2012年01月14日
フルマラソン挑戦にあたって
市ヶ谷・飯田橋のカイロプラクティック・整体 ナナカイロ・クリニック
20代男性の症例です。
最近、フルマラソンに挑戦する方がとても増えていますね。
<お悩み>・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
3ヶ月後にフルマラソンに参加する予定だが、練習中しばらく走ると右腰が痛くなり、それに伴い右膝上、左膝下、左アキレス腱付近が痛くなる。
また、走っていると、上体が右に傾いてしまう事が度々ある。
数年前から、腰骨の高さが違うとは思っていたが、最近それを顕著に感じる。それが腰の痛みの原因ではないかと考え来院。
なお、既往暦としては、高校時代にラグビーで左膝内側半月板を損傷している。
<所見・コメント>・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


まず、痛む部位を図で表すと右のようになりますが、このパターンは私のクリニックでよく見るものです。
右骨盤が持ち上がり脚長差(足の長さの違い)が生じる事で、腰部はもちろんのこと、膝関節にも屈曲や過伸展など無理な動きが発生することになります。歩行においても悪影響を与える歪みですから、走るとなると、このアンバランスが体に与えるダメージはかなりのものになるでしょう。

その多くは、右腰部や右殿部の筋肉の緊張が引き金になりますが、今回の方は、それと同時に左中殿筋(図青色)がウィークポイントとなっていました。
この筋肉はお尻のサイドに位置する筋肉ですが、言うなれば、歩行や走行時に骨盤が横に振れないように壁を作っている筋肉です。この筋肉が弱いと、お尻を振って歩くような感じになり、体幹が安定しません。
今回の方は、左中殿筋の弱化が著しいため、ある距離を越えると骨盤が左方向にぶれてしまい、それに伴って上体が右に倒れてきてしまうのですね(図参照)
そのため、右腰に負担がかかり痛みを発生させ、さらなる緊張を生むことになります。
また、左膝太股の筋肉(大腿四頭筋群)の緊張が強いことも、左骨盤を下制し、このアンバランスを持続させている大きな原因でしょう。これは過去の左膝損傷によるものと考えられます。
<治療・経過>・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1度目、全体的なアンバランスを調整し、右腰方形筋、腸腰筋のストレッチを覚えてもらう。また、頚椎に歪みが生じていたため、これを矯正。頚椎の歪みは平衡機能に支障をきたすことがしばしばある。
2度目、気になる頻度がだいぶ減ったが、少し右のそけい部に違和感。バランスが変わっていく過程でこのようなことは良くある。1度目とほぼ同様の施術内容。左四頭筋のストレッチを指導。
3度目、調子良い。左膝蓋骨の動きが悪いため、周辺のセルフマッサージを覚えてもらう。
4度目、調子良いが、ある一定の距離の越えると、体が右に傾いている気がする。左中殿筋強化のため、エクササイズを指導。中殿筋強化の方法はいくつかあるが、今回はコアトレーニングに近いものを選択。
5度目、2ヶ月後に来院。フルマラソンは問題なく走りきり、腰も痛くなかったとのこと。肩甲骨周辺の筋力にアンバランスがあったため、それを改善するためのエクササイズを指導。上半身の筋力バランスが下半身の動きを崩すこともしばしばある。
6度目、定期的なメンテナンスのため来院。今後も走り続ける予定のため、時々で調整していきたいとのこと。
20代男性の症例です。
最近、フルマラソンに挑戦する方がとても増えていますね。
<お悩み>・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
3ヶ月後にフルマラソンに参加する予定だが、練習中しばらく走ると右腰が痛くなり、それに伴い右膝上、左膝下、左アキレス腱付近が痛くなる。
また、走っていると、上体が右に傾いてしまう事が度々ある。
数年前から、腰骨の高さが違うとは思っていたが、最近それを顕著に感じる。それが腰の痛みの原因ではないかと考え来院。
なお、既往暦としては、高校時代にラグビーで左膝内側半月板を損傷している。
<所見・コメント>・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


まず、痛む部位を図で表すと右のようになりますが、このパターンは私のクリニックでよく見るものです。
右骨盤が持ち上がり脚長差(足の長さの違い)が生じる事で、腰部はもちろんのこと、膝関節にも屈曲や過伸展など無理な動きが発生することになります。歩行においても悪影響を与える歪みですから、走るとなると、このアンバランスが体に与えるダメージはかなりのものになるでしょう。

その多くは、右腰部や右殿部の筋肉の緊張が引き金になりますが、今回の方は、それと同時に左中殿筋(図青色)がウィークポイントとなっていました。
この筋肉はお尻のサイドに位置する筋肉ですが、言うなれば、歩行や走行時に骨盤が横に振れないように壁を作っている筋肉です。この筋肉が弱いと、お尻を振って歩くような感じになり、体幹が安定しません。
今回の方は、左中殿筋の弱化が著しいため、ある距離を越えると骨盤が左方向にぶれてしまい、それに伴って上体が右に倒れてきてしまうのですね(図参照)
そのため、右腰に負担がかかり痛みを発生させ、さらなる緊張を生むことになります。
また、左膝太股の筋肉(大腿四頭筋群)の緊張が強いことも、左骨盤を下制し、このアンバランスを持続させている大きな原因でしょう。これは過去の左膝損傷によるものと考えられます。
<治療・経過>・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
1度目、全体的なアンバランスを調整し、右腰方形筋、腸腰筋のストレッチを覚えてもらう。また、頚椎に歪みが生じていたため、これを矯正。頚椎の歪みは平衡機能に支障をきたすことがしばしばある。
2度目、気になる頻度がだいぶ減ったが、少し右のそけい部に違和感。バランスが変わっていく過程でこのようなことは良くある。1度目とほぼ同様の施術内容。左四頭筋のストレッチを指導。
3度目、調子良い。左膝蓋骨の動きが悪いため、周辺のセルフマッサージを覚えてもらう。
4度目、調子良いが、ある一定の距離の越えると、体が右に傾いている気がする。左中殿筋強化のため、エクササイズを指導。中殿筋強化の方法はいくつかあるが、今回はコアトレーニングに近いものを選択。
5度目、2ヶ月後に来院。フルマラソンは問題なく走りきり、腰も痛くなかったとのこと。肩甲骨周辺の筋力にアンバランスがあったため、それを改善するためのエクササイズを指導。上半身の筋力バランスが下半身の動きを崩すこともしばしばある。
6度目、定期的なメンテナンスのため来院。今後も走り続ける予定のため、時々で調整していきたいとのこと。
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