2016年12月

中国遊園地大図鑑北部編のあとがきで書ききれなかったこと後編

5月4日は長春から高速鉄道で吉林省敦化市へ日帰りで取材。
敦化市北山公園の撮影後は2015年に建立されたばかりの六鼎山の大仏へ。
延吉市から参拝しに来ていた周さんという美人の女性に声を掛けられ、
なぜか六鼎山から敦化駅までのタクシー代20元、昼食代をおごってもらう。
彼女より年上の筆者がお金を出すべきだと主張したのだが、
結局は押し切られてしまい、ヒモ気分を味わう。(笑)
東北地方の女性は気が強くてストレートな物言いをするようだが、
そういった特徴は悪いことではない。

ただ、昼食目的でたまたま入った韓国料理店の親父から
「お前は日本人なのか?」とすごまれてしまう。
二日連続で反日発言をされるのは筆者の中国旅行中では初めての事でうんざりする。
筆者の話す中国語は上海付近の南方訛りが強く、
内陸部のタクシードライバーからは「南方人かと思った」と誤解されることもあるのだが・・・。

周さんからは「日本人とは名乗らない方がいいですよ」と優しくアドバイスを受け、
敦化駅で礼を述べて別れる。

5月5日、長春から遼寧省瀋陽市へ高速鉄道で移動。
如家酒店という全国チェーンのホテルで宿泊手続きをし、
スタッフから親切に天気予報と観覧車のある場所を教えてもらい、
瀋陽南湖公園へ取材に向かう。
完全に興味本位で瀋陽の日本領事館付近をウロウロして撮影していたら、
警備員からにらまれた。
以前、北朝鮮からの脱北者がらみの事件があったので、
周辺は厳重な警備が敷かれていて日本領事館と
近くのアメリカ領事館前の路地は車両が通行できないようになっている。

IMG_7032



















タクシーを拾い日本領事館前から瀋陽森林動物園に向かうと、
ドライバーから「領事館関係の日本人ですか?」と質問されたので、
「ただの日本人旅行者です」と名乗る。
すると「中国政府は“為人民服務”(人民の為に奉仕しますという超有名スローガン)
なんて言っているが、結局は人民の為ではなく、国家の為に奉仕を強いられている」と
政権批判を始めたので、筆者もドライバー氏には
「中国人には今の内容は言わない方がいいですよ」と釘を刺しておいた。

5月6日、瀋陽から遼寧省大連市へ高速鉄道で移動。
大連のタクシードライバーも「日本政府の方が公平」と言い出して政権批判を車内で行う。
「習近平政権のスローガンの“社会主義核心価値観”(富強、民主、文明、和諧(調和)、自由、平等、公正、法治、愛国、敬業、誠信、友善の24文字)って、
やっぱり無理がありますよね?」と質問したところ、
「無理無理無理~」と爽やかな笑顔で回答され、
渋滞に巻き込まれながらも目的地まで運んでもらう。
政権の目標として高い理想を掲げるのはいいのだが、いまだに“法治”されていないのかよ?!とかツッコミどころだらけで多くの中国人が筆者と似たような感想を持っているのだろう。


5月7日、大連の労働公園、森林動物園を取材して飛行機で山東省青島市へ移動。
青島宝龍楽園の廃墟っぷりを撮影してから予約したホテルに向かったところ、
チェーンの別の支店だった。
ほんの数百メートルの距離だが、
スタッフが筆者を車に乗せて目的地のホテルまで送ってもらい、とても感謝している。

5月8日の最終日、そもそも体調が悪い状態で訪中してしまい、
無理な強行軍がたたったのか、39度の発熱でダウン。

朝07:30からホテル近くの薬局が営業していて風邪薬を購入し、
この日は取材を諦めて11:00頃までホテルで静養。
それでも熱が下がる気配がないので、近くの小さな診療所で点滴を打ってもらうことにした。
担当の女医さんは親身に対応してくれて、
1番良く効く薬は1万人に2,3人くらいアレルギー反応が発生すると説明されたので
無難な2番目に効く薬を点滴してもらう。
近くのベッドで診療所の老医師が昼寝をしていたのは中国らしい緩さだが、
2時間の点滴で無事に熱を下げ、薬を処方してもらう。
日曜日でも診療所が営業していた点についても感謝したい。
ネットで中国人のことを馬鹿にするのは簡単だ。
しかし、現地の言葉を覚えて中国人と接触すると、見えてくる光景はかなり違う。
広大な中国を旅行していると、日本とは事情が異なる点で腹が立つこともある。
それでも昔から筆者は親切な中国人に助けてもらうことも多いので、
日本の道端で困っている中国人に遭遇したら何か手助けしなければと思っている。







中国遊園地大図鑑 北部編 (中国珍スポ探検隊)



   
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中国遊園地大図鑑北部編のあとがきで書ききれなかったこと前編

