
トマトです。
今日、菜の花村社長を含め、スタッフ4名で、仙台市坪沼にある市民の放射能測定室「小さき花」の見学に行ってまいりました。
メイン道路は雪が消えていたのに、「小さき花」のほうにハンドルを向けると、車の腹をこするくらいの積雪!
この先に、最新テクノロジーがあるのか?
小さき花 ameblo.jp/foreston39/
測定してほしい検体も3種、持って行きました。
小さき花を主催する石森秀彦さんは、原発事故が起きるまで、坪沼の地で有機農業を家族で営んでいました。
安心して口にできるおいしい野菜を、直接お客さんに届けていました。
しかし、原発事故で、美しかった畑の土が、放射能に汚染されてしまったことを察するや、野菜の宅配を止める決断をしました。
カンパと借金で、性能のいい放射能測定器を購入し、一生懸命勉強し、納屋の一部を測定室に改造し、「一番困っている人のために」放射能測定室を作りました。
福島原発の避難区域から移ってきた人の仕事場にもしたいと考えました。




私たちが持ち込んだ、大郷の原木生しいたけの測定結果は・・・?ドキドキヒヤヒヤ・・・
結果、セシウム137、134とも、不検出でした!あ~よかった~(嬉し泣き)。
検出限界は5ベクレル未満です。
千葉県産のニンジンと、中田町産のお米、こちらも不検出でした。
測定料は一検体につき3000円です。
震災直後は、万単位のお金を出さないと、正確に測定できなかったことを思うと夢のような金額です。
それも、石森さんの自己犠牲で成り立っているわけですが。
菜の花村では、毎週1~2検体を、小さき花に、測定依頼していく予定です。
石森さん、今後ともよろしくお願いします。
ところで、今日は3月11日。東日本大震災から丸一年。
一年前、一年後にこんな機械を目にすることになろうとは、夢にも思いませんでした。
エコショップエナジーさんが、ブログに書いていたように、「世界は変わってしまったんだなあ」と思いました。
苦しいけど、2011年3月11日より前には、もう戻れないのだから、やれることをやらなくちゃ。
そういえば、昨日のガイアシンフォニーのトークショーで、龍村監督が言ってたっけ。
「変えられないことを悩まない、変えることのできることは変える勇気を持つ、そしてその両方を見極めることが出来るように」・・・・という意味だったような・・・。
新聞もテレビもラジオも一年という節目を迎えて、追悼の報道一色。
もう見たくないと思っていた、津波の映像を目にし、生き残り、生きてゆく人の言葉に触れ、昨日から一人になると、なんか喉の奥のほうが痛みます。
子供のとき、泣くのを我慢していたときの感じに似てる。
地面が大揺れに揺れて、何もかも壊れてしまったあの日の、真っ暗な、寒い夜に感じていた、恐怖と悲しみと不安が、蘇ってきたのかもしれません。
声をあげて泣くことができたら、少しは気持ちも軽くなるのかも。
寒い日が続きますが、体調にお気を付けてくださいね。
私は今年、ついに本格的花粉症になってしまいました。
・・・辛いですね。