530x298ドナルド・トランプ(Donald Trump)次期米大統領は2016年12月6日、ソフトバンク(SoftBank)が米国での事業と雇用創出に500億ドル(約5兆7000億円)を投資すると約束したと発表した。
トランプ氏はニューヨーク(New York)のトランプ・タワー(Trump Tower)でソフトバンクグループの孫正義(Masayoshi Son)社長と会談した後、ツイッター(Twitter)への投稿で「日本のマサ(ソフトバンク)が、米国での事業と5万人の新規雇用に500億ドルを投 資することで同意した」「マサは、われわれ(トランプ)が当選しなければ、これ(投資)は絶対にしなかっただろうと語った」と述べた。
両氏は会談後、トランプ・タワーのロビーで報道陣に対し短い会見を行い、合意の事実を確認。投資は向こう4年間にわたり行われることを明らかにした。孫社長によると、ソフトバンクは米国のスタートアップ”Startup”企業(新たな発明(イノベーション)や創意で新ビジネスを立ち上げる組織)への投資を通じて雇用を創出する計画だという。参照記事 参照記事 参考記事:ベンチャー企業とスタートアップの違い
孫氏が新大統領に会うには理由がある。今後莫大な投資をする米国の新興企業が、巨大な雇用を創出することの説明と、その為にはトランプ新大統領に大規模な規制緩和を行ってもらう必要があるからだ。新たなビジネスの創成期に、日本の官僚機構に果敢に挑んだ孫氏ならではの行動原理がある。過去ブログ:2011年9月孫正義氏の軌跡

img_51997e91bddb494514109c732eb3f0ea11547222016年12月6日付けの米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)によると、投資資金はサウジアラビアの政府系ファンド(SWF)などと設立する1000億ドル(約10兆円)規模の投資ファンドから調達する。トランプ氏と孫氏は投資の時期については明らかにしていない。ソフトバンクとPIF(サウジアラビア王国の政府系ファンド「パブリック・インベストメント・ファンド」)は首都リヤドで10月12日付で覚書を交わし、ソフトバンクは、テクノロジー企業を中心に投資する「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」(SVF)を設立すると発表している。同社は「SVFは1000億ドルとなる可能性がある」としている。写真右は、サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン副皇太子と孫社長 参照記事

jobs2011年10月5日にジョブズ・アップル会長が他界した際、孫正義ソフトバンク社長は、「スティーブ・ジョブズ "Steve" Jobsがいなければ、今のソフトバンクはなかった」、「芸術とテクノロジーを両立させた現代の天才。数百年後の人々は、レオナルド・ダビンチと並び称するだろう」とジョブズを哀悼している。筆者には、ジョブズ氏と特別な関係にあった孫氏が、享年56歳のジョブス氏の意を汲んで行動しているように見える。ジョブズ氏は、アメリカへ移民したシリア人の息子で、孫子もまた韓国からの日本への移民の出身である。 過去ブログ:2011年10月スティーブ・ジョブス 消え去る

1981年に孫氏が一人で立ち上げたソフトバンクは、売上高9兆円の「巨象」に成長した。今回の10兆円ファンドについて孫氏は『まだ入り口だ』と語っているそうだ。 し かし全てが順調ではない。2016年11月の決算では、インド企業(Bharti社)向け投資をめぐって、581億4000万円もの損失を計上したことが記載されている。ソ フトバンクの有利子負債(借金)はすでに約13兆円と莫大な額に膨れ上がっているが、果modi24敢に攻めのビジネスを進める孫氏に、ジョブス氏なら拍手を送っている だろう。過去ブログ:2011年10月ソフトバンクがインドのモバイル市場開拓で合弁設立 参照記事 

写真左は2015年6月インドで、インド首相、孫氏、インド通信大手Bhartiグループ代表。ソフトバンク、Bharti社、台湾の大手メーカー フォックスコン(Foxconn:シャープを買収した鴻海精密工業)の3社は、インドでの太陽光、風力発電の合弁会社(JV)を立ち上げている。foxconn総投資額は200億ドル(2兆円) $20 billion。孫氏の周りには、新たなイノベーションが地球を救うという信念が見えてくる。フォックスコンも孫氏にあわせて、米国の事業に70億ドル投資するという。 参照記事 

巨大市場で先端技術の米国、製造の台湾、市場でありソフト技術のインド、オイルマネーのサウジ、このインド・太平洋艦隊を操って、孫氏はこれからどんなマーケッティングを展開するのか?      


