オンナの本性を教えましょう。
その201、 ≪52≫ヒートエンジェルバージンかおり、パート2
栃木県、湯西川温泉「B」――――
湯西川温泉、30年ほど前は、ここにたどり着くには、狭い道と絶壁を見下しながらのスリルあるドライブをしなければならなかった。
秘湯感溢れる温泉だった。
今では、トンネルができて、道幅も広くなり、スイスイと走れる。
湯西川温泉も、甲子温泉もトンネルができて、難なく行けるようになった。
甲子温泉だってすれ違えないようなクネクネ道を登ったどん詰まりにある秘湯中の秘湯だった。
日本全国から秘湯が消えていく。ワシは、便利になると逆に寂しくなる。
日本間の部屋に通されて、浴衣に着かえる前に、お茶を飲む。
かおりさん、緊張して落ち着かない様子。
何か動かないと間が持たない。
ふたりは窓際に何となく立つ。彼女が口を開いた。
「あれは吊り橋ですね」
ボクもオウム返しに、
「吊り橋があるねぇ」
ヘタに何かしゃべると、空気が違う方向に行きそうで、ボクは彼女の背後から、そっと抱き締めた。
黒髪の匂いがする。
ボクは彼女の頬に自分の頬をつけたくなり、正面から抱き締めた。
彼女のからだは硬直しているせいか、硬かった。
ほっぺも硬く、彼女の顔がリンゴのようになぜか感じた(笑)。
彼女の心臓の速い鼓動がボクの胸を突くように伝わってくる。
これが、なんだか、可愛くてエロチック。
(鼓動に官能を覚えたのは初めてだな)
ボクはゆっくりと彼女を畳に寝かせ、上から抱き、キスをした。
なんとキスの新鮮で官能的なことか。
処女の唇は初めての果物を食べるかのよう。
スカートをおなかの上までめくり、パンティの下に手を滑らせた。
(すごい!処女でもこんなに濡れるんだ)
驚いた。熱くぬめった愛液がこんな可憐な処女の割れ目にも用意されているとは・・・・。
処女膜はちゃんとある。
愛液で滑る性器、だから、膜はすぐに指で確認できた。
オナニ―もしたことがない無垢の処女が愛撫だけでイクだろうか。
彼女にとって、初めての男との接触。これを興奮の極みまで高める。
このチャンスは二度とない。
ボクは好奇心旺盛で学究肌の男。試してみたくなった。
(そォ~っと、そォ~っと、細心の注意を払って・・・)
ボクは、ソフトにかおりさんのクリを愛撫した。
声は上げないが、顔は耳まで赤くなり、うっとりとしている。
途中、彼女に、より刺激を与えるためと、ボク自身が視覚的に彼女の体の変化を楽しみたいため、全裸にする。
急にいきみ始め、顎をのけ反らせて、一見、苦しそうな顔をする。
腹、太腿、すべての筋肉が硬直。盛り上がり、すべてが性器に集中。
「こいつ、すごい! 処女のくせに・・・・、うわわわっ、こりゃ、イクぞ、イクぞ」
愛撫を始めて約20分後、
腰を浮かせ、弓のように反っくり返って脚をピッタリと閉じて、まったく声を発することもなく、イッた。ブルルルッっと小さく体が振動した。
「すごい、すごい、すごい!! イッた、イッたぞ!」
彼女にとって生まれて初めての性的快感。
秘められていた生命エネルギーがほとばしり出た。かわいい!!」
(なんか、かわいいんだよなァ)
(まいったな、情が移りそうだよ)
「さあ、浴衣着て、温泉だ。入りに行くぞ~~」
ここ、湯西川温泉の「B」の混浴露天風呂は、渓谷沿いにある。
男の露天と、女の露天の間に、どちらからも行き来できる男女混浴露天風呂がある。――――いま、現在は混浴ではなくなっています―――
当然、ワシらは混浴に入った。
昼間の露天はだれも入っていなかった。
「いやあ~~、温泉は最高! 日本人に生まれてきてよかったのォ~~」
かおりさんは川側の湯船の縁に、両手を顎において、なにもしゃべることなく、対岸あたりを見ている。
その横顔を見ながら、この22歳の処女がなにを考え、なにを想っているのか、本当にさっぱりわからない。
さっきのことがなにもなかったかのようにケロッとしている。
(処女はなんだかわからん。ムフフッ、けど、楽しみやな~~)
処女膜無痛貫通法により彼女はオンナになっていく。
お釈迦さまもびっくり
これを読んだら
眠れなくなりますよ