b6085bb527jan_Iraq_War_Map-1014x1024図にあるシリアに近いイラク北西部アル・バアージAl-Ba’aj(al-Ba’j)地域には、モースル西部からIS兵士の家族がシリアのラッカRaqqahを目指して逃げ込んだとか、ISの最高指導者アブバクル・バグダディ(Abu Bakr al-Baghdadi)がこの付近で空爆により死亡、または負傷したといわれる場所で、シリア側に入るには道路状況から重要な地域となっているようだ。 支配地域図の、黒色がIS支配地域とされ、赤茶は政府軍、イラク民兵側 参照記事 過去ブログ:2017年1月イラク政府軍 モースル東部を完全制圧
2A7C167100000578-0-image-a-1_1436773548379IS-Terrorist-14791189532017年1月28日の記事では、ISのアル・カンサ女性部隊al-Khansa female Brigadeの上官クラスと数名が、ISの資金を持ち出し脱走し、IS兵士が追跡していると報じている。逃げた女性上官は、自爆攻撃要員のリクルート責任者でもあった。写真は女性部隊の参考写真 参照記事
また、モースルのIS組織内で、戦線離脱やスパイの容疑で身内兵士を処刑したとの目撃情報の報道が相次いでいる。モースル市内西部にはまだ75万人の市民がいるとされ、ISに戦闘参加を強要されているとの報告がある。モースル周辺のIS兵士は、ある計算では多くて3000人規模と言われている。イラク側が攻撃準備をしている市の西部では、水や食料の不足が深刻な状態といわれる。 過去ブログ:2017年1月ISの指揮官クラスがモースルから逃亡 組織内では処刑も
imageimageモースル東部を制圧したイラク軍は1月28日、制圧地域ニネヴェ遺跡地区Nineveh Ruins siteから、隠されていた十数機のロシア製地対地ミサイルや化学兵器マスタードガスの薬品材料 a mustard chemical warfare agentなどが大量に見つかったと報告している。ISはミサイルを改造して毒ガスを搭載させようとしたと推測されている。映像:ISの武器、手製爆弾を処理 参照記事 参照記事 参照記事
29日の記事では、解放されたモースル東部へ、数日間で避難キャンプから約5000人の住民が市内に戻り食料の配給も始まったと報告されている。参照記事
isise39e41272017年1月30日:最上部の地図で、ティクリートTikrit北部、バイジBaiji(Bayji)付近がIS支配地で孤立しているが、29日の記事はISの報道を引用し、ISが同地域でイラク軍への攻撃を続行していると報じている。写真は29日に、同地域のISが公開したもの。 この地域の油田や石油施設はISが一時占拠したが、2016年1月、米軍の空爆支援でイラク軍が奪還していた。更に南部のサマッラSamarra地区でもISの攻撃が確認されている。チグリス川沿いに小部隊が潜伏しているとされる。 参照記事
キルクークKirkuk西部の Hawija District地区で、スパイ容疑で3人の若者を銃殺し、今月に入って25人の若者をISが処刑したとも言われている。キルクーク南部、西部でISがまだ、活発に活動しているようだ。参照記事
キルクーク付近へのISには、反撃で砲爆が行なわれているとされるが、モースル西部も含め、イラク政府軍は今後の作戦の主導的な位置を確保しようとしている状況が伝わってくる。この地域には、クルド軍、スンニ派民兵、さらには、トルコ軍が進出した経緯があり、どこが今後の作戦の主導権を握るかは、一帯が油田地帯ということもあって、重要になりつつある。宗派対立も深刻な状況で、すでに映像では、シーア派民兵らが、スンニ派住民をISに加担したとして残酷に処刑する様子が多く流れていFamilies-fleeing-ISIS-held-Hawijaる。今後大きな問題に発展すると思われる。 参照記事 映像:イラク軍(恐らく正規軍ではないシーア派民兵)がスンニ派住民処刑
2017年2月4日:キルクーク西部などで政府軍の攻撃が強まる中、キルクークの難民キャンプへの住民に混じって、IS兵士多数がキャンプへもぐりこんでいると報告されている。参照記事

nappi11 at 06:10│Comments(0)TrackBack(0) このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

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