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3089395Cy6ZUiyWgAAFu5_2016年12月5日、シリア反政府勢力の戦闘員らが、アレッポ政府軍支配地にあるロシアの移動式軍用診療所(ロシア野戦病院Russian field hospital)を攻撃し、ロシア人の軍医2人が死亡、1人が負傷したほか、一般市民も被害に遭った。 コナシェンコフ Igor Konashenkov報道官は、「これは『紛争当事者らによる』国際人道法違反ではなく、事前に準備された戦闘員らによる冷酷な医師殺人だ」と述べた。参照記事 英文記事 記録映像
「、、戦闘員らが誰から同診療所の正確なデータと座標を受け取ったのかを理解している」と述べたとresizedされ、野戦病院の正確な場所(Al-Furqan地区 一番近い反政府側から2~3キロほどの場所)の情報を反政府組織を支援する欧米側が流したかのような発言もしている。
アレッポ東部への空爆はシリア軍、ロシア軍が行っており、すでにまともな病院は一箇所も無い状態で、以前から無差別空爆を繰り返すシリア軍、ロシア軍が地域住民の憎悪の対象になっていると想像するのは難(かた)くない。さらに国連安保理での停戦協議は中露の反対で霧散し、包囲された反政府派支配の住民居住地域への空爆はより激しくなる可能性がある。図の青い部分が孤立し包囲された反政府側支配地域 野戦病院の位置は、赤い丸の場所と思われる。米国側の意向もあるので、恐らく反政府側へ投降を促す作業はされるものと思われるが、シーア派民兵がロシアの指示に従うだろうか?反政府側は徹底抗戦を主張している。 過去ブログ:2016年12月追記:シリア アレッポ2016年12月
イラクからと思われる映像には、捕らえたISの捕虜を前に、あるシーア派兵士が「(殺された)兄弟の為に復讐していいか?」と指揮官に問いかける。指揮官は「OK」と答え、マシンガンの音が響きわたる。これが現実のようだ。
aleppo old new_02016年12月8日:7日までにシリア政府軍は反政府側支配地の85%を奪還し、アサドは慎重な言い回しながら、5年に及ぶ戦争の終わりは見え始め勝利は間近だと語っている。しかし反政府側の反撃は激しく、砲爆や空爆でア2452526462-696x561レッポ東西で市民の犠牲が多く出ている。右上は2016年5月と11月末の戦況図。左下は、2016年12月7日の反政府側支配地域(緑)で、反政府側に多数の死傷者が出る中、数百人の兵士やその家族が投降し始めているといわれる。戦闘は、シリア政府軍と過激派反政府組織Jaish Al-Fateh(旧名ヌスラ戦線Al-Nusra Front)に絞られている。 参照記事  参照記事

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f4fd9563アフガニスタン情勢は、ここ数か月で著しく悪化した。先にアフガンの農村部で著しい地帯を支配していた過激派組織「タリバンTaliban」は、大都市への攻撃を展開し、国内では「IS」の影響力も高まった。
北部ジョズジャンジョウズジャーンJawzjan、州都Sheberghan)では2016年10月28日、女子校が武装集団に焼き払われるがあり、アフガニスタンではすでに過去2か月に300以上の学校が破壊されており、その大半に国内各地で攻勢を強めているタリバンが関与している。集団は校内に押し入り、警備員を襲った後、椅子や本、教室に火を放った。その際、集団は、少女らを二度と登校させないよう警告したという。学校には約500人が通学している。 参照記事
Afghanistan-InviernoBB1D3F07-5C1D-4C41-B3E2-6062BFA694FC_w987_r1_s同じ州の山間部の、アフガンの中でも貧しいダルザブ地区Darzab district of the Jawzjan Provinceでは、女性や子供を含む約20人ほどの村民が吹雪や寒波で凍死したと2016年11月25日報告雪の降る中、約100家族が近隣へ避難する事態になり、また北部には、以前に戦禍を避けて国内避難した難民やから戻った難民も多く、タリバンからの攻撃の危険の中、支援物資の配布が行われている。参照記事 参照記事
ISIS-in-Afghanistan-300x16612月5日の記事では、IS戦闘員らがアフガニスタン北部ジョズジャンJawzjan)ダルザブDarzab の治安機関の検問所を攻撃し、その戦闘でISのリーダーの1人、モハマド・ナシルMohammad Nasirが殺害された。 ダルザブ当局のトップによると、戦闘中に少なくともISの戦闘員2人が負傷した。またダルザブにはテロリストらの攻撃を撃退するために、さらなる兵力が投入されたという。ISはアフガン北部に、約7000人の兵士を配備する計画だとされ、これまでISの影響の無かった北部ファーリヤーブ州Faryab provinceにもISが侵攻し、現在も支配された Ghormach district 地区の州軍の奪還作戦が行なわれている。IS兵員は、Syria, Iraq, Lebannon, Tajikistan, Uzbekistan, などの地域からの人員で構成されているとされ、以前に伝えられたところでは、過激派組3amudaryaBasinLargeE織タリバンとテロ組png織ISは、アフガン軍と米同盟軍に向け効率的に対抗するためアフガニスタンで非公式停戦を結んだとされる。
タジキスタンからアフガンのJawzjan Provinceへ流れ込むアム川流域 Amu River basinは、トルクメニスタンとタジキスタン国境に沿って広く石油と天然ガスのあることがソビエトの試掘調査で判明し、原油15箇所、天然ガス8箇所が確認されている地域でもある。その他、アフガンにはまた、コバルト、ニオビウム、モリブデン、リチウムを含む貴重な希土類鉱物など豊富な鉱物資源が眠っていると確認されている。
Chabahar-Kandla-Mumbai-SAGE-Pipeline2インドはすでに鉱山資源の豊富なアフガニスタンのハジガクHajigak峠とイランと協議の上イランにあるアラビア海に面したチャーバハールChabahar港に接続する900キロメートルの鉄道路線を建設する計画を立て、建設の援助を行なうと確約している。イランはこれまで300万人のアフガン難民の受け入れなど、積極的にアフガンを支援し、イランの外相は2016年12月4日、「イランは、アフガニスタン政府の主導による、地域諸国の可能性すべてを用いた平和へのプロセスが継続され、アフガニスタンが恒久的な平和に向かうよう希望している」との談話を公表している。完成すれば、アフガンは悲願の独自の輸出ルートと輸出先、投資先を獲得でき、イラン、インドにも大きなメリットがある。この計画には、日本も興味を示していると言われる。参照記事 参照記事
 参照記事 参照記事 アフガン地図 過去ブログ:2016年11月アフガン最大の空軍基地の爆発はタリバンの自爆テロ 10月アフガンでケシ栽培激増と北部勢力の南下 ISの活発化 10月タリバン アフガン北部の奪還作戦にでる 2010年6月鉱物資源の宝庫アフガニスタン

