=月曜日=
女子社員が髪を切ってきた。
ロングヘアからショートへバッサリ。
こんなときどんな言葉をかけたもんだろう。
『何かあった?』『男と別れた?』『どないしたん?』
『おっ、髪切った?』『心境の変化?』『ショートも似合うね』
どれも違うような気がする。

昔はこんなことで悩んだりしなかったが、
最近ではセクハラなどといわれるので
余分なエネルギーがいる。

=火曜日=
本社の徳目朝礼で髪を切った女子社員と同じグループになった。
その中で本人が髪の事を話しはじめた。
『じつは今回髪を切ったのは・・・・・。』  ウンウン、なになに?
『ヘアドネーションって知ってますか?』  なんやねん、それ、聞いたこともないし知らんがな。

話はこうだ。
いつも行く美容院の担当者がヘアドネーションという活動に賛同していた。
それを知って自分の髪も何かの役に立つのなら
病気の子供たちが喜んでくれるのなら力になりたい。
そう思いヘアドネーション規定の12インチ(約31センチ)まで伸ばしていた。
今回その長さになったので髪を切って寄付をした。
そういうことらしい。

ゲスなわたしは彼女の口からどんな痴話話が聞けるのかと
ワイドショー的な関心を持って待ち構えていたのに
こんないい話を朝から聞かされるとすがすがしい気持ちになってまうがな。
下がっていた健全性も高まり、心が洗われるのであった。
やっぱ、朝礼大事だわ!

(ヘアドネーション)=病気やケガなどで髪に問題を抱える子供たちに、
無償でウィッグを贈る活動。