米CNNテレビは2021年8月5日、米情報機関が新型コロナウイルスの起源解明に向け、中国・武漢のウイルス研究所が扱っていたウイルスのサンプルの遺伝子情報を含む膨大なデータを入手したと報じた。起源を解明する鍵になる可能性があるとみて解析を進めているという。ハッキングで得た可能性があるとしている。参照記事
ジョー・バイデン大統領(民主党)が米情報機関に指示した「武漢ウイルス研究所Wuhan Institute of Virology (WIV) からの流出説」を含めた調査報告の提出期限は、8月24日に迫っている。大統領がどんな報告を受け取るのか。すでに提出された共和党の報告書(最後は2021年8月1日に、共和党トップのマイケル・マッコール(Michael McCaul)下院議員:右 により続報が出されている。英文)が大きな影響を与えるのは、間違いないとされている。英文記事
共和党の報告書の内容について、は2021年8月6日掲載の参照記事にまとめられているが、結論は、あらゆる状況証拠や証言などから、新型コロナは、石氏(武漢ウイルス研究所の責任者の1人で「バット・ウーマン(コウモリ女)こと、石正麗:Shi Zhengli)氏:左らが雲南省の洞窟で採取したコウモリの糞などから抽出したウイルスを人工的に操作して、生み出した。また、その(2013年からの)研究には(米国の国立衛生研究所;NIHや国立アレルギー・感染症研究所:NIAIDからの)納税資金が使われていた。ウイルスは「2019年9月初めごろ、誤って流出したと判明した」。それが軍人オリンピックを経て、世界的なパンデミックを引き起こしたのである。以上が報告書の結論だ。
また研究所は、中国人民解放軍とともに、生物兵器につながる秘密の研究をしてきたが、安全性に重大な懸念があり、米外交官は国務省に技術者の訓練不足などを懸念する電報を送っていた。報告書は以上から「2019年9月12日以前のどこかで流出が起きた」と推測している。
その根拠の一つとして、衛星画像を基に2019年9月と10月、武漢にある6つの病院のうち、5つの病院の駐車場が他の平均的な日に比べて、非常に混雑していたことを突き止めた事が挙げられている。つまりこの時期に、原因不明の病気で下痢や咳、発熱を起こした市民が病院へ殺到しており、市民や関係者の過去の証言とも一致する。
世界への蔓延を決定的にしたのは2019年10月18日から武漢で開かれた第7回軍事スポーツ世界大会(ミリタリーワールドゲームズMWGs)である。これは「軍人のオリンピック」で、世界109カ国から9308人の選手が集まり、27種類の329競技で競った。中国政府は23万6000人のボランティアを募り、90のホテルを用意した。参加したカナダの選手は「街はロックダウン状態だった。私は到着後、12日間、熱と悪寒、吐き気、不眠に襲われ、帰国する機内では、60人のカナダ選手が機内後方に隔離された。私たちは咳や下痢などの症状が出ていた」とカナダ紙に証言している。報告書は、この大会が「新型コロナを世界に広げた原因」とみている。競技会場も、6つの病院も、さらには大会参加後に体調不良を訴えた選手がいた場所も、すべて武漢ウイルス研究所の周辺に位置していた:右地図参照。
報告書はまた「軍人のオリンピック」参加国のうち、イタリアとブラジル、スウェーデン、フランスの4カ国について、具体例を示しながら「2019年11月から12月にかけて、国内での感染発生を確認した」と記している。帰国した選手から感染が国内に広がったと指摘。中共政府は、さも武漢の市場で野生のコウモリを経て人へ感染したかの様にねつ造した後、2020年1月末になってから渋々、人から人への感染を公表したが、すでにウィルスは世界に拡散しており、混乱する情報の中、対策は後手に回った。
当時、米共和党議員団は「急速な感染拡大と新型コロナウイルスの人から人への感染に関する明らかな証拠があったにもかかわらず」、パンデミック(Pandemic:世界的流行)宣言を遅らせたと世界保健機関WHOを非難した。WHOがパンデミックを宣言したのは2020年3月14日。114か国で感染が確認され、4500人が死亡した後のことだった。WHO事務局長のテドロス氏に至っては、中国政府を信頼し、ウイルスの感染しやすさに関する台湾の警告を無視したとして非難された。中国は今も、支離滅裂な説明と隠蔽に終始しているが、米国の入手した新たなデータで中国は追い詰められるのか?参照記事 過去ブログ:2021年7月崩れ出した中国のCOVID-19武漢市場起源説と新たな疑惑 参考:単なる陰謀論ではなかった…? 武漢ウイルス研究所「流出説」を再燃させた“匿名専門家集団”の正体
