ロドリゴ・ドゥテルテ(Rodrigo Duterte)大統領が訪問予定のフィリピン南部の街マラウィ市Marawi City(正式名称:The Islamic City of Marawi)で2016年11月29日、大統領警備隊Presidential Security Group (PSG) が同市で攻撃された。しかしドゥテルテ氏は訪問を取りやめるつもりはないと、AFP通信が大統領と同国軍の声明をもとに報じた。
大統領は「(訪問先)に現地入りしていた私の先遣隊が襲撃を受けた。警護隊は自作爆弾 improvised explosive device (IED) により負傷した。しかし、私はそこに行く。訪問を延期するよう勧められたが、私は『ノー』と答えた。可能ならば、われわれは同様のルートで行く」とドゥテルテ大統領は、フィリピン北部の屯営地での演説で述べた。 同国軍は、マラウィ市の爆発の結果7人の大統領警備隊員と2人の地元軍人が負傷した。
同国軍のRestituto Padilla報道官はAFP通信に、襲撃の裏にはおそらく、フィリピン南部ミンダナオ島 Mindanaoで活動しているイスラム主義テログループ「マウテ Maute group」の戦闘員がいると明らかにした。「マウテ Maute group」は、ミンダナオ島を拠点にする50~100人ほどの新興のイスラム過激組織で、大統領の出身地ダバオDavaoなどで爆弾テロを引き起こし、11月25日にはLanao Del Sur地区のButig の施設や学校、モスクを一時的に占拠し、空軍を含む政府軍との交戦でマウテは死傷者を出し鎮圧されている。その際彼らは、ISの様な黒旗を掲げたとされる:右。写真で見る限り、ISのコピー組織のようだ。同地域には他に、やはりイスラム聖戦組織 Islamic State (IS)を名乗る武装集団 Moro Islamic Liberation Front (MILF) :左 が長年残虐なテロ行為や誘拐を繰り返し、同組織は2016年2月には同じ Butigで政府軍と10日間の戦闘を行い鎮圧されたが、4月には、仲間の釈放を求めて労働者を誘拐する事件を起こしている。政府軍とMILFなど自治政府樹立を目指す武装勢力との間で40年にわたって紛争が続いたミンダナオ島では、これまで6万人以上もの人々が犠牲になり、一旦は和平にまで至ったが、最近活動を活発化させてきたようだ。 参照記事 参照記事 参照記事 過去ブログ:2016年9月フィリピン南部ダバオで爆弾テロ 2012年10月イスラム戦線と歴史的和解か フィリピン
大統領は「(訪問先)に現地入りしていた私の先遣隊が襲撃を受けた。警護隊は自作爆弾 improvised explosive device (IED) により負傷した。しかし、私はそこに行く。訪問を延期するよう勧められたが、私は『ノー』と答えた。可能ならば、われわれは同様のルートで行く」とドゥテルテ大統領は、フィリピン北部の屯営地での演説で述べた。 同国軍は、マラウィ市の爆発の結果7人の大統領警備隊員と2人の地元軍人が負傷した。
同国軍のRestituto Padilla報道官はAFP通信に、襲撃の裏にはおそらく、フィリピン南部ミンダナオ島 Mindanaoで活動しているイスラム主義テログループ「マウテ Maute group」の戦闘員がいると明らかにした。「マウテ Maute group」は、ミンダナオ島を拠点にする50~100人ほどの新興のイスラム過激組織で、大統領の出身地ダバオDavaoなどで爆弾テロを引き起こし、11月25日にはLanao Del Sur地区のButig の施設や学校、モスクを一時的に占拠し、空軍を含む政府軍との交戦でマウテは死傷者を出し鎮圧されている。その際彼らは、ISの様な黒旗を掲げたとされる:右。写真で見る限り、ISのコピー組織のようだ。同地域には他に、やはりイスラム聖戦組織 Islamic State (IS)を名乗る武装集団 Moro Islamic Liberation Front (MILF) :左 が長年残虐なテロ行為や誘拐を繰り返し、同組織は2016年2月には同じ Butigで政府軍と10日間の戦闘を行い鎮圧されたが、4月には、仲間の釈放を求めて労働者を誘拐する事件を起こしている。政府軍とMILFなど自治政府樹立を目指す武装勢力との間で40年にわたって紛争が続いたミンダナオ島では、これまで6万人以上もの人々が犠牲になり、一旦は和平にまで至ったが、最近活動を活発化させてきたようだ。 参照記事 参照記事 参照記事 過去ブログ:2016年9月フィリピン南部ダバオで爆弾テロ 2012年10月イスラム戦線と歴史的和解か フィリピン
東南アジアからの移民も注意が必要な時代か。ドイツの移民はトルコ人が多かったので結構安心だったはずだが、最近は疑問です。本国からいろんな指示が出ているか。
しかし、中国本土、朝鮮半島、日本には余りイスラム教の痕跡はありません。不思議です。モンゴロイドを見て、忌まわしいモンゴル軍を思い出し、イスラム商人も長居をしなかったのでしょうか・・・