トマトです。
今日から菜の花村は年末年始のお休みをいただいております。
しかし、誰も居ない事務所でごそごそ動き回る影・・・それはトマトでした。
昨日まで終わんなかったんだよー(ρ゚∩゚) グスン
仕事に追われたこの一年、やっとお休みを迎え、もう、正月の準備も間に合わない、いっそサボろか・・・
と、思っていたのですが、なぜか今朝は真っ暗なうちから目が覚めてしまい・・・
気づいたら大根をスライサーで細切りにしていました。



左から、切り立ての大根と人参、熱湯で湯がいて水気を絞った大根と人参、バットに広げて冷凍庫で凍らせた大根と人参です。
これはお雑煮の具にするためのもの。「おひきな」と呼んでいます。
昔は夜の厳しい寒さで凍らせ、日中解かし、また凍らせ・・・これを繰り返すうちに水気が減って、保存にむくようになり、食感もしゃきっとなり、生の大根をいきなり煮たものとは味わいも違ってきます。
今は温暖化のため、夜でもカチカチに凍ることはないため、冷凍庫を利用しています。
本来はお正月の何日か前にするもので、大晦日に冷凍庫の力を借りるのは手抜き、ね。
子供の頃は、お雑煮はもっぱら食べるのが専門で、母の手伝いはほとんどしませんでした。でも、なんとなく母がしていたことを憶えていて、一人で台所を預かるようになった今はおひきなを作るようになりました。
手間がかかるので、母も、晩年はもうやらずに、生の大根をお雑煮に入れていたようです。
茶碗蒸し用の銀杏をほうろくで煎って・・・・殻をむいてタッパーへ。
ここまでやっとけば、ちょっと安心。
あとで鶏がらのだしをとらねば。
しかし、誰に頼まれたわけでもないのに、ほかにもやらなくちゃいけないこと(大掃除とか)たくさんあるのに、なぜかやってしまう、それがお節作り。
それぞれの家にそれぞれのお節があって、なぜか作ってしまうから、ずっと続いていく。
大晦日の夜はなめたがれいの煮つけを食べる。
去年の大晦日、佐沼の魚屋さんでなめたがれいの切り身を買いました。
昔からやっている、店は古いけど、いい魚を入れる魚屋さん。
「いやー、この商売もいつまでできるかわからないけど、ま、頑張るよ」と、そのとき言った魚屋のおじさん。
3月11日の大震災で、店は倒壊しました。
大晦日から3ヵ月後に、商売できなくなる日がくるなんて、思いもしなかった・・・
今年の大晦日はなめたがれいは無し、です。
あの日を境に、「ずっと続いていく」ことは無い、と、思い知りました。
でも、今はお節を作ることができている、その有難さも知りました。
さて、今日で2011年も終わりです。
大震災以来、それまで以上にずっと頑張ってきた菜の花村スタッフの皆さん、年末はお疲れモード、風邪モードの人もいましたが、しばしの休息、どうぞ元気になって仕事始めを迎えましょう。
そして、この大変な年を、菜の花村とともに歩んでくださった、お客様、卸先の皆様、生産者の皆様、たくさんの方々に感謝しつつ、2011年のスタッフブログを締めくくりたいと思います。
ありがとうございました。
今日から菜の花村は年末年始のお休みをいただいております。
しかし、誰も居ない事務所でごそごそ動き回る影・・・それはトマトでした。
昨日まで終わんなかったんだよー(ρ゚∩゚) グスン
仕事に追われたこの一年、やっとお休みを迎え、もう、正月の準備も間に合わない、いっそサボろか・・・
と、思っていたのですが、なぜか今朝は真っ暗なうちから目が覚めてしまい・・・
気づいたら大根をスライサーで細切りにしていました。



左から、切り立ての大根と人参、熱湯で湯がいて水気を絞った大根と人参、バットに広げて冷凍庫で凍らせた大根と人参です。
これはお雑煮の具にするためのもの。「おひきな」と呼んでいます。
昔は夜の厳しい寒さで凍らせ、日中解かし、また凍らせ・・・これを繰り返すうちに水気が減って、保存にむくようになり、食感もしゃきっとなり、生の大根をいきなり煮たものとは味わいも違ってきます。
今は温暖化のため、夜でもカチカチに凍ることはないため、冷凍庫を利用しています。
本来はお正月の何日か前にするもので、大晦日に冷凍庫の力を借りるのは手抜き、ね。
子供の頃は、お雑煮はもっぱら食べるのが専門で、母の手伝いはほとんどしませんでした。でも、なんとなく母がしていたことを憶えていて、一人で台所を預かるようになった今はおひきなを作るようになりました。
手間がかかるので、母も、晩年はもうやらずに、生の大根をお雑煮に入れていたようです。

ここまでやっとけば、ちょっと安心。
あとで鶏がらのだしをとらねば。
しかし、誰に頼まれたわけでもないのに、ほかにもやらなくちゃいけないこと(大掃除とか)たくさんあるのに、なぜかやってしまう、それがお節作り。
それぞれの家にそれぞれのお節があって、なぜか作ってしまうから、ずっと続いていく。
大晦日の夜はなめたがれいの煮つけを食べる。
去年の大晦日、佐沼の魚屋さんでなめたがれいの切り身を買いました。
昔からやっている、店は古いけど、いい魚を入れる魚屋さん。
「いやー、この商売もいつまでできるかわからないけど、ま、頑張るよ」と、そのとき言った魚屋のおじさん。
3月11日の大震災で、店は倒壊しました。
大晦日から3ヵ月後に、商売できなくなる日がくるなんて、思いもしなかった・・・
今年の大晦日はなめたがれいは無し、です。
あの日を境に、「ずっと続いていく」ことは無い、と、思い知りました。
でも、今はお節を作ることができている、その有難さも知りました。
さて、今日で2011年も終わりです。
大震災以来、それまで以上にずっと頑張ってきた菜の花村スタッフの皆さん、年末はお疲れモード、風邪モードの人もいましたが、しばしの休息、どうぞ元気になって仕事始めを迎えましょう。
そして、この大変な年を、菜の花村とともに歩んでくださった、お客様、卸先の皆様、生産者の皆様、たくさんの方々に感謝しつつ、2011年のスタッフブログを締めくくりたいと思います。
ありがとうございました。