2022年01月31日
落ちコンペ・大阪万博編
2021年07月30日
落選したエンブレムを見直す
【オリンピックやってますし】 オリンピックも無事開催され盛り上がりを見せておりますが、ここで弊社が落選したエンブレム応募作品を見直してみよう。 長野オリンピックのエンブレムを踏襲するイメージでつながりを持たせておりました。まあ、流行りもあるし難しいですね。 ※画像は著作権等の関係により2020を2200、オリンピック、パラリンピックのマークをダミーにし、パラリンピックの文字で「GAMES」となるべきところを「GAME」にしております。 それぞれの画像はクリックすると拡大されます。 画像の下に送った説明文を入れようと思ったのですが、応募当時時間がなく、フォームにそのまま記入してしまい、原文は失われておりましたので、思い出しながら複製しました。 |
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【解説文・複製】 今回、東京オリンピックエンブレムに応募するにあたり、最も重点をおいたテーマは 人間、躍動、日本、の三つ。当初は人間の姿を模式的に表現したものをと考えておりましたが 日本的な要素を取り入れるために新しい象徴をと考え、折り紙を題材としました。 折り紙といえば折り鶴を思い浮かべる方が多いと思いますが、当初の人物の素描に合わせて 「やっこさん」にしました。 やっこさんは折り鶴にくらべてとても簡単に折る事ができ、覚えやすい折り紙。同じく簡単な手順で折る事ができる「袴」と組み合わせれば全身ができあがります。 今回「やっこさん」たちにオリンピックの競技に挑戦してもらいました。 また、パラリンピックのマークは三弧のマークに合わせ、陸上、体操、球技の三つの競技にやっこさんが挑戦します。 本来「やっこさん」と袴の折り紙はこのような形ではありません。関節もありませんし、手足も長くありません。そこには日本人独自の細やかな観察に想像を広げることで新しいものを生み出す「マンガ的」解釈があります。マンガの神様とも称される、故・手塚治虫氏は著書の中で「マンガとは変形と誇張」と書いています。このやっこさんたちんにもこの「変形と誇張」というマンガの極意がいかされています。想像の世界の中でやっこさんたちは生き生きと活躍できるのです。 想像力と豊かな感性をもって、このエンブレムを見る時、そこで躍動するやっこさんたちの中にスポーツの頂点を極めた戦いの素晴らしい場面を思い描くことができるでしょう。 | ||
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