2010年05月08日

ポスト

 

 

 

 

 

 安倍晋三・元総理大臣が就任したのは、4年前の2006年9月で、それまでは首相は小泉純一郎さんでした。小泉さんは、「自民党をぶっ壊す!」、と叫んで国民の支持を取り付けたのですが、いま振り返ると、自民党は本当にぶっ壊れてしまったようです。

その小泉さんが目指した改革は、「郵政民営化」でした。



 小泉さんが首相の座を去ってから4年たったいま、「小泉改革は誤りであった」、と考える人たちが政権を担っていますので、民営化が進みつつあった郵政は、徐々に骨抜きになり、旧体制というか当時の抵抗勢力が勢いを取り戻しはじめました。

 

 郵政改革は、本来ならば政権が変わっても、しっかり推進されなければならないはずですが、後戻りをしている感じです。

すべからく物事は、一直線に進むものではなく、右に左にぶれたり、あるいは後戻りしたりしながら、少しずつしか進んでいかないものなのでしょうか。

 

 

 郵便貯金を経由して集められた多額の預金が、国の各省庁に関連する団体などに、特別会計の名の下に流れていくやり方に、小泉さんは一石を投じました。このような資金の流れを見直すべきだ、というのが小泉さんが訴えた強い問題意識でした。カネの流れる出口だけではなく、入口の蛇口もしっかりチェックすべきだ、という彼の持論は国民の支持を集めました。

 

 勿論、これによって、既得権益を侵される人たちが大反対したのは当然のことです。当時の自民党の中でさえ、全国に散らばる郵便局を選挙地盤とする政治家たちにとっては死活問題でしたから、反対する人たちが少なくありませんでした。小泉改革に反対する立候補者には、衆議院選挙で各選挙区に刺客が送り込まれたのは記憶に新しい出来事でした。

 

 その後、ぶっ壊された自民党に代わった民主党のもとでは、残念ながら、小泉改革の揺り戻しが起きています。郵便貯金限度額が1千万円から2千万円に引き上げられるなど、具体的な骨抜き策がいくつも取られはじめました。せっかく民営化された郵政を、再び官営へと引き戻すやり方は、全国の郵便局をはじめとした郵政票(30万とも50万とも言われています)の得票が目当てと言えるでしょう。

 

 理念や信念よりも、目先の選挙・得票に目が眩み、選挙に勝つためにはバラマキという餌で選挙民を愚弄し、その餌にまんまと釣られてしまう私たち選挙民の愚かさも、改革後退の一因なのでしょうね。

 

 現在の混迷だらけの政治の原因は、民主党を選んでしまった私たちに責任があったことを、私たちはうすうすながら感じ始めました。選挙目当ての「民から官へ」に、またまた愚弄されようとしていることへの反省を、私たちは今度の参議院選挙の投票で示すことが出来るのでしょうか。

 



(05:56)

トラックバックURL

この記事へのトラックバック

1. 役立つブログまとめ(ブログ意見集): 郵政三事業の一体的サービス提供 by Good↑or Bad↓  [ 役立つブログまとめ(ブログ意見集)(投稿募集中)by Good↑or Bad↓ ]   2010年05月24日 14:03
「郵政三事業の一体的サービス提供」に関するブロガーの意見で、みんなの参考になりそうなブログ記事を集めています。自薦による投稿も受け付けているので、オリジナルな意見のブログ記事があったら、どしどし投稿してください。

コメントする

名前
URL
 
  絵文字