犬の世界を知ろう

2013年08月28日
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保護犬(秋田MIX♂1歳2か月)が落ち着いてきたので、散歩がとてもリラックスしたものになってきた。


リラックスしていると、苦手克服がスムーズに進む。


はっちゃんは、再保護してみたら他犬に激しく吠えつくようになっていた。


そこで犬を見つけたらひたすら距離を取って、反応しない状態にとどめておくように気を付けた。


その効果が少し前から表れ始めていたのだが、今日はさらにはっきりと確認することができた。


今朝は、いつも会う高齢の柴犬ちゃんをスルーして、穏やかに散歩を楽しんでいたのだが、前方の家から高齢のシーズーがオフリードでヨタヨタと出てきた。


もう目もよく見えなくなってしまったということで、バス通りにわきの歩道をひとり歩いている。


はっちゃんはじーっとそれを観察していたが、相手の状態がわかっているので、ただ見ているだけだった。


その子が飼い主によって戻された後、同じ家から今度は高齢のマルチーズが出てきた。


するとはっちゃん、マルちゃん(大型犬MIX♂5歳)のように何度かお辞儀をして、カーミングシグナルを出したのだ。


その子はちょっと元気で、飼い主と一緒にオンリードでほんの少し歩いたのだが、はっちゃんを見つけて吠えたときも、無反応で眺めているだけだった。


不安げな相手に対して、はっきりとわかりやすいシグナルを何度も出してなだめようとしたのは初めてだ。


やっと犬語を取り戻してきたかと思うと、うれしくてたまらない。


まだ、自分の方にぐいぐい向かってくる犬や、興奮度が高い犬とすれ違うには、少なくとも5メートルくらいの距離が必要だが、よその犬にカーミングシグナルを出せるということは大きな進歩だ。


がんばったね、はっちゃん!


