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あけましてめでとうございます。

二十四節気の続編、今回は小寒です。
今年は1月5日~19日までが小寒です。

冬至期間中の気温は平年並みといったところでしょうか。急に季節が進んだ大雪期間中と比べ、それほど寒くなったという感じもなく、この時期相応の寒さという感じです。季節の進み方は順当です。

毎朝のジョギング中に目に入るものでは、季節を象徴するような目新しい物候はありません。とにかく夜が明けるのが遅い、それだけです。

そんな中でも、春の準備は着々と進んでいるはず。なにしろ、小寒・大寒は二陽四陰です。そこで、スマホを片手に表に出てみると、やはりありました。咲き始めたハコベの花。ズームで見ると花ですが、肉眼ではかなり見えづらい。他にもこのような物候が我々の知らない間に現れてきているのだろうと思います。物候とは、季節を表す物質的な徴候のことで、候は「うかがう」と訓読できます。

見えづらい徴候は人の体でも同じ。冬至でお話しした営血分の熱は、もう下火となりました。代わりに注目しているのが瘀血です。

不容の深部に営血分の熱の反応がある、と前回の冬至で書きました。その反応を気を付けて追いかけていると、その場所に違う反応があることに気が付きました。もしかして瘀血かも…と少腹の反応をよく見ると、やはり出ている。

瘀血があると気滞が強くなります。気滞が強くなると、持病があればそれがレベルアップします。そういう意味で、瘀血独特の刺痛や夜間痛などがなかったとしても、瘀血から取っていかなければ病勢が開かないことがあります。

営血分の熱は深い血の領域に熱をもち、熱は血を乾かして瘀血を形成しやすく、熱が去った後も瘀血は残るのではないかと思います。もしくは、もともとあった瘀血に今頃気づいただけなのかもしれません。診察力は日に日についてくるものなので、以前は瘀血はなかったとは言い切れません。しかし、この時期、急性に起こった症状…例えば肺がんで急に増え始めた痰、また急に発症した未明の腰の重痛など、これらを一度の瘀血の処置で即座に消し去ることができたのも偶然ではないと考えています。営血分の熱、瘀血、いずれも証です。証とは候(うかが)うものです。証候という言葉の意味を考えさせせられます。

それにしても、「ある」という予想がつくというのは大切なことで、それがなければこのハコベの花すら見つけられるものではありません。



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