2006年06月21日

モンゴル公演 初日

平成18年6月7日〜10日
モンゴル建国800年を記念し、NPO奈良能石原理事長を団長として、日本の伝統芸能「能」モンゴル初公演を首都ウランバートル国立文化宮殿で行った。
一行は関空よりソウル経由で石原団長以下12人、成田より直行便で7人の合計19人
6月7日 初日
関空組の出発直前、ソウルからウランバートルに飛行機が飛んでいないとの情報が入るが、とりあえず行ってみるしかないとのことでソウルへ。
当初よりソウルで乗り継ぎが3時間あったが、ウランバートル天候不良の為とのことでソウル出発が午後6時35分から午前2時に延期!
これが前途多難の幕開けでした。
どうしようもないので、コーヒーを飲みながらセッセ、セッセと「石橋」で使うボタンの花造りに精を出す。

ソウル空港1ソウル空港2

ソウル空港3ソウル空港4

ある程度して夕食、それでもまだまだ時間はたっぷりあり!、仕方がないのでホテルで休憩。
ホテル代節約のため日が変わる前にチェックアウト、あとはロビーで出発待ち。
ところがしばらくすると出発が午前2時から午前3時に!。それがすぐに午前3時半に!!!。
すると添乗員さんに情報が入り今日の便はキャンセルになった。ウランバートルから飛んで来ないと!
一行あきらめチェックアウトしたホテルに舞い戻り睡眠を取ることに。
その寝入りばな、ドアーがノック、すぐ起きて!ウランバートルから飛行機が飛んできてすぐ出発すると! なにぃぃ〜
一行バタバタとロビーに降りていくと、寝る前はガラーンとしていた出発ロビーにどこからか現れた人が一杯!

ソウル空港5

搭乗後すぐ空いている飛行機右側の窓座席をキープ
機内よりの朝日  窓から見る景色はやはりモンゴル!砂漠だ!
機内にて朝日機内にて砂漠

文責 舞台担当Y

2006年06月16日

モンゴル公演 2日目

6月8日 2日目
当初3泊4日の旅公演が2泊4日になったしまった。
ようやくチンギスハーン空港に到着。皆疲れた様子だが、気持ちはこれでようやくモンゴル公演が出来ると強い日差しにもかかわらず冷たい風で気持ちが引き締まる。
T氏は慣れぬ面箱持たされ緊張!

チンギスハーン空港松本現地受け入れニンジンさんと添乗員さん


ようやくバヤンゴルホテルについた一行

バヤンゴルホテル

石原理事長と櫻間右陣さんらは、休憩する間も無く直ちに日本大使館へ表敬訪問

日本大使館表敬訪問

居残り組は部屋に入って東京組と合流。彼らに慰められるが東京組も出発が5時間遅れとのこと。早速またもや「石橋」で使う花作り!。疲れたと言ってる暇なし!

花作り1花作り2

午前10時半に花制作完了。日本大使館から帰ってきた石原理事長・櫻間右陣さん他一部の者がガンダン寺挨拶と会場下見に向かい、残りは国立文化宮殿へ下見と「石橋」で使う一畳台とボタン花の、作り物製作に分かれる。
モンゴル現地情報がほとんど日本には入ってこず、ガンダン寺管長挨拶前に奉納会場を下見した結果、高さ26mにも及ぶ観音様の真ん前で奉納したいと希望したが、ガンダン寺では観音様に対する法要はいつも外で行ってるとのことで、それに従うことになった。
また、訪問団に対して特別な配慮をしてくれたようで、先に面会約束していた遊牧民に割り込みさせてもらい、なおかつそのあとのモンゴル大統領!面会時間をあとに延ばしてもらったようです。
奉納に来ていた遊牧民と記念撮影。お互いの民族衣装の対比が!。
訪問団挨拶あと、管長挨拶に行った遊牧民が待合室に残した帽子

ガンダン寺本坊入口遊牧民

遊牧民と記念撮影ガンダン寺管長と記念撮影

遊牧民の帽子

国立文化宮殿に向かった一行は、制作を頼んでいた一畳台の確認とボタンの花制作。
一畳台は穴の部分が少し違っていたが、日本から持ち込んだ角材で何とかOK。

国立文化宮殿下見と花制作国立文化宮殿下見と花制作2

しかし舞台が大変な状況でした。床は日本では考えられない痛みようで、舞台部分のみにリノリュームが貼ってある。これではダメと現地スタッフに言うとそれではと絨毯を出そうとするが、大きさが合わず、困った状況に陥った。
日本から持ち込んだパンチマットの見本を見せると、現地通訳のニンジンさんとそのご主人がそれに近い物が「ザハ(何でもある市場)」にあると。ただそこは非常にスリが多く危険だと。
行くしかないので、石原理事長と舞台担当Yだけが財布他狙われそうな物を預け、少しだけのお金をポケットに入れ「ザハ」に向かう。
ニンジンさんとご主人に前後を挟まれ早足で探すと、何とか使えそうな紺色のフェルトを見つけ購入した。しかし日本では店にも並ばない品質の悪さ!。ここでの写真はあまりにも危険とのことで写真撮影は出来なかったが、靴底だけを売っていたり、バスの天井に山ほど荷物を積んでいたりと現地の生活感が感じられおもしろく感じた。
合流するため一度ホテルに戻り、観光組バス待ちの間、手をつなぎあった民族衣装の老夫婦をパチリ。