ジョー・バイデン大統領(民主党)が米情報機関に指示した「武漢ウイルス研究所Wuhan Institute of Virology (WIV) からの流出説」を含めた調査報告の提出期限は、8月24日に迫っている。大統領がどんな報告を受け取るのか。すでに提出された共和党の報告書(最後は2021年8月1日に、共和党トップのマイケル・マッコール(Michael McCaul)下院議員:右 により続報が出されている。英文)が大きな影響を与えるのは、間違いないとされている。英文記事
共和党の報告書の内容について、は2021年8月6日掲載の参照記事にまとめられているが、結論は、あらゆる状況証拠や証言などから、新型コロナは、石氏(武漢ウイルス研究所の責任者の1人で「バット・ウーマン(コウモリ女)こと、石正麗:Shi Zhengli)氏:左らが雲南省の洞窟で採取したコウモリの糞などから抽出したウイルスを人工的に操作して、生み出した。また、その(2013年からの)研究には(米国の国立衛生研究所;NIHや国立アレルギー・感染症研究所:NIAIDからの)納税資金が使われていた。ウイルスは「2019年9月初めごろ、誤って流出したと判明した」。それが軍人オリンピックを経て、世界的なパンデミックを引き起こしたのである。以上が報告書の結論だ。
また研究所は、中国人民解放軍とともに、生物兵器につながる秘密の研究をしてきたが、安全性に重大な懸念があり、米外交官は国務省に技術者の訓練不足などを懸念する電報を送っていた。報告書は以上から「2019年9月12日以前のどこかで流出が起きた」と推測している。
その根拠の一つとして、衛星画像を基に2019年9月と10月、武漢にある6つの病院のうち、5つの病院の駐車場が他の平均的な日に比べて、非常に混雑していたことを突き止めた事が挙げられている。つまりこの時期に、原因不明の病気で下痢や咳、発熱を起こした市民が病院へ殺到しており、市民や関係者の過去の証言とも一致する。
世界への蔓延を決定的にしたのは2019年10月18日から武漢で開かれた第7回軍事スポーツ世界大会(ミリタリーワールドゲームズMWGs)である。これは「軍人のオリンピック」で、世界109カ国から9308人の選手が集まり、27種類の329競技で競った。中国政府は23万6000人のボランティアを募り、90のホテルを用意した。参加したカナダの選手は「街はロックダウン状態だった。私は到着後、12日間、熱と悪寒、吐き気、不眠に襲われ、帰国する機内では、60人のカナダ選手が機内後方に隔離された。私たちは咳や下痢などの症状が出ていた」とカナダ紙に証言している。報告書は、この大会が「新型コロナを世界に広げた原因」とみている。競技会場も、6つの病院も、さらには大会参加後に体調不良を訴えた選手がいた場所も、すべて武漢ウイルス研究所の周辺に位置していた:右地図参照。
報告書はまた「軍人のオリンピック」参加国のうち、イタリアとブラジル、スウェーデン、フランスの4カ国について、具体例を示しながら「2019年11月から12月にかけて、国内での感染発生を確認した」と記している。帰国した選手から感染が国内に広がったと指摘。中共政府は、さも武漢の市場で野生のコウモリを経て人へ感染したかの様にねつ造した後、2020年1月末になってから渋々、人から人への感染を公表したが、すでにウィルスは世界に拡散しており、混乱する情報の中、対策は後手に回った。
当時、米共和党議員団は「急速な感染拡大と新型コロナウイルスの人から人への感染に関する明らかな証拠があったにもかかわらず」、パンデミック(Pandemic:世界的流行)宣言を遅らせたと世界保健機関WHOを非難した。WHOがパンデミックを宣言したのは2020年3月14日。114か国で感染が確認され、4500人が死亡した後のことだった。WHO事務局長のテドロス氏に至っては、中国政府を信頼し、ウイルスの感染しやすさに関する台湾の警告を無視したとして非難された。中国は今も、支離滅裂な説明と隠蔽に終始しているが、米国の入手した新たなデータで中国は追い詰められるのか?参照記事 過去ブログ:2021年7月崩れ出した中国のCOVID-19武漢市場起源説と新たな疑惑 参考:単なる陰謀論ではなかった…? 武漢ウイルス研究所「流出説」を再燃させた“匿名専門家集団”の正体