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svg2016年12月4日:現在東部に残る反政府側(旧ヌスラ戦線や同盟イスラム組織)は、住民が回廊を通って避難するのは構わないが、自分たちは全く降伏するつもりは無く、一部は家族を避難させ、最後まで戦うと主張していると、12月3日イラン側が報じている。参照記事

2016 年12月1日付けで公表されている資料では、アレッポ東部、Hanano地域一帯はシリア政府軍、及びシリア民主軍SDF(クルド主導のアラブ系反政府組織だったが、IS攻撃のためシリア軍とは互いに不干渉の立場を取り、現在はシリア軍と対ISで共闘している)側に制圧され、地図の薄い緑色の部分に反政府 側が孤立している。参照記事 米露は、人道的配慮から孤立地域の住民への食糧支援や残存する反政府側へ無条件での撤退(西部反政府支配側への移動)を促すための協議に入ったとされる。過去ブログ:2016年11月アレッポ東部で大激戦、東部は南北に分断か?シリア

29239902016年12月6日:シリアに関する有識者の論評は、アレッポ東部の戦闘も12月一杯でシリア政府軍の解放作戦成功で終えるとの見方だが、シリア軍には難民となったアレッポ市民の救済の力は無く、トランプ新政権誕生と共に方向性が定まらない米国を抜きにして、ロシアとイランが「その後」を見据えて協議を重ねている。ロシアは、大量の武器弾薬を新たにシリアへ運ぶ込むと同時に、280トンの食糧などをシリアへ集結させている。7月には、ダマスカス周辺の穏健派反政府組織が大量に武器を置いて投降し、家族と共にイドリブ方面へ移動したが、同じことは今も起きていて、アレッポ東部でも、少数だが投降する反政府兵員が出ているようだ。アレッポ東部でも組織的投降が起きるのかはまだ不明が、ロシアのラヴロフ外相は、東部地域から退去に応じない兵員は全てテロリストや過激派として扱う(穏健派反政府組織と見なさない、ISと同じ扱いの意味か?)と語っていることから、今後更に激しい空爆が行われる可能性が高い。 参照記事

e0c6a49a5日の記事では、トルコのアンカラで、トルコが仲介するシリアと反政府軍の停戦交渉が継続中で、これにはロシアも参加しているが、イランは参加していない。トルコは東部反政府組織への停戦の条件に、アレッポ北部からのクルド軍、シリア民主軍SDFの撤退と、まだ300人ほどのISが拠点としているアル・バーブAl-Babの確保を提案していると書かれている。攻撃には、トルコ支援のFSA自由シリア軍が当たっているが、FSAは反シリア政権であり、シリア政権も攻め込む可能性のあるアル・バーブへ、FSAが進撃をするかは不透明。

トルコのエルドアン大統領は11月半ばに、シリア問題の解決に真剣に取り組んでいないとして米国のオバマ大統領とバイデン副大統領を非難する発言をしており、関係は悪化している。 参照記事 過去ブログ:2016年11月トルコ軍をシリア軍が空爆?複雑化するシリア北部

resized2016年12月6日:国連安全保障理事会で12月5日、シリア内戦の激戦地である北部アレッポでの7日間の停戦を求める決議案に、ロシアと中国が拒否権を行使した。ロシアは、反体制派に組織の立て直しを許す可能性があると指摘、米ロ間の協議に時間が必要だと主張した。米国は、ロシアがシリア軍に攻撃の時間を与えるアリバイ工作 "made-up alibi"だと非難している。2011年にシリア内戦が始まって以来、安保理のシリアに関する決議案に、ロシアが拒否権を行使したのは今回が6回目で、中国は5回目。国連によると、アレッポの反体制派支配地域に20万人以上が取り残されている可能性があり、深刻な食糧、支援物資不足に見舞われているという。図の青い部分が、現在の反政府組織旧名ヌスラ戦線支配地域とされる。 参照記事 参照記事



