
新婦とは幼稚園からの幼馴染み。出席の際、懐かしいとアルバムから新婦がよく写っている写真を何枚か持っていった。
披露宴には新婦のおばあさんもいて、この日のためにとホームから来たらしい。
おばあさんに写真を見せるととても喜んで、ずっと撫でていた。
宴も進み、ケーキカットとなった時、みんな新郎新婦に視線が行く中、ふとおばあさんを見たらうつむいていた
何気なく近寄ったら肩が動いていない。嫌な予感に新婦のお母さんに耳打ちすると、えっ!?とおばあさんを見て傍に寄った。
間に私はカメラ構えて撮りに行こうとする同じテーブルから、看護婦の友人を引っ張って来て、様子を見せた。
友人は脈を取り、首を振った。