日経レストランオンラインより

結論:細かい部分までチェックを怠らない

まず、面接前にチェックできるポイントが2つあります。
1つは電話で面接を申し込んできたときの受け答え。きちんとした言葉遣いができているかどうか。もう1つは面接の当日、遅刻せず来るかどうかです。

面接の際はできる限り個室を確保したいものです。
そして最初に「よく来てくれました。ご苦労様です」と優しい声をかけます。その後は約1分間、世間話や「面接場所までどうやってきたか」といった雑談をしましょう。
相手が話しているときは、相手の目を見てうなずきながら聞きましょう。
応募者は「真剣に聞いてもらっている」と安心し、リラックスするので、面接担当者は応募者の素に近い姿を見られます。同時に、態度や身だしなみのチェックも忘れてはいけません。

次に、手元に履歴書を用意し、相手に名前、住所、生年月日などを言ってもらいます。
身分を偽って働こうとする人もいるので、身元確認を怠らないことも必要です。

飲食店のスタッフとして必要な明るさや元気のよさ、動作の素早さがあるかどうかもチェック。
気働きや機転の利き方を見たい場合には、「このお店をどう思いますか」といった、ちょっと考えさせる質問をしてみましょう。

採用後、しっかり働いてくれるかどうかを見極めるポイントはいくつかあります。
1.仕事や学業に対して目的意識を持っているか
2.やる気があるか
3.トレーニングしやすく、他の従業員とうまくやっていける順応性があるか
4.希望する勤務日とシフトに無理やムダがないか、など。

1.目的意識を確認するには、今後の抱負を聞くだけではダメ。
「頑張れますか?」と聞かれて「頑張れない」と答える人はいません。
これまでのアルバイトや部活動などでの苦労話やその克服方法を聞くことで、採用後に応募者が同じような状況に遭遇したときに取る行動を予測できます。

2.やる気は「何のためにこの店で働くのか」「お金が欲しいのなら、いくら必要か」という質問である程度分かります。具体的な目標や目的があるほど、しっかり働いてくれるはず。

3.順応性は、例えば「店長と気が合わない」などを理由に頻繁に勤め先を変えている人は根気がなく、雇っても長続きしない懸念があります。また、アルバイト生活に慣れすぎというのも考えもの。前の勤め先と比べて不平をもらしたり、力の抜き方を覚えていることがあるからです。

4.シフト適合性では、週に何日、何時間働けるか、通勤時間と交通費など実務的な内容を聞きます。また「勤務日以外に急に出勤をお願いした場合、対応してもらえるか」の確認も忘れずに。
「できる限りは」とか、「都合がつけば」といった答えならいいですが、明確に「ノー」と言うようでは、働き始めてからほかの頼みごとをしても融通が利かない可能性があります。

また、応募者別のチェックポイントとして、高校生は親の承諾を得ているか、主婦は子供の有無も忘れずに確認しましょう。
こうした質問項目をまとめて面接チェックシートを作り、面接時は必ず手元に用意すると応募者全員に同じ形式で質問できるため、合否を決めやすくなります。

相手のことを聞いた後は、店の営業や仕事内容をきちんと説明します。その際、仕事の厳しさなど、言いにくいこともしっかり話しておく事が必要です。面接は、こちらが採用を決めるだけでなく、相手が勤めるかどうかを決心する場でもある事を忘れないように。

合否はその場で伝えないようにし、不採用の場合でも相手に不快な思いをさせないように扱います。応募者も未来のお客の1人です。丁寧に対応しましょう。

人材難、採用難の今だからこそ、より店にあったスタッフを採用したいもの。短時間の面接で応募者と店との相性を見極める目を持つことがこれまで以上に求められています。
(以上、記事より)


飲食業向けのパート・アルバイト採用時の注意点に関する記事です。
ひとつひとつの事象を読んでいると「あぁこんなの当たり前だよ」と感じたのではないでしょうか。
この当たり前だと感じた事を、本当に現場で実践できているか振り返ってみてはいかがでしょう。
100%カンペキ!であれば問題なしですが、ひとつふたつは実践できてない事が出てくるかもしれません。
自分もそうですが「当たり前」と思っている気持ちに、油断や抜けがある事が間々あります。

違う業態や職種に関するものでも、仕事に役立つヒントはたくさん隠れているものです。
たまには異業種や異職種からヒントをもらう事も大事かもしれません。


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