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mosul-city-centre-plan2016年12月5日:イラク政府は、殺害したISの人数ばかりを公表し、自軍の被害の公表は義務ではないと公表を避けているが、連日の激戦の市街戦で相当な被害が出ているはずだ。CNNの記事では、「国連は(2016年12月)3日までに、11月に戦死したイラク軍兵士らの数は同国全土で2000人近くに上るとの報告書を発表した。北部モスルMosulの奪還に向けた攻勢が始まった10月から3倍近くに増えた形だ。12月の戦死者数に含まれているのは、イラク軍兵士と戦闘に従事している警察官、クルド人部隊「ペシュメルガ」の戦闘員、これらと連携する民兵。参照記事  記録映像

fe3a9eb5イラク治安部隊が先月にモスルに進攻して以降、イラク主導有志連合による進軍のペースは鈍化した。モスルでは市街地に人口が密集しており、治安部隊員らは「同市に深く潜伏するISの戦闘員に対し、通りごとに戦闘を展開しなければならない状況となっている。」と報じている。東部からのイラク軍が、市の中央を流れるチグリス川に到達には、まだかなりな時間を要すると言われる。ISの密集地での戦術は、狭い路地に誘い込んで、イラク軍の車列の前後を一斉に攻撃する戦法で、幾度も従軍記者が車列と共に包囲される事態が起きている。 記録映像:モースルへ終結する軍車両  IS側からの記録映像11月15日26分13秒

12月1日に発表された報告書によると、イラク全土では11月、テロや暴力などにより民間人900人あまりが死亡、930人が負傷したとされるが、実際はもっと多いとされる。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)などによれば、戦闘により7万6000人が避難を余儀なくされているほか、モスル市内にとどまる住民らの内、少なくとも50~65万人は水道を使用で きない状況になっていて、その結果、開放された地域への住民の帰還にも影響が出ている。井戸はあっても塩分を含み、飲料に適さないと言われ、汚水を飲んだための下痢や栄養失調が広がっていると報告されている。 上の左の地図では、イラクの油田(グレー色)やISが侵攻し、地域的に占拠した2015年ころの位置を赤い色で示している。参照記事 英文記事 参照記事

electricity-transmission-towerScreenshot_1モースルの水道管の破損は戦闘での影響らしいが、ISが排除されたとされるイラク・アンバル県Anbar Provinceでは、約80箇所の送電鉄塔施設がISに手製爆弾で爆破される被害が発生している。主にラマディRamadi東部Albu BaliからファルージャFallujah間で多発している。その東部には首都バグダッドBaghdadがある。修理に出向いた軍の技術兵士が攻撃され死傷者も出ている。イラクの電気は、イラク南部の油田地帯バスラBasra付近の火力発電所から送電されている。参照記事  ISが戦術的にサボタージュ(Sabotage:破壊工作)に出て来たのなら防ぐのは難しく、国土の広いイラクの盲点でもあるだろう。過去ブログ:2016年11月モースル郊外で今も戦闘継続 特殊部隊も投入 イラク



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b-takeda-a-20161202武田薬品 Takeda Pharmaceutical は2007年8月に米国のバイオベンチャーである「トビラ社(米国カリフォルニア州サンディエゴ)」に、武田薬品が創製したHIV感染症治療薬TAK-220およびTAK- 652について、全世界を対象とした独占的開発・製造・販売権を供与している。Tobira Therapeutics はHIV感染症治療の開発・販売に特化したバイオ製薬企業で、2006年にlife sciencesのベンチャーキャピタルDomain Associate のEckard Weber氏により設立された。
imageすでに米国では数千人に治験が行なわれ、現在も更に上位の治験を行っている。
2016年12月2日のロイター記事によれば、National Institutes of Allergy and Infectious Diseases.のDr. Anthony Fauci氏は、この薬が長期間の服用を必要とせず、副作用も無く、HIV患者の症状を持続的、かつ効果的に抑制する作用のあることを認め絶賛している。まだ治験中だが、HIVに対する延命、治療、予防に成果のあったことが確認され、この分野での驚異的な発展だと語っている。現在、各社の研究室で、治療薬としての完成を目指して研究が急がれている。この薬の効果は、クローン治療薬に使われる抗体を含むサルの研究から見出されたと説明されている。 ニュース映像 英文参照記事 参照記事 参考記事 参照記事 過去ブログ:2016年11月副作用の少ないガン治療法「近赤外光線免疫治療法」他
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7ef671f8images2016年12月4日:カメルーンはフランス語圏(8対2の割合でフランス語が話されている)だが、上右の地図のオレンジ色の斜線部分は英国植民地の名残で、現在も英語圏anglophone areasで、南部カメルーン(Southern Cameroons:下左の独立を訴える地図の青い部分)と呼ばれる地域に約320万人が住んでいる。10月からこの地域の住民が政府の差別撤廃や独立を訴えてデモを行なっているが、政府側の治安部隊が武力で威圧し、先導者の殺害996が確認され拷問なども多発しているとされる。映像記録2016年11月30日公開The Cameroon police and gendarmes torturing and killing demonstrators 参照記事 記録映像 記録映像

映像記事では、治安軍により死傷者が発生し、100人前後が拘束されたと書cameroon_boundary_changes1か れている。また英語地域のデモ隊は、フランスが今もカメルーンを植民地扱いしていると非難し、フランス語教育だけでなく、国内の全てのシステムからフラン スの影響を排除せよと要求している。同国が地域を統一して独立する前まで、仏と一部を英が植民地支配しており、幾度かの変遷を経て1984年にカメルーン 共和国Republic of Cameroonという現在の国名になった。*カメルーンに統一の際、南部カメルーンの北側にあった英語圏は隣国ナイジェリアNigeriaに編入されている。右下図参照 過去ブログ:2015年12月カメルーン軍の攻撃とボコハラムの報復相次ぐ への追記を抜粋掲載


