異視点観察 - nantekkotai blog

左斜め10度くらいのモノの見方。ガジェットと読書と日本が好き。

『アドレナリン・ジャンキー』ITプロジェクトのあるある大辞典

アドレナリンジャンキー プロジェクトの現在と未来を映す86パターンアドレナリンジャンキー プロジェクトの現在と未来を映す86パターン
著者:トム・デマルコ
販売元:日経BP社
発売日:2009-10-22
おすすめ度:5.0
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帯にトム・デマルコの最高傑作と書いてあるが、そんなことはどうでもいい。誰が書いたにしろ、これは「あ〜あるある(苦笑)」みたいなのが山ほど載っている。

多くのプロジェクトに携わっていると「なんか嫌な予感がする。俺にはわかるんだ」的なことが感覚的に臭ってくるというか、実際あるわけですけれども、それを見事に文書化+例文化してくれた。

ただ悲しいことに、これを読んだところで悲劇のプロジェクトやデスマーチは減らないだろうということ。
そもそも混乱・カオスなプロジェクトの担当者が本を読む時間など無いし、読む気もないかもしれない。読んでも忘れるか、覚えていてもやっぱり時間がないので実践出来ない、以下エンドレス。

ついでに開発者がこの本を読むと早い段階で、逃げる技術を獲得出来るかもしれません。

それから良いパターンだって載っているから、そっちを積極的に採用するとか何とか、ああでも結局時間が足りないから・・・、(以下略)。

 

もの凄く大きいか小さい企業しか生き残れない世界

中規模、大規模くらいの会社が瀕する世界、それがWEBの世界ではないかと。
結局のところイノベーションを興す人たちは少数であるし、彼らが反復的に新しいものを作っている訳で、そのサービスの範囲や影響度によって収益が変わってくる訳だけれども、最終的にはGoogleやAmazonのような巨人か、もしくはコアな人材だけの小規模の会社しか残らんのではないかと思う。

小規模な会社は専門性を高めた隙間産業的なところで収益を上げる。
人件費も少ないので、収益がそれほど高くなくても黒字である。
巨大な会社は、インフラやプラットフォームを抑えている企業。
巨大企業のプラットフォームの上に小規模の会社が乗っかっている場合もあるだろう。

テレビに例えると、
巨大企業 => 放送局
小規模会社 => 制作会社
と云えるかもしれない。

これらの中間に位置する企業が生き残るのは難しい。
中規模のインフラ企業は、それよりも巨大な企業に飲み込まれる可能性が大きいし、中規模なコンテンツサービスの会社は、自重で経営が傾く可能性が大きい。
傾いちゃった結果、人をクビ切ったり、より安い地点に移転したり、オフショアしたり、そういうことをやってコアな人材が抜けてしまってもぬけの殻になって終わっちゃうとか、ありえる話である。

会社の中核アイデアが、スケールアップするほど収益が上がるのであれば立ち止まること無く巨人への道を邁進すべきだし、そうではなく量より質がモノを云うサービスであるならば、会社を無駄に大きくせず、ひたすらに中核アイデアを磨いた方がいいのではないかと思う。

何はともあれ中途半端は良くない。
けれど、そんな中途半端なぬるま湯で安穏としているのが日本のWEB業界の現状であり、こんなところで第2のGoogleを日本から!とかね、まあ夢のまた夢だね、という感想を抱くに至った今日この頃というお話。
 

集中モードで執筆進むワープロサービス『WriteRoom.ws』

今までGoogleドキュメントで書き物をしていたけど、面白いサービスを見つけたので現在はこちらを使う。
それがこのWriteRoom.wsである。
これはMacのスーパーシンプルワープロソフト「WriteRoom」のWEBサービス版。
WriteRoomは全画面真っ黒の中にプロンプトが浮かんでて、そこにただ書くだけというシンプルというかただの手抜きじゃないか、これで金取る気か!みたいなソフト。
でも実際使ってみると結構良かったりする。

そんな感じのソフトをWEB上で、しかも無料で使える。
WEBサービスだからWindowsでも使える。
書き易い。
字が大きい。
リビジョンが残るから、前のバージョンに戻せたりできそう。
Googleドキュメントほど高機能じゃないが、ブログの原稿書くには最適かと思う。
でも一番いいのはiPhoneアプリがあって、それと同期出来ること。
これがEvernoteのアプリより軽い。

難点が一つ。
英語のスペルをわざわざチェックする。
「WriteRoom.ws」と入力すると赤線が引かれる。
自分のサービス名でも厳しくチェックする。鬱陶しいです。

モノや情報があふれる現代では、適切な「減らし」を行うサービスにこそ金を払う価値がある。
正直手抜きだとは思う。
でもここまで思い切ってやれば大したものだ。

やっぱり、新しく始めるなら尖らないとね。

一番大事なことは、何「を」作ったかということ

ことの発端。
自分はプログラマーであり自分自身でサービスを作りたいと考えている。
仕事で使う言語はJavaScript。過去に使っていた言語はPHP。
新しいことに挑戦したいと思って、去年からPythonで、ちょくちょくとGoogleAppEngineでアプリを作ったりしていた。
Pythonは面白いし、速いとも思う。
でも何かが違う。作りたいものを、作れない。
こんなに手間取るならPHPでもいいかあ、とか思ったりする。
で、このPHPがギークには評判が悪い。

僕はサービスが作りたい。
何で作ったかは、大事じゃない。
何を作ったかが最も重要なことだ。

何の言語がいい、フレームワークがいいと論争をしても結局のところ、誰かの役に立つサービスを作った奴が偉い。
それがとてつもなくダサイ言語(VBとか)、プラットフォームでも関係ない。そいつが偉い。
そもそもJavaScriptだってダサイ言語だった。
しかしそれを変えたのはAjaxであり、それを利用して生まれた各種プロダクトだ。
変えたのは言語じゃない、サービス、製品なのだ。

自分は何を作ってきたか。
これにいくつ答えられるか、その質はどうか。
これが自分の評価全てだろうと思った。

『夢が勝手にかなう脳』苫米地英人は大事なことなので何度でも云う

夢が勝手にかなう脳 (講談社BIZ)夢が勝手にかなう脳 (講談社BIZ)
著者:苫米地 英人
販売元:講談社
発売日:2009-11-05
おすすめ度:4.0
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苫米地本を何冊か読んだ人なら知っている。
苫米地英人は同じことを書いている。
ただその書いている内容が少しずつ増えていったり、範囲がずれたりして、苫米地コンプリートをするころには彼の云いたいことはほぼすべて揃う。
そういう仕組みになっている。
 
これだけ読むと、体の悪い商売に見えるが、これがなかなか本が面白いので読んでしまう。
いや、それほど面白くないかな。でも他の脳機能学者の本より面白く読める。
これは苫米地本人のキャラクターとかもあるんだろう。希有な経験から導き出される話などは他の学者とは一線を画している。

はっきり言って、ほぼすべての凡人が苫米地の領域に達することは不可能だろう。
それでも、彼の云うことを少しずつ実践していくことで、その世界の片鱗に触れることは出来るはずだ。
少なくとも、現代の常識という洗脳を外すきっかけにはなると思う。

ま、僕は好きだけどね。 

 

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