テュロスの攻囲 後半戦 ガウガメラの戦い (ペルシャ相手の決定的な勝利)

2007年09月02日

平凡社 「ユダ イエスを裏切った男」



今日は、この「ユダ イエスを裏切った男」について紹介したいと思います。

新約聖書を読んだことがある人ならば「ユダ」と聞くだけで、「悪」「裏切り」と出

てくるような、悪人として記憶されています。そのユダについて詳しくこの本では書

かれています。まずは、図像学から始まります。いろいろなキリストの生涯に関する

絵画の中から、ユダがどこにいるかがダヴィンチの「最後の晩餐」までには、法則性

があったり、キリストの弟子たちには一人一人特有の持ち物が必ず絵画に書かれてい

るな等の他、細かいところでは、ユダが自殺した木の種類はなんであったかなど、す

ごいところまで考察しているので、ユダについては裏切ったことぐらいしか知らなか

った自分には、とてもためになったし、とにかく、最初の図像学に出てくる絵画がと

ても多いのに驚きました。宗教学もなかなか細かいところまで研究できるんだなと垣

間見ることができた本だと思います。

napoleeeeon at 12:02│Comments(4)TrackBack(0)

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この記事へのコメント

1. Posted by ロマーヌス   2007年09月11日 00:03
「最後の晩餐」という絵は非常に謎めいた絵ですよね。「この中に裏切り者がいる」とイエスが言った時の場面として有名ですが、そのどよめきや声が伝わってきそうなくらいです。
ぜひ一度生で見てみたいものです。
2. Posted by napoleeeon   2007年09月13日 15:49
コメントありがとうございます!!

そうですね。ミラノに行ったらまずここに行かなくてはと思える場所ですよね。今は、修復されていて、ダヴィンチが書いた当時の絵がよみがえりましたが、それまでは、もう上書きされたり、塗料がはがれたりと大変で、全く今とは全然違う絵であるみたいであったそうです。
3. Posted by 紗瑠々   2007年12月16日 12:29
はじめまして紗瑠々と申します。
聖書物語などはダヴィンチ・コードの影響で一躍有名になった感がありますが、実はまだまだ知らないことがたくさん…。こうゆう新書がもっと出版されてくれると(図書館に置いてくれるともっと助かりますが)いいですよね。
4. Posted by napoleeeon   2007年12月19日 08:31
コメントありがとうございます!!

長くの間、忙しくてコメント返しに遅れてしまいすみませんでした・・・

でも、ダヴィンチ・コードなどは、一部の見解に過ぎないですから、それを誤って認識をしてほしくないものですw ちゃんと、「ダヴィンチ・コードと新約聖書を徹底的に比較する」といったような本を出版して欲しいですね。わざわざ、訪れてもらってありがとうございます!!

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