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February 07, 2012

旧正月の終わり―ガイ・ザム 元宵節

旧暦の毎月1日と15日は菜食、という習慣を守る人々がいる。
この習慣はもともと仏教の習慣に由来したもので、それらの日にはお寺に参拝する人も多い。

各家庭では先祖をまつった神棚に花・果物・料理を奉げ、線香を炊き、家の土地の神様と先祖に祈りをささげる習慣が色濃く残っている。(これに便乗して、毎月1日・15日前後は果物の値段が吊り上げられる…。)
特に旧暦15日はngay Rằm (ガイ・ザム)と呼ぶ。

新年が明けた毎年1月15日は元宵節(げんしょうせつ)と中国では呼ばれる、お正月のしめくくりの日。
旧暦1月15日のngay Rằmは、どの月のngay Rằmよりも重要視されている。
いつもはゆでた鶏肉(ライムと香草・塩をつけて食べる)、おこわが必ず神棚にささげられるのだが、旧暦1月の15日だけは肉類は奉げられない。

また、多くの家庭では亡くなった先祖が黄泉の世界でも無事に過ごせるよう、お金やたばこ、服、靴、馬、家など(最近ではipadや車なども)を模した紙細工もささげ、最後には道端で燃やしてしまう。
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これでもか、というぐらいに紙でできた服を円状にならべ、その上に金(に似せたもの)、昔の紙幣、ベトナム紙幣、100ドル紙幣、(以上すべて偽札)、現在の紙幣を重ねる。

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僧侶を呼んで読経してもらう家もあるが、少ない。

私が行った家の中には、読経をしてもらった後に捧げていたおかゆのおさがりを頂く家もあった。
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驚いたのは、おかゆの食べ方。彼らはベトナムでは珍しく具のないおかゆに、砂糖をたっぷり入れて食べはじめた。その際、一本のおはしで食べるのが儀礼後の慣例なのだそうだ。


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February 06, 2012

パーソナルスペース

ベトナムではつくづく、パーソナルスペースがとても近いと感じる。

ふつうの友達どうしでも、女性同士ならば手をつないだり腕を組んだりするし、
バスに乗っていても他人との物理的な距離が近い。
バイクで2人乗りするときも、ベトナム人どうし、かつ知り合いどうしならば、男女問わず運転手にピタっと背後の一人がくっついて座る。
カップルどうしの密着ぶりは、文字通り、いつでもどこでも一心(かどうかはわからないが)同体、という感じ。

ずいぶん前に日本人同士の二人がバイクで並走していたところ、
後ろから来たバイクの兄ちゃんは私たちの間のバイク一台分の隙間をぬって抜かしていった。

人込みでは、わざわざ(?)人の背中や肩をこれでもかというぐらい押しのけて前へ進もうとする人が多い。

旧正月をすごすためにド田舎に移動していた夜行バスの中のこと。
隣に小さい子供を連れた女性が座った。隣が女性で安心したのだが、 それはそれで難儀なパーソナルスペースだった。。
母親の膝に抱えた幼子が寝転がりだしたため、私の片膝に頭をもたれさせてもいいよ、と母親に合図。
ここでは赤の他人が子供の面倒を見るのも当然のことだし(例えばこのバスではキップ切りの青年が客の子供を膝に乗せ、世話をしていた)、
これからの長旅を過ごす母子を思いやってのことだった。
しかし…だんだん母親自身も私にもたれかかるようになり、数時間後にはバスが揺れるたび「ドン!」と勢いよく体重をかけてくる。
だが、私の肩は男性のように彼女を支えきれるはずもなく、ずるずると落ちては再びドンと追突してくる…という繰り返し。 しまいには、私の膝は幼子にも好かれたらしく、肩には母親、膝には子供、どちらも赤の他人…という状態に。
このパーソナルスペースは「密接距離」、すなわち「ごく親しい人に許される空間」にあたるらしい。
母親、お菓子くれたけどマジ勘弁。