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2016年12月04日  商業 経済 欧州 EU
28859172016年12月2日の記事によれば、トルコ議会は、ガスパイプライン「トルコ・ストリーム」の建設計画に関するロシアとの合意批准についての法律を採択した。RIAノーボスチ特派員が報じた。合意批准には賛成210、反対7、棄権6となった。 近い将来、エルドアン大統領の署名後、法律は同国官報サイト「 Resmi gazete」に公開され、発効する。 先にベラト・アルバイラク・エネルギー天然資源大臣は、ガスパイプライン「トルコ・ストリーム」の建設作業は2017年はじめにも始まる予定だと述べた。
newsimage-1-Turkish_Stream_MAP_1計画が公表されるたびに計画が早まっている。先に、2019年12月30日に石油パイプラインを2本同時に運用開始すると合意したとあり、また、すでに開発を着工していた黒海のブルー・ストリームBlue Streamも利用するとの記事も過去にあったので、計画変更が相次ぎ不明確なパイプラインの最終的な計画位置は左図の様ではと思う。図の中のブルー・ストリームBlue Stream、及びニュー・ブルー・ストリームNew Blue Streamを総称してトルコ・ストリーム:Turkish Stream」と呼ぶようだと筆者は判断している(公式な経路図が無いため、筆者の判断であり、違う図を掲載しているメディアもある)。このことで、EUが投資をためらい頓挫していたブルガリアへのパイプラインは消滅した。公表された計画では、年間157億5000万立方メートルを輸送する能力があるパイプラインを2本建設し、1本はトルコの消費者用で、2本めは南欧州へのTurkGasPipe-webfig天然ガス輸送用だ。ギリシャへ伸びるのは決定事項で、その先のバルカン諸国経由EUへ、またはイタリーとは交渉中ではと思われる。「トルコ・ストリーム」が運用開始になれば、現在トルコへの供給を行っているウクライナの天然ガス輸送システムは年間140億から150億立方メートルの天然ガスを失うという。
右下は、2014年~2015年5月頃までのパイプラインの計画と既存ラインで、ウクライナからトルコへの稼動ラインや、当時計画中だったライン(点線表示)の流れが分かる。今回のことでトルコは、よりロシア寄り(反EU)になるのではなく、ラインの将来的な活性化(EUへの延伸)を促進するためにも、トルコにとってEU加盟はより重要になったのではないだろうか?商業的に、ロシアもそう願っていると思うのだが、、。1021putin2erdganだとすれば、EUは加盟を餌に、トルコにあらゆる面で揺さぶりをかけるのではと想像できる。投資資金は折半のようだが、EU経済制裁を乗り切ったと言われる強気のロシアが、エルドアンに「少しおとなしくしろ」とつぶやいているかもしれない。 参照記事 参照記事 過去ブログ:2016年12月孤立化するトルコは時限爆弾か? 7月トルコ情勢の変化と予言にあったイスタンブール攻撃 露は和解
2016年12月6日:トルコのエルドアン大統領は、ガスパイプライン「トルコストリーム 」建設プロジェクトについてのロシアとの協定の批准に関する法律に署名した。参照記事


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Edge-Climbing-Wall-1000px-1垂直や角度付いた壁の突起物を利用して、如何に速く登るかを競う競技をボルダリング(Bouldering)といい、東京オリンピックに正式種目で採用された。記録映像では、沖縄のボルダリングジム「BOULBAKA」の練習用の85°の傾斜がついたコースを、子猫のララが2分もかからないで軽々とてっぺんまで登っていきます。

cat-catch-3ジムの紹介記事では「ララは生後6から7か月ほどの子猫。2か月ほど前、ジムの前で保護されました。当初から色々な場所に飛び乗るなど運動能力の高さを示していたそうですが、スタッフが作業で使っていた脚立を軽々と上ってから、上る楽しみを知ったようです。そのうち、ボルダリングをする人の後について壁を上るように。同ジムのGOANさんによると「最初は途中までしか登れなかったんですが、ホールドを2個足してやったら、ついに成功したんです」とのこと。

14021556_972555682855692_8606903890614438511_n-710x533人懐こいララは、ジムの人気者。訪れた人たちも、ララのボルダリングを見て驚いているそうです。Facebookの動画の再生回数は3日ほどで403万回に上り、YouTubeの再生回数は3万回近く。海外からも「すごい!」「絶対有名になる」などたくさんのコメントが寄せられています。」と書かれていますが、2016年12月1日時点で、閲覧回数は600万回を超えたそうです。参照記事にも動画があります。ララにとっては遊びなんでしょうが、猫の身体能力のすごさが分かります。


