2006年07月10日

170:若さゆえの(バンコク)

2001年7月10日

【バンコク】ママズGHやフレンドリーGHがある一角は、イタリアやスペインのような南ヨーロッパを髣髴とさせるような空間です。建物と建物の隙間が道路になり広場になる、そんな感じです。ここに私は1年滞在しましたので、その間にはジャンキーから自殺から殺人から、様々な人間模様を目撃することになるわけです。しかし今の段階ではまだ旅行者ですので、まだまだほのぼのと毎日を送っています。
 さて、そんなある日、広場のテーブルを囲んで皆でお喋りをしていると、1人の日本人女性が声をかけてきました。
「この辺で良いタトゥー屋知りませんか?」と。
タトゥーと言えば優しく聞こえますが、要は入れ墨ですね。タイに遊びに来る日本人の入れ墨率は異常に高いものです。特に入れ墨をしている日本人は、自分の入れ墨を見せびらかす傾向があるため、肩に入れ墨の有る人はシャツの腕をまくり、胸に入れ墨のある人は上半身裸になります。そんな彼らが日本ではタオルで必死に入れ墨を隠しながら銭湯に入ったりするわけですので、タイにいるときぐらい人に見せたくなるのも理解できます。
 しかし彼女はそんな入れ墨をしたいわけではないそうです。どうやら、眉毛を入れ墨で書いてしまいたいと。なんでも毎日お化粧をして、その度に眉毛を書くのが面倒なので、いっそのこと入れ墨で「永久保存眉毛」にしたいとのことでした。
 はい、皆で反対しましたよ。だって皆さん南野陽子の眉毛を覚えてませんか? 堀ちえみの眉毛を。ほんの数年で眉毛の流行なんて変わってしまいます。5年後には、眉毛を全部剃って、おでこに黒い丸を書くのが流行しているかもしれないんですよ。でもまぁ本人が望んでいることですし、親切に良いお店を紹介しました。

 で、夕方です。彼女が泣きそうな顔をしながらやってきたのです。どうやら失敗されたらしく、少し眉毛(の入れ墨)からはみ出してしまっていました。可愛そうに。でもまぁそのイビツな眉毛を見るたびに、「物事は慎重に」という教訓を思い出すことでしょう。

 今日の教訓。面倒でも眉毛は毎日書こう。

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2006年07月09日

169:観光ガイドじゃないってば(バンコク)

2001年7月9日

【バンコク】前回書いた高校の同級生が帰国した日に、今度は学生時代の同級生がタイに遊びにきました。彼女は現在東京大学で先生をしていますので、身元が分かって本人が困るようなことは書けません。まあ普通にバンコクを観光して帰っていきました。
 こんな風に、バンコクに長くいると日本から友人がやってきます。それくらいバンコクというのが日本から気軽にやって来られる所なんですね。日本でもタイ人団体旅行客や留学生など、それまでの「タイ人=出稼ぎ肉体労働者or売春婦」というイメージとは変わってきているようです。良いことです。

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2006年07月06日

168:Mind the GAP, please.(バンコク)

2001年7月6日

【バンコク】仕事が激務になってきて、しばらく更新ができませんでした。
 更新できなかった数日間に、実は静岡から友人がやって来ました。彼女は高校の同級生で、バリバリのキャリアウーマンでして、毎年数回海外旅行に出ているそうです。で、今回はタイに来ることになったのです。
 ドイムアン空港まで迎えにいき、タクシーでカオサンまで帰ってきました。何度も書いているように、私の定宿はママズGHという50バーツ(150円)のドミです。今回は泊まる宿は私に任せるとのことでしたが、さすがにママズのドミに寝させるわけにはいきません。彼女はパッカーじゃありませんし、基本的に高級志向なのです。(私とは正反対です。)
 それで、当時「カオサンで最も高級な宿」として知られていたサイアム・オリエンタルというホテルに部屋を取っておいたのです。値段は確か200バーツほどで、なんとエアコンが付いていて、シャワーからお湯が出ます。そりゃもう感動物でした。
 ところが彼女がカオサンに着いて初めて部屋を見た途端に暗〜〜い顔になってしまったのです。それにベッドもダブルを取ったのですが、これにも引かれてしまいました。パッカーをやっていると、初対面の男女がダブルで一緒に寝るってのは珍しくもない話で、そんな生活を半年送っているうちに、それが当たり前になっていたんですね。だって、ツインより安いじゃないですか。
 知らない間に、あまりにも価値観のギャップが生まれていたようですね。仕方ないので、二日目から通称「屋台通り」と呼ばれるカオサンの一本北の通りにある普通のホテルに移動しました。(チャイディーマッサージの有るビルです。)一泊800バーツ(2400円)もしました。痛い…。
 で、彼女と2人でサメット島に行ってきたわけです。まぁ彼女が満足してくれたかは分かりません。今も月に一度は会いますけど、あのときの話は話題にすら上りませんよ。

