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MAG2NEWSさんに、前回からさらに一歩踏み込んだ記事がありました。
今後石油に変わって自然エネルギーが普及していくことで、世界は「植生文明」に突入していく。その「植生文明」とは何かについて詳しく書かれています。以下、引用させて頂きます。
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■地産地消経済とは

前回(地産地消経済の成立条件は)の復習になるが、地産地消経済は、植物由来の材料、自然エネルギー、植物性食料などから成り立つことになる。材料はセルロースナノファイバーから各種の材料を生産できるようになり、鉄・アルミなどの金属製品を代替、プラスチックなどの石油由来の材料はほとんどすべてを代替できる。

エネルギーは、再生可能エネルギーになり、自然エネルギーの不安定性をリチウム固体型電池、燃料電池、圧縮空気、レッドストック・フロー電池などで安定化することになる。

そして、食糧革命が起きている。動物性食料、肉などが植物性食料に置き換わってきている。植物性食料の方が人口維持能力が高いので、植物性食糧に置き換わるし安い。味が同じなら肉から代替肉になる。

ということで見てきたように、その基本は植物由来の材料や食料になることであり、環境負荷の少ない植物由来や自然エネルギーになる。これは、植生文明になることを意味する。

地産地消経済は、植生文明でもある。

■人間の歴史

最初に、人間は野草、木の実、貝、魚を食べていた原始時代がある。その後石器時代になり石を武器にした。その後、青銅器、そして鉄器に進化していく。小麦や穀物類を育て、牛や馬、豚を家畜として飼い、それを食べた。時代区分として石器時代、鉄器時代で、その後は、同じような時代が長く続き、産業革命で石炭の蒸気機関、そして、石油の内燃機関の時代になって現在に至る。このため、現在は石油文明ともいう。

この石油文明の時代が終わろうとしている。次の時代は電気時代であろう。モーター時代でもある。そして、電気は自然エネルギーから作ることになる。材料も石油製品が現在主流であるが、そのほとんどが植物由来になる方向である。

石油文明から自然エネルギーと植物文明となるが、材料が時代区分を示すことが多いので、植生文明でよいと思う。

というように、今後は地産地消経済の植生文明の時代になる。大昔の原始時代に戻ることでもあるようだ。

そして、今は温暖化が進みCO2が多いので、植物育成には非常に良い時代である、高緯度地域でも食糧生産ができる時代になっている。この気候でも気温が高い大昔に戻っている。

■覇道から王道の時代になる

今まで、中国もロシアも欧州も米国も、今までの覇権国というのは、戦争をして自分の経済を活性化させることを目指している。資源やエネルギーを安く買い、加工製品を高く売ることで、経済を豊かした時代であり、そのため、自国の支配領域を広げて、自国の市場を確保する戦いをしてきた。中国の一帯一路の政策もこの文脈から出てきている。

このような覇権国の行動は戦争で相手国を屈服させることで、覇道という。このような経済が資本主義と結びついて、戦争経済を引き起こしているのだ。

しかし、植生文明で地産地消経済になると、このような経済ではなくなる。エネルギーも食料も材料も自国で多くを自給できるので、資源の争奪をする必要がない。製品の輸出も輸入品がないので、外貨獲得をする必要がない。

輸入するのは、技術・ノウハウであり、製品ではないので、資金を必要としない。技術がある企業に工場を建ててもらえばよいだけである。そして、工場の雇用も生まれる。セルロースナノファイバーの原料は、その地域にある植物のセルロースであり、セルロースが多い植物を見つければよいだけである。

エネルギーも最初に投資をすれば、燃料はいらないから経費はない。2030年で、NEDOは太陽光発電7円/KWになるとして研究開発をしている。ということで、天然ガス、石油や石炭は売れなくなる。

石油価格が上昇することはなくなり、今でも50ドル/バーレルであるが、今後ますます安くなる。自動車は2030年で、EV系が主流になっている。

このため、先進国が途上国から資源・食料・エネルギーを安く買いたたき持ってくることは、必要なくなる。

というように、戦争による自国優位地域を広げることが経済を助けることにならず、戦争経済は経済的には完全に無駄なことになる。

ということで、技術やノウハウを世界に広めていくことで、平等な世界になることを推し進めることが必要である。これを王道という。皆が得をすることを行うことで、尊敬される道である。

日本は、覇道ではなく王道を行くべきである。

■地方分権になる

資本主義がなくなることではなく、食糧でも果実やコーヒーなどの嗜好品や金など貴金属、ダイヤモンドの装飾品などは、貿易されることになる。その時、地球上の多様な気候、風土などで多様な植物ができ、そこの特産品ができる。これは今でも同じ。

このため、多様な気候風土で違う植物になり、各地が自立することになる。地域で、優位に栽培できる植物が違い、殖産興業が違うことになり、日本全体での統治システムが優位性を失う。

地域で、優位な産業などを考える必要になる。江戸時代の藩が、藩固有の製品を開発した状態と似ているように感じる。その意味では江戸時代に戻るような気がする。

地域がその地域経営を考えることである。そのためには、多くの権限を国から移譲することである。全国一律の経済システムではなくなる。このため、優秀な人が地方にも必要になる。

行政機構の改革も必要になる。

というように、地産地消経済は植生文明になり、日本の大改革を伴う明治維新に次ぐ革命になり**維新になる。
(引用終わり)


廣渕一志