2018年06月23日

杉並区議会議員補欠選挙について

皆さん、おはようございます!

選挙活動の模様をブログでお知らせしようと思っていましたが、私のアカウントがしばらくの間利用停止状態となっており、ようやく本日(遅すぎて申し訳ありません!)開通しました。

親方としては前回の選挙同様、演説場所やその内容、公約に関する解説をこのブログで読者の皆様へ差し上げる予定でしたが、選挙戦最終日にようやく達成?できました。

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<<<国政政局と一線を画し、地域のことは地域が決める!新しい地方政治の担い手にご期待下さい。>>>

それでは選挙戦最終日、行ってまいります!

生田 なおふみ 拝


nao_iku at 07:24|PermalinkComments(0) 選挙関連(活動) | 情報共有~全般

2016年05月26日

杉並第一小学校の複合化に関する考察~第二章(3)

皆さん、こんばんは。

入梅前ですが日中は夏を思わせるほど蒸し暑い今日この頃です。ただ、午後になると風が強まり一気にクールダウンしてくれるのは個人的に有り難いなと思っています。

さて、今日は本章の最終回をお届けします。



第二章 配置計画(案)について~行政は恣意的な資料を作成していないか
(全3回、その3)



 初めに、意図的と恣意的の違いを見てみましょう。
意図的の意味
● ある明確な目的・意思を持って行動する様子。
恣意的の意味
● 1.その場の思いつきで行動する様子
● 2.好き勝手に物事を解釈する様子。
      出所:orange情報舎「意的の意味・意図的との違いなどを分りやすく丁寧に」



 それでは以下に資料のリンク先を掲載しますとともに、専門家からもお知恵を借りて、この資料が恣意的であるということを説明します。
【資料】杉並第一小学校等複合施設整備に係る検討経過 中間のまとめ(平成27年12月)



1.約3年間仮校舎に通わなくてはならないという極めて重要な事項にも関わらず、保護者説明会の当日(平成28年1月)では仮設運動場の確保がされていない(現在交渉中という説明のみ)という計画の不透明さが露呈した。



2.複合化により駐車場付置義務によって地下駐車場を整備せざるをえなくなり、そのため工事中校舎は全移転を余儀なくされるということを、複合化に関するパブリックコメントの募集段階で明らかになっておらず、加えて保護者説明会でも全く知らせていなかった(資料を見せられて初めて知った方が殆ど)。もし複合化ではなく学校の建て替えであれば、その義務はないはずであるが、「改築・複合化」をセットにした説明、つまり複合化ありきで児童や保護者、地域住民の意向が汲まれていない



3.そもそも校舎の建て替えは、「1 教育環境」、「2 区民施設」、「3 周辺環境への影響」、「4 防災」の観点だけではなく、「コミュニティ」の観点を評価要素に入れるべきだが、本説明資料には何も記載されていない。すなわち、学校は「近隣住区」における「コミュニティの拠点(コモン)」という観点からも評価すべきだが、本説明資料にはその項目がない。また、役所は複合化施設に「サロン」を作る計画をしているが、自由に走り回れる校庭と、管理された施設内の部屋とは大きくちがい、上述の「拠点」とはかけ離れている意味合いである。



4.周辺環境への影響として「日影」という項目があるが、杉並第一小学校は商業地域に立地しており都市計画用途地域「商業地域」には「日影」の発想はない。これが「近隣商業地域」でもなく、しかも周囲は「第一種低層住居専用地域(住宅地)」ではなく、これを評価要素に加えたことが間違いであり恣意的である。



5.「3 周辺環境への影響」として「日影」と「砂埃」しか挙げていないが、肝心の「騒音」がない。運動場が屋上にあるのと平場にあるのとを比較して、どちらが周辺に影響を与えるかという視点で評価すれべきであるが、本資料には記載されていない(屋上校庭案はかなり周囲に囲いがないため、かなりの騒音になる可能性大)。更に、「景観」があってしかるべきではないか。つまり、屋上に15m以上のフェンスを建てればバッティングセンターのような景観になる。それで良いのか。



