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今年も二十四節気を続けたいと思います。
その時期々々の特徴や偶感を記録しておくことは、思わぬ発見につながることもありますので。

西日本では、先日のバレンタインデーに春一番が吹いたとのこと。それから、やっと三寒四温のリズムが出てきた感があります。全国的にもそういうところが多いと思います。

2月初めの立春初日は、1年でもっとも寒い日です。しかし、ここ数年は1月10日前後の成人の日あたりが寒さの底になることが多い印象でした。この例にもれず、今年もその時期は厳しい寒さとなりました。…ところがその厳しさが、なんと2月中旬まで途絶えることなく続きました。裏の畑にある水桶に張った氷は、昼間も解けることなく、ドンドン分厚くなって、厚さ5cmにもなりました。これはちょっと経験のないことです。例年なら1cmがせいぜいです。

写真の梅の木(2月18日撮影)は、小梅で例年なら立春前後に開花する樹です。それがまだ開きません。今年の異常な寒さを象徴する物候であると言えます。

本来、立春以降は、三寒四温が自然のリズムです。それがこの10日間なかったということは、その時期の季節の進み具合が遅れていたということになります。以前、「冬至…営血分の熱」でも触れましたが、季節が前に進まないと、人体にも影響があり、具体的には正気の不足が主要矛盾として出やすいのではないかと仮定しています。

実際、大寒以降の患者さん方の様子を俯瞰すると、脈幅が少ない状態が2月中旬まで続きました。大寒からは中運が火運太過となるので、太過の年は正気・邪気ともに盛んになるとの仮定から、脈幅がいつ増えるかと身構えていましたが、多くは幅なしの状態でした。これは、立春までは寒さがあまりにも強かったこと…寒さはすべてのものを弱らせます…、それから立春以降は季節の進み方が遅かったためではないかと、一応考えています。

2月中旬以降は、脈幅が中等度まである状態が急に増えました。治療としては、虚を意識しつつ、しかし瀉法を適宜加える必要があります。患者さんそれぞれが持つバリエーションに合わせて補瀉するということが前提となりますが、邪熱から瘀血を形成していることが多いので、邪熱を取る治療をすることが急に増えました。百会・外神門・照海・霊台・肝兪・太衝など。

今のところは、季節が進んだり止まったりしていて、それに応じて脈が変化しています。


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