ウランバートルモンゴル人夫婦

その後ザイハントルゴイの丘に向かい、他のメンバーと合流する
ザイハントルゴイの丘はソ連軍の功績を称えた記念碑で、非常に風が強く、階段登る時は、風に対して体を傾けないと吹き飛ばされそうになった。

ザイサントルゴイの丘1ザイハントルゴイの丘2

夕食会場向かうバス中から、設置中?修理中?のゲルを見る。設置撤収が簡単に出来るので、日本で建築現場にあるコンテナハウス感覚のようだ。
また町の中を太いパイプが縦横に走っているが、これは通訳さんによると発電所から各家庭に5月初めまでは温水を供給するための物とのこと。

ゲル製作、修理中?温水パイプ

現地民族料理の夕食会。一行明日の本番に向け結束を固め乾杯する。
民族料理はそんなに臭くなく食べやすかったので、通訳さんに聞くと外国人用には味を変えてないとのこと。すぐ現地食になじむYでした。

民族料理夕食乾杯民族料理夕食2

民族料理夕食3民族料理夕食4

民族料理夕食5民族料理夕食6

民族料理夕食7民族料理夕食8

夕食後楽しみにしていた民族舞踊観劇に向かう。
日本の仮面劇「能」とモンゴルの仮面劇の共通点は!?
民族唄「ホーミー」は喉歌と言われ声帯を震わせ気管・胸郭・口腔を共鳴させ音を出し歌う。オルテンドー(長唄)は日本の馬追唄「追分」に良く似通ってると石原理事長に教えてもらう。
途中、朝青龍ではなく白鳳の大きい看板!
路上の本屋さん

白鳳看板露天の本屋さん

民族舞踊観劇1民族舞踊観劇2

民族舞踊観劇3

民族舞踊が終わったのが午後9時半。しかし緯度が高いので日本の感覚では今の午後6時頃の明るさでした。



文責 舞台担当Y





モンゴル公演 3日目

6月9日 3日目
旅行に行くと早朝散歩をし町を楽しむことにしているが、ウランバートルの町はアジアの町のように早朝から賑やかなことはなく、割とガラ〜ン。
ホテルから15分歩けばスフバートル広場、今夜の公演を行う国立文化宮殿までブラブラ歩いていきました。
今夜公演する能の看板と、右側の写真で左側の建物が公演する国立文化宮殿です。

朝散歩看板朝散歩国立文化劇場オペラ劇場

朝散歩スフバートル像朝散歩メンバー

朝散歩トロリーバス

朝食後、朝青龍の切手を買いに郵便局まで行きましたが、9時頃になってようやくウランバートルの町は人が動き活気が出てきました。右側の写真はバスチケット売り場+コンビニ?

朝切手購入朝散歩帰り道バスチケット


午前11時からガンダン寺奉納を行いました。
石原理事長の言葉で現地の習慣に従うようにとのことでしたが、土足で上がっている絨毯なので、演者さんの足袋は奉納が終わったら真っ黒に!。

ガンダン寺奉納準備1ガンダン寺奉納準備2

ガンダン寺奉納管長挨拶ガンダン寺奉納1

ガンダン寺奉納2ガンダン寺奉納3

ガンダン寺奉納4ガンダン寺奉納5

ガンダン寺マニ車ガンダン寺金堂

ガンダン寺金堂コマ犬

昼食後舞台準備開始。
日本から持ち込んだ51kgにも及ぶ能柱等を荷ほどきし、前日ザハで仕入れたフェルトシートの敷き込み、橋掛かり・柱の仕込みです。
T氏、I氏、T氏が観光にも行かず手伝ってくれましたが、やっぱり時間がかかりました。お陰で照明シューティングがきっちりと出来ず、演者さんには迷惑をかけてしまいました。原因は言葉が通訳さんを介してなので時間がかかり、またライトが上・下手均等に無く、球も切れていたり首が振らなかったりと設備が悪いためでした。
音響担当のI氏も、日本から持ち込んだバウンダリーマイクを設置しバランスをとるのに苦労をしてたようです。
10分だけ開場を延ばしてもらいようやくOKにこぎ着けましが、現地は板付きでの公演は無いようで、数回僕に緞帳(そんなたいした物では無く、ただの幕)を降ろさなくて良いのか聞いてきましたが、OK、OKと返事!