そのような中、杉並区ではこの3月、杉並第一小学校改築・複合化検討懇談会の意見を踏まえて「杉並第一小学校等複合施設整備に係る基本構想・基本計画」を策定しました。住民不在といっても過言ではない行政の取り組みには杉並区議会議員が区民の声を受け止めてしっかり精査していくべきなのですが、現在のところほぼ皆無。区民の皆さん、特に、地元(出生地)ではないが我が子のため、将来のために真剣に闘ってくれる区議会議員、しっかりと皆さんのために働く行政のトップを選ばなければ、行く先は真っ暗になりかねません



 末筆ながら、皆さまからのご意見を募集しておりますので、どうぞお気軽にお声掛けください。





【次回予告】
第三章 杉一小の児童の学校生活について~仮校舎、校庭、プール、通学路の安全確保~
第四章(最終) 改築計画に対する問題について~誰のための改築・複合化なのか~




生田 なおふみ
自由を守る会 杉並区政策委員・地域担当

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2016年05月24日

杉並第一小学校の複合化に関する考察~第二章(2)

 皆さん、こんばんは。

 今日も暑い一日となりました。一時風が物凄く強かったですが、大きな被害が出ていないようで良かったです。

 さて、昨日のブログに対して15件のご意見、ご賛同を頂きました。ありがとうございます。

 私が申し上げたいのは、理由もなく「複合化反対」、「屋上校庭反対」ということではなく、誰のための何のための改築・複合化なのかについて、行政が客観的かつ合理的な説明がされていないことに一筆したためたいということです。



第二章 配置計画(案)について~行政は恣意的な資料を作成していないか
(全3回、その2)

 それではは昨日掲載した「配置計画(案)」について意見を述べます。

【配置計画(案)の検討】cf_02-4-0_配置比較_H2712
出所:杉並第一小学校等複合施設整備に係る検討経過 中間のまとめ(平成27年12月)



 気になったのは各項目における◎、〇、△の意味です。平成28年1月23日の杉一小保護者向け説明会で、学校整備課長両案比較したうえで現在よりも影響が大きくなる、心配する点が増えるなどマイナス要因となる事案については△、良くなる点が◎という説明をしていました。ただし、「あくまでも参考ですので」(=イクちゃん超訳「別に具体的な点数などなく、まぁこんな感じかなと」)と付け加えていましたが、説明会参加者に対して印象操作をしてはしないかという感じがしております。



 例えば、「1 教育環境」にある(1)学習環境、③施設の相互利用について、Aの地上校庭案は「学校と区民施設は別フロアとなっており、エレベータでの移動による相互利用となる」が〇に対して、Bの屋上校庭案は「低層かつ1フロアの面積が広く確保できるため、相互利用しやすい配置が可能である」として◎となっている。そもそも同じフロアでなければならないという条件があるわけではないため、B案を進めるうえで優位な理由づけとなっているとしか考えられないですね。



 他にも、「4 防災」にある(1)児童の安全確保、①児童の点呼、確認等について、A案は「校庭(1階)に参集し、点呼により児童の存在を確認(現状と同様)、建物の安全が確認されたら、建物内に児童を誘導する」として◎、B案は「近隣の空地へ参集し、点呼により児童の存在を確認、建物の安全が確認されたら、建物内に児童を誘導する」として〇となっています。現状と同様であればA案は〇が妥当だと考えますが、B案の「近隣の空地」については、説明会の時に学校整備担当部長が「現在折衝中(=イクちゃん超訳「具体的に場所が特定されていない」)ということから、△にすることなく〇で、よってA案は◎となったと見られます。



 中でも最たるものは、B案には一つも△がないということです。つまり、行政は何がなんでもB案で進めるという方針を崩したくないために、意図的に星取表を作成したと考えられます。しかし、資料全体の中身は恣意的だと感じずにはいられません。なぜなら、大切な子供たちの居場所、教育現場に、場合によっては大きな混乱をもたらすであろう改築・複合化計画について、杉一小保護者や地域住民の方々の理解や同意が多数得られていかが不明であったり、建て替え時の仮校舎用地や産業廃棄物処理方法についての説明が不明瞭だったりしているからです。



 その恣意的だと感じている点について、次回お話ししたいと思います。


生田 なおふみ
自由を守る会 杉並区政策委員・地域担当

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