよう。


犬にとっては散歩が楽しみのほとんどすべてといってもいい。


なので、犬の幸せのためには、散歩の質を向上させてあげたい。


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お手入れが苦手?

再保護したはっちゃん(秋田MIX♂11ヶ月)、1ヶ月半前にうちに来た直後は吠えがひどくて、保護犬コンちゃん(和犬MIX♂2歳)を散歩に連れて行くと、「アオーン」と遠吠えしたりワンワン吠えたりしていた。


となりに車が来たりするとなかなか吠えやまなかったし、遠くから聞こえてくる物音にまでよく吠えていた。


だが、ようやくそういう吠えがほとんどなくなった。


私道を通る車には吠えるし、隣のポチが散歩に行くと吠えるが、すぐに吠え止むようになってきた。


遠くの音には吠えない。


はっちゃんが吠えても、コンちゃんやうちのマルちゃん(大型MIX♂4歳)が一緒に吠えることはない。


ルル(ヨーキー♀8歳)はネコさんチームなので、全く関係なく寝ている。


ずいぶん静かになってきた。


だが、隣の奥さんは毎日会っているのに全然慣れないし、ご主人にはまだ吠える。


研修生にはすぐになついたし、コンちゃんのお友達犬の飼い主さんにも甘えるのだが、隣の奥さんはダメなようだ。


マルちゃんがベッタリ甘えていると、遠巻きにそれを見ている。


子供のころの天真爛漫さが残っている部分もあるが、人や犬に対しては警戒心が強くなってしまった。


が、犬への反応はずいぶん改善された。


今朝は初めて見るオフリードのシェルティと会ったが、道の端に避けていたら、おすわりして相手の様子をじっとながめ、そのままスルーできた。


ギャンギャン吠えかかってくる数頭以外は大丈夫になった。


それに、そういう犬と会って距離が近すぎてガウガウしても、そのあと全く引きずらずに、すぐに平常心に戻るようになった。


はっちゃん、ずいぶんよくなってきている。


ところで、PONOPONOでは噛み付きに関するご相談をよくいただく。


噛む状況は犬によってそれぞれだが、共通して言えることは、犬に噛ませるようなことをしてはいけないということだ。


犬が嫌がることをやって噛まれるケースが非常に多いが、そういうことはしない。


噛み付く前の様子をよく見てみよう。


動きをとめて、低い唸り声をあげていないだろうか。


これは、「近寄るな、取り上げるな」と警告を発しているのである。


せっかく意思表示をして気持ちを伝えようとしているのに、飼い主がそれを聞いてあげないということが重なると、犬はより強い表現を使うようになる。


それもきいてもらえないとなると、そのうち警告なしに噛みつくようになってしまう。


そうなったら一緒に暮らしていくことが苦痛になるので、そんなところまで行く前に、犬との関係を調整しよう。


まず、犬の言うこと(カーミングシグナル)に耳を傾け、それを聞いてあげることだ。


「ちょっと嫌だなぁ」くらいのときに気づいてあげられるようになると、その先の、すごく嫌だ→もう耐えられない→噛みつくという過程を進まなくてすむ。


そうやって噛むような状態にさせないようにしていると、だんだん噛み付きが直っていく。


ところが人間は、このくらいならいいだろうと勝手に判断して、犬が嫌がるようなことをしてしまう。


人間にとってはなんでもないように思えることも、その犬にとってはとんでもなく苦痛だということもある。


とくに、過去に嫌な経験と関連付けてしまったことは、大嫌いになっていることがある。


以前に保護したパピチワのココちゃん改めピーちゃんは、ハサミで毛をカットされるのを嫌がっていた。


そんなの痛くもなんともないのに、大嫌いだった。


なので、最初はうちの犬猫の毛をチョキチョキしているところを見せることから始めた。


無理にやらずに、受け入れられることからスモールステップで慣らしていくと、うまく克服できることが多い。


噛まないまでもお手入れが苦手な犬は多いが、それにはスモールステップを合言葉にしよう。


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犬のニーズを満たす

今日はうちの先住犬ペペ(享年推定10歳)の7回目の命日だ。


そんなに時間が経過したことが、ちょっと信じられない。


遺骨を埋める場所がなかったのでそのまま持っていたのだが、引っ越して庭ができたので、やっと数か月前に埋めたばかりである。


その上に育ったバラに、いま蕾ができている。


薄幸だったペペと、いまでも悲しい思いを引きずっているわたしの心を、美しいバラが慰めてくれるだろう。


さて今日は、天気が良かったわりにそんなに気温が高くなかったので、散歩が快適だった。


PONOPONOでは多頭飼育でも、それぞれ1頭ずつ散歩する。


それは、犬によって行きたい場所も歩くペースも違うからである。


保護犬はっちゃん(秋田MIX♂11カ月)は喜び勇んで出かけるのだが、門を出るといきなり座り込んで木をガジガジ噛んだり、私道で穴を掘ったりなどするのが最近のブームだ。


