前回の記事で、標識番号「東山 11」まで行きました。(まだ11です……)
怪しい雲行きの中、山へと突入。
こんな真っ暗だったんです。(´・ω・`)
てくてく登っていると……
ぽつ……ぽつ……
Σ(゚д゚;)
ぽつ…ぽつ……ぽつ…ぽつ…
きた……Σ(゚д゚;)
立ち止まってリュックを下ろし、雨具の準備。
途端に、黒いタイツに蚊が群がります。
いやぁぁぁぁ(´;ω;`)
蚊に片足10か所ずつくらい刺されながら、折り畳み傘とカッパを出し、カメラをビニール袋に入れます。
リュックごとカッパを羽織って、とりあえず蚊から逃れるために、動き始めます。
たちまち、バラバラと音を立てて雨が降り出しました。
そして、大雨、土砂降り。
(´;ω;`)
ここで、私は知るのです。
山で人が歩く道は、雨が降ると川になると…。
土砂降りになると滝になると…。
水の流れから逃れるために、少し高くなっている場所に立ちました。
ただ、突っ立っていました。
幸い、5分ほどで 雨はほぼ上がりました。
その時に撮った写真が、前回最後に載せた写真でした。
これ。
携帯電話のカメラで撮りました(スマホじゃないです!カシオのケイタイです!)。
道は水浸し。
左側は斜面です。
雨が上がっても、歩くのはとても危険です。
あー……
朝早くから歩いていれば……
11番のところで止めていれば……
低くても、山は山なんだなぁ……
後悔先に立たず。
戻るか進むか?
地図を見て、進むことにしました。500mほど進めば山道は一旦終わり、国道1号線(五条通)に出られるのです。五条通からは、バス1本で帰れます。
テンション下がった中、恐る恐る歩き始めました。
このあたりは、七条通りの東の端の延長線上にある豊国廟、阿弥陀ヶ峰ピークの南約200~300mです。標高はせいぜい100~120mです。
雨が上がっても、水が流れています。
どろどろ、ぬるぬる。
まだ水が流れています。
5分程歩くと、日が差し始めました。
下がっていたテンションが、上がってきます。
きれいなんですよ、夏の雨上がりの山って。
木のいい匂いもします。
12番。
阿弥陀ヶ峰分岐、標高155m。
てくてくてくてく。
ここは、忘れられない場所です。
杉の木立もきれいでしたが、ヒグラシの鳴き声がすごかったです。
ヒグラシの大合唱でした。
7月下旬、日の当らない山の中の雨上がり。
条件バッチリでした。
ヒグラシの声が聞きたくなったら、ここへ。国道1号線側から入るとすぐです。
一人でヒグラシの大合唱を聞くと、孤独感が増幅されます。
杉の木立、風にそよぐ笹の葉の音、ヒグラシの大合唱、ぽつんと一人。
少し立ち止まって、先へ進みます。
山道を抜けました。
アスファルトが足にやさしい…(´Д⊂)
ほんと、アスファルトって歩きやすい。ほんと、ありがたい。アスファルト万歳\(^0^)/
ここは、
標識「東山 13番」。
阿弥陀ヶ峰国有林出口(入口)。
無事に山道を抜けられてほっとしました。
14番。
こういう案内は、ほんと有難いです。
標識は、ほぼ全て写真に撮りました。一人で歩いているので、迷わないようにできるかぎりのことをしようと思って。
標識には「非常時には、この標識番号を警察・消防に連絡してください」と書いてありますし、万が一の際の準備にもなると思って。
「東山 14」は、国道1号との合流地点にあります。
このあと、少し迂回して国道1号の下をくぐります。
さあ、やめるならここです。
この時点で15時前。
ここから蹴上まで4.4km、ほとんどが山道です。
ここから約140mの高さを1kmくらいで登る道になります。
雨上がりの山道を進むのか…?
京阪伏見稲荷駅からここまでが、約5.5km。約2時間半かかっています。
季節が秋なら確実に止めます。
迷った末、無謀にも、進むことにしました。
そして、さらなる絶望感を抱くことになるのです。
<つづく>
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