自然食品宅配の店 菜の花村スタッフブログ

無農薬野菜、自然食品、オーガニック・マクロビオティック商品を仙台市中心に宮城県内に宅配している自然食品店(有)菜の花村。菜の花村にまつわるエピソードやレシピ…etc旬な話題をスタッフがお届けします。

生産者紹介

静かなお茶会

トマトです。

日曜日の昼下がり、一人店にいたら、一本の電話が。

「もしもし初めまして。私、静岡でお茶を作っているものなんですが、お宅のホームページを拝見して、お電話させていただきました・・・・」

電話の主は、静岡の静香農園さん。穏やかで優しい男性のお声です。

http://www11.ocn.ne.jp/~shizuka/index.html   

農薬も化学肥料も使わず、静岡の美しい山あいで、お茶の栽培から製茶、販売まで手がけているお茶屋さんでした。(桃生の鹿島茶園さんと似てますね。)紅茶も作っているそうです。

福島原発の事故以後、静岡のお茶に高いセシウムが検出されたことは、記憶に新しいこと。
静岡の場合、基準を超える検出量があったのは海に近いお茶畑で、「川根茶」で知られる静香農園さんのある山間部は、製茶でも基準を下回る量でした。
それでも、風評被害は避けられず、通信販売で成り立っていた売上げは激減しているそうです。

「あの、もし御迷惑でなければ、そちらのお店を訪ねてみたいんですが・・・」

え?静岡から?ここ、宮城ですよ!?

「あ、はい、今すぐってわけじゃないんですが・・・」

静香さん(そう呼ばせていただきます)は、「森は海の恋人」で知られる、気仙沼の牡蠣養殖業 畠山重篤さんを訪ねてみたいと思っていて、その時に菜の花村にも寄ってみたいと思われたそうです。

「畠山さんとお知り合いなんですか?」
「あ、いえ、私が一方的に知っているだけなんですが・・・」
ファンの気持ちのようです。

自然の循環を大切にしてお茶を作ってきた静香さん。植林することで豊かな海を作り、いい牡蠣を育てることに情熱を注いできた畠山さんに、シンパシーを感じたのでしょう。

静岡のお茶。
宮城のお米。

どちらも原発事故の影響に苦しめられています。

3月11日以前だったら、国産無農薬・無化学肥料、しかも一貫製造のお茶は、引く手数多だったことでしょう。
それなのに、原発事故以後は、静岡のお茶であるということだけで買ってもらえない。

電話のあと、静香さんに教えていただいた静香農園さんのホームページを開いてみました。
一面の緑のお茶畑。
自然を大切に、自然に生かされて栽培しているから、お茶畑をとりまく山の景色も植物も動物も人の笑顔も美しい。

それが今、抗えない巨大な力で汚されてしまった・・・
遠い静岡の空の下に、確かにあるその景色が、涙でにじんで見えました。

静香さんのお茶なら飲んでみたい。
きっと、優しい味がするに違いない。
きっと、ほっとできるに違いない。

静香さんが、なんで菜の花村のホームページを見てくれたかというと、有機野菜とか、そういう類の言葉で検索していたら行き当たったそうです。
ただ見てくれただけでなく、お電話までくださったことが嬉しいです。

見つけてくれてありがとう。

いつか気仙沼を訪ねるとき、菜の花村にお立ち寄りくださいね

復興の狼煙

トマトです。

大津波で何もかもが喪われてしまった南三陸町。

菜の花村においしい魚を納めてくれていたヤマウチ鮮魚店さんも、店も工場も自宅も、全て喪いました。
でも、命だけは残りました。
生きていればこそできることがある!

大震災から5ヶ月の8月10日、ヤマウチさんは、志津川商工団地の中に、新しい店をオープンさせました!

トマトと菜の花村社長は、8月16日にその新店舗を訪問。

CIMG1036

地元の人たちのため、魚だけでなく、野菜やお肉、乾物、お酒、買い物ができるミニスーパーのような品揃え。食堂もついてます。
お店はたくさんの人でにぎわっていました。
CIMG1033

志津川名物のカニがドーンと!
来月には魚の加工工場もできるそうです。

CIMG1035

お店の中に飾られていた写真パネル。今となっては見られない、三陸鉄道の車両と志津川の町並み・・・
ここに確かにいろんな命があったのですね。
喪われて初めてわかる、「平凡」の美です。

東京は今日も雨だった

トマトです。

昨日、「GAIA(ガイア)」の見本市に参加するため、東京はお茶の水まで行って来ました。
約2年ぶりの東京。「震災以来、東京も人が少なくて・・」なんて噂を頭においていきましたが、登米市で暮らす私にとっては、げっぷが出るくらいの人波で、文字通り目が回ってしまいました。

お茶の水「GAIA」はエコロジーや有機農業、フェアトレードなどを志す人にとっては聖地とも言えるお店。菜の花村も、長年お世話になっております。この日は、メーカーさんや農家さん、約50団体の参加の大イベント。会場はGAIA近くの全電通会館。雨の中、道に迷いながらたどり着くと・・。

CIMG0915入り口ロビーに陣取っていたナマケモノ倶楽部のきれいなお姉さん方。テーマは「脱原発」「節電」。あなたの家の電化製品のアンペアを合計してみましょう。結果次第で契約アンペア数を下げられるかも。基本料金は安くなり、電気を使わない生活にステップアップ!


CIMG0960会場に入ると、「よっちゃんなんばん」でおなじみの、岩出山よっちゃん農場さんのブースから、「津波を生き残った南三陸のわかめをどうぞ!」という元気な声が聞こえてきました。鳴子に避難していた南三陸町の被災者の方が売り子さんになっていたのです。震災を報道した新聞で作ったエコバッグがインパクト大!

CIMG0944黒豆で有名な兵庫県丹波で、周りは黒豆畑だらけの中で、なぜかハバネロ(激辛で有名になった唐辛子)を無農薬栽培し、ペーストを作り、瓶詰めからパッケージ、販売まで、全て一貫してやっているお兄さんとか・・・。



CIMG0935日本の天然酵母パンのさきがけとなった「ルヴァン」のダイナミックなパンとか・・・



CIMG0929お昼は会場隣の地下で、「玄米ちらし寿司弁当」を買って食べました。見た目は「少なっ!」と思ったのですが、さすが玄米。満足感があって、夕方までおなかすかなかったです。

そのほか、オルチョオリーブオイルのアサクラさん、シャボン玉石けんさん、自然丸石けんさん、アリサン、きとうむら、などなど、おなじみのメーカーさんも頑張ってました。今回の成果、今後の菜の花村注文書に御期待ください。

帰りの新幹線のホームで、村井宮城県知事のお姿を拝見しました。知事さん、頑張ってます。

それにしても、東京へ行って帰って来ると、足が痛いです・・・情けないですね・・。

年間予約米の注文締め切り10月1日(金)です。

 今日は、気持のよい秋風がふいて カラッとしています。
外に出ると、稲の香りが・・・ 田んぼは昨日の雨でぬがって(地面が雨でドロドの状態)ますが、稲刈りをしている 音が聞こえてきます。

 年間予約米の注文は お済でしょうか?
締め切り間近です。続きを読む

朝どりはもう古い!!

CIMG2715亀久夫さんの畑へ行ってきました。
そこで、聞いた話は、
目からウロコの情報!!!

「朝収穫するより夕方収穫したほうがおいしい!」
というお話。

「なんで?なんで?
朝収穫したほうが新鮮!おいしい!んじゃないの?」続きを読む
プロフィール

菜の花村スタッフ

訪問者数
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

記事検索
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