そんなことは庭ですればいいじゃないかと人間は考えるが、はっちゃんにとってはそうじゃないらしい。


舗装道路を好んで歩き、あちこちの庭に鼻を突っ込んだり、落ちているティッシュを食べたりなどして、立ち止まっていることが多い。


歩くことはどうでもいい感じだ。


途中木陰で休んで、わたしに撫でてもらうのも好きだ。


これもそんなこと庭でやればいいのにと思うのだが、多頭飼育では他の犬がいないところで飼い主を独占したいものなので、それが関係していると思う。


けっこう長い時間ナデナデされながら目を細めて地面に転がっている。


歩く時間は短いのだが、散歩時間は45分から1時間程度だ。


山男のマルちゃん(大型犬MIX♂4歳)は、ひたすら山を目指す。


そして獣の臭いを追跡するのだ。


今日はウズラのつがいがいた。


行きに見つけて大興奮したもののなんとかやり過ごしたと思ったら、帰りにもまだいて、しかも崖のところで遭遇してしまった。


急斜面を駆け下りたのでリードを離すと、ウズラが飛び立った地点で待っていた。


鳥の場合は飛び立ってくれるので深追いしないから、危険な時はリードを離す。


マルちゃんはどこにも行かないのでそれも可能だが、相手がどんどん逃げていく獣の場合や、どこかに行ってしまう犬では、何としてでもリードを持っていないといけない。


マルちゃんは、狩りをする対象さえいなければ、いたってのんびり歩く。


保護犬コンちゃん(和犬MIX♂2歳)は、歩くときと歩かないときのムラがある。


歩くときは農道から山の入り口まで行き、また戻ってきてお友達犬に挨拶してから帰るのだが、歩かないときは畑のそばのあぜ道でウンチしただけで終わる。


夕方散歩が3日に1度くらい短くなる。


ルル(ヨーキー♀8歳)は、午前中は機嫌よくゆっくりゆっくり舗装道路を歩くことが多い。


夕方は行きたがらないことが多いので、そういうときは行きは抱っこで、帰りだけ散歩にする。


こんなふうに、ルートからしてそれぞれまったくバラバラなので、一緒に行きようがない。


それを人間都合で一緒にすると、犬たちは快く飼い主に合せてくれるだろうが、本当は満足していないということになりかねない。


それに、多頭飼育の場合は、散歩のときだけが飼い主を独占できる貴重な時間となるので、これを確保してあげるのも大切なことだ。


頭数が多いと1頭ずつの散歩は大変だが、それも考えて飼育頭数を決めたい。


せいぜい2頭までにしておくのがいいと思う。


そこに保護犬1頭が来ると、もう限界になる。


いまうちは限界を超えているので、日用品の買い物以外の外出も仕事もできない状態だが、みなさんはそういう無謀なことはしないようにしていただきたい。


それぞれの犬のニーズを満たすというのは大変なことなのだ。


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犬語は外国語と同じ

犬4頭との生活にもずいぶん慣れてきた。


1日のうち約6時間を散歩に費やすので、当然ながら非常に忙しい。


わたしの辞書に、「休憩」とか「一休み」などの文字はない。


犬のごはん作りに時間がかかるので、自分の食事は5分程度で用意できるものばかりだ。


それをパソコンに向かいながら5分で食べる。


仕事をしながらでも、椅子に座っていられる時間はいい。


暑い中での庭仕事はなかなか大変だ。


今日も天気が良かったので、非常に忙しかった。


犬たちを順番に散歩に連れて行くのだが、ひとりを連れて行っている間に、留守番している誰かがよくいたずらをする。


保護犬はっちゃん(秋田MIX♂11カ月)の散歩から帰ってみたら、部屋で待っていたコンちゃんが、わたしの室内履きを裏返しにしていた。


