自然食品宅配の店 菜の花村スタッフブログ

無農薬野菜、自然食品、オーガニック・マクロビオティック商品を仙台市中心に宮城県内に宅配している自然食品店(有)菜の花村。菜の花村にまつわるエピソードやレシピ…etc旬な話題をスタッフがお届けします。

レシピ

大晦日のひとコマ

トマトです。

今日から菜の花村は年末年始のお休みをいただいております。

しかし、誰も居ない事務所でごそごそ動き回る影・・・それはトマトでした。
昨日まで終わんなかったんだよー(ρ゚∩゚) グスン

仕事に追われたこの一年、やっとお休みを迎え、もう、正月の準備も間に合わない、いっそサボろか・・・
と、思っていたのですが、なぜか今朝は真っ暗なうちから目が覚めてしまい・・・
気づいたら大根をスライサーで細切りにしていました。
CIMG1148CIMG1151CIMG1152

左から、切り立ての大根と人参、熱湯で湯がいて水気を絞った大根と人参、バットに広げて冷凍庫で凍らせた大根と人参です。

これはお雑煮の具にするためのもの。「おひきな」と呼んでいます。
昔は夜の厳しい寒さで凍らせ、日中解かし、また凍らせ・・・これを繰り返すうちに水気が減って、保存にむくようになり、食感もしゃきっとなり、生の大根をいきなり煮たものとは味わいも違ってきます。
今は温暖化のため、夜でもカチカチに凍ることはないため、冷凍庫を利用しています。
本来はお正月の何日か前にするもので、大晦日に冷凍庫の力を借りるのは手抜き、ね。

子供の頃は、お雑煮はもっぱら食べるのが専門で、母の手伝いはほとんどしませんでした。でも、なんとなく母がしていたことを憶えていて、一人で台所を預かるようになった今はおひきなを作るようになりました。
手間がかかるので、母も、晩年はもうやらずに、生の大根をお雑煮に入れていたようです。

CIMG1150茶碗蒸し用の銀杏をほうろくで煎って・・・・殻をむいてタッパーへ。

ここまでやっとけば、ちょっと安心。
あとで鶏がらのだしをとらねば。

しかし、誰に頼まれたわけでもないのに、ほかにもやらなくちゃいけないこと(大掃除とか)たくさんあるのに、なぜかやってしまう、それがお節作り。
それぞれの家にそれぞれのお節があって、なぜか作ってしまうから、ずっと続いていく。

大晦日の夜はなめたがれいの煮つけを食べる。
去年の大晦日、佐沼の魚屋さんでなめたがれいの切り身を買いました。
昔からやっている、店は古いけど、いい魚を入れる魚屋さん。
「いやー、この商売もいつまでできるかわからないけど、ま、頑張るよ」と、そのとき言った魚屋のおじさん。
3月11日の大震災で、店は倒壊しました。
大晦日から3ヵ月後に、商売できなくなる日がくるなんて、思いもしなかった・・・
今年の大晦日はなめたがれいは無し、です。

あの日を境に、「ずっと続いていく」ことは無い、と、思い知りました。
でも、今はお節を作ることができている、その有難さも知りました。

さて、今日で2011年も終わりです。
大震災以来、それまで以上にずっと頑張ってきた菜の花村スタッフの皆さん、年末はお疲れモード、風邪モードの人もいましたが、しばしの休息、どうぞ元気になって仕事始めを迎えましょう。

そして、この大変な年を、菜の花村とともに歩んでくださった、お客様、卸先の皆様、生産者の皆様、たくさんの方々に感謝しつつ、2011年のスタッフブログを締めくくりたいと思います。

ありがとうございました。

もういくつ寝ると・・・

トマトです。

今年も残すところ、2週間を切りました。

新物の黒豆をいただいたので、お節料理の練習で、甘煮にしてみました。

CIMG1142

本番が訪れるかはビミョーですが・・・。

黒豆の煮豆というと、時間がないとできない、というイメージかと思いますが、これが、あなた、仕事に明け暮れる店長でもできてしまう、というレシピなのです。

材料・・・黒豆 2カップ   お湯(お風呂よりは熱い、指をいれたら「あつっ!」というくらいの温度)
     砂糖 150g  醤油 小さじ1 塩 小さじ1  重曹 あれば 小さじ2分の1

  乾燥した黒豆を、調味料をすべて入れたお湯にいきなり浸し、一晩置きます。
  その後、弱火で柔らかくなるまでコトコト煮ます。
  私は卵型の鉄「鉄たまご」を一緒に入れます。
  色が真っ黒に仕上がるんですよ。
  錆びた釘でもOKとありますが、食べ物に入れるのは、なんか抵抗があります。

  今回は、コトコト煮てる余裕が無かったので、保温鍋で火を通しました。
  そのせいか、ちょっと硬め。
  ま、いっか。

  このレシピは、料理研究家の小林カツ代さんが雑誌で紹介していたものです。
  黒豆を水で戻すことなく、いきなり調味料で味付けできて、時間の無い人でもできるし、豆がシワシワにならな     
  い、しかもおいしい、というのが気にいってます。

小林カツ代さんといえば、イケメン(?)料理研究家の奔り、ケンタロウさんのお母様。
ケンタロウさんが、料理研究家として活躍し始めた頃、カツ代さんがインタビューだったか、対談だったかでお話されていたことが、今も印象深く、私の中に残っています。

「今、ケンタロウは、『小林カツ代の息子』と言われることが悩みかもしれないけれど、そのうち、私の方が『ケンタロウの母』と言われるようになるのよ」

小林カツ代さん、この頃テレビにも出ないし、本も新しいのが出ないなあ、と思っていたら、何年か前にくも膜下出血で倒れ、一命はとりとめたものの、今は療養施設におられることを知りました。
息子さんのケンタロウさんは、本を次々と出し、各メディアで引っ張りだこの様子。

カツ代さんが言われたことが、こんな形で現実になるなんて、ちょっと複雑な心境・・・。

でもね、カツ代さんのお仕事は、私でもできる黒豆に残っているんです。

まるまる使いっきりレシピ

こんにちは。
ごはんが美味しい季節になりました♪
皆さんはもう、新米食べましたか?

最近お客様から雑穀のお問合せが続き


続きを読む

まるまる使いっきりレシピ vol 5

PICT0819 一度買うとなかなか使い切れないものに、”パン粉”があるようです。
たしかに、フライものは、作業工程が多いので、よほど時間に余裕のある時でないとできませんね。
 しかも、オーガニックのパン粉で揚げたフライはガリガリかたくて口の中が傷だらけに・・・なんて声も・・・
 そこで虫のえじきになる前に、こんな風に使い切ってみてはいかがでしょう。続きを読む

使いっきりレシピvol3その2

PICT0560syukuAまるまる使いっきりレシピ第2弾お届けします。

今回は梅雨の季節にぴったりの
さっぱりとしたお料理

【くずし豆腐のさっぱりサラダ】です。

写真とレシピはパン工房麦の木村さん提供です。続きを読む
プロフィール

菜の花村スタッフ

訪問者数
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

記事検索
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