トマトです。

今年も残すところ、2週間を切りました。

新物の黒豆をいただいたので、お節料理の練習で、甘煮にしてみました。

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本番が訪れるかはビミョーですが・・・。

黒豆の煮豆というと、時間がないとできない、というイメージかと思いますが、これが、あなた、仕事に明け暮れる店長でもできてしまう、というレシピなのです。

材料・・・黒豆 2カップ   お湯(お風呂よりは熱い、指をいれたら「あつっ!」というくらいの温度)
     砂糖 150g  醤油 小さじ1 塩 小さじ1  重曹 あれば 小さじ2分の1

  乾燥した黒豆を、調味料をすべて入れたお湯にいきなり浸し、一晩置きます。
  その後、弱火で柔らかくなるまでコトコト煮ます。
  私は卵型の鉄「鉄たまご」を一緒に入れます。
  色が真っ黒に仕上がるんですよ。
  錆びた釘でもOKとありますが、食べ物に入れるのは、なんか抵抗があります。

  今回は、コトコト煮てる余裕が無かったので、保温鍋で火を通しました。
  そのせいか、ちょっと硬め。
  ま、いっか。

  このレシピは、料理研究家の小林カツ代さんが雑誌で紹介していたものです。
  黒豆を水で戻すことなく、いきなり調味料で味付けできて、時間の無い人でもできるし、豆がシワシワにならな     
  い、しかもおいしい、というのが気にいってます。

小林カツ代さんといえば、イケメン(?)料理研究家の奔り、ケンタロウさんのお母様。
ケンタロウさんが、料理研究家として活躍し始めた頃、カツ代さんがインタビューだったか、対談だったかでお話されていたことが、今も印象深く、私の中に残っています。

「今、ケンタロウは、『小林カツ代の息子』と言われることが悩みかもしれないけれど、そのうち、私の方が『ケンタロウの母』と言われるようになるのよ」

小林カツ代さん、この頃テレビにも出ないし、本も新しいのが出ないなあ、と思っていたら、何年か前にくも膜下出血で倒れ、一命はとりとめたものの、今は療養施設におられることを知りました。
息子さんのケンタロウさんは、本を次々と出し、各メディアで引っ張りだこの様子。

カツ代さんが言われたことが、こんな形で現実になるなんて、ちょっと複雑な心境・・・。

でもね、カツ代さんのお仕事は、私でもできる黒豆に残っているんです。