眞鍼堂|奈良県橿原市の鍼灸専門治療院 大和八木駅から徒歩7分

一本鍼が鍼灸の力を最大に発揮。奈良県橿原市で本格的な東洋医学を実践する鍼灸院。肩こり・腰痛はもちろん、うつ・パニック・めまい・アトピー・喘息・不妊症・PMS・更年期障害・発達障害など、全科に対応。

無農薬日記③

茄子(かし)
【気味】甘、寒。
【主治】清熱解渇、利水道。
出典:李時珍「本草綱目」1596(中国明朝)

[解説]
ナスは漢方ではカシと呼ばれ、甘味(体力を補う)で、寒性(邪熱を冷ます)の薬効を持ちます。

邪熱による喉の渇きが止まらない時、また小便の出が悪いときに効果があります。
鍼灸なら、魚際・照海・後渓など。

漢方的な薬膳の考え方は、船に例えると分かりやすい。
船は右や左に傾くと沈没の恐れがありますね。
そのとき、もし右に傾いたら左に押せばいい。左に傾いたら右に。
体質が冷えに傾いたら温める薬を、熱に傾いたら冷ます薬を用います。

ナスは、われわれの食卓にのぼるほどボヒュラーになっている。
歴史的淘汰をくぐり抜けた食材です。
ということは、右にも左にも偏らない中庸(ちゅうよう)を得た食材ということが言えます。
どんな体質の人にも合う。
甘味で補う作用は、いわば船体を大きくする働き。
大きい船は少々の波では傾きません。

ただし、やや熱を冷ます方に働くので、船体が少し熱に傾いたときに食すべきであると言えます。
つまり、熱の盛んな夏に食べれば体力・健康増進につながるということ。
旬を考えないで寒い時期にナスを食べると、冷えに傾いた体をますます冷やすことになります。
地産地消・露地栽培の重要性が分かります。

むずかしい話は以上。
 


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こんな晴天のある休日、



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我が家の無農薬菜園で、こんなナスを収穫。

すぐ食べてしまうのはもったいないですよね。ね?



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目を入れて、なすび畑で記念撮影。



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窓辺にたたずみ何を思う…。



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ウォーリーをさがせ!的な。



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いちいち視線を感じる!



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こんな仮装も、味わい尽くす。

協力:次女(中三・受験生) 


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今年の梅雨は、夏至が過ぎたにもかかわらず、梅雨寒に近い気候です。
寒くて湿気が多い。
これは自然界の話ですが、
こういうとき、人体も同じように、寒くて湿気が多い状態になります。
これを「寒湿」といいます。

自然界の寒湿がダイレクトに人体に侵入することもあれば、
ジュースや生ものを多飲多食しすぎて体内に寒湿を貯めることもあります。

また、もともと体内に寒湿がある人は、外の寒湿がダイレクトに体に侵入せずとも、内外が呼応して体内の寒湿が増えることもあります。

寒湿が増えるとどうなるか。
頭や体が重い・関節が冷えて重く痛い・気が重い・むくみ・小便が出にくい・胃痛・下痢…など。

湿気には「水のように重く下に降る性質」があり、寒さには「凝結させ伸びやかさを邪魔する性質」があります。
頭や体が重い・関節が冷えて重く痛い・気が重い…は、こう説明します。

また、寒湿は消化器を直接弱らせます。
消化器は、東洋医学では「土」に例えます。
万物を育み、栄養分や水分を保持する機能…それが土=消化器。
土がフワフワのスポンジのようなら、植物は良く育ちますね。体も健康です。
栄養分・水分を保持できるからです。
これがドロドロで冷たい土なら?
これが寒湿に侵された土。
水はけが悪く、洪水も起こりやすい。こし取れないので綺麗な地下水もできない。
だから、むくみ・小便が出にくい・胃痛・下痢が起こります。

ドロドロの冷たい土を何とかしなければ。
温め、水分を飛ばし、スポンジのような保水性と通気性を復活させる。
そんなニーズにこたえるかのように、
6月、山椒の実が収穫のときを迎えます。
自然の配合ですね。
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収穫して、醤油とみりんで煮〆めました。
おお、このピリピリと痺れるような辛さ。(≧▽≦)
生姜(ひね生姜)と似てますね。
どちらも、消化器を温め、水をさばく働きがあります。
鍼灸なら、松尾芭蕉「奥の細道」の序文で有名な「三里」のツボ。
「三里に灸すゆるより、松島の月まづ心にかゝりて…」