破壊することなく、みょうに上手に裏表になっていたのだった。


で、マルちゃん(大型犬MIX♂4歳)の散歩から帰ってみると、ルル(ヨーキー♀8歳)が床に置いた新じゃがの袋を破って、じゃがいもの皮をむいていた。


それを掃除してコンちゃんの散歩に行って帰ってみると、マルちゃんが花が終わってチューリップを抜いた花壇の中に巣を作って涼しい顔で座っていた。


みんな、大家族のお母さん状態で働いているわたしを楽しませてくれようとしているに違いない。


ところでこんなご質問をいただいた。


犬の気持ちをわかりたいし、カーミングシグナルで会話もしたいのだが、どうも犬のシグナルが読めないが、どうしたらいいかと。


それには練習が必要だ。


犬の表情は、写真を撮って人間のと並べてみると、非常によく似ている。


人間の場合、たいていの人は顔を見ただけで怒っているとか喜んでいるなどの気持ちがわかる。


犬の場合も同様で、顔全体をパッと見て直感的に判断する。


それでわからない場合は口元が緊張しているかいないか、目がきついかやさしいか、などのように、パーツごとに見ていく。


犬の場合は人間と違って耳が動くから、その分わかりやすいと思う。


犬の表情と、そのときの状況との対応関係を意識すると、だんだんつかめてくる。


顔以外のボディランゲージも同様だ。


あらかじめ、T.ルーガス著『カーミングシグナル』を読んで、シグナルの種類をよく理解しておこう。


ストレスがかかった時によく出すシグナルもあれば、軽い挨拶の時によく出すシグナルもある。


たとえば、「あくび」は他の相手に向かって出すことはあまりなく、強いストレスがかかった時や疲れたときなどにふと出ることが多い。


それに対し、頭をヘコヘコ上下するというのは、緊張した相手やよく知らない相手に対する積極的な挨拶として使われることが多い。


もっと軽い「やぁ」くらいの挨拶としては、目をパチパチしたり、舌をペロッとひと舐めしたり、顔を軽く横に向けるなどがよく使われる。


同じ舌を舐めるにしても、何度もペロペロするのは、ストレスがかかった時のサインだ。


それがペチャペチャになると、強いストレス行動になる。


*犬の言葉は少ないので、同じ動作がいろんな意味でつかわれるため、文脈で判断することが大事だ。


このように、まずは犬が出すシグナルをしっかり理解して、読み取れるようにいろんな犬を観察してみよう。


それができるようになったら次のステップすなわち「会話」だ。


自分がまだうまく読み取れない状態では、会話もうまくいかないので、段階を踏んでいくことが肝心だ。


ストレスレベルが高い犬は、会話のためのシグナルをあまり出さない。


興奮し状態にある犬は、他の犬にカーブを描きながら近づくといったカーミングシグナルは出さずに、いきなりまっすぐ近づいていくことが多い。


そんな犬にこちらからシグナルを出しても通じない。


聞く耳もたない状態だからである。


自分の犬で試す場合は、ストレスマネジメントに取り組んで落ち着いてから、またその子が落ち着いた状態でいるときに試そう。


「やぁ」という軽い挨拶からやってみるのがお勧めだ。


よその犬でも、のんびり歩いている犬だったら、軽くお辞儀したり、横を向いたりなどしてくれる。


外にいるネコさんたちも、よく返してくれることが多い。


ときどきびっくりした顔で目を真ん丸にして見つめてくる子がいるのもおもしろい。


カーミングシグナルは友好的な挨拶なので、たとえば横を向くというシグナルを出しながら、真正面から近づくといった無礼なことをしないようにしよう。


犬とすれ違う時は、遠くからヘコヘコ軽くお辞儀しながら近づき、まばたきしたり横を向いたり舌ぺロしたりなどのシグナルをいろいろ出しながら、大きく弧を描きながら通るようにしよう。


