これはワシが32歳の時(1977年)の頃の話。
この頃、スキーの宿泊は家族的な民宿がほとんどだった。1泊3千円以下だったと思う。
ワシは友人のOくんとふたりで新潟県苗場スキー場に行き、とある民宿に泊まることになった。
雪質の悪い春先の平日だったせいで客はワシら二人だけであった。
夕食時、この宿の一人娘ミヤコさん(27歳・仮名)が食事の世話をしてくれた。
身長163ほどで、グラマラスな肉感的美人。髪をアップにしたうなじが白い。ワシはここに来て、すぐに彼女に目をつけた。
「平日はガラガラ、今日はお客さんたちだけ」
ミヤコさん、料理をテーブルに運びながら、にこにこと愛嬌を振りまく。
「池袋? オレその近くだよ。へぇ-、東京にいたことがあるんだ」
「空気がきれいだし、田舎のほうがいいのかな」
「へへっ、いろいろ事情があってね-」
厨房には彼女の親父と母がいて、ワシらの会話を聞いている。
ワシはスカートに張り付いた彼女の尻を見る。デカくて、丸くてイヤらしい。見ているだけで催してくる。
Oくんは、彼女がセクシーな女だとは認めているようだが、料理とビールを楽しんでいる。
「12部屋、わたしひとりできりもりしているんですよ~~、ひどいでしょお~~~~」
親父さんが笑いながら、
「ハハハハ、だれかいませんかね-、養子になってくれるひと」
ワシは彼女の身のこなし、化粧の具合、話し方、声のトーン、眼差しから、この女は相当なスケベ女だと確信を持った。
なんの事情で田舎に戻ったか解らないが、東京でセックスにまみれていたであろうことが顔の表情から、ちらちらと見てとれる。
こういうのを世間では色気があるというんだろうが、それがムンムンと常時、発散しているのだ。
ワシは自然に本能的に、この女のオマンコにチンポを挿入する方向に気持ちが高まっていった。
Oくんは、相変わらず料理と酒を楽しみ、ときどき、相づちを打つ。
Oくんは通常の旅の情緒に留まり、ワシはすでにペニスが勃起するほどの“脳感”に没入している。
スケベ男と常人の差はこうも違うのである(笑)。
「ごちそーさま、あ、そうだ、ミヤコさん、夜3人でトランプしない?」
「あ、いいですね――」
「おとーさん、いいでしょ~~。お客さんいないし-」
厨房の親父さん、大きな声で、
「ハハハハ、勝手にせい!」
部屋にはその上で食事もできるほどの広めのコタツがあり、ワシら3人はポーカーを始めた。
Oくん、ワシが彼女をポーカーに誘ったのがことのほか嬉しいらしく、メガネの目を細めて顔を赤らめながら急に饒舌になった。
「そうですかー、ミヤコさん、27には見えませんよね――」
「23くらいかと思ってたよ」と、ワシ、すこしヨイショ。
「実は出戻りなの。今となっては子供できなくてよかったかなーって」
Oくん、なんとなく、ギャンブラーっぽく、手首を回転させカードを捨て、
「だめだ、オレおりるよ。ワンペアじゃ話にならん」
こんなキザな口調は初めて聞いた。この美人にそれとなくアピールしているのだ。
ちなみにワシも彼も妻子持ちだ。
「ミヤコさん、オレと勝負する?」
「いいわよ」
ワシは彼女の目に焦点を合わせ、まったくズラすことなく見入った。
「きみと本当の勝負をかけたいんだけど、いい?」
ただならぬワシの眼力に彼女は気づき、ワシの目の奥を知ろうと目を合わせてきた。
ワシのスケベ顔が炸裂。どんな顔かというと、アンタとオマンコしたいとモロに訴える表情なのだ。
オマンコしたいと念じたスケベ光線は、不思議と女に通じる。
これはオスとメスとの本能的な生体装置なのだ。
いままでワシは、これで何人の女をモノにしてきたことか。
「10円単位でちびちび賭けて、成田、おまえ、大げさ過ぎるんだよ~~~」
「ミヤコさん、勝負かけるよ、ポーカーフェイスでいこうな!」
ワシの右足が彼女の股間に侵入して行っていたのだ。
ゆっくりと太ももを摩る。彼女は拒否しない。ワシはチンポが勃起した。この初動勃起、これ感じるんだよなぁ(笑)。
ワシは足の指をパンティに接触させ、パンティ越しにアソコを愛撫した。
わずかだが湿りを感じた。彼女も相当感じて濡れているはずだ。
役はフルハウスだった。
ワシはコタツ下の勝利をもって、わざと大きく、負け声をあげた。
「成田、おまえいいよなー、こんなちっせい賭けで楽しめんだからよ――」
メガネのOくん、タバコをくゆらせながら、にやついてカードをシャッフルしていく。
ワシは大勝負に出た。
脳感エクスタシー編、その23、男の脳感について、パート4に続きます。
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新タイトルは「非風揺葉理論」です。新解釈・般若心経(色即是空)とも言えます。
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この小説はSFではありません。
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新機軸小説 第一弾
「ラビア・ソーイング」
新機軸小説・第二弾
「宇宙ユーカク」
新機軸小説 第三弾
「不死鳥・アバ美希」