西洋医学でも、山椒はよく使われています。
大建中湯、ツムラの100番です。
山椒・生姜は大建中湯の主役となる薬です。
腸の手術後の腸閉塞を予防する効果が認められ、よく処方されています。

ひとつ注意点。
山椒も生姜も「三里」も、暑気あたりでノドが乾くようなときは禁忌です。
これらはあくまでも「温める薬」。
冷えているときに使用すべきです。
熱をもっているときは逆効果。
かえって体の調子を崩します。
大建中湯で、発熱・かゆみ・皮膚が黄色くなる・腹痛など、副作用があるのは、これを勉強せずに処方するからです。
正確には副作用ではなく、誤診というべきです。
漢方薬に副作用はありません。あるのは診立ての誤りのみです。

あらゆる病気を、東洋医学では「熱」か「寒」かで分類します。
病気を治すためには、この寒熱の診断ができなければなりません。
たとえ、冷え性だと思っていても、熱が内にこもって手足に行き届かない「熱厥」と呼ばれる病態もあります。
こういう人は、温める治療をすると、徐々に体の調子を崩します。

そういえば、生姜(ひね)は夏は収穫できませんね。
涼しくなる秋に収穫、冬が旬。
自然の配合。
難しい診断はできなくとも、
季節に合わせた生活ならできそうです。自然に逆らわない生活。
旬のものが一番有難い。


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真っ白なお皿の上に安置された一本のキュウリ。
これを見た高2の娘がいいリアクションを見せた。
「あっっ! キュウリ! 晩まで置いといてや!」
目はヤバいほど真剣だ。
「当たり前やろ、安心せい!」
早朝6時、冗談抜きの駆け引き。

…実は、娘は未明からダイニングテーブルで勉強中。
倫理のややこしいカタカナの人名を唱えている。
計4日間の中間テストの、今日が3日目。
何時からここにいるんだろ。
気が立っているので、少し怖い。

このキュウリ、今年の初収穫。
今朝の採れたて。

我が家では、野菜は自給自足。
だから、季節の旬物しかいただかない。
これは、娘が生まれる前からのこと。
つまり、このキュウリは、去年の8月に食べ収めて以来、ということ。
積年の〇〇?

ふだんは、スマホで変顔して騒いでる女子高生が、この新鮮な反応。
季節に合わせた生活は、心まで新鮮にする?
今夜は、これを家族5人でいただく予定。
ちなみに僕は、目を閉じて味わう予定。

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自然薯の収穫。

このように、立派なのもある。

でも、形の悪いのも。

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おや?

何かに似ている…?

靴下はかせてあげてよ。




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自然薯は、漢方薬では山薬と呼ばれます。

陰を補いながらも、陽を補えるという、便利で変わった効能。

掘っていると、うなづけるところがあります。

とにかく、土を突き抜け、下に行く力が強い。

たぶん、植物の中で一番強いのではないでしょうか。

硬い土も、モノともしません。

下(陰)に向かう力が強いというのは、それだけ陽が強いということでしょう。

陽は異極である陰を求めるからです。

S極とN極がひきつけあったり、

男と女がひきつけあったりするのと同じ。

山薬は、より強い陰を求めて、地中深く突き進みます。

それだけ強い陽をもっているということ。

山薬…という名も考えさせられます。

自然薯は山に自生します。

山とは…雑木生い茂るフカフカのスポンジのような腐葉土。

そんな土が、水(陰)を蓄えているのをご存知でしょうか。

豪雨があっても山は崩れず、

かんばつが続いても川の流れは尽きることがありません。

これは山の土のおかげ。

そういう山の土の力を、人の体に薬として取り入れる…という発想。

山薬の効果として知られる、

健脾止瀉・養陰扶脾・養肺益陰・止咳・補腎固精・縮尿・止帯…

という効果は、山の土の力をイメージすると、

良く当てはまります。


土の力については「浮腫(むくみ)…東洋医学から見た5つの原因と治療法」をご参考に。




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売る予感…が、的中。

一株の苗から、こんなに。

しかも、まだ畑にも結構残ってる。 

プリンスメロンってそういうものだったのか?

でも、それはうれしい誤算。

試しに食べてみると、

すこし硬かったけど、意外と甘い。

香りも強烈。ホントにメロンなんですね。

もうすこし寝かせて、熟してから食べると、もっとおいしくなりそう。

とりあえず、

小さいのや形の悪いのを家で食べる分として選別。

つづいて、五つをチョイスしお世話になっている叔父にお届けし、

残りは産地直売所にお届け。

ミナサーン、メロンデスヨー( ^^) _旦~~



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