a40ef91246b9b0272016年12月24日:現地22日のイラク軍は空爆で、Tal Abta area南部のISのリーダー20人、兵士50人を殺害したと報じた。過去の地図から見ると、モースル南西部の丘陵地域らしい場所で、チグリス川東部のISの一部が移動したとも思える。
alalam_636162860952228481_25f_4x3またイラク軍は、アンバル県Anbar province西部アカシャット砂漠Akashat desert(アル・カイムAl-Qaim南部と思われる)やal-Sakraで、ISの貯蔵弾薬や製造工場を空爆破壊したと公表している。写真は、砂漠のシーア派民兵組織「人民動員隊:People's Mobilization Forces Popular Mobilization Units」の装甲車。参照記事
0ff4701722日には、モースル東部郊外の
Kokjali(Kukjali、Gogjali)で自爆攻撃があり、市民15人、警官8人が死亡したと報告され、別記事では死亡者30人以上とされている。この地域:図の緑色 はモースル市街への入り口に当たり、11月7日にはイラク軍が開放し、すぐに軍の指揮系統が置かれた地域で、ここには一部住民が戻っているとも言われていた。これだけ見ても、10月17日の作戦開始以来、現在50%の地域が解放されたと言われるモースルの、年内全面解放は不可能に見える。
isis-kids自爆テロ攻撃を頻繁に行うISの攻撃では最近、10歳にも満たない女の子に自爆攻撃をさせるなど、兵士不足から、これまで訓練していた子供兵士を実戦や、殉教と称する自爆攻撃に投入するケースが相次いでいる。子供たちの多くは、紛争で親を失った子供たちと言われている。トルコと戦闘状態のPKKも、誘拐などした子供兵士を訓練し、戦闘に導入していると非難されている。
12月12日、国連平和維持活動(PKO)に参加するため南スーダンに派遣されている自衛隊の部隊は、安全保障関連法に基づいた新たな任務「駆けつけ警護」を行えるようになった。その内戦が続く南スーダン、2016-12-19-1482148522-501952-Enfantssoldats015-thumb今年10月のBBCニュースによれば、未だに1万6千人の子どもが「武装勢力」に属しており、また15日には、今年だけでも約1300人の子どもが武装勢力に徴用・徴兵されたと国連児童基金(ユニセフ/UNICEF)が発表している。映像:ISの子供兵の訓練(残酷な殺害映像を含みます) 参照記事 参照記事 参照記事 参照記事 過去ブログ:2016年12月7歳の少女を自爆テロに利用 シリア 11月モースル郊外で、2年半ISから隠れていた兄弟 モースル郊外で今も戦闘継続 特殊部隊も投入 イラク
CwZ87BUXUAA_buz2016年12月26日:イラク軍は、モースル東部郊外のKokjali(Kukjali、Gogjali:この地域にイラク軍が作戦本部を置いている)がISの自爆攻撃を受けたことで、25日、ISが攻撃の拠点にしている、Gogjaliの南西に隣接するal-Quds neighborhoodへテロ特殊部隊が攻撃に出たと報じた。この付近はすでに、1ヶ月以上前に解放されたとされる地域。
雨などの悪天候で中断されていたモースル北部、南東部へのイラク軍の地上攻撃、米国、有志国軍の空爆は23日再開された。参照記事  記録映像:Gogjali地域で捕獲されたIS

nappi11 at 04:23│Comments(0)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加

トラックバックURL

コメントする

名前
メール
URL
絵文字