官能プレイのあれこれ、その57,<22>
見せ屋とノゾキ。ユウカさん(29)パート1
ワシはこの頃、衆目眼前座位セックスと銘打って、スカートやスラックスの尻のあたりに穴をあけて、そこからペニスを挿入し、人が行き来するところでセックスをして遊んでいたことがある。
もう25年ほど前、ワシが40代後半くらいの頃だ。
その当時、衆目眼前座位セックスなんて呼んで得意がって、やっていたのが今思えば夢のようである(笑)。
この人に気づかれずに結合するというステルスオメ(コ)、一時期ワシ、ハマって東京のいたるところでイタしていた。
あの渋谷表参道の2重パイプの手摺りに座ってステオメすると、たいていのオンナが悲鳴を上げた。中にはマゾ素質の女に限ってはイッてしまうのもいた。
ユウカさん(29歳)はマゾなので表参道ステオメでは、アソコがキュンキュンと痙攣して昇天してしまった。
「まさか真っ昼間、原宿表参道のド真ん中でHとは、どうだ、すごいだろ、衆目眼前座位セックス!!」
「ああ~~~、揺らさないで・・・、ああ、もうだめ、イク、イク・・・・」
「ムホッ、イケ、イケ~~ッ!!」
うしろから抱き締めて、少々腰を動かしても、実際にやってみるとまわりの人々は無関心。
じゃれ合っているカップル程度にしか見ていない。結合しているとは夢にも思わないだろう。
また、そういうことをするアホはその当時、ワシしかいなかっただろう。
「うう、うう、う~~~~~っ!!」
イッてしまった。
この公園のベンチの暗いところで、このステオメをやっていたときのこと。
「なに?夜のほうが感じる?」
「ここも人がときどき通るけど、夜のほうが落ち着いて感じるから」
「落ち着いて感じるって?」
「昼間のは、暴力的っていうか、怖くてパニック状態。それでもわたし、妙に感じたけど、夜のこのほうがわたし好き」
「そうか」
「わたしは多少、マゾっ気があるから、昼間耐えられたけど、普通の女性だと怖くて緊張して快感どころじゃないと思う」
「考えてみたら、外でHしてるだけでも、すごい刺激だよな――」
「ああ・・・、そう・・、ああ、そうなんですよぉ・・・あああ・・・」
その方は、おまわりさんだった!!
ワシ、血の気が引いた。
「あわわわわ・・・、どーも、すみません、すみません」
心臓がバクバクする。
「?」
おまわりさん、目を丸くしている。
「あ・・・、いえ・・・」
「この前を不審な男が通らなかったか、聞きたいんだが・・・」
「不審な男・・・・、ですか、見なかったですねぇ」
どうやら、ステオメは気づかれてないとわかり、心臓のドキドキが収まった。
「つい今しがた、この近くで強盗殺人未遂事件があってね、犯人がこの公園に潜伏しているらしくてな」
ワシも彼女も声を上げた。
「ギェエエエエ~~~~ッ!!!」
「いやあああ~~~~~、センセ、怖い! 怖い!帰る!出ましょう~~~!!」
「待て! 動くなっ!!」
ワシは必死で彼女の体を押さえた。
「だって、怖いよォ~~~!!」
「おまわりさんがいるから大丈夫だって!!」
おまわりさん、目を丸くしてびっくりしている。
「ま、気をつけて帰ったほうがいいな」
おまわりさん、そう告げて、自転車をシャリシャリ鳴らしながら去って行った。
彼女も心臓が飛び上がるほどの恐怖感で震えていたのだ。
「あれで動いていたら、オレたちがHしてるのが見つかるところだったんだぞ!!」
「もう、いやっ!! こんな遊び大嫌い!! いや~~~っ!!」
「わかった、じゃ、ホテルへ戻ろう」
「安全なところでならいいだろ」
「・・・・・・・・・」
ワシは、今夜予約しておいたシティホテルのロビーのソファでステオメを懲りずにオコナッていた(笑)
「カーマスートラ、カーマスートラ、タントラ、タントラ・・・」
ワシはわけのわからない呪文を唱えてステオメを楽しんだ。
次回は湘南海岸のある公園でお見せプレイをしたときの話だよ。
官能プレイのあれこれ、その58,<22>見せ屋とノゾキ。ユウカさん(29)パート2に続きます。
新タイトルは「非風揺葉理論」です。新解釈・般若心経(色即是空)とも言えます。
この理論が成田アキラの存在基盤と言えるものです。
よろしくお願い致します。
人生のまったく新しい未知の世界が開けてきます。
新しいステージに跳躍したい方はお勧めいたします。
しかもテーマはリアルとバーチャルの色空融合、
あなたの前に未知の空界・非風揺葉界が
見えてくる。
この小説はSFではありません。
リアルだとわかってきますよ。
新機軸小説 第一弾
「ラビア・ソーイング」
新機軸小説・第二弾
「宇宙ユーカク」
新機軸小説 第三弾
「不死鳥・アバ美希」