これはマナーなので、気が向いた時にやってみるというのではなく、いつも必ずやるように習慣づけよう。


たまに気が向いた時にやるくらいでは通じるようにならない。


毎回やってみているうちに、どうやったら犬に通じやすいかがわかってくるのだ。


われわれは残念ながら人間であって犬ではない。


犬語の習得は外国語の習得と同じである。


1度や2度文法書を読んだからと言って、すぐにしゃべれるようにはならないし、ましてやスムーズに会話できるようになどならないのである。


その点を勘違いしないようにしよう。


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笑顔が少ないときは

夕方から雨が降るとか雷が鳴るとか言っていたのに、突然予報が変わって晴れている。


洗濯や種蒔きをやめたのが残念だった。


暴れん坊はっちゃん(秋田MIX♂11カ月)は、今日はいたって穏やかだった。


散歩でも一度も興奮せず、ずっとのんびり歩いていた。


いつものオフリード小型犬に出くわして吠えられたら、なんと今来た道をくるっと引き返した。


ようやくそんなことができるようになった。


パピーのころはこういう危険回避が妙に上手だったのだ。


今朝ははじめの犬を見つけてフリーズし始めたのだが、狭い道で避ける場所がまったくなかった。


相手のほうはわき道にいたので、もう少し距離を取ってくれたら反応せずにすれ違えると思い、そうお願いした。


すると飼い主さんは、「うちはこっちだから」と言って、どんどん近づいてきて、お互いにひどくガウガウしてしまった。


犬のためにちょっと距離をとるという発想がなかったらしい。


われわれは、ガウガウさせると犬にストレスがかかるとか、悪い関連付けをするとかいうふうに考えるが、そうでない人が多数派なんだろうと思う。


だが、犬のために配慮してあげることが、実は飼い主にとってもいい結果をもたらすのだ。


回避していればそのうちガウらなくなり、静かにすれ違えるようになってその先ずっと楽になる。


犬の気持ちを尊重していると、落ち着いた穏やかな犬になって、簡単に気持ちが通じるようになる。


ところが、犬を思いやっているつもりなのに、犬からしたら嫌なことばかりされているということもあるから気を付けないといけない。


なんか笑顔がないというときは、犬を嫌がらせていないかを今一度チェックしてみよう。


飼い主の接し方はもちろんだが、環境についても検討してみよう。


意外とありがちなのが、恐怖や不安で固まっているのを、嫌がっていないというふうに理解するという勘違いだ。


ハーネスの着け外しのときに、これが多い。


うちでは保護犬コンちゃん(和犬MIX♂2歳)が着脱で少し固まる。


マルちゃんは最初はひどく固まっていたが、いまは全く大丈夫になった。


これは、嫌がらないようなやり方を可能な限り追求することでクリアできる。


散歩の準備をしたら犬に声をかけ、犬の方から飼い主に近づいてもらったら犬の横にしゃがみ、近づきすぎないようになるべく離れ、覆いかぶさらないような位置で、腕を体に回さないようにしながらすばやく着ける。


着けやすいハーネスを使うというのも大切だ。


自分から近づいてくるまで待つところがポイントである。


自分からハーネスに首を通してくれるまで待とう。


こういうときにおやつは使わないほうがいい。


飼い主も犬も、自分がやっていることを意識して、きちんと向き合うということが重要だからだ。


これを地道に続けていると、ハーネス嫌いや過剰反応は収まってくる。


コンちゃんは、待っていると自分から首を通してくれるが、少し緊張している。


先に門の外に出て、その場所でハーネスを着ける終わるまで待っているので、逃げ出したいほど嫌なわけではない。


首を通すときにベルトが頭をこするのが不快なんだと思う。


それから、犬が嫌がる環境で見落としがちなのが、家族のメンバーがあわただしく動き回って落ち着かないとか、話し声が大きい(興奮ぎみだったりけんか腰だったり)とか、家族関係がぎくしゃくしているとか、相性が悪い同居動物がいるなどである。


忙しい朝などはついバタバタと動きがちだが、動物がいる場合はそういう状況でも、なるべく動作をゆっくりする。


わたしは急いでいるときは、ゆっくりした動作で大股で移動することにしている。


基本的に犬猫のいる前では急いでいないふりをする。


バレバレなのだろうが、興奮させまいとするこちらの気持ちは伝わっているような気がする。


いろいろ工夫していると、いつの間にか気持ちが通じるようになる。


それがまた楽しいところだ。


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超簡単!手作りご飯レシピ

今朝は6時半スタートで散歩できたので、涼しい上に人もおらず快適だった。


もともと人口密度が低いところなので、あまり関係ないのだが、バタバタ走る子供がいると、保護犬はっちゃん(秋田MIX♂11ヶ月)がちょっと緊張する。


別に子供に向かっていくわけでもなく、吠えたり飛びかかろうとしたりもしないのだが、余計なストレスはかけないに越したことはない。


「慣らそう」などと思って近づけたりしていると、逆に全く苦手になったりするのだ。


途中、吠え吠えトイプーちゃんに会ったが、道幅よりもさらに少し遠いところにいたので、吠えられながらもスルーできた。


最近は、ロックオンしても「行こうよ」と促すと、歩いてくれることが多くなってきた。


まだ座り込んでしまうこともあるが、成功率が上がってきている。


だが夕方散歩では、近所の人が大声でおしゃべりしながらウロウロしていたのに反応して吠えている状態で散歩に出たため、前半は興奮して速足になり、ついでにリードを噛んでいた。


