自分のブログを読みかえすと、なんかに似ている。と思った。
 そうだ、有吉のラジオ「サンデーナイトドリーマー」ダウンロード (14)

 のコーナー「にわかは語る」で読まれる文章と、このブログ文章が似てしまっている。
 リスナーが知ったかして上から目線でものをいうコーナー。
 なんてこった。

 いやでもめっちゃ面白いんだよ、このラジオ。
 だから、まぁいいか。

 話は変わって、本屋での話。
 ブライアン・リトルという人の本が売っていた。ハーバード大学の心理学講義、みたいな題名だけで手に取って、パラパラめくる。ん、なんか怪しいぞ。なになに、自分の価値を最大にする??
 いったん本を戻して、YouTubeで検索すると、TEDというスピーチ番組の映像があった、ちょっと見てみた。
 「私はねー、ほんと超内向的なんですよ」
 あ、そうすか。本買わなくてよかったー。1ミリも為にならないTEDだった。
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 あったあった。これだ。
 ほんと「ハーバード大学」って名のつく本は倫理の内容のベストセラー本もそうだけど、マジでクソだな。特に副題が。ビジネス書っぽいわ。


 また別の話。

 仕事ができない奴を教育しないと、自分が有給取れないことが分かり、あれこれ試している。しかし、教えてもその通りにできない。三か月たっても進歩がないので、別のアプローチが必要だと思った。
 まず、「こんなに進歩がないってのはやる気がないのかな」ということで思いついたのが「学習性無力感」という概念。なんか調べても「小さな目標をコツコツこなすことで解決」「大きな課題を小さく分割」みたいな、よく耳にする言葉しか出てこないので困っていると、「Google scholar」という学術論文だけ検索表示してくれるクソ便利なサービスを見つけた。 

 さっそく「学業達成場面における自己効力感, 原因帰属, 学習方略の関係」という面白そうな論文を読む。「原因帰属」以外の単語が不明だったのでさらに検索をかけると、「自己効力感」という語だけで相当数の教育に関する研究が行われていることが分かった。
 自己効力感とは簡単に言うと「課題ができるという信念」で、似ている概念に「結果期待」というのがあり、それは「この行動が結果を導くだろうという目算」だという事。結果期待を意識している状態が自己効力感で、その間に差があり、行動を遂行できるか疑念があると、動機付け(やる気)の低下につながる。というわけだ。
 原因帰属は、原因の帰属だから、失敗や成功の理由が、能力・課題・努力・環境なんかの、どこにあるのかって話。子供は能力に帰属するフィードバックの方がその後成績が伸びるって話とか、努力に帰属する人が多いのは日本の努力至上主義がいけないとか、けっこうおもしろい話が多い。
 学習方略は、学習の効果を高めることをめざして意図的に行う心的操作あるいは活動。と検索すれば一番上に出てくる。
 この三つの概念は、わりと「学習」の動機とかの研究ではよく目にするから、かなり勉強になった。それらどのような研究が行われ、結果がどうだったかというのが書かれているが、わりと真逆な結果になった研究もあるみたいで、この理論じゃ信憑性がないねって話。

 次に「人間の学習性無力感 (Learned Helplessness) に関する研究」というのを読む、すると、衝撃の事実。
 そもそも犬の実験からスタートしてんのに、人間に当てはめてんじゃねーよ。的な内容で始まる。犬の痛覚の閾値が低下したのかもしれないし、無反応が強化されたのかもしれないし。ということで検証内容が掲載されている。
 で、学習性無力感の妥当性を支持する論拠は少ないけど、オペラント条件付けでは中核概念だし、興味深いよね。という内容だった。



 「やる気」と「学習能力」の関係は、その個人の仕事に対する自己効力感、失敗に対する原因帰属で詳細に分析出る糸口は見つかった。あとはそれらが「行動」とどう結びつくのか、失敗や成功をどうフィードバックするか、あたりで大きな収穫があったように思う。
 あと、心理学ってやっぱ学問として雑だな。と思ってしまった。社会学や経済学も相当だけど。

 つまり、「仕事ができない奴に教育をしよう」という場合、すべてに共通する特効薬の解決法なんてものは存在せず、個人の性格や気質や価値によって変わる。それを知る糸口が上のような心理学の概念で、方法論はまた別に無数に存在する。軍隊のように強制的に、厳しくあたるのも手法の一つだけど、ダメな奴ははじかれていくだけなので、かわいそうでできない。カウンセリングに近い形で対処するのが一番のように思う。

 まあでも、教育は治療じゃないから、こっち側だけが「変えたい」とおもっても無理なんですけど。無意識の声を聴く技術が磨かれればいいかなって。最近は仕事をしに行くというよりも、仮説を検証するというか、観察→仮説→実験→考察的な毎日で楽しくやってます。