
りんごの美味しいこの季節に作りたい、北米版のおふくろの味!
甘酸っぱいリンゴにシナモンがほど良く効いたパイの定番です。
~基本のパイ生地~
甘いパイにも、しょっぱいパイにも、何にでも使えるパイ生地を覚えると便利です。
以下は1回に作りやすい分量です。この分量で、ダブルクラスト3個分またはシングルクラスト6個分の生地になります(9インチ=23センチのパイ皿使用の場合)。
※多い時には、1クラスト分ずつデイスク型にして、ラップでぴったりと覆い冷凍します。
材料
注:北米の1カップは、約250㏄です
- クリスコ・ショートニング 1箱(454g)
- 塩 小さじ2
- All-Purpose Flour(中力粉) 5カップ
- 冷水 1カップ
- 少ない分量で作りたい方は、以下の分量(半量)でどうぞ。
- クリスコ・ショートニング 225g
- 塩 小さじ1
- All-Purpose Flour(中力粉) 2.5カップ
- 冷水 1/2カップ(125㏄)
作り方
1.冷水以外の材料をボールに入れて、
手をすり合わせるようにして混ぜる。
2.あずき大のつぶになったら、
冷水を加える。
3.全体を混ぜて、ざっくりまとめ(こねすぎる
と固い生地になります)、必要な量を取り分けて使う。
*生地が柔らかい場合は、冷蔵庫か冷凍庫で生地を休ませる。
~フィリング~
材料
(9インチ=23センチのパイ皿1個分)
・リンゴ (小)6~7個 または(大)4個
・砂糖 量は下の表参照
・シナモン 小さじ1
・All-Purpose Flour 大さじ1
・バターまたはマーガリン 大さじ1
(パイ生地 ダブルクラスト 1個分)
*リンゴは次の3種類の中から。
マッキントッシュ(Macintosh)
1/3カップの砂糖を加える。
スパルタン(Spartan)
1/3カップの砂糖を加える。
グラニースミス(Granny Smith)
1/2カップの砂糖を加える。
日本在住の方は、紅玉をお使いください。(1/3カップの砂糖を加える。)
作り方
1.リンゴは、皮と芯を取り、適当な大きさにカットし、
砂糖とAll-Purpose Flourを加えて混ぜる。
2.打ち粉(分量外)をした台の上で、麺棒でパイ生地(基本量の約1/6)を
厚さ3㎜くらいに伸ばし、パイ皿の中に広げる。
3.リンゴを入れ、シナモンをふりかけ、バター(マーガリン)をちぎってリンゴ
の上全体に散らす。
~仕上げ~
5.パイ生地 (基本量の約1/6)を伸ばしてリンゴの上にかぶせ、
縁を指で軽くおさえる。 表面にハケで牛乳を塗り、フォークなど
で空気穴をあける。
6.200℃のオーブンで 、約50分焼く。
パイは、焼く前に冷凍できるが、そのときは、パイを作って
”穴をあけないで”ラップする。焼く前に、自然解凍して、
それから穴をあけて焼く。
ポイント
美味しさの秘密は、リンゴの切り方にあります。大きさを不揃いに
きるとリンゴのしゃきっとした触感と、トローリと溶けた触感が
融合して絶妙な焼き上がりになります。
・リンゴの切り方のコツは、まず丸いまま皮をむき、お尻の部分の芯の周りに
4カ所切れ目を入れます。
そこから削るようにして、大きさや形が不ぞろいになるように
切っていきます。(写真参照)
・パイを成形して、冷凍しておくこともできます。この場合は、成形した
パイに穴をあけずにラップでぴったりと包んで冷凍にします。穴をあ
けておくと、リンゴの美味しさが飛んでしまうからです。
焼く時には、自然解凍してから穴をあけて焼きます。
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