後半は落ち着いたが、散歩は出だしが大事だということを、あらためて確認した。


今日は母が来ていて、帰る前までにはっちゃんの散歩を終わらせないといけなかったので、落ち着くのをゆっくり待っている時間がなかったのだ。


時間が押しているときは散歩を楽しめないので、なるべくずらしたほうがいい。


人間の都合で動こうとすると、必ずといっていいほど失敗するのだ。


わたしは用事がある日は、かなり余裕を持って散歩に出ている。


それでも予期せぬことがあったりして、時間ギリギリになることがけっこうある。


フルタイムで仕事をしている人は、さぞかし大変だろうと思う。


保護犬コンちゃん(和犬MIX♂2歳)は、やたら長く歩く日があったり、ほとんど歩かない日があったりするので、全く時間が読めない。


犬が増えれば増えるほど、調整が難しくなってくるということを考えれば、ひとりで犬4頭などという無謀なことをしてはいけないのだ。


飯炊きだけでも大変なのだから。


その飯炊きだが、わたしは半分手作り食というのをおすすめしている。


完全手作りだと、微量栄養素を補うためにたくさんのサプリメントが必要になるし、毎日続けるにはあまりにも頑張らないといけない。


頭数が少なかったときはそれでも作っていたが、いまはちょっと無理だ。


そこで、ご飯と肉に少量の野菜を混ぜた超簡単な手作りご飯にドライフードを混ぜたたものを食べさせている。


これで微量栄養素の問題はクリアできる。


手作り食のいい点は、犬が喜ぶこと、かさが増えるのでダイエットが簡単なこと、犬の好みやアレルギーなどに合わせられること、などである。


そこで最も簡単な基本レシピを公開しよう。


以下の分量は大型犬3頭の2日分なので、半分程度で作って小分けして冷凍したりすると楽だ。


<材料>


鶏胸肉800g(2枚)
米 500g
かぼちゃ4分の1個
ドライフート400〜500g(ぬるま湯でふやかしておく)


<作り方>


1.ご飯を普通に炊く。
2.鶏肉とかぼちゃをそれぞれ2センチ角程度に切って(小型犬なら肉はもう少し小さくする)、ひたひたの水で、かぼちゃが崩れるまで一緒に煮る。
3.ドライフードと炊いたご飯をまぜる。
4.犬によっては、好みの野菜を全体の1割程度トッピングする。


これで、たんぱく質25%、炭水化物60%という理想的な割合である。


もっと市販フードの割合を増やしてももちろんいい。


野菜にかんしては、非常に個体差があるので、犬の様子を見て食べさせよう。


ルル(ヨーキー♀8歳)と猫の小麦ちゃん(茶トラ♂10歳)は、イタケの軸や大根の皮を争って食べるほどの野菜好きで、結構たくさん食べても平気だが、マルちゃん(大型犬MIX♂4歳)は野菜は食べたがらないし、消化も苦手だ。