ハノイでバイク一台に一家4人が乗っている姿はよく見たが、このド田舎(ベトナム・ラオスの国境地帯に近く、多くの家庭では父親が海外に出稼ぎに出ている。みんな素朴で心が豊かな人ばかり…)では、私自身もバイク四人乗りをせねばならなくなった。
しかしその4人は一家ではなく、年頃の男女。


田舎の家は暖房設備があるはずもなく、風通しのいい土間の農家だった。
もちろん風呂は沸かしたお湯を汲んで浴びる方式。トイレは一応小屋があったが。
そんなお宅にて、夜はクイーンサイズのベッドで大学生の女の子二人&私の3人で、ひとつの毛布を共有して眠る。
クイーンサイズのベッドといえども、女の子どうしといえども、パーソナルスペースがせまい。
隣の女の子が寒さのせいか抱き着いて(変な風にじゃないよ)きたときにはどきどきしてしまった。―というのは冗談で、振り払いたいのに振り払えず、目がさえてしまった。


(以前、イギリスで「イギリスで痴漢がほぼいないのは、挨拶の時にハグすることが多い、それだけ男女が触れ合うからだ!」と言っていた日本人留学生のおにーさんがいたが、
だからといってベトナムで痴漢がないのかというと、それは別問題のようだ。)


帰りの鉄道では運よく寝台車の切符を購入。しかし、6人部屋に入ると子連れの家族が3組。
2人の子供を連れた母親が、「一つのベッドの切符しかないから、下の子どもの面倒を見てくれません?お宅、夫婦のベッド二つの切符があって、子供は一人でしょ?」と別の家族に聞いていたが、断られていた。
わたしとも目が合ったが、今回は睨み返して、冷たい海外の若者になったとさ。


naralan at 23:30|PermalinkComments(0)

June 15, 2011

車の免許

おぼえがき

ハノイでの自動車の免許証の書き換え&それをもとにしたベトナムバイク免許(~175cc)取得の流れ。この場合、バイク免許取得のための筆記試験が免除される。

ハノイ市交通局(So giao thong van tai Ha Noi: 16 Cao Ba Quat)内、外国人向け免許書き換えの手続きを行う部屋に行く。
(2011年4月時点では門から入って左手の建物2F。書類受付は平日8〜11AMのみ)


書き換えのための申請書類(2部)を手に入れる
書類には写真(3×4)、氏名・住所・パスポート&日本の免許証番号などを書き込むほか、ベトナムでの所属機関からの印・署名が必要。
この印は写真の上からも押してもらう。これを書類Aとすれば、

書類Bは日本の免許証のベトナム語訳版。
並行して、公証機関で日本の免許証のベトナム語訳を2部ずつ依頼。

AとBに加えて
Cパスポート・ビザ・免許証のコピー2部ずつ
D写真(3×4)3枚
を用意し、提出。 

ネット上の体験談や大使館で入手した案内ではこれでよいはずだったが、交通局ではさらに
パスポート中の入国スタンプのページのコピーと、日本の公安委員会へ提出する(らしい)「同意書」をそれぞれ2部ずつコピーし、書き込むよう指示された。
コピーは交通局向かいにコピー屋がある。

これらの書類を提出し、3万ドンの作成料を支払い、ようやく、中5営業日を挟んだ翌金曜午後に免許証を取りに来るように引換証をもらえる。
同じ事務所で指定日に免許証を受け取れた。期限は、日本の免許証と同じ。


この免許証をもとに、バイクの免許を取得…さらに道のりは長い。

バイクの場合は科学研究・訓練センター(Trung tam nghien cuu khoa hoc va dao tao: 1 Quoc Tu Giam)で申請用紙を2部購入。3000ドン。


