map-of-pakistan5725f13f12799_Taliban1ファーストフード店「マクドナルド」はテロリストグループ「タリバン」にシンパシーを寄せる住民で知られるパキスタン北部の都市クエッタQuettaに最初の店舗(パキスタン南部のカラチKarachiにはすでにある)をオープンさせた。NBCニュースが2016年4月29日伝えた。メニューは現地仕様。マックマフィン(卵とカツのサンド)などはあるが、豚肉のかわりに鶏肉を使用している。クエッタはパキスタンのバルチスタン州都。80年代はタリバンの影響が非常に強かった。クエッタの住民は今も同組織に共感をもっていると考えられている。2015年、インディペンデント紙は、クエッタを最もテロが起きる可能性の高い世界トップ10の都市に含ませた。新しい「マクドナルド」店舗は、警察がパトロールを強化している市の中心部に位置しているという。参照記事
508737かつてはクエッタにタリバンの本部があったが、2001年の米国のアフガン侵攻以降は引き上げている。タリバンの指揮官の一人は笑いながら、「マックは知っているがあんなまずいものは我々は食べない。厳しい場所に住み、戦う我々には十分なエネルギーが必要だ」と答え、別な年配のタリバンは「カラチで食べたが味がなく、高いし、羊肉やライスよりまずかった」と語り「いつもの食事が回りになく、急いで腹を満たすには便利だろう。」と理解しているようにも取れるが、「警官が警戒するその地域に友人と出かけたが、目的はそこで食事することではなかった」と、なんとも不気味な返答もしている。タリバンには、欧米の文化に対し否定的なセクトもあり、個人的には、勇気ある出店としか言いようが無い。参照記事 過去ブログ:2015年5月IS同盟組織がシーア派バス乗客47人殺害 パキスタン 2014年7月パキスタン北部のタリバン掃討作戦 主要地域制圧 2013年6月女子学生を狙った爆弾テロで11人死亡 パキスタン




nappi11 at 00:20│Comments(1)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加

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コメント

1. Posted by 甲東   2016年05月03日 14:10
パキスタン6大財閥の一つラークサン財閥がやっていると。所有者のラッカーニ家はシーア派とか。参照記事を見るとハンバーガーは約300円のような。70%近くの人が1日2.5ドル以下で過ごしているはずだが・・・余裕が出たなら別のことに使って欲しいが・・・学校にも行けず、職も無いので、手っ取り早く金を得るために過激派に入る人もいるのに。将来の客を増やすことを考えて欲しい。

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