こんばんわ

 

最近TPPなる文字をよく目にするようになってきました。目新しいところでは先日横浜で開催されたAPECで我国の首相がぶち上げた『TPPへの参加を検討する』の発言もその一つです。

かく言う私もつい先日まで単語は知っていても中身はさっぱり解らない、おそらく多くの国民が同じ様な状況ではないかと思います

 

ところが今回記事を書くのにいろいろと調べて行くうちに、これって日本にとって重大な決断ではないか!!さらに現政権は参加を前提に物事をすすめているようですが、そんなに簡単に決めても良いの?etc。。。様々な疑問が出て行きました。

 APEC

簡単に結論が出せるテーマではないですが、降って湧いたようなTPP問題、

誰が何の為に行おうとしているのか

3回に渡ってその真実に迫りたいと思います。1回目は、「TPPってなに?」まず基礎的な情報集めとその上で出て来た素朴な疑問を整理します。

 

 画像はこちらからいただきました。

 

本題に入る前にお願いします

にほんブログ村 ニュースブログへブログランキング ドット ネット人気ブログランキング - 路上で世直し なんで屋

TPPとは、

環太平洋戦略的経済連携協定Trans-Pacific Partnership、またはTrans-Pacific Strategic Economic Partnership Agreement

 

20065シンガポールブルネイチリニュージーランド4カ国加盟で発効した経済連携協定。加盟国間の経済制度、即ち、サービス、人の移動、基準認証などに於ける整合性を図り、貿易関税については例外品目を認めない形の関税撤廃をめざしている。TPP加盟国

 

2015年までに協定国間の貿易において、工業品、農業品、金融サービスなどをはじめとした全品目の関税を原則として完全撤廃することにより、貿易自由化の実現を目指すFTA自由貿易協定)を包括する

EPA(経済連携協定である。

初の4加盟国につづき、オーストラリアペルーアメリカベトナムが参加を表明し、ラウンド(交渉会議)に望んでいた。2010年10月、マレーシアもラウンドに参加予定であることを表明した。コロンビアカナダも参加の意向を明らかにしている。

FTAEPAのちがいはなにか?

 

FTAとは

自由貿易協定Free Trade Agreement

物品の関税、その他の制限的な通商規則、サービス貿易等の障壁など、通商上の障壁を取り除く自由貿易地域の結成を目的とした、2国間以上の国際協定である。

 

EPAとは

経済連携協定Economic Partnership Agreement

経済条約のひとつで、自由貿易協定(FTA)を柱として、関税撤廃などの通商上の障壁の除去だけでなく、締約国間での経済取引の円滑化、経済制度の調和、及び、サービス・投資・電子商取引等のさまざまな経済領域での連携強化・協力の促進等をも含めた条約である。

 

一方、経済連携協定(EPA)は、物流のみならず、人の移動、知的財産権の保護、投資、競争政策など様々な協力や幅広い分野での連携で、両国または地域間での親密な関係強化を目指す条約であり、通商政策の基本ともいわれる。

 

FTAEPAの違いを概念をまとめると下図のようになる

FTA&EPA

 

世界の地域間貿易のルールづくりに関しては、世界貿易機関WTO)を通した多国間交渉の形が取られていたが、多国間交渉を11つこなすには多くの時間と労力が取られるため、補完する新しい国際ルールとしてFATEPAが登場した。

画像はこちらからいただきました。

 

貿易の自由化は世界的な流れ(避けられない)、では日本は何をして来たのか? 

◆日本におけるFTAEPAの取組み

 ・日本・シンガポール新時代経済連携協定20021130日発効

 ・日本・メキシコ経済連携協定200541日発効

・日本・マレーシア経済連携協定:2006713日発効

・日本・チリ経済連携協定:200793日発効

・日本・タイ経済連携協定:2007111日発効

・日本・インドネシア経済連携協定:200871日発効

・日本・ブルネイ経済連携協定:2008731日発効

 ・日本・ASEAN包括的経済連携協定2008121日より順次発効

・日本・フィリピン経済連携協定:20081211日発効

・日本・スイス経済連携協定:200991日発効

・日本・ベトナム経済連携協定:2009101日発効

 

これは日本と東アジア+αとのFAT/EPAであり、現在ジェトロ(日本貿易振興機構)によるとスイス、オーストラリア、インド、GCC(湾岸協力会議)ペルーとの間でEPAの交渉或いは締結を決めている。これはアメリカ以外のTPP参加国の全てと既にFAT/EPAを締結していることになる。さらに言うなら、TPPで問題になっている日本の農産物関税を撤廃せずとも相互かつ全品のバランスをとりながら交渉が上手くいったことを示しているのではないだろうか。

 

さらに、日本は東アジア経済統合に向けた取組みを行っていた!!!