目安はご飯全量の1割程度だが、その子によって増減しよう。


肉の種類を変えたり、豆腐を混ぜたり、魚にしたりなど、いろんなバリエーションを楽しむこともできる。


計算しないで作るときは、ドライフードと半々くらいにすると安心だ。


いずれにしても、犬の様子を見ながら、そして体重の増減をチェックしながら食べさせよう。


持病などがある犬については、獣医師に相談したほうがいい。


いずれにしてもよく犬を観察して、様子がおかしいと思ったら中止しよう。


あくまでも飼い主さんの責任で試してみていただきたい。


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犬に嫌われないために

朝モタモタしていて、保護犬はっちゃん(akita MIX♂11カ月)の散歩が7時スタートになってしまった。


ただでさえ天気が崩れてきていて、ソワソワして興奮気味だった。


そこへもってきて、小学生の集団と鉢合わせしてしまった。


通学路は避けているのだが、大きな道路との合流地点で会ってしまったのだ。


しかも、運悪く忘れ物をした子がいて、あわててバタバタと走りながら道を引き返す。


少し離れて見ていたのだが、いつもより興奮度が高かったはっちゃんは、少しイライラして久しぶりにリード噛みが出た。


夕方も引き続き興奮するかと思いきや、まったく落ち着いてのんびり歩いていた。


保護犬コンちゃん(和犬MIX♂2歳)もちょっと興奮していたようだ。


朝、いつになく少し速足で、トコトコトコトコどこまでも歩く。


いつも行ったことがないところまで歩き、ゆっくりにおいを嗅いでマーキングして、またいつもの散歩コースにもどって、山まで行って帰ってきた。


1時間以上歩いていたと思う。


朝歩きすぎて疲れたらしく、夕方は私道を上ったところでおしっこして、すぐに引き返してきた。


少しずつ悪天候の影響が軽くなってきている。


ところで、コンちゃんは人に触られるのが得意でない。


もともとそうだったのだ。


そういう犬は、人間が思っている以上に多いのだが、人間はそれに気づいていない。


飼い主が撫でれば犬は喜ぶと思っているのだ。


だがこれは大間違いである。


ルル(ヨーキー♀8歳)は、わたしがデスクワークしているときは膝の上で寝ているが、そういうときにお尻のあたりに手を置いたりするのはOKだ。


だが、床にいるときに手を伸ばすと(そんなことはしないが)、あわてて飛び退く。


夜寝るときにベッドにもぐりこんできて、わたしの胸の上にお尻を置き、顔をわたしの頬に乗せる。


だが、もしわたしが抱っこして頬ずりなどしたら(そんなことはしないが)、嫌がって体をよじるだろう。


犬に真正面から近づいて、腕を広げて、大好きギュっみたいなことをする人がいるが、犬にとっては大迷惑である。


いくら自分の犬でも、絶対にそんなことはやめてあげよう。


こういうことをすればするほど犬に嫌われるということを覚えておきたい。


犬の頭を撫でるというのも、人間が思っているほど犬は喜んでいない。


こんな動画を見つけた。







手をの上から伸ばして頭を撫でると、犬は耳を倒し、目をつぶり、顔をそむけている。


これはストレスがかかっているということだ。


言い換えれば「やめて!」と言っているのである。


下から顎のあたりを触っているときは大丈夫だが、また頭を触ると今度は大きく顔をそむけた。


この子はわかりやすいが、ほんの少し横を向くとか、舌を少しだけペロッと出すなど、人間が見落とすようなシグナルを出すこともあるので、注意が必要である。


次の動画は、人間の撫で方以前に、犬自体が高ストレス状態で落ち着きがない。


シェルターで撮影されているのでまわりも騒々しい。







音声は犬のストレスシグナルをひとつひとつ指摘しているのだが、この状態で犬を触るのは止めさせてほしいところだ。


人間はかわいがっているつもりで犬を撫でるが、犬にとってはストレスになることが多い。


人間も犬もリラックスしてダラッとしているときに、犬がそばに寄ってきたら、わき腹を掻いてあげたり、胸や耳の後ろをゆっくり撫でてあげると喜ぶ。


あくまでも、犬の要望を聞いてからにしよう。


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不安には穏やかな笑顔を

マルちゃん(大型犬mix♂4歳)と保護犬はっちゃんは、朝ご飯を庭で食べる。


そのままおしっこを済ませてから、また家に入るか庭にとどまるかは自分で決めてもらう。


保護犬コンちゃん(和犬mix♂2歳)は、室内でルルと一緒にご飯を食べてから庭に出る。


だが、コンちゃんやマルちゃんがいると、すぐに帰ってきてしまう。


そしてみんなが室内に入った後に、自分でドアを開けて庭に出ていく。


だが、自分で出ることはできても入ることはできないので、「ワン!」と一声吠えてわたしを呼ぶ。


わたしはすでにベッドに戻って寝ているのだが、「はいはい」と出て行かざるを得ない。


今日ははっちゃんもこれをやってくれたので、何度も寝たり起きたりするはめになった。


数が多いのだから仕方がない。


それで散歩の時間になっても起きられず、はっちゃんの散歩が8時スタートになってしまった。


だが今日は小寒いくらいのちょうどいい気温で、みんな気持ちよさげにのんびり歩いていた。


みんないつもよりも長い時間歩いたのが、リラックスして歩いているので楽しい。


犬を回避しないといけないはっちゃんの散歩が少し緊張するのだが、そのはっちゃんも興奮することなく歩けるようになってきた。


そうなると散歩も楽しくなる。


夕方、ハトを見つけて歩いて追跡していたので、「それはやめとかない?」と言ったら、「は〜い」という感じでやめてくれた。


かわいすぎる。


これが本来のはっちゃんなのだ。


はっちゃん、お隣さんが朝庭に出たときにいつも吠えていたのだが、最近吠えなくなったと教えてもらった。


少しずつ落ち着いている。


だが、小さないたずらはよくやっている。


今日も花壇に入ってチューリップを踏みつけ、茎を折ってくれた。


玄関先においてある鉢植えにした小さなイチゴ。


ようやく赤く熟して食べごろになったと思ったら、これまで見向きもしなかったのに、いきなり舐めまわして表面をデロデロにしてくれた。


パクッと食べないところがおもしろい。


せっかくなので、洗ってわたしが食べた。


犬同士の小競り合いもなくなり、平和な暮らしが続いている。


コンちゃん・はっちゃんから不安げな様子がずいぶんなくなった。


不安と恐怖というのは、問題行動の主要な原因である。


常に不安を抱えていると、ちょっとした物音に吠えたり、びっくりしてウロウロしたり、ソワソワして落ち着かなかったりする。


犬にそんな様子が見られると、飼い主も一緒に不安になってしまいがちだが、それだと事態は悪化する。


犬を安心させてあげることが大切なのだ。


そのためには、自分自身が落ち着いて、リラックスした笑顔で「だいじょうぶだよ」と軽く励ましてあげよう。


一度言ったくらいでは変わらないが、不安そうな様子をするたびに、落ち着いた笑顔を見せてあげていると、犬はだんだん安心してくる。


分離ストレスがある子や、いつも口をぎゅっと結んでいる子には、飼い主の穏やかな笑顔で癒してあげよう。


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オフリードはダメでオンリードはいい?