まずは健康診断。
購入した申請書内の健康診断書を持って、健康診断へ。大きな公立病院ならだいたいOKかと思う。
たとえばBM病院はOKだった。
どうやら、免許や学校・職場への提出書類用の健康診断はそれ専用の窓口に集められているらしい。
BM病院の場合、入り口入って右手に曲がったところに窓口がズラっと並んでいた。
最初は間違えて内科の建物に入って「健康診断を…」とお願いしていたら、外国人向けの診療室に通され、さんざん待たされた挙句言われたのが「ここはこういう健康診断はしてない。会社を通してのものだけ」と告げられる。
先に健康診断を受けたことがある先輩に再確認して、ようやく正しい場所を把握したのだった。。
(こういうことが重なり、1日を棒に振ることが多い。)
健康診断は体重、身長、視力、問診。しかしどれも適当、簡単。
ここでは10ドル支払う(外国人は10ドル、ベトナム人は5万ドン(約200円)。)
医師のサインをもらった後、さらに別の建物に行ってもう一人の医師から署名をもらうよう指示される。
これで健康診断終了。


次に、バイク免許申請書に書き込み、写真を貼る。さらに写真は8枚用意する。
※この写真、かならず襟付きの服を着るように。私は始め、襟のない服の写真を用意したところ撮り直すよう指示され、あわてて事務所近くの写真屋に駆け込んだのであった。


パスポートの翻訳。公証機関で2通作成してもらう。


所属機関からの紹介状を依頼。これも2部作成。


さらに、パスポート・ビザ・ベトナムの自動車免許証のコピーをそれぞれ2部ずつ用意。

AからEまでを提出し、2万ドン支払う。

後日、実技試験日を電話で知らされるとのことだったが…4日待っても連絡がないので直接問い合わせ。
何事もなかったかのように試験日を告げられる。
だいたい土曜日に実施されているらしい。
パスポートと自動車免許を持ってくるよう言われた。

実技試験は・・・
科学研究・訓練センター横で実施。まず集合教室に集まり、説明を聞く(聞いている人はいないようだったが)。
名前を呼ばれたら書類を取りに行き、計7万ドンを支払う。
実技は8の字さえクリアすれば簡単なコース。終了後すぐに免許の引換証を受け取る(実技に合格した場合)。
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実技試験から引き取りまでの日数は10日ほど。

引き換え日、同じ事務所で免許を無事に受け取る。
バイクの免許は、有効期限の記載がなかった。

この手続きは、とにかくまとまった時間で一気に手続きできず、実に煩雑。
また、「外国人むけ」の料金や手続きの部屋があるものの、ベトナム語しか通じないので、ベトナム語ができない場合は絶対に代理人が必要です。時間の融通が利かない人にとっても、代理人を立てるのがベストでしょう。

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実技試験場には…「受験者用バイク駐輪場」が。みんなバイクで受験しにくるのが前提なんですな。

naralan at 01:47|PermalinkComments(0)

February 17, 2011

旧正月

ベトナムでも2011年は2月3日、新年を迎えました。こちらで正月はテトtết [節] といいます。

こちらで新年明けてからの人々の挨拶、「あけましておめでとう」の次は「今年もよろしく」ではなく、「あなた(と家族)の健康、幸運、成功をお祈りしますといった言葉を交わします。
(健康、幸運…云々は好きな言葉をあてはめる。)素敵。

旧正月を迎えるための準備として…
ハノイをはじめ、北部の人々は大きな桃の木や金柑の木を買い(もしくは田舎から取ってくる)家におきます。
これが、ベトナム中部・南部になると、桃の木ではなく黄色い梅の木(日本の梅とは異なる)になり、金柑や桃は姿を消してしまいます…
こうして門松や注連縄飾りのようなものを用意し、
人々は年末年始にかけて玄関近くの居間に親戚や友人などを迎え、(訪問し)お茶とお茶菓子を出してもてなします。
お茶菓子にはいろいろ種類があって…基本、果物の干菓子やナッツ(ココナッツの砂糖漬けとか。ピスタチオとか。ショウガの砂糖漬けとか)。

