自然食品宅配の店 菜の花村スタッフブログ

無農薬野菜、自然食品、オーガニック・マクロビオティック商品を仙台市中心に宮城県内に宅配している自然食品店(有)菜の花村。菜の花村にまつわるエピソードやレシピ…etc旬な話題をスタッフがお届けします。

2011年12月

大晦日のひとコマ

トマトです。

今日から菜の花村は年末年始のお休みをいただいております。

しかし、誰も居ない事務所でごそごそ動き回る影・・・それはトマトでした。
昨日まで終わんなかったんだよー(ρ゚∩゚) グスン

仕事に追われたこの一年、やっとお休みを迎え、もう、正月の準備も間に合わない、いっそサボろか・・・
と、思っていたのですが、なぜか今朝は真っ暗なうちから目が覚めてしまい・・・
気づいたら大根をスライサーで細切りにしていました。
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左から、切り立ての大根と人参、熱湯で湯がいて水気を絞った大根と人参、バットに広げて冷凍庫で凍らせた大根と人参です。

これはお雑煮の具にするためのもの。「おひきな」と呼んでいます。
昔は夜の厳しい寒さで凍らせ、日中解かし、また凍らせ・・・これを繰り返すうちに水気が減って、保存にむくようになり、食感もしゃきっとなり、生の大根をいきなり煮たものとは味わいも違ってきます。
今は温暖化のため、夜でもカチカチに凍ることはないため、冷凍庫を利用しています。
本来はお正月の何日か前にするもので、大晦日に冷凍庫の力を借りるのは手抜き、ね。

子供の頃は、お雑煮はもっぱら食べるのが専門で、母の手伝いはほとんどしませんでした。でも、なんとなく母がしていたことを憶えていて、一人で台所を預かるようになった今はおひきなを作るようになりました。
手間がかかるので、母も、晩年はもうやらずに、生の大根をお雑煮に入れていたようです。

CIMG1150茶碗蒸し用の銀杏をほうろくで煎って・・・・殻をむいてタッパーへ。

ここまでやっとけば、ちょっと安心。
あとで鶏がらのだしをとらねば。

しかし、誰に頼まれたわけでもないのに、ほかにもやらなくちゃいけないこと(大掃除とか)たくさんあるのに、なぜかやってしまう、それがお節作り。
それぞれの家にそれぞれのお節があって、なぜか作ってしまうから、ずっと続いていく。

大晦日の夜はなめたがれいの煮つけを食べる。
去年の大晦日、佐沼の魚屋さんでなめたがれいの切り身を買いました。
昔からやっている、店は古いけど、いい魚を入れる魚屋さん。
「いやー、この商売もいつまでできるかわからないけど、ま、頑張るよ」と、そのとき言った魚屋のおじさん。
3月11日の大震災で、店は倒壊しました。
大晦日から3ヵ月後に、商売できなくなる日がくるなんて、思いもしなかった・・・
今年の大晦日はなめたがれいは無し、です。

あの日を境に、「ずっと続いていく」ことは無い、と、思い知りました。
でも、今はお節を作ることができている、その有難さも知りました。

さて、今日で2011年も終わりです。
大震災以来、それまで以上にずっと頑張ってきた菜の花村スタッフの皆さん、年末はお疲れモード、風邪モードの人もいましたが、しばしの休息、どうぞ元気になって仕事始めを迎えましょう。

そして、この大変な年を、菜の花村とともに歩んでくださった、お客様、卸先の皆様、生産者の皆様、たくさんの方々に感謝しつつ、2011年のスタッフブログを締めくくりたいと思います。

ありがとうございました。

切れてる女、再び

トマトです。

ブログのネタを考えながら
「なんか、この話、前も書いたような気がする・・・でもいつだったか思い出せない・・・夢?」

ええい、いいや、年寄りが同じ話を何度もするのは世の常だ!
と、開き直ったら、7月24日のブログだった、ということを確認しました。
夢じゃなかった。
私の記憶力も、まだ捨てもんじゃなかった。

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でも結局同じような話を書くんですが・・・。

写真は里帰りしてきたばかりのマイ包丁です。

岐阜県にあるメーカーさんに送ると、無料で再刃付けをしてくれるというサービス付きで、「通販生活」で買った万能包丁とぺティナイフ。
里帰りさせるのは、毎年12月と決めております。

故郷に戻ってリフレッシュしてきた包丁たち。
刃の幅が新品のときの3分の2くらいになっております。
しかし、輝きが違う、切れ味も違う。
最初に切ったのは玉ねぎ。余りに切れ味が良く、涙が全く出ないのに感動して泣けました(?)

今年も働いてくれた包丁たち。また来年もよろしく。
しかし、10年で刃が3分の2になってしまったら、あと20年で、包丁は無くなってしまうのかしら?(計算合ってる?)

