
2011年08月

トマトです。
仙台文庫から、6月に同時出版された、「市民のネットワーキング 市民の仕事術Ⅰ」 「市民のマネジメント 市民の仕事術Ⅱ」 この2冊の本の著者である、みやぎNPOセンター代表理事の加藤哲夫さんが、8月26日に亡くなられました。61歳。膵臓ガンでした。
2冊の本は、加藤さんが生前に出版された、最後の本になりました。
私が加藤さんを初めて知ったのは、確か週刊朝日だったか、見開き2ページの記事に、「宮城自然食研究会」代表として取材されていたことだったと思います。
その頃の私はふるさと宮城を離れて暮らしていて、自然食に関心を持ち始めていて、「宮城にこんな人がいるんだ」と、心強く思ったものでした。
その後、菜の花村を通して、立町にあったエコロジーショップ「ぐりん・ぴいす」の社長さんだった生加藤さんとおつきあいできるようになるとは、思ってもいませんでした。
NPOセンターに活動の拠点を移してからは、ほとんどお目にかかることはなくなってしまいましたが、私たちの行動範囲の中には、いつも、加藤さんの影響を受けた人たちがいました。
貴金属を売る営業マン、エコロジーショップの社長、出版社の社長、NPOセンター代表理事・・・
加藤さんはいろいろなことをやってきましたが、政治家にもならず、権力におもねらず、暴力に訴えず、他者を責めず、それでいて多大なる影響力を持つ、一貫した「市民活動家」だったと思います。
加藤さんに言われた忘れられない一言。
「お宅の社長(つまり菜の花村の社長)、変わってるよね」
私が充分変わり者だと思っていた加藤さんに、変わり者と言われる社長って、まともなのか、真の変わり者なのか、しばらく悩んでしまったのでした。
さようなら、加藤さん。









菜の花村スタッフ
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