官能プレイのあれこれ、その29,<13>
性感頭出し効果。レイコさん(28)パート2
「根元までペニスを入れたまま、クネクネと上下左右回転させれば、それで十分女は気持ち良くなる」
奧さんの体勢は仰向けで大の字になっている。そこにダンナが奧さんの股に腰を入れ、ペニスを挿入する。
奧さんの両脚は開いているが脚の裏はきちんと敷き布団(ベッド・床)に接している。ここが重要なところで、足は床に踏ん張れる体勢でなければならない。
つまり、奧さんはセックス中に、太ももやふくらはぎなどに力を入れられる体勢でないとだめなのだ。
女性はイクとき、両脚に力を込めないとなかなかイカない。脚を空中に浮かした状態では脚に力が込められない。
ダンナの体勢はほぼ両脚はまっすぐだ。奧さんに抱きついた形で腕立て伏せをしているのに似ている。
ダンナさん、ワシの言ったとおり、腰をクネクネと振り始めた。
「これなら、ずいぶん楽だよ」
「ああ・・・、気持ちいい・・・、このまま続けてくれればイクわ」
「セックスにおいて、一番女がイク体位はこの最も基本的な正常位なんだよ」
「あああ・・・、先生、これだと、両脚に力が入るし、腹筋にも力が入る」
「そうだろ、女は性器に向かって全身の力を集中していくんだ。この筋肉の集中が絶頂の引き金となるんだ」
「あああ・・・、センセ、イッちゃう、また、イッちゃううううう、あああああ・・・・・」
「な、なんですか、先生、こんなにあっさりイって・・・、ウソのよう・・・・」
「そうだろ。きみが汗掻いてガンガンピストンしていたのがウソのようだろ」
「前戯を十分施して、女の体が出来上れば、なにもガンガンピストン運動をする必要はないんだよ」
「ピストンは時々でいい。それも鬼頭部分でバギナの浅い括約筋のところをな」
「つまりな、汗を掻くようなセックスは無駄な体力を消耗させているとみていい」
「そうか・・・、先生、アダルトビデオとかのいわゆるマンぐり返しのような体位でガンガンピストンする、あの体勢がセックスだと思わされているんですね」
「まあ、マンぐり体位でもイク女はいるよ。その場合でも女性は腹筋とか太ももに力を入れてから絶頂に達するんだ。
蟹挟みにして男の胴体を締め上げる、そんな力を入れてイク女もいるしね」
「全身の筋肉は、人間が移動したり、何か仕事をするために発達してきたとみんなは思っているだろう?
実は人間の体のすべての筋肉は人間が絶頂に達するための機能・快感として発達してきたんだ」
「ええっ!? 先生、それ本当ですか???」
「ハハハハ、冗談だよ。
まあ、それほど、セックスには筋肉の集中が必要ということさ。
けど、筋肉が種族繁栄保存のために発達したのは間違いのないところで、
案外、男の射精と女の精子受け入れにはイクときに筋肉を使うってのは“中(あた)たらずと雖(いえど)も遠からず”かもよ。ハハハ」
「さらに高度なテクになると、前戯さえも省略する。究極の省エネセックスよ」
「ウソォ~~~ッ!?」
「以前、セックスは脳でイクものだとワシはいろんなところ言ってきた。
ここさえわかれば、セックスはもっと深く、高度なレベルに飛躍できるんだ」
「そんなことを言われても、わたしらにはわかりません。どうか、先生、今、教えてください」
「では、教えてあげましょう。再び、セックス体勢になってください」
「そうそう、さっきの奧さんは大の字に、ダンナは奧さんの股に腰をいれて・・」
ダンナさん、再び、腰をクネクネと揺らすように動かす。
「あああ・・・、センセ、また気持ち良くなってきました、あああ・・・」
「いいぞ、さあ、始めるぞ―――」
次回、官能プレイのあれこれ、その30,<13> 性感頭出し効果。レイコさん(28)パート3 に続きます。セックスの本質に迫りますよ――――。
新タイトルは「非風揺葉理論」です。新解釈・般若心経(色即是空)とも言えます。
この理論が成田アキラの存在基盤と言えるものです。
よろしくお願い致します。
人生のまったく新しい未知の世界が開けてきます。
新しいステージに跳躍したい方はお勧めいたします。
しかもテーマはリアルとバーチャルの色空融合、
あなたの前に未知の空界・非風揺葉界が
見えてくる。
この小説はSFではありません。
リアルだとわかってきますよ。
新機軸小説 第一弾
「ラビア・ソーイング」