d651a500トルコの反政府分離主義武装組織PKKの攻撃の映像は数少ないが、約2年の停戦合意崩壊後、戦闘は今も絶え間なく行なわれている。記事と映像は、2016年9月6日正午、PKK(クルド労働者党 Kurdistan Workers Party)がGuze Kurke outpost in Şırnak provinceにある丘の上のトルコ側チェックポイントを攻撃する様子で、恐らく、ハッカリ県Hakkari側、あるいはイラク北部にある山間部のPKK基地の女性兵士らが拍手で見送る出陣から記録されている。トルコ軍は、イラク東部ハッカリ県一帯でPKK掃討作戦を2016年8月4日から行なっており、9月末までにPKK兵員338人を殺害し、そのうち221人は同県イラク国境沿いのジュクルジャ Çukurcaでの作戦によると公表している。地図のKandilにはPKKの本部が在るとされ、周辺やトルコ国境沿いにはPKKの軍事キャンプが多く、トルコ側が空爆を繰り返している。一帯の多くは山岳地。 参照記事
ロケット砲での攻index撃後、侵攻したPKK兵士は戦車、装甲車、重火器を破壊し、作戦は成功に終わったようだ。トルコ兵士11人が殺害されたと記事にある。映像と参照記事
記事には無いが、トルコ側は、ハッカリ県やイラク北部のPKK居住地、本部のあるkandilへ報復爆撃を行なっただろうと想像する。空軍力の無いPKKの損失は決して軽微ではないが、すでに30年以上PKKは闘争を継続し、今トルコ東部では、PKK以外の反政府組織もテロ活動を展開している。過去ブログ:2015年12月四面楚歌のトルコ国内の治安悪化が深刻に
semdinli-turkey-exlarge-16957faac92c03c0e31a42452112016年10月9日: トルコのアナトリア通信 Anadolu Agencyによると、同国南東部のイラク国境付近のハイウェイで9日、爆弾を積んだトラックが警察署前の検問所(憲兵隊チェックポイントa gendarmerie checkpoint)に突っ込んで爆発し、18人が負傷した。爆発は午前9時45分頃、イラク国境から約77キロ離れたハッカリ県セムディンリ Şemdinli, Hakkariで発生した。ユルドゥルム首相によると、兵士10人と民間人8人が死亡、兵士16人を含む多数の負傷者が出た。容疑者は軽トラックに約5トンの爆発物を積んで自爆したとみられる。ハッカリ県の山岳地には多くのPKKが潜伏し、今回の自爆テロもPKKの犯行とされている。8日には首都アンカラAnkaraで、男女2名が車爆弾を計画していたとして逮捕されている。 参照記事

nappi11 at 00:08│Comments(0)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加

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