中国遊園地大図鑑北部編のあとがきで現地の中国人との接触について

かなり気合を入れて書いたのだが、

ページの都合上、1Pの文章になってしまった。

なんだがもったいないので、ブログで発表したい。


日中両国間では互いの国に「良くない印象」を抱く人は日本で9割、中国で7割を超えると言われている。

筆者は中国で留学並びに駐在員として勤務していたこともあり、中国語での会話は現地でもほぼ問題なく行えるのだが、現地で接触する中国人の反日感情はそこまでひどいとは感じない。

それどころか親切な方が多く、例えば現地の人にいろいろ質問すると最近はスマホもかなり普及しているので、天気予報・列車の時刻表・現地のホテルについての情報を提供してもらえるので、非常に助かっている。

中国東北地方(遼寧省・吉林省・黒竜江省)はかつて満州国が統治していた経緯から、現地の公園は日本人との関わりがあるケースが多い。

今回は筆者が中国東北地方+山東省の取材中に接触した現地人に絞って述べてみたい。

2016年5月1日、筆者は中部国際空港から上海経由の黒竜江省ハルビン行の便を利用したのだが、機体トラブルで5時間足止めをくらう。

その間、日本で生活し、黒竜江省へ里帰りする数名の中国人のおばちゃん達と仲良くなる。

「中国のことが好きなんですか?」と質問されると、

「嫌いだったら、ゴールデンウィーク中に行くわけがないですよ」と笑顔で答えるが、

訪中目的が「現地の遊園地の山塞(パクリ)キャラの取材」という事実は口が裂けても言わないことにしている。

おばちゃんから上海浦東空港でポカリスウェットをおごってもらい、

「黒竜江省の女性は性格がいい人ばかりよ」と言われる。

ハルビンに到着すると日付が変わっていたが、深夜のタクシーで予約したホテルに向かっても街の治安は悪いとは感じなかった。


5月2日は現地人との接触で特記事項なし。

5月3日、ハルビンから吉林省長春市へ高速鉄道で移動。一日中雨が降り、テンションが下がる。

市内をタクシーで移動中、ドライバーから「お前は日本人なのか?靖国神社に行ったのか?」といった質問をされる。

日本人であると述べ、「最近、靖国神社へ参拝したら中国人旅行客が多くてとても驚いた」と正直に回答したら憤慨した様子で「2020年頃には中国は日本と戦争をしてほしい」などと物騒なことをまくしたてた。

現在、中国在住の日本人は10万人以上、日本在住の中国人は60万人以上もいるので、そういった人は有事の際にどうするのだろうか?

日本国政府には尖閣諸島の防衛をしっかり行ってほしいと思いながらドライバーが運転中に遊んでいるスマホアプリに注目すると、「聖闘士星矢」だったので後部座席から画面をこっそり撮影。



IMG_5489







































まさか反日発言をする2~30代前半らしい男性が日本の漫画コンテンツのゲームで遊んでいるとは・・・。気になるのはこのゲームがパクリなのかそうでないのか?

作者の車田正美は知っているのだろうか?ゲーム内容は作中で「聖闘士(セイント)」と呼ばれるキャラを選択してコンピューターとオートバトルさせ、渋滞中の暇つぶしには最適のようだ。

目的地の長春市児童公園に到着し、12元を支払らってから反日ドライバーと別れる。






中国遊園地大図鑑 北部編 (中国珍スポ探検隊)



   
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中国遊園地大図鑑北部編(中国珍スポ探検隊)を出版しました!

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2013年から書き始めた旅行ブログの『軟体レポート』

2016年についに書籍化!!

というわけで、ここには書籍化の裏話でも紹介したい。

2016年1月末に編集者の濱崎氏より書籍化希望とのメールが届く。

2016年2月に東京で濱崎氏と打ち合わせ。

当初は1冊でまとまるものだと考えていたが、

撮影した中国の遊園地の物件数があまりにも多いので、

シリーズものになってしまう。

初めて書籍化するというのに、プレッシャーが!!!(笑)

中国遊園地大図鑑北部編(中国珍スポ探検隊)

の記事の半分以上は

2015年のゴールデンウィーク中に撮影した中国の遊園地だ。

読者の一部が中国でパクリ遊園地を実際に行ってみて、

筆者がまだ訪問していない物件の情報を

何らかの形でフィードバックしてもらいたいので、

本書には中国のパクリ遊園地の探し方というコラムも執筆してみた。

2016年5月頃から具体的な記事の執筆が始まり、

何度か手直しをされて文章の方向性が定まる。

書籍化に際して、ブログには書いていない情報も盛り込みたかったので、

記事の資料は遊園地の公式HPや百度百科を調べる。

中には友人からの貴重な情報のタレこみも……。

今後は公式HPも百度百科どころか正確な名称や住所もよくわからない

小さな遊園地の記事の執筆も必要なのだが、どうしましょ?

出版社のパブリブからの情報

【前編】『中国遊園地大図鑑 北部編』完成しました! 中身お見せします

【後編】『中国遊園地大図鑑 北部編』完成しました! お化け屋敷が汚いです!





中国遊園地大図鑑 北部編 (中国珍スポ探検隊) 

   
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