2011年05月04日
本田圭佑のサッカーノート
MF本田圭佑(23=CSKAモスクワ)が、「IDサッカー」で岡田ジャパンを世界一へけん引する。
日本代表は6月11日開幕のW杯南アフリカ大会に向け21日、埼玉県内で合宿を開始した。
本田は64年東京五輪に出場した大叔父本田大三郎氏(75)の影響で、日々の反省をノートに書き続けてきた。
そこには欧州CLで対戦したオランダ、カメルーンの選手たちの情報がたっぷり書かれている。
チームメートにライバル国を丸裸にした情報を伝え、24日の壮行試合・韓国戦(埼玉ス)で腕試しする。
金髪の異端児は、豪快なようで、きめ細かい。
「ベスト4」から「優勝」へ目標を勝手に格上げした本田が、対戦国の詳細な情報をチームメートに伝える。
欧州CLでは準々決勝でインテルと対戦。負けはしたが、カメルーン代表FWエトー、オランダ代表MFスナイデルと直接対決し、特徴は把握した。毎日書いているノートに、インテル戦での反省を詳細に記した。
相手を知ることで勝つ可能性を高くする「IDサッカー」を実践する。
本田 大舞台で戦った経験を財産にしないといけない。伝えるべきところは伝えたいと思う。
本田のサッカーノートはすでに100冊以上ある。
書き始めたのは岡田監督のもと、日本が初めてW杯へ出場した98年からだ。
当時小学6年だった本田は、父司さん(50)の叔父で、カヌー日本代表として東京五輪に出場した本田大三郎氏と大阪府内の自宅で対面した。
「スポーツ選手は毎日、ノートを取れば、うまくなる。日記のように書けばいい」と言われ、感銘を受けた。
この時から毎日、ノートに日記を書くようになった。初めは3食に何を食べたという程度のものだったが、徐々にサッカーの技術を書いた。
細かい練習メニューとその反省点を書き、成長につなげた。
今でも毎日、欠かさない。
その中身はサッカーで勝つための要素が詰まっている。
中でも世界最高峰の舞台で対戦したライバルの情報は岡田ジャパンにとって、何よりの財産になる。
合宿初日、めずらしく緊張感に満ちていた。
DF中沢とともに先頭を走り、士気を高めた。
「まだ、みんなに(他国の情報を)話す余裕がない。相手も強いので。自分のことで精いっぱい」と悲壮感にも近い表情を浮かべた。
異端児が自信に満ちあふれた時に公開される「本田ノート」。
岡田ジャパンの大きな武器となる。
【奈島宏樹】
[2010年5月22日8時53分 紙面から]
あの本田選手でさえ、毎日サッカーノートをつけている。
本田圭佑=ビッグマウスというイメージがあるが、スポーツ心理学的に考えると、
あの行動は、カメラを通して自分自身の目標を伝えていることになる。
つまり、日本中いや、世界中に自分の思いを発していることになる。
それだけ自分に対してもプレッシャーをかけているんだ。
言ったことが実行できなければ、ただの嘘つきだからね!
思いは、思っているだけじゃ伝わらない。
笑われてもいい。
デカイ想いを持って口に出して欲しい。
言った奴はそれを叶えようと行動を始めるはずだ。
愛媛でNo1になるのなら、最低でもインターハイでベスト16くらいの目標が必要だろう。
日本代表もベスト4を目指してベスト16。
宇和島東もベスト4を目指して、2回戦だった。
1年生から3年生のチーム全員が全国の16を目指すしだすと、チームは間違いなく変わる。
朝練で何も考えず、ただ基本練習を繰り返す選手は減るはず・・・
もう一度サッカーノートから行動を見つめ直して欲しい。
現状に満足して欲しくない。
チームが全国16チームに入るためには自分自身に何が必要か、一人一人考えて行動してくれ。
1年生も3年生も関係ない。
マクドナルドでもらったTシャツの背中にこんなことが書いてあった。
夢がデカイ!
ウソがデカイ!
足がデカイ!
デカけりゃ何だっていい!
40人でデカイことをやろう。
トレーナーより