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c1_1146568_161128155444_620x413tumblr_nim30vwjEZ1u6dgrdo1_1280タイ警察は2016年11月29日、11月26日にタイ北部プレー県 Phrae province(地図の黒塗りの場所) で摘発、押収した70万錠の合成麻薬錠剤 methamphetamine pillsと粉末(通称アイスice)crystal methamphetamine65キロを公開した。末端価格は 3億5千7百万バーツ357 million baht とあるので、円計算では11億4千万円になる。米を運ぶ大型トレーラーに隠されていたもので、翌日には首都バンコクに近いアユタヤ県Ayutthaya Province で受け取りの2名をアジアハイウェイAsianHighway上のガソリンスタンドで逮捕し、この捜査で計4名が逮捕された。その量の多さから見て、世界各国へ流される直前だったのだろう。
2089216drugsroutesタイでは最近、合成麻薬の麻薬密輸drug traffickingが相次いでおり、最近も2億7千7百万バーツ277 million baht(8億8千5百万円)相当が押収された:写真左。過去の合成麻薬の密輸ルートから、依然として製造または供給拠点はミャンマーMyanmar東部にあり、そこからの密輸と思われる(図の紫のラインが2003年以前の密輸経路、青い線が2003年以降とされている)。ミャンマー東部が製造拠点になる要因として、その原料が隣接する中国側から密輸入されていると見て間違いなく、相当に大きなネットワークで製造、密輸がされているようだが、ミャンマーに製造基地のあることは数十年前から知られている。
また、2016年11月16日の記事では、女性を含む19歳から16歳の若者が、列車内で1千万バーツ10 million baht(約3千5百万円)相当の合成麻薬56000錠56,000 meth pillsをバッグなどに所持していて摘発されている。彼らは、バンコクから列車でミャンマーとマレーシア国境の スンガイSungai、 Kolok districtへ向かっていた。その先にはシンガポールがある。 参照記事 参照記事 


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n-FIVE-POUND-NOTE-large570イギリスで2016年9月に発行されたばかりの新5ポンド札が、窮地に立たされている。新5ポンド札はプラスチック製で破れにくく、水や汚れにも強い。583d5533180000931431057bイングランド銀行のマーク・カーニー総裁は、カレーに新5ポンド札を浸して、その耐久性をアピールした。ところが、Twitterのある質問をきっかけに、新5ポンド札に対する怒りが爆発している。「新しい5ポンド札にタローが使われているって本当ですか?」に対し「イングランド銀行:ステフィ・ロックス、5ポンド札に使われているポリマー・ペレットに、タローが含まれています」。タローtallowとは牛や羊などの脂肪を溶かして固形にした物質だ。ろうそくやスープなどに含まれることもある。しかしこれを知った人たち、特にベジタリアンVegetarianやヴィーガン veganから、宗教上の理由から動物を避けている人たちを心配する声が、ソーシャルメディアに次々と投稿された。*ヴィーガン vegan:菜食主義者=ヴィーガニズム( veganism) 参照記事 英文記事

indian-rebellion-of-1857-03Sepoysまるで、英国との貿易が盛んだったインドで1857年5月10日に起きたセポイの乱インド大反乱:Indian Rebellion、1857年~1859年)を髣髴とさせる内容だ。インドでイギリス(東インド会社軍Army of East India Company(EIC))が雇っていたインド人傭兵(傭兵:セポイsepoy=シパーヒーsipahi)に、イギリスは新式の銃を導入し、その銃に弾丸を充填する際、その銃専用の弾丸の包み紙(火薬入り薬包Cartridge)を口で噛み切って詰めるように兵士たちに指示した。

index109711_origところがこの時一部で、この包み紙に牛と豚の脂が染みこませてあるのではないかという噂が立った。インドのヒンズー教徒は牛を神聖な動物として大事にし、イスラム教徒は豚を汚れた動物として口にすることを教理で禁止している。 そんなことできるかと一部の傭兵が反乱を起こし、結果的に戦火が拡大しインドが英国の植民地となるきっかけとなった。


