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【Kernelのリビルド編】

前回までで、とりあえずXまでは起動することができるようになった。

せっかくなので、YoctoProjectの内部構成を見てみる。
YoctoProjectの特徴として、Linux ベースのカスタム・システムをハードウェアに関わらず簡単に構築するためのツールやその手段が提供されているという点である。

各ハードウェアに一致するパーツを組み合わせて簡単にイメージを生成できることを目的としているため、カスタマイズ方法の手順も統一されているはず。

ということで、今回は、まずLinuxKernelのコンパイル時configファイルのカスタマイズ方法から見てみる。

設定は、Linuxの起動時のメッセージでペンギンマークを出力するように変更してみる。

変更箇所、手順としては以下を想定している。
1.通常のkernelに含まれる設定ファイルにあたる「.config」の修正
2.memuconfigの実行
3.コンパイル
4.kernelの入れ替え(これだけ入れ替えることができれば)
5.起動、検証

上記で作成したカーネルを使って起動時にペンギンマークが出れば検証完了となる。

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手順はリファレンスマニュアルに記載がされていた。
2.3.2. Generating Configuration Files
下を参照した。
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$ bitbake linux-yocto -c kernel_configme -f
上記ファイルを保存
$ bitbake linux-yocto -c menuconfig
でファイル名を指定して保存
差分を取得
$ diff -Nurp config.orig .config | sed -n "s/^\+//p" > frag.cfg
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とりあえず、私の場合は、ここでの差分の内容を
~/yocto/poky-dylan-9.0.0/meta-minnow/recipes-kernel/linux/linux-yocto
下のmedia.cfgに追記してみる。

1度コンパイルを通した状態で上記
$ bitbake linux-yocto -c kernel_configme -f
を実行する。

configファイルを保存しておき、次は、
$ bitbake linux-yocto -c menuconfig
を実行する。

すると、Kernelの設定画面が出てくるので、

(TOP)Linux/x86 3.8.13 Kernel Configuration
Device Drivers
Graphics support

でLOGOの設定を有効にする。

YoctoProjectのKernelのmenuconfigは通常のこのより非常にシンプルは構成となっている。
LOGOを有効にしたのち、.configファイルの保存場所を指定して保存する。
保存場所を指定は、menuconfigのトップ画面の一番下を選択しておこなう。

変更前と後のconfigファイルのDIFFを取り、その差分を
~/yocto/poky-dylan-9.0.0/meta-minnow/recipes-kernel/linux/linux-yocto/media.cfg
に記載し、保存する。

これでコンパイル前の準備は完了です。

あとは、bitbakeを実行して待つのみ。
$ bitbake core-image-sato

一度コンパイルを行っている場合、Kernel以外のビルドは行わない。
しかし、それなにり時間はかかる。マシンにもよるが、1時間前後はみておいたほうがよい。

一瞬だが、ペンギンが表示されるようになった。