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二十四節気の続編、今回は霜降です。
今年は10月23日から11月6日までが霜降です。

霜降と言っても、霜が降りるのはもう少し先です。20年ほど前に家庭菜園を始めたころは、11月になると初霜が降りた記憶がありますが、ここ数年は12月までハッキリした霜は降りなくなった感じがします。霜が降りて枯れる野菜もあれば、おいしくなる野菜もあり、主役が交代します。

ここ飛鳥地方での寒露の期間中は、前期は晴れて暑いくらいの日が続き、最高気温が29℃の日もありましたが、中期から後期にかけて秋雨前線が停滞しだすと急に寒くなり、最高気温が15℃という日も見られました。紅葉もちらほら見かけますね。庭のニシキギも赤く染まり始めました。

でも、急な寒さに加え、台風の影響で雨の日が続き、体調の管理は難しかったと思います。

急激な寒さ・湿気は、どちらも冷えにつながります。暖かさを特徴とする生命にとって、これは向かい風でしかありません。患者さんのほとんどの方が体力を補う必要がありました。

季節が一気に進み過ぎたとき、体もそれについていかなければなりません。生命には前に進む力、つまり推進力があり、これを推動機能と呼びますが、これがシッカリしていると暑さ寒さにすぐ対応できますが、体に不調を訴える方は、多くはこれが弱っているものです。

一方、推動機能がシッカリしていても、前に進む力の先に障害物(邪実)があると、やはり季節のスピードについていけません。こういうケースももちろんありますが、少なかったということです。

推進力といえば、脈診で脈を診るときも、この推進力のみを診る技術は大切です。脈の堅さ、柔らかさに気を取られ過ぎると、上下の波動のみが気になって、前に進む波動が見えなくなり、胃の気をダイレクトに捉えにくくなることがあります。これは余談ですが。

生命の持つ前に進む力、つまり推動機能は、温かさ(温煦機能)によってサポートされています。急に寒くなる時は、この部分を意識する必要があると思います。これだけ季節が冬に向かって早く進むと、それだけ大きな推進力が必要となります。季節が原因といつてしまうと解決方法にはならないので、やはり体の力不足に目を向けることになります。

ふだんから、特に春・夏の陽気の活発な時期に、体を動かして鍛えておくことは大切だと思います。もちろん、今の時期も無理のない程度に体を動かす必要があります。

人間は進化の過程で、いつのまにか体を動かさなくても食料が得られるようになりました。これは生物学的に見て、非常に奇妙なことです。なんで机に座ってパソコンを操作しているだけで、パンが得られるのでしょうか。近代化された時代に生まれた我々は、そういう矛盾を抱えています。意識して体を動かすことは必須だと思います。


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