nappi11 at 00:12│Comments(1)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr
どこのメディアも、タイトルのような記事の書き方はしていないが、筆者の集める記事を俯瞰的に見れば、大よそタイトルのような状況に見えて来る。
3067755498289e0-sトルコの熱望するEU加盟協議が進展しない理由の急先鋒がドイツで、ロイター通信は独「ヴィルト」紙の2016年11月30日付けに印刷される前の報道を引用し、党の集会に出席していた複数の消息筋からの情報として、メルケル独首相はトルコのEU加盟についての新たな交渉開始に異議を唱えたとし、これより前の欧州議会は11月24日のストラスブールでの総会で、トルコとのEU加盟交渉「凍結」を呼びかける決議を承認したことから、トルコの厳しい反応を呼んでいる。「凍結」理由には、エルドアン政権の軍事力を表に出した独裁的な体制、人権や自由を無視した政策、死刑制度の復活を標榜していることなどが挙げられるだろう。また、トルコはこれまで、トルコ経由で欧州へ流出するアフガン、シリア、イラク難民をトルコ国内に滞留させるのを条件に、トルコ人の欧州への労働移民を優先させることを欧州に認めさせ、隣国ギリシャの難民の受け入れも容認している。しかし、トルコからの難民流出は止まらないばかりか、エルドアン政権はEU総会決議に反発して、国境を開いて、欧州へ難民を突き放すとも取れる発言をしている。
7ce9aaa5ロシア機撃墜以降に和解したロシアとトルコの立場の違いも浮上している。
シリア問題についてのロシアの立場は「ロシアの立場はアサド氏が合法的に選出された大統領であり、国際テロとは闘っていかねばならないというものだ」で、シリアへの支援に平行して、反政府側組織(IS及び旧ヌスラ、穏健派反政府組織)への空爆を続行している。
しかし、エルドアン大統領は、トルコは「アサド政権による国家テロ」に終止符を打つためにシリアでの軍事作戦を開始したとする声明を表し、「国連はどこで何をしているのか? 我々は長い間我慢してきたが、とうとう『自由シリア軍(穏健派反政府組織)』と共にシリアに出て行かざるをえなくなった」と語り、反政府側「自由シリア軍FSA」と共闘してシリア政府軍を攻撃する方向を明確にし、現d1e1b744にシリア北部アル・バーブ方面への攻撃に撃って出ている。現在、シリア軍と共に、反政府組織(旧名ヌスラ戦線、同盟イスラム組織)攻撃に出ているクルドYPGに対してトルコ側が直接攻撃に出れば、クルドを支援するNATO、米軍はトルコ軍と敵対せざるを得なくなる。欧米側とトルコの間に、「反政府組織」に対する認識の違いがあるにせよ、このシナリオはシリア情勢に、これまでに無い最悪の状況を生み出しかねない。
欧米がトルコの動向にピリピリするのは無理も無い状況で、トルコの行動によっては、戦火が拡大する可能性すらある。アサドはアレッポの反政府側敗退だけを見て、「勝利は近い」などとは言っていられない状況であろう。トルコの脅しに欧米は屈するのか、反発するのか?人口が7900万人弱のトルコは、2015年末時点で254万人、人口の3%を超える数の難民を受け入れている。難民までも交渉の道具にしたエルドアンに、メルケル氏は不快感を感じたのだろう。 参照記事 参照記事 過去ブログ:2016年11月アレッポ東部で大激戦、東部は南北に分断か?シリア 11月ブルガリアの難民キャンプで暴動 トルコ軍をシリア軍が空爆?複雑化するシリア北部 11月PKKがイランからのガスパイプ爆破?トルコ 10月ロシアとトルコ 経済交流では最終合意に至るが、、 9月トルコの一方的イラク内駐留にイラクが懸念を表明 8月米軍はトルコ領内の戦術核をルーマニアへ移送

nappi11 at 00:11│Comments(3)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr
_92725652_syriasabbouradamascuslebanon4641116syria-lebanon_borderイスラエル軍の戦闘機は、2016年11月30日未明、シリアの首都ダマスカスから西へ約8キロのシリア軍の兵器庫を爆撃した。イスラエル軍の戦闘機はまた、ダマスカス・ベイルート間の街道を走行中の数台の自動車を爆撃し、これにより、複数の自動車が炎上した。BBCは他のメディアを引用して、攻撃を受けた車両は、レバノンの反イスラエル・ヒズボラの武器輸送車列Hezbollah weapons convoy、またはシーア派武装組織の可能性を報じている。シリア南部を攻撃する反政府組織は、国連監視地域DMZ(非武装地帯:DeMilitarized ZoneUNDOF国連兵力引き離し監視軍がいたが、現在はほとんど撤退)から攻撃に出ることから、シリア軍がこの地域へ砲撃を行い、それに対しイスラエル側が応戦13920207185825618440544する状況が起きている。この数日前には、イスラエル占領地ゴラン平原Golan Heightsに進入したISがイスラエル側パトロールへ発砲し、イスラエル側がIS兵士4人を空からの攻撃で殺害したとイスラエル側が報告している。イスラエルが、旧名ヌスラ戦線現在はシリア征服戦線Jabhat Fateh Al-Sham)や穏健派反政府組織を支援しているとは以前から言われているが、イスラエル側からの説明は一切なく、今回の空爆についてもコメントは出されていない。参照記事 参照記事 参照記事 過去ブログ:2016年8月シリア南部の反政府組織はイスラエルの尖兵か? 7月絶えることなき戦争の火種 今後のイスラエルの動向に注目 2014年3月イスラエル、ヒズボラ?からの挑発にシリア軍施設を空爆 2013年4月ダマスカス周辺で戦闘激化 集団虐殺、ヒズボラ参入も シリア
nappi11 at 00:10│Comments(0)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr
250px-Ph_locator_map_lanao_del_surロドリゴ・ドゥテルテ(Rodrigo Duterte)大統領が訪問予定のフィリピン南部の街マラウィ市Marawi City(正式名称:The Islamic City of Marawi)2016年11月29日、大統領警備隊Presidential Security Group (PSG) が同市で攻撃された。しかしドゥテルテ氏は訪問を取りやめるつもりはないと、AFP通信が大統領と同国軍の声明をもとに報じた。
Injured-PSG-members-transported-to-CDO_CNNPH大統領は「(訪問先)に現地入りしていた私の先遣隊が襲撃を受けた。警護隊は自作爆弾 improvised explosive device (IED) により負傷した。しかし、私はそこに行く。訪問を延期するよう勧められたが、私は『ノー』と答えた。可能ならば、われわれは同様のルートで行く」とドゥテルテ大統領は、フィリピン北部の屯営地での演説で述べた。 同国軍は、マラウィ市の爆発の結果7人の大統領警備隊員と2人の地元軍人が負傷した。
同国軍のRestituto Padilla報道官はAFP通信に、襲撃の裏にはおそらく、フィリピン南部ミンダナオ島 Mindanaoで活動しているイスラム主義テログループ「マウテ Maute group」の戦闘員がいると明らかにした。「マウテ Maute group」は、ミンダナオ島を拠点にする50~100人ほどの新興のイMediスラム過激組織で、大統領の出身地ダバオDavaoなどで爆弾テロを引き起こし、11月25日にはLanao Del Sur地区のButig の施設や学校、モスクを一時的に占拠し、空軍を含む政府軍との交戦でマウテは死傷者を出し鎮圧されている。その際彼らは、ISの様な黒旗を掲げたとされる:右。写真で見る限り、ISのコピー組織のようだ。同地域には他に、やはりイスラム聖戦組織 Islamic State (IS)を名乗る武装集団 Moro Islamic Liberation Front (MILF) :左 が長年残Dawla20160408-300x239虐なテロ行為や誘拐を繰り返し、同組織は2016年2月には同じ Butigで政府軍と10日間の戦闘を行い鎮圧されたが、4月には、仲間の釈放を求めて労働者を誘拐する事件を起こしている。政府軍とMILFなど自治政府樹立を目指す武装勢力との間で40年にわたって紛争が続いたミンダナオ島では、これまで6万人以上もの人々が犠牲になり、一旦は和平にまで至ったが、最近活動を活発化させてきたようだ。 参照記事 参照記事 参照記事 過去ブログ:2016年9月フィリピン南部ダバオで爆弾テロ  2012年10月イスラム戦線と歴史的和解か フィリピン