国立文化宮殿能舞台完成


開演前にテレビ取材があり、エントランスには日本文化交流募金箱も設置されました。いよいよ開場です。

国立文化宮殿テレビ取材国立文化宮殿入口

国立文化宮殿募金箱国立文化宮殿案内

国立文化宮殿 開場

在モンゴル日本大使、国会議員、モンゴル文化教育科学省文化局長、石原理事長の挨拶あといよいよ始まりました。最初は「羽衣(はごろも)」です。

国立文化宮殿羽衣1国立文化宮殿羽衣2

次はワークショップです。日本と違い何人もの手が上がりましたが、3人だけ舞台に上がって体験をしてもらいました。客席では興味津々の様子です。

国立文化宮殿ワークショップ1国立文化宮殿ワークショップ2

国立文化宮殿ワークショップ3国立文化宮殿ワークショップ4客席

続いて、苦労を重ねたボタンの花の付いた一畳台を置いて「石橋(しゃっきょう)」の始まりです。

国立文化宮殿石橋一畳台国立文化宮殿石橋

公演終了後楽屋にお客さんが訪ねてこられ、やはり面に興味津々です。
手間がかかった舞台ですが、フェルトシート、柱、一畳台、ボタンの花は現地で破棄処分を依頼しましたので撤収はあっという間!
最後に現地スタッフと記念撮影してお疲れ様〜
終わりました。ヤレヤレです。

国立文化宮殿公演後国立文化宮殿演者関係

国立文化宮殿スタッフ+現地スタッフ

夕食会と打ちあげを午後10時半頃から行いましたが、アトラクションとしてモンゴル、オルティンドー(民謡、長唄?)歌手ホンゴルズル・ガンバータルさんに歌って頂き一同疲れも吹き飛び感動物でした。
彼女は、ヨーヨ・マの「シルクロード楽団」のメンバーでロンドン公演等もしているモンゴルではトップアーティストです。

打ちあげ夕食会1打ちあげ会2

打ちあげ会歌手ホンゴルズル・ガンバータル
打ちあげ終わったのが午前0時半頃、バスに乗り込む時夜空を見上げましたが、やはり町の中なので満天の星空とは行かず残念!
ホテルに戻りスリにあってお金を無くした僕とみんなのためにと、櫻間さんが買ってきてくれた岩塩を金槌で割り一行に分けました。元のサイズはこれの4倍だったそうです。

岩塩


文責 舞台担当Y



モンゴル公演 4日目

6月10日 4日目
東京組は仮眠をとって早朝4時起床で日本に帰っていきました。関西組は午後2時半発なのでゆっくりです。
昨日舞台作りでお土産を買うことも出来なかったのですが(お金はこの時点で一文無しになっていましたので買うことは出来ません!)、せっかくだからとモンゴル草原ミニツアーに5人と通訳さんで出かけました。
タクシーで30分も走ると人家は無し。まさに草原!、まさにモンゴルです。
車の通行も少なく、途中の道には牛が!
行った先はツーリストキャンプです。
当初モンゴルに行こう!満天の星空見に行こうと誘われ、のってしまったゲルの場所です。
次回来る時あれば、ここに泊まろうと石原理事長に言いましたが、果たして文化庁は補助金くれるのでしょうか!。

草原ツアーゲル入口草原ツアーゲル中

草原ツアーゲル天井草原ツアーゲル記念撮影

ゲル見学の後、放牧している羊を見にチョコットだけタクシーに乗りましたが、何と運転手さんは、道を走らず草原の中を!

草原ツアー草原にて2草原ツアー草原にて4

皆モンゴルを実感!。どこを向いても人なし、車なし、家なし、木なし、草原だけ!。
U氏が持っている骨は通訳さんによると狼に襲われた羊の骨とのこと!

草原ツアー草原にて1草原ツアー草原にて3

飛行機の時間が迫っているのですが帰り道、道端にタクシーを止め、日本では動物園にしかいないヤク見物です。ついでに記念・・・・!。

草原ツアー帰り道ヤク1草原ツアー帰り道ヤク2

舗装はしていますが、メチャ飛び跳ねたキャビンから撮った写真です。
行く途中もいましたが、帰りにもまだ道に痩せた牛が!

草原ツアータクシー中より1草原ツアー帰り道遊牧民ゲル

草原ツアー帰り道遊牧民ゲル2草原ツアー帰り道遊牧民ゲル3

草原ツアー帰り道 道に牛

2時間半だけのモンゴル草原ミニツアーでしたが、大満足で約束の時間にホテルに戻り、日本へ。
チンギスハーン空港からの飛行機は予定通り飛び立ちましたが、ソウル空港でまたもや日本への飛行機が搭乗待機中と!。皆顔を見合わせ勘弁してよ〜。
しかし30分遅れだけで飛び立ちヤレヤレで、帰国の途につきました。
しかし1人だけ残務処理に残ったK氏は、翌日モンゴルからの飛行機出発が遅れてしまって日本への乗り継ぎが出来なくなり、ソウルで一端入国、ホテル泊まりになったとのこと。最後まで飛行機に振り回されたモンゴル公演でした。

文責 舞台担当Y