冬に逆戻りしたかのような寒さが去ったと思ったら、また生き物たちが活動し始めた。


保護犬はっちゃん(秋田MIX♂11カ月)の朝散歩では、小さなモグラがひっくり返って死んでいるのを発見した。


はっちゃん、幸いなことにまったく気づかなかった。


マルちゃん(大型犬MIX♂4歳)だったら、目ざとく見つけてくわえていただろう。


だが夕方散歩のとき、湧水のそばの草むらでごそごそしていると思ったら、誇らしげな顔をして死んだ小魚をくわえて出てきた。


まぁ食べてもどうということもないのだが、口から落としたときに足で踏んでかくして、「やめようね」と言ってみた。


すると、微妙な顔をしつつも、あっさりあきらめてくれた。


もっと危険そうなものをくわえたときのために、ちょっと試しにやってみたのだが、悪くない反応だった。


家に帰ってくると、庭にトカゲの死体があった。


マルちゃんが何やら熱心にやっていたので、彼の仕業だろう。


トカゲは殺すだけで食べないらしい。


保護犬コンちゃん(和犬MIX♂2歳)の散歩では、やたらネコに会った。


近所の顔見知りの三毛ちゃんが丸くなって日向ぼっこしているのを見つけると、コンちゃん、そばに寄ってプレイバウする。


だが、当然ながら三毛ちゃんはむっとした顔で立ち去っていった。


ところで、オフリードに関して、こんなご意見をいただいた。


オフリードの犬は余裕があって、オンリードの犬は余裕が無いというふうに書いていたが、これはオフリードを推奨しているように聞こえて残念だ、自分の犬はオフリード犬に噛まれたことがあるので、犬のリードを放すことには反対である、というような内容である。


オフリードを巡っては愛犬家の間でもよく議論になっているが、なぜか非常に感情的な意見が多い気がしてならない。


それも、犬に対する接し方全般から切り離して、抽象的に良いか悪いかという話になりやすい。


こういう問題提起のしかたは、あまり建設的でないと思う。


まず確認しておきたいのは、犬の福祉やQOLにとって、常に自由を拘束されている状態がいいかどうかである。


いうまでもなく、人間も含めてすべての動物には、自由に運動することが心身の健全な発育にとって不可欠だ。


家畜の場合、それは人間の都合により大きく制限されているという現状があるが、それでも自由に運動させる時間を保障する方向で、動物福祉政策は進んでいるといえる。


人間に飼育されている犬についても、自由運動は必要である。


それに、繰り返し書いているように、犬のコミュニケーション手段であるボディランゲージは、リードを着けていない状態でよく出されるので、犬語の学習はオフリードで行ったほうが効率がいい。


だが、こう書いたからと言って、いつでも、どこでも、どんな犬でも、リードを離していようと主張しているわけではない。


人間の子供に自由運動が必要だということに異議を唱える人はたぶんいないだろうが、ショッピングセンターの売り場や電車の中などで走り回ったり、交通量の多い幹線道路で遊ぶことを容認する人もいないだろう。


日本の場合、動物福祉などという観点のないころにできた法律により、犬は係留しなければいけないということになっているので、公共の場でリードを離すことはできない。


だが、自分の敷地やドッグランなどで、しっかり安全対策をした場所では可能である。


なのでわたしは、広い庭がある家に引っ越したのだ。


うちの庭でオフリード状態で、マルちゃんからボディランゲージを教わった犬もいる。


だが、うちは全員、散歩のときは必ずオンリードである。


ただ条例に従ってそうしているわけではない。


マルちゃんは獲物を追跡して狩るし、ルルは脚が悪いのでよく転ぶし、保護犬たちは不安定なので、それぞれの安全確保のためにやっているのだ。


広い場所で自由運動ができれば、道路を歩くときぐらいリードを着けていても犬は受け入れてくれる。


それに広い場所を歩くときも、小型犬は3メートル、中・大型犬は5メートルのリードを着けて、その範囲=飼い主のそばを歩くということを教えほうが、犬の安全を守ることができる。


イギリスで研修を受けたときに、保護して間もないボーダーコリーの若犬の原っぱ散歩に同行させてもらったことがあったが、散歩中にリードを着けたり外したりして、なるべくストレスをかけないように距離感を教えていた。


オンリードで飼い主とコネクションをキープしながら歩くということは、犬の安全に配慮したオフリード散歩のためには欠かせない。


オフリードで歩くことがあってもなくても、長いリードを着けて一緒に歩く練習はなかなか奥が深いので、そうそう簡単に卒業できないのである。


それから、攻撃性がある犬のリードを離すというのは、言うまでもなく迷惑行為以外の何ものでもないが、ではリードを着けていればいいかというと、それではまったく不十分である。


