ウメブラスタッフとして、スマブラの大会と、
ポッ拳やARMSのイベント協力をさせていただいている、ナナキです。
EVOJapan2018を通して、いろんなタイトルのスタッフの声を聞き、勉強させていただきました。

そこで、今後、破竹の勢いで増えていくであろうゲームイベントが失敗しないように、
私が考えるゲームイベント運営の肝をまとめてみたいと思います。


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    この記事は、EVOJapan2018の失敗談や反省ではありません。
     また、ウメブラの運営方針を書いたものでもありません。
    あくまで、ナナキ個人の見解を、今の盛り上がりに乗じて公開し、
     今後のイベントの成功に繋げていこうという記事です。
    記事を読んで不快に思われた方には、深く謝罪いたします。
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ゲームイベント運営に必要なこと


1.嫌われない

当然のことですが、これが全てと言っても良いくらい大切なことだと思います。

パッと、「嫌われないことが大切」と言われると、
参加者や協力者を得るために人気者でないといけないという意味だと思うかもしれませんが
(確かにそれも重要かもしれませんが…)
言いたいことは逆です。

邪魔されないように、皆と仲良くならなければならない。という意味です。
(ちょっと言い方が悪いですが、ハッキリ言うとそういうことです。)

ゲームイベントは大きくなればなるほど準備期間が長くなり、
大きなイベントは年1回のペースで開かれることが多いですが、
もし、その1回のタイミングで、悪質な嫌がらせを受けた場合、
1年間の準備がすべて「失敗」の2文字に覆われてしまうのです。

ゲームイベントに限らない話ではありますが、
EVOのようなオープントーナメント形式(=誰でも申請すれば競技者として入れる)の
ゲームイベントが色濃く持つ、とてつもなく大きなリスクです。

そのリスクを避けるためには、敵を作ってはいけないわけです。

ここでいう「敵」とは、ゲームプレイヤーももちろん含みますが、
スポンサーや、他のゲームイベント運営団体も含みます。

つまり、もっともっとはっきり言うと、
妬まれるほど儲けたりとか、競合相手を仲間外れにしただけでも、危ないということです!

だからこそ、「ゲームが好きだから」というだけで運営しているユーザーコミュニティが、
イベント運営として成長しているのだと思います。


2.柔軟に対応する

おそらく、多くのゲームイベント運営団体が念頭に置いているであろう項目です。

ゲームイベント運営の作業は、事前準備は色々ありますが、
事前事後の作業に必要なのは単純なマンパワーと資金で、難しいことはありません。
(ウメブラはずっとマンパワーが不足していますが…)
やはり難しいのは、イベント中のトラブルシューティングだと思います。

トラブルへの対策を講じる上での優先順位は、大体以下のようになるかと思います。

 ①.会場が閉まる時間
 ②.一部参加者の終電がなくなる時間
 ③.参加しているプレイヤーの納得
 ④.配信視聴者の納得 = スポンサーの納得
 ⑤.スケジュール(参加者や視聴者が納得する範囲でのスケジュールの変更)
 ⑥.出費(機材の紛失など)

と、この優先順位を見てもわかる通り、
「参加しているプレイヤーの納得とは何ぞや」という話になるわけですが、
これ以上の表現のしようがありません。

プレイヤーに納得さえしてもらえれば良いのです。

ここで、どうしてもプレイヤー全員が納得できる形に収められないときは、
うまく折り合いをつけなければなりません。

例えば、あるプレイヤーが10分遅刻し、同じ予選ブロックのプレイヤー全員が待たされ、休憩時間が10分減ったとします。
待たされたプレイヤーの中には納得しない人も居るでしょう。
ですが、もしここで遅刻したプレイヤーを即座に失格にしたとして、
遅れてきたプレイヤーに、
「HPに書いてある入場時間に来た。選手案内のメールは届いてない。」
などと言われてしまうと、フォロー出来る可能性がある他スタッフの失敗をフォローできなかったことになるわけです。

もちろん、10分くらい待つのが良いという話ではありません。
入場時間を間違える可能性があるとしたら何時なのか考えられたかもしれませんし、
ツイッターでプレイヤー名を検索したら、「メール来てないけど何時に行けばいいんだ」と呟いていたかもしれません。
メールが届いていないプレイヤーが他にもいたとしたら、何人かに心当たりがないか聞いたらすぐわかったかもしれません。

シンプルに考えず、状況に応じて考えられるだけ考え、周りの意見も借りることが、
適切な解答を導くと思います。


3.適切なルールを設定する

ゲームイベントにはゲームの問題が付き物です。

そんな時に重要になってくるのが、「ルール」です。

勝敗の決め方はもちろん、セット数に応じた調整や、機材のレギュレーションを考え、
それらを、プレイヤーが納得し、覚えやすく、視聴者も楽しめる内容に落とし込まないといけません。

「スマブラ for Wii U」は、発売から約2年(2016年末~2017年)のタイミングで、このルールの問題において他タイトルの一歩先に進めたと感じています。

スマブラ界隈では、スマブラX時代の大会ルールが複雑すぎた問題を皮切りに、
ルールの調整と、統一化を積極的に進め、
現ルールは多くのプレイヤーの納得を得た状態で、世界共通ルールとして約1年使われています。

EVOJapan2018では、スマブラのルールが他タイトルと比べてとても長いことを多くの方に危惧されましたが、
既にプレイヤーに浸透したルールであったために問題なく進んだのだと感じています。


ゲームイベント運営ってムズ過ぎない?


と、この文章を読んだ方は思ったのではないでしょうか?

難しいうえに、利益を求め過ぎちゃいけないって、そんなの誰がやるの?と。

…はい。
私もそう思います。

いや、私は裏方だからまだ全然良いんです。
主催をやってるうめきさんやハメコさんは、本当に凄いなと!!!

一番言いたかったのはそんなことです。

EVOJapan2018、お疲れ様でした!!!
EVOJapan2019も盛り上がっていきましょう!!!!


EVOJapan2018Photo