nappi11 at 07:30│Comments(1)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr
RTX1JVWP現在戦闘中のイラクのモースルは、イラク政府軍としてイラク軍のほかに、シーア派の準軍民兵組織Shia paramilitary units「人民動員隊、人民武装軍団:People's Mobilization Forces、 Popular Mobilization Units(PMU)=ハシド・アル・シャービal-Hashid al-Shaabi」:右、モースルなどで最前線に立つ特殊訓練受けた対テロ特殊部隊「黄金部iraqi-ct隊:Golden Division」:左、地域警察軍、クルド・ペシュメルガPeshmerga軍、米軍支援部隊、地域スンニ派民兵などの組織がISからの解放作戦に参加しているのが確認できている。
主力はシーア派であり、IS殲滅後のシーア派とスンニ派住民との摩擦が以前から懸念されている。すでに過去の戦闘で、スンニ派住民をIS協力者と見るシーア派民兵の処刑や暴行、放火、略奪が多く起きており、スンニ派住民に恐怖を起こしている。
index記事では、イラク政府のスンニ派議員らが中心になり、トルコで訓練を受けた3000人規模のスンニ派組織「ニネベア防衛軍Nineveh Guards Force」:右 を立ち上げ、現イラク軍に参加させると共に、将来的に、解放後のモースルの治安維持に投入すると報じている。議員らAssyrian-Fighter-Hey-ISIS-IPは、トルコ、湾岸諸国、ヨルダンなど、スンニ派国と関係が深く、それらの国から給与資金や装備の支援を得ている可能性が高いだろう。ほかに、ISとクルドを敵対視するイラクのキリスト教系アッシリア人組織「 ニネベア平原防衛隊:Nineveh Plains Protection Units (NPU)」:左 なども活動しており、さらに各地域部族が自衛のために民兵組織を持つことを想定すると、モースル解放、IS殲滅後もイラク内部での部族、宗派対立は避けられそうにも無いようだ。参照記事 参照記事
1056*ニネベア(ニネヴェ)Ninevehは、主に県都モースルMosulを中心とするニネベア県(ニーナワー県)Nineveh Province、過去にはアッシリアAssyria(右下図緑の部分)と呼ばれた一帯を指す。多くのアッシリア人、トルクメン人など少数部族やアラブ系イラク人、クルド人が混住している。紛争が落ち着けば、北部の油田利権でまた揉めることも予想でき、国内少数派の現シーア派イラク政権がうまく取りまとめれるとも思えない。揉めればイランが出てくるのは間違いない。この紛争では、イラン兵の犠牲もかなりなはずだ。民主主義が根付かないイスラム世界を理想的にまとめるなど、砂漠で水を探すより困難だろう。そもそも、その理想がばらばらなのだから。今でこそ残虐なカルト集団と化したISにしても、姿を見せたころは、多くのスンニ派住民は彼らを救世主として向かい入れた。第2、第3のISが登場したとして何の不思議があるだろう。 過去ブログ:2016年11月モースル南部でISが石油施設破壊炎上とトルクメン人 現在、モースルの給水ラインが破壊され、40%の地域、65万人が水不足の状態に陥っている。さらに、食料も電気も不足する中、100~150万人の住民がモースルに孤立していると言われる。 参照記事


nappi11 at 01:09│Comments(1)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック Share on Tumblr