わたし自身は、オンリードの通りすがりの犬に噛まれたことが何度かある。


興奮状態で犬が今にもそばにいるものに噛みつきそうなのに、飼い主がそれを見抜けず、犬の行くままにリードを伸ばしたままついて行って噛みつくというケースが多い。


これは犬の様子を読めない飼い主の問題である。


オンリードで犬と一緒に走ったり、自転車引きをしたりして、興奮した犬がそばを通った人や犬を噛むというのもこれまた多い。


あとは、チョークチェーンでジャークした瞬間に相手を噛むというのも含め、飼い主が暴力的な接し方をしているがために、犬が攻撃的になっているというケースもよくある。


繋ぎっぱなしで散歩にも連れて行かずに、オーバーストレス状態で噛みつくようになっていることもある。


噛みつき事故には、犬をどのようにケアしどのように接しているかが、大きくかかわっているのである。


ひどい飼い方をしている飼い主に限って犬を外に放したりするので、放し飼い=噛みつきと言うふうに思われがちだが、問題は飼い方・接し方全般にあることが多いのだ。


オンリードだからいい、オフリードだからダメというふうに短絡的・表面的に判断するのではなく、犬の習性を尊重して行動ニーズを満たすような生活を実現し、それによって不幸な事故を予防しつつ、人間社会の中で犬が幸せに暮らせるようにしていきたいものである。


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奴隷ではなく友として

冷たい雨が降っている。


保護犬コンちゃん(和犬MIX♂2歳)は外に出たがらなかった。


保護犬はっちゃん(秋田MIX♂11カ月)と、外大好きなマルちゃん(大型犬MIX♂4歳)は、ドアを開けてあげたら目の前に広がる強雨に呆然と立ち尽くしていた。


人間と同じような反応をするところがおもしろい。


ちょっと迷っているようだったが、少し庭に座って雨に打たれたのち、部屋に戻ってきてごろんと寝た。


小雨は全然平気だが、あまり雨が強いと嫌なようだ。


夕方散歩でコンちゃんは、昨日はっちゃんが会ったオフリードのポインターと遭遇した。


おとなしい犬なのだが、コンちゃん、見なかったふりをしてそのままスルー。


そのあと、今度はオフリードでギャンギャン吠えながら向かってくる小型犬に会った。


すると、あわてて走って逃げていた。


雨が嫌いなルル(ヨーキー♀8歳)は、外を見るのすら嫌なようで、ベッドの中にもぐったっきり。


でも、時々目覚めてはゴキゲンにクネクネしている。


結局散歩は雨が上がってからでかけた。


ルルはうちにきてからずっと、低気圧が近づいてくると体調を崩したり下痢をしたりしていた。


それが、ここ2年くらい、ほとんど影響を受けなくなっている。


少し活動性が下がる程度で、以前に訴えていた体の痛みなどは軽減されたようだ。


雨の日はトイレをはずすことがあったが、いまはそれもなくなった。


はずしても掃除すればいいので、人間側はまったく困らないのだが、それが体の不によるものだったりすると心配である。


ルルの場合は小型犬に多い後頭骨・頸椎形成不全の症状のひとつと言われていた。


動物は巣を汚さない習性を持っているものが多く、人間はもちろん犬や猫などの身近な動物もそうだ。


なので、狭い場所に閉じ込めるなど、不自然な環境に置かなければ、自然に適切な場所で排泄する。


生後6週齢で保護したはっちゃんは、最初から粗相をしなかったので感心したものだ。


広い場所に放しておくと、草むらに走っていって用足しして戻ってきていた。


それが今回再保護したときには、道路の真ん中でウンチをするようになっていてショックを受けた。


犬の数が増えたら、みんな庭では排便しなくなって、散歩の時間を待つようになった。


わたしが取り忘れたりするからかもしれない。


巣の外で排泄するという習性を利用すれば、まったく困ることはないのだが、それを人間都合で号令で排泄させようとするとか、人間が指定した場所で排泄させるなどとよからぬことを考えると、苦労することになる。


もし自分が家畜だったらと考てっみよう。


家畜であることだけでも十分屈辱的だが、排泄まで管理されたらうんざりするだろう。


自分の好きな場所でやりたいと思うのは当然だ。


部屋の真ん中でやらされるのは、やっぱり抵抗があると思う。


それに、寝場所のそばというのもなんとなく嫌だ。


キャンプに行って野山にテントを張ったら、そこからちょっと離れたところに用足しに行こうとしないだろうか。


小さなサークルにトイレとベッドを置いて他のスペースはなし、自分では外に出られないという環境は、奴隷状態の象徴のようだ。


監獄と同じである。


それだけでもストレスがかかって排泄を失敗しそうだ。


トイレの失敗は、ストレス行動であることが多い。


もちろん、泌尿器系の病気も考えられるので、動物病院でチェックすることが必要だが、それと同時に環境が適切かを犬目線で考えてみよう。


わたしたちは、奴隷ではなく友を求めているのだから。


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