身を削って働いているのよね。
包丁とか、鉛筆とか、ロウソクとか、人も・・・。

いつか無くなってしまうとしても、その日まで、包丁は切れ味を、鉛筆はトンガリを、ロウソクは輝きを、失わないように・・・人も、ね。

晴れ女、ゆず☮

昨日は年内最後の気仙沼配達でした。

ここのところ、雪が降ったりと、天気は最悪でした。

が、なぜか気仙沼に行くときは晴れが多い。

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私の好きな場所です。

よくここでランチタイムしたものです。

ただあの日から、カメラを向けること…

できなかった。

行くたびに高くなる瓦礫の山。

工事の大渋滞。

建物の基礎だけ残っている45号線。

空いてる場所があれば、そこは大破した車の山。

穏やかな海。

だけどそこにはいつも私を温かく迎えてくれるお客様。

強いです。

みんな辛くても、前に進もうとしています。

今朝は一面の銀世界。

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また来年も、私は元気にみんなに会いに行きたいです。



そうそう、今日は冬至。

やっぱりこの日にブログが自分なんて…

ゆずでした(^_-)-☆

みんなもゆず湯に入って風邪には気をつけてね。


年末の仕分け

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ももです。
田んぼには、白鳥達が、エサを求めてやって来ています。そこには、若いグレー色した白鳥達もちらほらと。
 
 
前に知人が、何で、田んぼにゴミ袋を投げているのか?と、遠くに見えた物を見て思ったら、白鳥達だった。と、話していて思わず笑ってしまいました。 
 
 
今考えると、悪い事をしたと思うのですが、私は、田んぼにいる白鳥達に近づいて行った事があり、みないっせいに後ろを向いて、お尻をフリフリ、内股で、せっせと歩いて逃げて行き、なぜか、可愛い~と思ったのでした。(白鳥さん驚かしてごめんね)
 
 
今週は、年末仕分けと言う事で、しめ縄(い草のいい香~)、アパレイユさんのケーキとクッキー。精華堂さんのお煎餅。お正月用品などの仕分けをしております。
 
ミスのないように(汗)。
仕分け場もにぎやかです。気分は、クリスマス+お正月。頭の中には、ワムやジョンレノンのクリスマスソングが流れ、その合間に、
 
もぉ~いぃ~くつねぇ~るぅ~とぉぉ~お正月ぅぅ~のフレーズ。日本って不思議の国ですね。
 
 
今年が、特別な年だったので、よけいに、こうして町のにぎわいを感じられる事が幸せに思えます。
 
 
ご注文下さったお客様、ありがとうございます。

もういくつ寝ると・・・

トマトです。

今年も残すところ、2週間を切りました。

新物の黒豆をいただいたので、お節料理の練習で、甘煮にしてみました。

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本番が訪れるかはビミョーですが・・・。

黒豆の煮豆というと、時間がないとできない、というイメージかと思いますが、これが、あなた、仕事に明け暮れる店長でもできてしまう、というレシピなのです。

材料・・・黒豆 2カップ   お湯(お風呂よりは熱い、指をいれたら「あつっ!」というくらいの温度)
     砂糖 150g  醤油 小さじ1 塩 小さじ1  重曹 あれば 小さじ2分の1

  乾燥した黒豆を、調味料をすべて入れたお湯にいきなり浸し、一晩置きます。
  その後、弱火で柔らかくなるまでコトコト煮ます。
  私は卵型の鉄「鉄たまご」を一緒に入れます。
  色が真っ黒に仕上がるんですよ。
  錆びた釘でもOKとありますが、食べ物に入れるのは、なんか抵抗があります。

  今回は、コトコト煮てる余裕が無かったので、保温鍋で火を通しました。
  そのせいか、ちょっと硬め。
  ま、いっか。

  このレシピは、料理研究家の小林カツ代さんが雑誌で紹介していたものです。
  黒豆を水で戻すことなく、いきなり調味料で味付けできて、時間の無い人でもできるし、豆がシワシワにならな     
  い、しかもおいしい、というのが気にいってます。

小林カツ代さんといえば、イケメン(?)料理研究家の奔り、ケンタロウさんのお母様。
ケンタロウさんが、料理研究家として活躍し始めた頃、カツ代さんがインタビューだったか、対談だったかでお話されていたことが、今も印象深く、私の中に残っています。

「今、ケンタロウは、『小林カツ代の息子』と言われることが悩みかもしれないけれど、そのうち、私の方が『ケンタロウの母』と言われるようになるのよ」

小林カツ代さん、この頃テレビにも出ないし、本も新しいのが出ないなあ、と思っていたら、何年か前にくも膜下出血で倒れ、一命はとりとめたものの、今は療養施設におられることを知りました。
息子さんのケンタロウさんは、本を次々と出し、各メディアで引っ張りだこの様子。

カツ代さんが言われたことが、こんな形で現実になるなんて、ちょっと複雑な心境・・・。

でもね、カツ代さんのお仕事は、私でもできる黒豆に残っているんです。

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