 一つ書いておきたいのですが、彼女がサイアム〜にチェックインして、暗い顔をして荷物を整理していたときのことです。彼女が「荷物が無くなってる!!!」と騒ぎ出したのです。どうやら、バッグのチャックが無理矢理開けられ、中の荷物を無差別に抜き取られたそうなのです。静岡からバンコクまでの行動からして、やられた可能性があるのは一箇所だけです。「成田エキスプレス」です。東京から成田まで行く高級電車ですね。車内の荷物置き場でやられたのでしょう。皆さんも、電車内は気をつけましょう。日本も安全じゃないですよ。

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2006年07月02日

167:太っ腹な医者に感謝(バンコク)

2001年7月2日

【バンコク】バンコクには日本人の固まって住んでいる日本人街がいくつかあります。これはカオサンの日本人宿の話ではなくて、駐在員なんかの住むマンションの集まっている地域の話です。タイに住んでいた帰国子女に「以前カオサンに住んでいたんだよ」と言ったら、「あそこは近付いちゃいけないって母に言われました」なんて言われてしまいました。決して危険な場所ではないですが、子供に見せてはいけないものは多いのも確かです。
 さて、そんな駐在員たちが夜遊びに行くのも、これまた不思議な場所なんです。通称「タニヤ通り」として知られる一角は、昼間は屋台なども並んでタイ人のサラリーマンやOLが昼飯を食べてますが、夜になると景色は一転します。日本語の看板にネオンが入り、タイ人女性の「いらっしゃいませ〜」の掛け声が飛び交います。彼女たちはタニヤ嬢として知られます。簡単に言えばスナックの姉ちゃんです。日本人にとっては、ゴーゴーバーの姉ちゃんたちよりワンランク上と考えられている人種です。(やっている内容は大差ありません。結局売春なんです)
 私は日本でもスナックとかキャバクラとかには行ったことの無い人間ですので、外国に来てまで行こうとも思いません。

 前置きが長くなりました。今夜は日本人の男数人で遊びに行ったわけですが、そのうちの1人がタニヤ嬢を連れてきました。営業中ではないので普通の若い女性です。今夜の支払いは全て彼女もちです。10人ほどでラチャダーにあるシーフードレストランに行き、飲めや食えやの大騒ぎです。そして支払いは彼女の持っているカードで払います。何故彼女がそんなに金持ちかといいますと、実はこのカード、ある日本人が彼女に渡したカードなんです。「自由に使いなさい」と親切にカードを渡してくれた日本人がいるのです。これが誰かも分かっています。彼女が名刺を見せてくれましたので。都内の某医大の教授です。年に数回、2泊ほどでバンコクに来たときだけ一緒に過ごすんだそうです。
 お金ってのは有るところには有るんですね。皆で「自由に使」わせてもらいました。ありがとうございました。お礼に代えさせて頂きます。

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2006年06月29日

166:セレブと貧乏旅行者(バンコク)

2001年6月29日

バンコクにいる間はブログの更新が毎日できないかもしれません。

【バンコク】先日紹介した友人の中に、県知事の娘さんがいます。彼女はタマサート大学を卒業し、ITVというテレビ局でニュースキャスターをしています。当然タイ中で顔を知られています。そんな彼女と時々遊んでいます。はっきり言って彼女は金持ちで、我々中流の日本人には想像もつかないほどです。
 私はカオサンの一泊150円の宿に泊まっているわけですが、彼女と遊びに行くときは車でカオサンまで迎えに来てくれます。どうも、大学に入るときに日本車を1台親から買ってもらったそうで、卒業したときにもう1台買ってもらったそうです。今乗っているのはホンダの四駆で、タイで買うと600万円くらいはするはずです。正直カオサンには似つかわしくない車です。
 で、彼女と手なんか繋ぎながらデパートを歩いたり、バンコク市内をプラプラするわけですが、有名人だもんですから、声をかけられるわけですよ。なんかTシャツに短パン姿の冴えない外人と一緒にいるところをフライデーあたりに載せられた日には気の毒ですが、タイにはそういう雑誌は無さそうですので良いでしょう。