サクサク歩くことが多かったはっちゃんだが、夕方はちょっと時間がかかってしまった。


日陰コースに素敵な木の実が落ちていたからである。


房状の小枝に、直径5ミリほどの極小の実がついている。


それを一粒ずつ丁寧にむしっては、じっくり味わって食べるのだ。


ルル(ヨーキー♀8歳)だったら、房ごとツルッと一口で吸い込んでしまうようなものを、はっちゃんは上品にいただく。


このセレモニーに30分はかかった。


だが、本人にとっては、こういうのが楽しいのだろうと思う。


世間では、スタスタとたくさん歩くのが散歩だと思っている方が多いが、犬は別にたくさん歩きたいわけではなく、自分のペースでブラブラしたいのだと思う。


セルフ散歩する犬たちは、自分が行きつけの場所をチェックしてマーキングしてまわり、ときには好きな場所でちょっとくつろいで、1時間程度で帰ってくることが多いようだ。


もしマルちゃん(大型犬MIX♂5歳)をセルフ散歩させたらどうなるだろうと考えてみると(実行はしない)、山に行って狩りをして、しばらく帰ってこないような気がする。


狩りをするタイプの犬は長時間山を歩きそうだが、そうでない一般的な犬たちは、ただブラブラ歩きを楽しむだろう。


そして昼間は寝て過ごす。


ルルをセルフ散歩させたら、食べ物をくれそうな家に行って甘えておやつをもらい、そのまま居ついて帰って来なくなりそうだ。


コンちゃん(和犬MIX♂3歳)は、近所のお友達犬を訪問しまくり、落ちている果物を食べ歩き、機嫌よく帰ってきそうだ。


はちゃんはまだわたしにベッタリしているので、わたしの行くところについて回って終わりそうだ。


一口に散歩と言っても、それぞれやりたいことは全然違う。


それを人間の労力節約のために一緒に行っていたら、どの犬にとっても満足が行く散歩にはならないだろう。


「犬は散歩なんか行かなくたっていい」というようなものではなく、「生きる意味」とも言えるほど重要なものだ。


体を動かして、他の犬との交流(たとえ匂いだけだったとしても)を楽しみ、自分で考えた遊びをし、ちょっとしたおやつを探して食べ、世界を探索する。


室内の限られた環境ではできない活動をするのだ。


その活動にお供させてもらえる人間は幸せである。


犬が行きたいところについて行って、犬が見ているものを一緒に見て、においを嗅いでいるものをチェックすると、犬の興味の対象や、好きなものなんかがよくわかる。


自分も一緒にやってみると、犬の世界がちょっとわかる。


「忙しいのに散歩に行かないといけない」とか、「散歩に連れて行ってやる」というような意識ではなく、


「犬の世界を教えてもらう」とか、興味を共有するとか、そんなつもりでお供すると、楽しさが倍増する。


いまうちには4頭いるので、わたしはそれぞれから違った楽しみをもらっている。


みなさんも、自分のわんこの世界に招待してもらおう。


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コメント
投稿者:たまごまる(2013年08月28日 22:48) 
グラさん、こんばんは。

そうですよね、こんなにも人のそばで色々な姿を見せてくれる動物はいないですよね。
面白いです。

まめちゃん毎回毎回散歩コースが違います。寄る所は大体決まってますが、そこへ行く道のりは何通りもあります。
その日の気分なのでしょうね。
なのでいつも必ず会うワンコっていないんです・・・

歩いてる距離は長かったり短かったりですが、時間はいつも40〜50分と大体同じです。
やっぱり距離よりも散歩の内容なんですよね。

まめちゃんに刺激されて、まるもあれから1日一回は外に出てます。
ちょっとずつ距離がのびて、ついに玄関から塀の所まで進むようになりました。4メートル位ですが(笑)道路に出るのは怖いみたいですね。
それでもゴロンと転がったりして自分なりに楽しんでるようです。


投稿者:まゆ(2013年08月28日 23:14) 
グラさんこんばんは (*´∀`*)
実際に私が行ったペットショップの店員は、「ワクチンは、散歩に出さなければ感染しませんから、お散歩いらない子(既に散歩しないことが前提となってる)は打たなくてもいいです」とか、「大きくしたくなければご飯少なめにしたらいいですよ」と言ってました。幸い、そのショップは無くなりました。ほかにもいろいろと問題があったのだと思います。
でも売るだけではなく、動物に関する仕事をしている人は、動物がお金にしか見えなくなってしまうのかもと怖くなりました。

先日、後住わんこと散歩してたら、死んだモグラを見つけてしまいました。
興味深そうにクンクンして、気が済んだらすたこらついてきたので良かったです。
食べちゃうかと内心ハラハラしました(笑)
母の犬(いかにも猟犬)は、セルフ散歩に出していた頃、2時間ほどウロウロして帰って来ていたようです。
母に、手袋とか、プラスチックのよく分からないものをお土産に持って帰ってきてくれたそうです。
一度、畑にまく肥料を袋ごと持って帰ってきたそうです。
別の日に、庭先にその袋がたくさん置いてあるおうちを見つけ、謝って返したそうです。
そのおうちには悪いですけど、なんか笑ってしまいました。
キジバトを自分で狩って食べてしまう子なので野生児ですが、なんか憎めない子です。
投稿者:muginusi(2013年08月29日 08:24) 
グラさん、おはようございます。
私も「むぎ(黒豆柴♂現在1歳3ヶ月)の世界を見せてもらえて幸せ♡」です。もっと良く見せてもらえるよう、頑張ろう。