アジア共同体(東アジアの経済統合/政治協調を目指す)実現への経緯

 

1991年:マレーシアのEAEC(東アジア経済協力)構想

1997年:1ASEAN+3(日中韓ASEAN)首脳会議を開催

2001年:EAVG(東アジアビジョングループ)が共同体実現に向けた

     基本理念や制度化の方向性についてASEAN+3首脳会議へ

     報

2002年:EASG(東アジアスタディーグループ)が短期的に実現すべき

     17項目、中長期的に実現すべき9項目の具体的方策について

     告したことで東アジア共同体形成への機運が高まった。

2003年:日ASEAN特別首脳会議で東京宣言が採択され、東アジア共

     体の構築に向けた協力深化

2004年:ASEAN+3各国、インド、オーストラリア及びニュージーラ

     (ASEAN+6)を合意

・・200512月:ASEAN+3各国、インド、オーストラリア及びニュー

      ランド(ASEAN+6)を参加国とする「東アジア首脳会(EAS)

         初めて開催、EASがこの地域における共同体形成の「重要

      なを果たすことなどを確認する共同宣言を発出した。

・・20054月:中国提案に基づき、ASEAN+3の専門家によるEAFTA

         の実現可能性に係る研究が開始

・・20067月:ASEAN+3によるFTA構築に向け政府間協議を開始す

      る報告書がまとめられた。

 ・20068月:日本はASEAN+6による「東アジア包括的経済連携(

      東ジアEPACEPEA)」の研究を提案。

 ・20071月の第2EASにおいて、専門家による研究の開始に首脳間

      で意した。

 

なぜ、ここに来てTPPなのか???

TPPが注目されだした経緯

2002年:シンガポール、ニュージーランド、チリ、ブルネイ(後で

     参加)APECサミットの際に交渉開始。

2006年:上記4カ国で発行(通称P4と言われる)

2006年:アメリカ ブッシュ政権がAPECワイドのFTA構想

       (FTAAP)を提唱

     →この時は長期的に研究していくことで合意

2008年:ブッシュ政権がTPPに全面的に交渉参加することを決定

       (いつの間にかEPAに変っている?)

2009年:オバマ政権が、APECサミットに合せ、TPPへの交渉参加方

     表明

20103月:政府間交渉を開始(P4+アメリカ、オーストラリア、

     ペルベトナムの8カ国)

201010月:マレーシアが正式に政府間交渉参加。

 

・2010年10月:管直人は自身が設置した「新成長戦略成長会議」で

     APEC首脳会議までにTPP参加を検討し、基本方針を決定す

     る総理指示を出した。

 

*入り乱れる関係国を整理すると、下図のようになります。

 

東アジア諸国

                    

 

 

 

 

 

 

 

 

 

鳩山前首相が就任直後に「東アジア共同体構想」なるものを

ぶち上げた初めて聞いた時唐突感があった、が今から思え

2008年以降大きな動きが無い「東アジア(経済)共同体」

を前進させようとの意図があったのか知れない。

この時期はブッシュによるTPP加宣言の年でもある、

アメリカの思惑真っ向から対立この構想は首相就任後半年

で頓挫することになる。

 

様々な疑問 

 日本はアメリカを除くTPP参加国との間でFTA/EPAを締結している。にも関らず国内的な問題の多いTPPへ向かおうとしているのはなぜか

 

 上記は明らかにアメリカの圧力であろう、そのアメリカの真の思惑は?

日米

 管直人は「第二の開国」などと能天気なことを言うが、政治、経済の深刻な対立が起こる可能性がある。落着点はあるのか?

 

 東アジア(経済)共同体は頓挫したのか?進展しているのか

 

 国の動きがよく見えない、日本が積極的に参加意向と映っていることに警戒感を抱いている?

 

以上、調べれば調べるほど疑問が湧いてきます。次回以降その答え

(仮説)迫りたいと思います。

長らく読んでいただき有難うございました。