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今年は厳しい寒さのため、桃はあまり見られず…。

元旦は基本的に父方の家族を訪ね、挨拶・ご飯を食べ、
2日目に母方の家族を、3日目から友人宅をまわるーというのが一般的らしい。

それから、それから、お年玉。ベトナムでは、お年寄りや会社員ももらうんです。働いている人が子供とお年寄りに配って、経営者が部下に配る場合もあるんだと。おめでたい。
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年末になると、私の住む学生街からはどんどん人影が少なくなり…
正月5日目ぐらいまではいつもの喧騒がうそのよう。
それも街へ出ればあいさつ回りの人々でごったがえしていました。

naralan at 14:28|PermalinkComments(1)

February 02, 2011

年越し

今日は、陰暦では大晦日。
ハノイの家々では先祖を祀った祭壇に花や果物やお酒を捧げているせいか、お香を焚く香りが漂ってきています。
そんな年越し前の午後6時。

naralan at 20:10|PermalinkComments(0)

January 09, 2011

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日本ではなかなか味わえないベトナム料理として―鍋。
lẩu thập cẩm
直訳すると、「さまざまな物が入った鍋」。五目鍋?

ハノイは現在冬―コートを着ても冷える日が続く毎日にぴったり。

鶏ガラ・トマト・スターフルーツ・パイナップル・ハーブなど入った甘酸っぱい+少し辛みのあるスープに、
貝・エビ・イカ・鳥・牛・豚・白菜・菊菜・こちらにしかない青菜・セリ・揚げ麩・豆腐…などを投入。
バイン・ダーと呼ばれる、フォーのような米麺やインスタントの乾麺でしめます。

フライドポテトや揚げたとうもろこしがメジャーなつけあわせ。
こちらのフライドポテト、じゃがいもの味が甘くておいしい。

写真はとあるご家庭でごちそうしていただいたときのものです。


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January 08, 2011

2011年到来

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あっという間に2011年が明けてしまった…

クリスマス前から年末年始にかけ、大学時代の友人A・友人Bのお母様・友人Cをそれぞれ迎え、感慨深い年明けを迎えました。
とはいえども、ベトナムは旧暦でお正月を祝うので、全く新年気分は味わうことができません。
気分も、まわりの雰囲気がそろってこそつくられるものなのかもしれません。

以前、「5年前の自分が、今の自分をつくっている」という言葉を聞いたことがありましたが―まさに5年前はロンドンで大学の先輩と新年を迎えていました。
ハノイに来た友人ABC、ロンドンでの先輩はみんな同じサークルの仲間。
5年前も今年も、海外で同じサークル仲間と正月を迎えるとは…なんだか因縁を感じます。

ロンドンに来て下さった先輩とは、2年前に突然、永遠にもう会えないことになってしまいました。
先輩の分も、いや、それ以上に人とのつながりを大切にできる一年にしたいものです。

naralan at 23:50|PermalinkComments(0)

December 08, 2010

焼き芋

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焼き芋!ベトナム語も、「焼き芋」。
文字通り、網の上で炭火焼。
うまい!
とうもろこしも同じ場所で焼いていたので、芋はとうもろこしの皮にくるんでくれた。
近所の路上にて、この季節のもうひとつのハノイの風物詩。

naralan at 09:09|PermalinkComments(0)

November 25, 2010

ゆでとうもろこし

自転車の荷台に籠に入れた大きな鍋をくくりつけ、何かを売り歩くおばさんたち。
だいたいおこわが多いのだけれど―今日はゆでたとうもろこしを売っていたので4000ドン(約20円)で買うことに。
ハノイの秋の名物。

日本で見かける北海道産のものよりずっと薄い黄色で、甘さは控えめ。

naralan at 00:53|PermalinkComments(1)

November 18, 2010

焼肉

このブログ、完全に食べ物日記になっていますね。

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ベトナムの焼肉。

マーガリン(と油)で焼きました。
塩・コショウ(と唐芥子少々)にライムを絞ったタレにつけて食べます。

最後はパンも焼きました。
こぶし大ぐらいの瓶に入ったマーガリンを1瓶使い切りました…




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画像が悪いけれど、ココナッツゼリー。
白い部分と透明な部分の二層に分かれている。
さっぱり、美味。旧市街の北の端にある店です。
マンゴーゼリーも、プリンも、ヨーグルトも美味な店。



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