ちょっと長くなりますが...昔ちょっとだけアルバイトしたペットショップの店頭の奥の子たちを思い出してしまいました。

薄暗くて、食べ残しがシンクに置かれ、そこら中にゴキちゃんがうようよ。表はとても奇麗なのに、すごくショックで。とにかく、環境を良くしてあげたいと、必死に掃除をし続けたのですが、足がいっぱいあるのと無いのはものすごく苦手で、それでもこらえてだいぶ奇麗にして(狭かったのでそんなに掃除する場所はないのです)、完璧!と思ったら天井からゴキちゃんが降ってきて...心が折れてしまいました。
壁にアパートのように並んだケージには一日20〜30分の散歩に1〜2回しか連れて行ってもらえない、たぶん売れ残ってしまった子たちが4〜5匹いて、助けてあげられなかったことが申し訳なくて、そっち系の仕事に就こうと思っていたのですが、自分にはそんな資格がなくなってしまった、飼いたかった動物も私なんかが飼ってはいけないんだ、と、ずっと思ってました。
でも、一生に一度くらいはやっぱり一緒に暮らしてみたくって。一年くらい思い悩んで準備してむぎを迎えました。
そして、育犬ノイローゼ気味になり.....わん友さんにグラさんを教えて頂き、今は楽しく暮らしています。本当に感謝しています。ありがとうございます。これからもお世話になりますm(_ _)m
投稿者:うーさん(2013年08月29日 09:38) 
はっちゃんを再保護して、、半年ですか?
素晴らしいです。グラさんの主張、実践、成果がponoponoのテスティモニーですね。
散歩がゆったり楽しいものなら犬にも人にも充実した時間になりますね。
うちの子も徐々に変化は出ていますが、まだまだ興奮しやすく、リードを抑えたり、噛んで振り回すため時に腕や肩が痛かったりします。
あとで考えると、犬の気持ちが読めず自分の都合で(雨がきそうだから)早く帰ろうなどど、せかした時ですね。
反省して次にいかしてます。
あー、雨降るよね。帰ろうか。とかこっちに行こうとかできるだけ、表情、動作でも現すと伝わりますね。犬が人を理解してくれるのだから、人ももっと犬の気持ち、観察してわかってあげたいです。
投稿者:パラソル(2013年08月29日 17:43)  5
グラさん、虚勢手術の件ありがとうございます。早々に手術しようと、ノンちゃんにがんばってもらおうと思います。

グラさんがよくお話する質の良い散歩に気をつけ、早2年。他犬が苦手な兄貴犬も目にわかる成長がありました。我が家は2頭なので、4時半に始めると犬に会わず、ウォーキングのご老人しか会いません。これを続けて1年になりますが、ギャン吠えしていたマルチーズに会った時、こちらから挨拶に行ったのです。そのあとはさらっと終わりました。嬉しくてたまりませんでした。グラさんに感謝です。いつかお散歩見学に伺いたいです。
投稿者:グラ(2013年08月29日 20:39) 
>たまごまるさん

まめちゃん、いい感じですね〜。
コンちゃんの行動とよく似てると思います。
まるちゃんもプチ散歩を楽しんでますね。

投稿者:グラ(2013年08月29日 20:42) 
>まゆさん

小型犬は散歩しなくていいとか、大きくしないためにご飯を少なくするとかいうのは、ショップではよく言われているみたいですね。

肥料を袋ごと持ってくるって、おもしろいですね。
うちの犬たちは肥料を食べてしまいますが、お母さんのわんこは食料のつもりだったんでしょうか。
投稿者:グラ(2013年08月29日 20:45) 
>muginusiさん

ペットショップは心が折れると思います。
ひどい状態を自分自身で改善するには限りがありますし、黙って見ているのも難しいですから。
むぎちゃんと楽しく暮らせるようになってよかったですね。
投稿者:グラ(2013年08月29日 20:50) 
>うーさんさん

はっちゃんには申し訳ないことをしてしまったので、少しずつ元に戻ってきてほっとしてます。
最近は寝ててうなされることもなくなりました。
急に夕立が来そうなときなんかは難しいですね。
せかすと怒るので苦労します。
「あ〜、雷なってるから帰らない?」などと言いながら、しきりにヘッドムーブで交渉してます。
はっちゃんは、わりと聞いてくれるようになりました。
投稿者:グラ(2013年08月29日 20:52) 
>パラソルさん

すばらしいですね!
続けた甲斐がありましたね。
こんな感じで、ある日成果がわかるんです。
よかったですね〜。
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