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2006年06月27日

165:ラジオデビュー!(バンコク)

2001年6月27日

【バンコク】バンコクには元々タイ人の友人が数名います。彼らとは、昔韓国でホームステイした際にイベントで知り合いました。先進国である韓国に遊びに行けるくらいですから、タイでは比較的裕福な人たちですし、日本にも遊びに来ます。そのうちの1人は県知事の娘で、ITVというテレビ局(タクシン首相が社長です)のキャスターをやっています。彼女はこれからときどき登場します。別の1人は陸軍ラジオ局のDJです。他にもTT&Tの部長さんや、陸軍の将校なんかも友人で、たまたま彼らと集合して飲みに行く約束をしたのです。(実をいうと5月の話なんですが、書くのを忘れてました)
 ラジオ局陸軍ラジオ局のDJさんは仕事の都合で来ることができなかったため、ラジオ局まで会いに行くことにしたのです。スタジオでは彼女がマイクに向かって喋っています。曲を流す間に、スタジオに入って挨拶したわけです。そこで曲が終了し、彼女の喋りが再会したわけですが、何と彼女は「今日は日本から友人がスタジオに来ています。一言喋ってもらいましょう」みたいなことを言ったんですね。仕方ないのでマイクにむかって英語とタイ語で挨拶しました。ビックリしましたよ。すぐさまスタジオに電話が…。上司から「何だ今のは!?」と聞かれたそうです。この辺のルーズさがタイの魅力です。
 ラジオ初登場となったわけですが、実を言うと海外テレビ出演は何度かあります。一度は私が主人公の特番まで作られたことがあるんですよ。韓国のテレビ局で。「光州でホームステイする日本人」ってことで。放映日に市街地に飲みに行ったら、さすがに皆から注目されましたよ。でもずっと撮影されてるのは辛いものがありますね。食事中なんてドアップですよ。一口食べて「感想は?」って。
 ついでに自慢しておきますと、『トレイン・スポッティング』という映画の冒頭に私が映っているはずなんですが、何度見ても自分を探せません。
 海外にいると色々と体験できますよね。

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2006年06月26日

164:詐欺師と夕食(バンコク)

2001年6月26日

【バンコク】私はトータルで一年以上タイに滞在しております。しかし現在では普通に就職し、近くに国際空港すらない生活をしているので、「タイで一年も何していたの?」という質問には上手に答えられません。相手によっては「酒飲んで、寝て、読書して、寝てた」と答えています。これはこれで当たらずも遠からずです。
 さて、特にバンコクで長期に渡って生活していると、現地在住日本人の社会に深く入り込むようになります。バンコクだけで何万人かの日本人がいますが、日本大使館に登録されていない日本人が更に数万人いるそうです。そのほとんどは沈没系パッカーや、その延長でニートになった若者です。彼らの紹介をすれば話題に尽きることは無いのですが、実を言うと話題になるような人物はバンコクでは有名な人ばかりですので、これからこのブログに登場する人たちについては皆さんも御存知か、または噂くらいは耳にされていることでしょう。
 今日は詐欺師のSさんを紹介します。彼は奈良出身の男性で、年齢は60歳くらいです。自称「実業家」で、事実バンコクに日本食料理屋をオープンさせたわけですが、彼には黒い噂が絶えません。この半年後に私はSさんからアパートを借りて生活することになります。しかしSさんからアパートを借りて大金を失った日本人の話を聞きますので心配でしたね。結論から言うと、私のようにバンコクの裏社会に根付いて生活していたタイプの人間を、彼は獲物にしませんでした。なぜなら、バンコク日本人社会を敵に回すことになるからです。(もちろん半年後の話ですよ。この6月はまだ、私はただの旅行者でした。) よって彼の標的は短期旅行者となるわけです。手口は私が中国の桂林で見聞きしたタイプの詐欺です。アパートなら、1週間貸して10万円請求するとかです。
 そんなSさんと一緒に、ラチャダーにある「第一」という日本食レストランに行ってきました。ここはホテルの中にある店で、450バーツで食べ放題です。肉や魚介類も、材料を選べばコックがその場でBBQにしてくれます。寿司から何から、1300円で食べ放題ならいいですよね。このホテルはJALの客室乗務員が泊まるんだそうです。Sさんの奢りでした。満足な一日でした。

naoki_geo at 22:16|この記事のURLComments(2)TrackBack(0)