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2005韓国 監督:ホ・ジノ 出演:ペ・ヨンジュン/ソン・イェジン/イム・サンヒョ/リュ・スンス

コンサート会場で照明のチーフ・ディレクターの仕事をしているインス(ペ・ヨンジュン)の元に、妻が交通事故に遭ったという知らせが入る。病院に駆けつけると、一緒に交通事故に遭った男の妻、ソヨン(ソン・イェジン)がいた。同じ傷を持つ二人は、少しずつ心を開き、やがて結ばれるが・・・。

満足度★★★★★

観に行った理由・・・ホ・ジノ監督が好き。「八月のクリスマス」は5回観た。

 良かった。期待を裏切られなくて。

 ペ・ヨンジュン主演っていうから、ちょっと心配してたのよ。 いわゆる「ドラマティック」ってやつになってたらどうしようかと。

 ・・・杞憂でした。

 あらすじだけ読めば充分ドラマティックだけど、表現はあくまでも静か。

 少ないけれど印象的なセリフ、 自然なエピソード、 瞬間に浮かぶリアルな表情 さりげない目線 季節の移り変わりを取り込んだ情景

多くを語り過ぎないことで生まれる「行間」を、観る者が それぞれの経験や感性で埋めて、楽しめる。

今作で私が印象的だったのは、インス(ペヨンジュン)の何ともいえない複雑な表情。

例えば、

私たちも不倫しましょうか?と言われた時。

 回復した妻に「ありがとう」と言われた時。

 彼のドラマや映画はいくつか観ているが、あんな顔は初めて見た。

 が、

 時々、何かどこか‘ヨン様’を捨て切れてない部分もあって(っていうか、それが彼の普通なのかもしれないけど。) 私としては、女の可愛さ・強さ・弱さを自然に演じたソンイェジンの魅力に軍配が上がる。

 胸の痛くなる 切ない物語だが、ホ・ジノの人間を見つめるポジションはなんだか温かい。 もう一回観にいこうかな。

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私がホ・ジノ映画を好きなのは、監督が観客を信じて委ねてる気がするから。

だが、ある評論家がこの映画を観客に対して(いい意味で)挑戦的であると評していて、なるほどなと思った。

意図的な省略、少ないセリフ。意味を読み解くことが要求されるので、彼の映像の文脈を理解しない人には、つまらない映画かもしれない。

そういう意味でいうと、ペヨンジュンが「チャレンジしたかった」というのも納得。ナイスファイト!