今日の熊日新聞(9月30日)に、全国初「草原特区』申請へ の記事が載っていました。総合特区制度を受けて阿蘇の草原、約2万2千㌶を守ろうというものです。
先日、このブログで『番所の彼岸花』と農村景観のことを書きましたが、自然や景観を守るため、農家と市民と国が、それぞれの役割を果たしているところがあります。
そう!ドイツです。
確か? 平成8年(1994年)、ドイツの中山間地対策を調査するため、熊日の記者I氏とバイエルン州の農家を訪ね歩きました。
ミュンヘンから南西へ約百km、森と草原が続くなだらかな丘陵地の村で酪農と民宿を営むGさん宅に泊まりました。美しい風景と家族の温かいもてなしが旅の疲れを癒してくれました。
農家民宿の大半は、Gさん宅のあるような中山間地にあり、多くの市民が滞在し休暇を過ごしています。それはドイツ人の心のふるさとであるこの牧歌的な風景が人々を癒すからに違いありません。
農村景観(自然)はいわば資源だと思います。この貴重な資源の維持には、農村で休暇を過ごし自然を愛する市民の協力も見逃せません。
農村の景観や環境は社会の利益と認め、そのコストは国民で負担することを当然としています。
それにしても、ドイツの農村は美しかった・・・・・・!!
組合本部:田尻恒憲
先日、このブログで『番所の彼岸花』と農村景観のことを書きましたが、自然や景観を守るため、農家と市民と国が、それぞれの役割を果たしているところがあります。
そう!ドイツです。
確か? 平成8年(1994年)、ドイツの中山間地対策を調査するため、熊日の記者I氏とバイエルン州の農家を訪ね歩きました。
ミュンヘンから南西へ約百km、森と草原が続くなだらかな丘陵地の村で酪農と民宿を営むGさん宅に泊まりました。美しい風景と家族の温かいもてなしが旅の疲れを癒してくれました。
農家民宿の大半は、Gさん宅のあるような中山間地にあり、多くの市民が滞在し休暇を過ごしています。それはドイツ人の心のふるさとであるこの牧歌的な風景が人々を癒すからに違いありません。
農村景観(自然)はいわば資源だと思います。この貴重な資源の維持には、農村で休暇を過ごし自然を愛する市民の協力も見逃せません。
農村の景観や環境は社会の利益と認め、そのコストは国民で負担することを当然としています。
それにしても、ドイツの農村は美しかった・・・・・・!!
組合本部:田尻恒憲