15198577620001ワシントン共同】米通商代表部(USTR)は2018年2月28日、通商政策の年次報告書を議会に提出し、環太平洋連携協定(TPP)に参加する11カ国のうち、日本を含む5カ国との通商交渉に意欲を示した。日本以外の4カ国はベトナム、マレーシア、ニュージーランド、ブルネイで、通商交渉を始める条件として「相手国が米国に対して市場を大幅に開放すること」を挙げ、TPP復帰検討は明記しなかった。
しかし、ムシューシン米財務長官(ムニューシン財務長官)Treasury Secretary Steven Mnuchinは2月27日、環太平洋連携協定(TPP)について「極めてハイレベルの話し合い」を自身が始めたことを明らかにし、トランプ政権にとってTPP復帰は選択肢の一つだとし、その上で米政府としてはTPPに対する立場を見直す前に、2国間協定bilateral dealsに向けた交渉に集中するとの発言をしている。参照記事 英文記事 参照記事
米国を含めた場合の12カ国の中でのGDP国民総生産比率を見比べれば、この経済協定が「日米経済協定」と言えるほどに日米に特化した協定に見えるが、米国が保護貿易に傾く今となっては、日本としては米国のTPP参加への期待はそれほど高くは無いのではと思っている。
TPP参加12カ国GDP比率20180211-620x349すでに米国は、米国本土への日本からの期待通りの投資を呼び込み、あとはどのタイミングで農産物輸出を拡大し、保険や医療(医薬品も含む)などの分野へ自国企業を参入させるかチャンスを覗(うかが)っている。トランプ氏の米国ファーストの発言からは、日米間のTPPが始まれば、日本からの輸出は増えることは無いどころかあらゆる手段で規制され、GDPの1.5%しかない日本の農業はさらに影響を受け、保険業界の巨人、農協のJA共済(市場規模は300兆円)は狙い撃ちされるだろうと言われている。
origin_12018年3月8日:日本など環太平洋連携協定(TPP)参加11カ国は8日午後(日本時間9日未明)、チリの首都サンティアゴで米国抜きの新協定に署名した。米離脱から1年余りで巨大経済圏づくりが最終合意。発効は当初想定の2019年の早い時期から、18年中に繰り上がる可能性も出てきた。公表した閣僚声明は保護主義への対抗とともに「将来の広い経済統合のための基盤を創出する」と宣言し、参加国拡大に意欲を示した。ただ11カ国が最終的な米復帰を望んできたのに対し、トランプ米大統領は再交渉抜きでは応じない構え。TPPや自由貿易体制は今後も米国が波乱要因になる。参照記事

nappi11 at 04:51│Comments(4) このエントリーをはてなブックマークに追加

コメント

1. Posted by POPPO   2018年03月02日 16:38
エエカッコしいの小浜の時もTPP後入りで引っ掻き回し、トランプが土壇場で逃亡した挙句、また入りたいと・・・。w
でまた個別物品で貿易戦争を仕掛けて引っ掻き回す。迷惑千万なのでアル。w

2日の東京株式相場は大幅に3日続落。米国のトランプ大統領が鉄鋼・アルミ関税賦課を表明し、世界経済や企業業績への悪影響が懸念された。自動車や精密機器など輸出株、鉄鋼や非鉄金属など素材株中心に東証1部33業種は全て下げ、鉄鋼は米関税リスクが嫌気され、下落率で2位。
 TOPIXの終値は前日比31.86ポイント(1.8%)安の1708.34、日経平均株価は542円83銭(2.5%)安の2万1181円64銭。双方ともことしの安値を付けた2月14日以来の低水準。以下略
ブルームバーグ 3月2日

支那が目標なのは間違いないが、日本やその他も狙われているとか。一番騒いでいるのはメリケンの言う事をさっぱり聞かない韓国。w
トランプ総統閣下も国内で不評プンプンの挙句側近が辞めまくりで、例によって対外経済戦争を持ち出し目先を変えざるを得ない体たらく。もうさっさと辞めてほしいと思う梅匂う春の一日でした。w

2. Posted by POPPO   2018年03月04日 15:27
この御仁のせいで輸入鉄鋼製品を使うメリケン産製品が馬鹿高になって、元々ない製品競争力を致命的に失くすであろうと見た。w

ワシントン(CNN) 安全保障などを理由に鉄鋼やアルミニウムの輸入品に高関税を課す方針を表明したトランプ米大統領は2日、「貿易戦争は良いことであり、楽勝だ」との考えをツイッター上で示した。

「米国は取引するほとんど全ての国との貿易で数十億ドル単位の損失を被っている」とし、「例を挙げよう。ある国には1000億ドルを失っている。彼らは抜け目がない。もう貿易しなければ我々の大勝利だ。簡単なことだ」と述べた。

高関税案に関するツイッターへの書き込みは2日に3度行い、「鉄鋼業を持たなければ国家ではない」とも主張。「ある国が輸入する米国製品に50%の関税を課し、我々は入ってくる同じ製品に関税ゼロとしている」とし、「公平でもスマートでもない」とも続けた。以下略
CNN 3月3日

トランプ総統閣下の脳内では何でも簡単だろうなと・・・。お花もいっぱい咲いて蝶々も飛んで・・・。側近がバカバカしくなって次々辞める理由が・・・。w
3. Posted by POPPO   2018年03月04日 17:03
チョットねぇー、初期症状ではなく本格的な・・・。w
お薬増やしておきましょうネ。w

アメリカのトランプ大統領は13日、日本の自動車メーカーがアメリカに工場を建てるのは、輸出の際にかかる関税を逃れるためだと一方的な主張を展開した。これまで大統領は、工場を建設するよう繰り返し求めている。

トランプ大統領「日本の車には税金がかかっていない。簡単なカラクリだ。アメリカに工場を造るんだ。すると税金がかからない」

トランプ大統領は貿易に関する議員らとの会議でこのように述べ、日本の自動車メーカーは輸出の際にかかる2.5%の関税を逃れるため、アメリカに工場を建設していると一方的な主張を展開した。

トランプ大統領はこれまで、日本の自動車メーカーに新たな工場建設を要求。実現した場合はこれを称賛する発言を繰り返している。以下略
日テレ24ニュース 2月14日

こんな状態のトランプ総統閣下に身近で風圧のかかるポジションで仕事をすれば、仕えるのを辞めたくなるのは当然・・・・なのかな。w
4. Posted by POPPO   2018年03月04日 22:09
もう薬では手遅れになる、緊急手術~~~~~~。w

【ワシントン時事】米CNNテレビによると、トランプ大統領は3日、滞在先のフロリダ州で開いた支援者との会合で、中国の習近平国家主席について「今や終身国家主席だ」と述べた。5日に開幕する中国の全国人民代表大会(全人代)で、現在2期10年の国家主席の任期制限を撤廃する改憲案採択が見込まれることを踏まえた発言。

 フロリダ州の会合は非公開だったが、CNNが入手した音声記録を基に伝えた。この中でトランプ氏は、習氏を「それ(任期制限撤廃)ができたのだから、大したものだと思う」と称賛。「われわれもいつか、試してみなければならないかもしれない」と語った。

 中国共産党機関紙の人民日報は、任期制限撤廃について「終身制を意味するものではない」と解説している。以上

冗談でトランプ総統閣下なんて書いてたが、習キンペー皇帝陛下とプーチン大帝と並び立つメリケン終身独裁総統閣下だったとは・・・・。w 

世も末だ。w

コメントする

名前
メール
URL
絵文字