今日 「海の日」。野幌 錦山天満宮において、市英霊顕彰会主催の慰霊祭が行われました。江別市英霊顕彰会は、護国の礎となられた全国二百五十万の、そして江別市六百三十余柱のご英霊に対して尊崇の念と感謝の誠 を捧げています。
 
宮本忠明会長による追悼の言葉

追悼の言葉

本日ここに令和元年度、江別市戦没者慰霊祭に当たり、江別市英霊顕彰会を代表して、謹んで追悼の言葉を捧げます。

 顧みれば皆様は遠く日露戦役から大東亜戦争に至る累次の戦役に際し、祖国日本の平和と独立を貫くため、愛する家族に別れを告げ、勇躍往途につかれ、果てしなき大陸に、また灼熱の南洋や密林、或いは厳寒肌をさす北方の島々に勇戦奮闘され、悪戦苦闘の内に若く尊い生命を祖国に捧げ、悠久の大義に殉じられたのであります。

 今、江別市戦没者霊位の御前に立ち往時を偲ぶとき、万感胸に迫り哀惜の情、切なるものを禁じ得ません。 愛国の至上を捧げて祖国に殉じられた御魂をここにお迎えして幾星霜、故郷の山河に抱かれて永遠に鎮まるご英霊を今、新たなる感激で私たちの心に蘇らせています。

 蓋し、第二次世界大戦は日本の敗戦という無限の悔いと恨みを残しましたが、みなさま方が一身を犠牲にして守られた日本は戦後の厳しい試練を乗り越え今や、世界の奇跡とも言われるほど繁栄を遂げ、国民等しく自由と平和の恩恵を享受しております。これ一重にご英霊のご加護の賜物であり感謝に堪えないところであります。 私たち世に生ける者で、誰が祖国を、揺籃のふるさとを愛せざる人がありましょうか、平和な日本の再建に精進することこそ、ご英霊にお応えする道と信じ、ひたすら微力を尽くすことが私たちの使命と考えております。

  戦後七十有余年が経過しましたが、時の流れの赴くままに太平に慣れ、安易な自己本位の風潮を招き、これがため、国の基本的なあり方をめぐって抗争を重ね、道義の根底ともいうべき英霊祭祀について、国論の分裂を招いていることは誠に遺憾であり、申し訳ないところであります。  又、ご遺族、戦友の方々の高齢化も目立って参りました。ともすれば英霊尊崇の気風の薄れゆく風潮が懸念される状況であります。


 世界の国々では国に殉じた人々の顕彰を大事にして、若い世代の人々に国家、社会の奉仕精神を培っております。戦後生まれの世代が大部分となり、時の流れと共にすべてにわたり、かつて無い転換期を迎えております。しかし、大和心を極め尽くして散華されたご英霊の精神こそは日本の心であり、民族の伝統の神髄であります。 本会の、江別市英霊顕彰会は、護国の礎となられた全国二百五十万の、そして江別市六百三十余柱のご英霊に対して尊崇の念と感謝の誠を捧げるため、世代や立場を超えて、これからも末永く英霊顕彰をつづけて参ります。

そして、戦争のない国の平和と繁栄、伝統、文化を守り抜く決意であります。

 終わりに、ご英霊のご冥福とご遺族皆様のご健勝、及び国の前途に限りない、ご加護を賜らんことを御祈念申し上げ、追悼の言葉と致します。   

  令和元年七月十五日  江別市英霊顕彰会                会長 宮本忠明