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『装甲悪鬼村正』をプレイして最初に印象に残ったシーンといえばやはり冒頭の決闘シーンでしょう。
落人である垣見が九十式竜騎兵を纏い、九十四式竜騎兵の鷺沼と太刀打ちする場面です
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最初から奈良原節全開で引き込まれちゃいますね。
剣術の世界では構えのことを位(くらい)とも言うようですが、作中ではたしか位という言葉は登場しなかったので構えという言葉で書いていこうかと思います。

ここのシーンで私が気になったのは、
「垣見は、剣を肩へ担ぐように構えた。一刀両断、敵を斬り伏せる雷刀の剣形である。」
という一文です。
雷刀(らいとう)という剣形が登場していますね。雷刀とは新陰流の構えであり現実の新陰流にもあるのですが、作中で描かれている雷刀と現実世界の雷刀はどうやら微妙に形が違うようです。

どう違うのかというと村正の世界での雷刀は「剣を肩へ担ぐように構えた」とありますが、現実の雷刀は肩の上ではなく頭の上に担ぐ姿勢のことを指します。
作中のCGで説明するなら第四章のVS雪車町の金翅鳥王剣(インメルマンターン)の件で出てくる笹木純蔵のCGがそれに近いでしょうか。
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一応書いておきますとCG中の文章にもある通り上に写っているのは小野派一刀流のキャラクターなので、新陰流の雷刀ではありませんがイメージとしてはこういう感じです。
実際にはもうちょい刃が縦筋ですが現実の雷刀に近いのはこちらですね。

第五章の景明さんと首領の対決シーンの地の文によれば、作中に登場する新陰流は柳生新陰流六波羅派という流派だそうなので「現実の構えと違うじゃん!」と言っても「そもそも現実の新陰流と違うんだよ!」の一言で終わりですがこの記事では何故違うのかを考えてみたいと思います。
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なぜ構えがこうも違うのでしょうか?
理由はやはり『装甲悪鬼村正』の世界とは切っても切り離せない存在、劔冑があるからでしょう。

そもそも劔冑の主な戦場は地上ではなく空中です。
合当理により空を飛び双輪懸するので、腰の力と言いますか臍下丹田をあまり有効活用できないことは作中でも説明されていますね。
双輪懸において大切なのは推進力なうえに、武者同士がぶつかる姿勢も地上の剣戟のように立ったままというか臍をお互い向き合わせたままではなく、うつ伏せのような姿勢で顔は相手に向け剣を担ぎ空を飛んですれ違いざまに斬るというものでした。

この戦闘方法において現実と同じ雷刀で構え太刀打ちした場合だと、刃が相手の急所に届かず致命傷を与えられないからだと私は考えます。
頭はおそらく劔冑の中でも相当硬いであろう兜により守られていますし、そのまま振り下ろしてもダメージを与えられなさそうです。

その点、村正世界の柳生新陰流六波羅派の雷刀なら右肩に担いでいる分振り下ろせば首筋を狙えます。
首筋は駆動部分であり、守りが薄いと復讐辺の景明さん対獅子吼の戦いで説明されていました。
頭の上に担いでいる姿勢からも腕を返せば首筋を狙えるはずですが、それだと腕を返すという一挙動を要求されることになり高速で斬りあう双輪懸においてそのワンモーションが致命的な隙を生むのではないでしょうか。

それにより村正世界では雷刀が上のCGのような剣形になったのではないかと考えます。

初回の記事はこんなもので失礼します。
不定期更新のため次回は未定ですが、長期休暇に入る8月からがメインの更新期間になるでしょう。

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